投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。
注目銘柄(市場/業種)
クロップス
(東証一部/情報通信)
株価
976円(人々は、先走りを反省したあと地道に堅実に前に進んでる。)
業績財務と指標とそれに対する分析
今日は分析。ROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で10%以上かつ 3期現金抜きCF倍率(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2019/01/27/210000)で5倍以下のものからきになったものをチョイスして分析します。クロップス。主に携帯ショップとかその他色々。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年11月01日に取得。
業績
一言で説明しにくい。セグメント。
移動物体通信は携帯ショップ。店舗転賃貸はテンポイノベーション、その他文房具卸とかビルメンテ、人材派遣等々いろいろつまみ食いしてる感じ。節操ないし強みとか本体はなんだ?とか言いたくはなるけど、それぞれ黒字で儲かると思ったことをやってそつなく儲けてるみたいな種の会社に見えます。
ちなみにいちおう主業はキャリアショップのようです。真ん中においてる。
で、目先時価総額93億程度(持ち分50%以上のテンポイノベーションが167億)で目先1Q(この記事投下時点は2Q出てますが)で現金70億とかでここ3年のFCFはおよそ40億とかになるので事業評価は自身の稼ぎ2年分とかはそうですね。まあただここ2年がCFでる年だった感はありますが。
それで全体としてはm2020年まで長期成長感あります。利益も毎年じゃないですがおおよそ売上についてきてる感じですね。というわけで成長です。原価率については2020、2021で低下が見られます。
ただ2020年は減収「店舗転貸借事業および不動産売買事業につきましては、主要顧客である外食業界においては、緊急事態宣言に伴 う休業・営業時間短縮要請により、売上高、来客数が大幅に減少し、さらに酒類提供の時間短縮の影響もあり、特 に飲酒業態においては、極めて厳しい状況が継続〜卸事業につきましては、文具包装資材の企画・販売では、新型コロナウイルス感染症による影響により、通信販 売において在宅勤務の推奨が追い風となり、文具、机や椅子の家具類が好調であったことに加え、感染症対策商品 (フィルムやパーティション等の飛散防止用商品)の需要が堅調に推移」とかでいいことわるいことありましたがコロナの中でほぼ業績にダメージを受けてないのはうまく乗り切ってる感はありますね。てか各数字をみると携帯と人材派遣が苦戦ですね。
で、計画で過去最高水準で1Qで増収増益ですね。過去から見てもいい成績にみえます。
総じてどれも高収益って感じでもないものをミックスしつつ安定的に利益をだしROEも10%程度水準を維持してる感じでなかなか運転うまそうという印象は。ROAはさすがに低いですが。
財務
資産増。自己資本比率も自体は低いも借り入れは減らしてきて有利子負債比率はぐんぐん落ちてますね。蓄財は順調というふうには。
目先1Qで総資産244億で流動134億は現金70億で有形33億はまあ普通として差入保証金が多めですね。56億。テンポイノベーション関連かとは継続して伸びてます。
現金あたりも伸びる傾向。
負債は143億で、主なのは長期預かり保証金56億であとは特に目立つものは。借り入れも近年は減らす傾向でテンポイノベーション関連と思われる差入保証金と預かり保証金が嵩増ししてそうなところはあるので実際はめっぽう財務健全ぽく見えますね。
CF
2020〜2021が大きく営業CFが入ってます。棚卸し資産減と差入保証金の影響ですね。これらが減って大きく資金流入。2019年以前は逆で資金が出てる感じでしたので、2020年で在庫減の差入保証金減でこれは規模拡張が反転したとも言えることでこれをどう考えるか。
コロナの中の話なので見方次第だと思いますが、コロナ以前では拡大で資金の入りが抑えられCFが抑えられたたがひとまず拡大が止まったところで大きくお金が入ってきたような状況です。伸びが抑えられると資金繰りはぐっとラクになりそうなところは。還元にも向かってくるかもでなかなか判断が難しいところですね。
もっとも目先は増収でもあり一時足踏みしただけになるかもしれません。
日足週足月足の値動き判断
日足であげ
週足であげ
月足でふいてさげてまたあがりかけ。
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2017年の噴きがなかなかインパクトありますが、いちお2009から2017年まで一応上昇で2017年に大噴火してそのご鎮火してコロナで穴埋めしてまた上昇に来てる感でいちおう長期上昇の流れなのかなあとは。週足レベルではなかなか順調にみえます。コロナ安値372を底富みたいですが流石に遠いので2021年8月の881あたりを底に見て長期上昇継続を狙うのがよいのではないか。
ファンダ的には、事業がバラけておりシナジーにもとぼしそうでいかにも強みとかが見えにくい種の会社。ただいずれも堅実に利益をあげていてそつなく事業を回せるようなところもあり器用富豪まではどうかとおもうけどなかなか器用な方には。その中でテンポイノベーションは儲かりそうと思って始めたら思った以上に伸びた感もありますね。で、全体としても毎年増益まではいかないけど成長感ある程度は伸びてます。
財務に関しては良くは見えないけど、不動産も絡み、資金拘束がありそこで自己資本比率など下がってるところもあり理由もあり実際言うほど財務はわるいようにも。ただ、伸びるとCFは抑えられるところはありそうで目先CFが潤沢なのは目先伸びが抑えられてるところもあり結構痛し痒しなところも。業績自体はコロナにめげず伸びてるという感じですね。
評価。
PER9とかPBR1とか。
あまり高評価されるようなスタイルにも思えないし絶対の収益性自体も高くもないのですが、状態に比してちょっと評価低い気は。実際ヒストリカルなPERでは低い方にでてるようです。2012年以降で平均取るとPER12くらいのようですね。
ただあまり強さを信じられず警戒もされるようなところもありそうでコロナのピークではPBR0.4台もあったようでだからどう考えるかですね。
とはいえ成長鈍化してもお金入ってくると思えば下もそう掘るのも考えにくくわりと堅い方の選択には思えますが。
リンク
ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9428
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9428
IRBANK:https://irbank.net/9428
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
決算期間中ですが特に個人投資家が好きそうな成長株が期待が高い?というか投資家心理が冷えてそうな気はしてますね。
いろいろ反応がしぶいしそして指標的にかなり低い水準になってきてる気が。すぐ反転というのも楽観すぎかもですが、一つふたつ試練もあるかもしれませんがそのうち反転かなあとは思ってます。
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記事補足してます。