投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
エムケイシステムとその他
株価
512円(人々は、上を目指しても毎回叩かれやる気を無くしてきている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 3910 | 4349 | 4476 | 3088 |
---|---|---|---|---|
企業名 | エムケイシステム | テスク | AI_CROSS |
マツキヨココカラ &カンパニー |
市場 | JQS | 名証二部 | 東証マザ | 東証一部 |
業種 | 情報通信 | 情報通信 | 情報通信 | 小売 |
時価総額(億) | 27.8 | 11.4 | 66.9 | 7234.1 |
株価 | 512 | - | 1671 | 5060 |
決算期 | 2022/03予 | 2022/03予 | 2021/12予 | 2022/03予 |
予想売上(億) | 28.9 | 20.5 | 25.3 | 7,440.0 |
予想営業利益(億) | 2.2 | 2.0 | 2.3 | 382.0 |
営業利益率 | 7.61% | 9.51% | 9.05% | 5.13% |
予想純利益(億) | 1.4 | 1.3 | 3.3 | 352.0 |
売上成長率(年複利/期間) | 20%/9年 | 1.7%/15年 | 44.9%/4年 | 5%/13年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 1.9%/9年 | 13.8%/15年 | 220.2%/4年 | 12.4%/13年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 31.7%/8年 | 3.9%/14年 | 67.7%/3年 | 8.2%/12年 |
PER | 20.13 | 8.81 | 19.86 | 14.70 |
PBR | 2.14 | 0.86 | 4.48 | 2.11 |
ROE | 10.6% | 9.8% | 22.6% | 14.4% |
ROA | 6.2% | 3.5% | 22.0% | 9.5% |
配当利回り | 1.56 | 1.85 | 0 | 1.38 |
配当性向 | 31.5% | 16.3% | 0.0% | 20.3% |
総資産(億) | 22.4 | 36.2 | 15.1 | 3689.2 |
自己資本(億) | 13.7 | 12.5 | 11.8 | 2464.2 |
自己資本比率(%) | 60.9 | 34.6 | 78.6 | 66.8 |
一言感想 | 増収足踏み | あげ | あげあげ | いちおあげから・・? |
今週は比較。2021/10/24時点でトリガーを満たしている(専門用語)から、比較記事に取り上げたものがないものの中でROEが10%以上ありそうなものから気になったものをチョイスして比較します。トリガーを満たしてる(十分評価が低い)から、それなりに効率的なものを拾うという意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年10月28日取得。エムケイシステム。社労士系の人材系の計算業務支援ソフト。比較に業務ソフトっぽい。ゲストにエムケイ(MK)仲間のマツモトキヨシ(MK)。
エムケイシステム
業績
主にこれ。
業務用専門ソフトってところでしょうか。この手のものは伸びるなら利益率などが向上するケースが多いのですが、ここは伸びながら利益率の低下が見られます。
貼ろうか。原価率が伸びる傾向だね。
2019「前期と同様に営業活動の強化並びにサービス提供体制を拡充したこと等により販売管理費が増加」・・増えてるの原価率ですね。
2020「新製品のリリースに伴い減価償却費が増加したこと等により、前期に比べ売上原価が増加」だそうです。
2021「開発体制の強化による労務費の増加やソフトウエア償却費の増加により売上原価が増加しました。また、東京オフィス移転によるオフィス賃料等のコストが増加することにより、販売管理費が増加」だそうす。
なんというかコストが抑えられてない印象は。落ち着けば利益率は高くなる気はしますが、現状までは冴えないところが多そうです。また2021年の増収率が成長鈍化も懸念されるところでこれらを払拭できるか?がポイントにはなりそうな。
1Qで増収も赤字ですね。もっとも1Q時点では例年利益は低い水準は留意。ただ赤字までは過去もあまりないですね。まだ1Qでまだわかりませんが現状では復調をイメージするのは難しいかな?という印象。
2018年位までは高ROEを維持し高成長高収益ソフト会社感も出てましたが、目先のROE水準はよくあるソフト企業くらいかな?という印象です。
財務
財務は悪くない。
前期末で総資産22億で有形固定2.2億ほど。前期増えてるけどこれはオフィス移転によるものっぽいですね。無形資産は比較多く6.5億ほど減ってますね。減価償却はいってそうでここがもっと減ると利益貢献もでそうな?
流動は11億ほど。増えてる感じでもなく。
いちおう純資産BPSなどは増えてるけど、2017年辺りから財務は進んでいるというより足踏み感が強いかな。
総じて強いソフト会社という印象はあまりない感じでしょうか。
CF
営業CFはさすがに安定。ただ設備投資はそこそこ大きくいうほどFCFにはつながってないかもしれない。ソフト会社だと常に営業CF>設備投資がほしいところですが2021は未達。
テスク
業績
こういうの。
2017年くらいまで成長感もなく薄利でBPSも微妙に伸びてるかなあ程度で現状維持でいっぱいあるいは停滞蓄財くらいな印象が。2018年以降は成長風になってきて増収増益が続く。
2018「社員教育投資、当社オリジナルパッケージ・ソフトウェアである小売業
向けの「CHAINSⅢ+」および卸売業・メーカー向けの「GROWBSⅢ」への開発投資効果もあらわれ、受注は好調に推移~2012年よりサービス提供を開始しております、ホスティングサービスおよびクラウドサービスなどの定常的に収入を得られる継続型ビジネスの受注も順調に積み上がり、安定的な収益の確保に貢献できるボリュームまで事業が成長~当事業年度の売上高は、大型のプロジェクトにおいて大規模な仕入商品の販売があり」いろいろ軌道に乗ってきてる感ありますね。
ぜんたいとしても原価率が低下傾向ですね。軌道にのって収益性が高まってきたみたいなところは。
ただ、芳しくなかったものが向上してきたくらいで現状は傑出した収益性を誇るとかそのような水準ではなさそうです。
この収益性向上がもっと進むか?ですかね?
1Qで横ばいに近い増収減益。まだ分かる感じではないですね。計画は保守傾向が強そうです。
財務
2019年まで資産微増という印象でしたが2020年に大幅資産増自己資本比率低下、有利子負債増加のムーブ。
「新本社取得による短期借入金11億34百万円の増加」
借りて本社こさえたと。
前期末で総資産36億で有形固定19億。でこれは2018年で2.6億とかなのでいきなり豪華なもの建てたなって感想。
流動は15億で10億現金。いちおう現金増えてる。まあ借り入れも増えてるけど。
負債は23億。長期借り入れで18億とかですね。
・・・なんか無理してマイホームを買ったサラリーマンみたいで個人的には好ましくないですが、このムーブをどう考えるかですね。
CF
営業CFはさすがに安定的で投資もすくなく2019までおおよそFCF出てますね。
それが一気に2020、2021で借りて大きく投資してのムーブでだから新本社。
配当は据え置き。
株主より本社なんですね。という感想です。
AI_CROSS
業績
こういうの。SMSのスパ・・じゃなかったお知らせを送るツールと人事業務支援というかんじでしょうか。
2019年上場で現状成長が続いてますね。
ソフトなので原価率販管費が下がってほしいところですが現状足踏みで利益率は10%ほど。順調ならばいずれこれらは下がりそうな気はします。
まだ実績値がすくなくわからないところはありますが、現状めっぽう高ROE高ROAで傑出とまではいきませんが、普通に順調で高収益なソフト会社のようには。
2Qでかなり弾けた決算で通過。
よくわからないけどけっこうよいのではないでしょうか。
財務
目先2Qで、総資産19億で流動17.7億で現金14億。負債は合計4.5億とかですね。未払い法人税と買掛が主。
うーん順調なソフト屋だなあという感想ですね。どっかの本社買ってる会社は見習ってほしい。
CF
CFでるよね。FCFもでるね。現金積んでますね。
配当はまだのようです。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげ
週足であげてさげ
月足であげたりさげたり
確認。
評価・売買判断
エムケイシステム
テクニカル的には、長期に上げたり下げたりでレンジにとどまってる感ある。2015年の2209の高値も破れず、コロナ語もグダグダ感ありなかなか冴えない推移。レンジ機能を見るなら2018年の底361を見ながらというのはあるかもしれない。
ファンダ的には、ニッチな専門ソフトで伸びてて高収益だった印象ですが、数年で状態は随分陰った印象。業績もコストを抑えるのに苦戦感あるしCF財務も強さを感じるような状態でもなく、現状強さをあまり感じなくなってる感じ。ただ普通に稼げているのでだめな会社なわけでもないし、目先成長してるしまた見せ場もあるかもしれないとは。
評価。
PER20のPBR2とか。ソフト会社としてはなかなか高評価で期待を織り込んでそうな。現状会社は期待に答えられるような状態を見せてない気は。
情報企画あたりはより状態がよく低PERだし今回比較のテスクあたりはより近いROE水準ですがPERPBRも半分以下程度。というわけで復活の一撃が必要な。うんだから会社が見せる弾けた決算。それを見込める根拠があるかどうかな気がします。
テスク
冴えない感じのソフト会社が近年は軌道に乗った感があり成長に収益性が向上みたいなところは。ただ冴えないのが利益でるようになったで高収益になったではないようには。この業績良化がどこまで進むか?はポイントかと。
で、大型投資。借りての大盤振る舞いでバランシートの半分を占めるまでの大きな本社。これは多くのソフト会社には過剰な資産には思えます。このあたりどう考えるかですね。自分はちょっと稼げるようになったからって調子に乗りやがってです。
評価。
PER8とかPBR0.8。普通に稼ぐソフト会社として低めの評価かな?という印象。近年は業績は良化感もあり、この傾向が続くなら妙味のある水準に見れます。
気に食わない点もありますが、評価もそれなりですのである意味バランス取れれて、選択肢にならないかといえば選択肢になりえるような気はします。あとは好みの問題でしょうか。
AI_CROSS
SMS配信ツールですが、上場してまだ実績も少なく状態は測り難いところはあるけど、現状既に高ROE高ROAで相当な収益性を見せてますし、ソフトということもあり規模拡大するともっと利益率が高くなりそうな気も。
目先も絶好調の部類で通過。
財務CFも好調で高収益なソフト会社に見えますね。
評価。
PER20ほど見せてる成長性にしては低評価には。成長率>PERですし。たかがSMSみたいな警戒はあるかもです。成長鈍化を織り込んでるとも。そのへんはどう考えるか。
成長鈍化あるともっと下のPERも考えられるのでなので考え方しだいですね。
マツキヨココカラ&カンパニー
「マツキヨココカラ&カンパニー」など統合新会社、10月から相次ぎ始動 - M&A Online - M&Aをもっと身近に。
「マツキヨHDは2017年3月期まで最大手だったが、その後、順位を大きく下げた。規模優先にブレーキをかけ、同社の売りであるPB(自社企画)商品などに代表される質の追求に転換し、収益率で業界トップクラスを実現。今回の統合で名実ともに「日本一に返り咲く」」
言われて営業利益率みると2020年とかで6.3%とかなり高いですね。長期に地味な原価率低減。真面目なコストダウンが伺えます。
とはいえ他のサンドラックあたりも肉薄してていうほそ収益性でも突き放してないところは。とはいえ長期に成長してますし収益も安定でROEあたりも安定的で高成長とかではないも安定して企業価値を高めている印象はあります。
上の表の売上BPSEPS各成長率も普通に悪くない水準です。
財務は改善。営業CFも安定でだいたいFCFもでると。
総じてかなり堅実味のある小売という印象。
・・・というのはマツキヨ時代。まだココカラと統合した財務諸表が出てないので。それはこれから。ここではココカラと足して考えるまではいたしません。
これでココカラと統合し最大手に返り咲きどうなるか?みたいなところは。
とはいえここでざっとみると、財務はそんなに悪くなくてそう変わらない気は。業績はマツキヨより収益性が劣る感じですね。これにテコ入れできると伸びしろありそうです。
評価は現状PER20のPBR2.8程度。マツキヨとしてはわりと高水準の評価帯みたいです。いくらか統合にも期待を織り込んでるとは見てたほうが良さそうですね。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
平和な感じです。
記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
記事補足してます。
この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。