大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(1911)住友林業/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

住友林業とその他

株価

2092円(人々は、丘を登ってくるもぬかるみにはまってもがいていたが、一気にぬけだしまた登りだしている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 1911 2983 8886 4203
企業名 住友林業 アールプランナー ウッドフレンズ 住友ベークライト
市場 東証一部 東証マザ JQS 東証一部
業種 建設 不動産 不動産 化学
時価総額(億) 4209.1 75.8 55.8 2370.4
株価 2092 5700 3770 4780
決算期 2021/12予 2022/01予 2022/05予 2022/03予 I
予想売上(億) 13,100.0 270.0 500.0 2,300.0
予想営業利益(億) 880.0 12.0 18.8  
営業利益率 6.72% 4.44% 3.76% #VALUE!
予想純利益(億) 600.0 7.0 9.5 145.0
売上成長率(年複利/期間) 2.4%/15年 17.5%/3年 6.3%/15年 -0.7%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 11.4%/15年 18.3%/3年 3.7%/15年 1.3%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 4.9%/14年 23.1%/2年 6.1%/14年 0.8%/14年
PER 6.33 10.64 5.79 15.51
PBR 0.93 2.23 0.82 1.11
ROE 14.7% 21.0% 14.2% 7.2%
ROA 5.5% 4.4% 3.7% 4.2%
配当利回り 3.35 0 4.24 1.88
配当性向 21.2% 0.0% 24.6% 29.2%
総資産(億) 10911.5 160.2 257.4 3457.6
自己資本(億) 3674.6 23.0 64.9 2002.1
自己資本比率(%) 33.7 14.3 25.2 57.9
一言感想 びあげ あげあ 確変? 停滞蓄財

 今週は比較。2021/10/24時点でトリガーを満たしている(専門用語)から、比較記事に取り上げたものがないものの中でROEが10%以上ありそうなものから気になったものをチョイスして比較します。トリガーを満たしてる(十分評価が低い)から、それなりに効率的なものを拾うという意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年10月25日取得。住友林業。木材系住宅。比較に住宅っぽい。ゲストに住友仲間のベークライト。

住友林業

業績

名前の通り林業系でなんでも日本の国土800分の1の山林を所有してて取れる木材を建材にして売ったり、自分で住宅建てて売ったり。ある意味山林管理から住宅建設販売まで一気通貫

以下セグメント。期替えで短くなってるのは留意。

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不動産で海外国内で半々程度で8割ほどですね。建材が有る意味祖業となりそうです が、非常に薄利ですね。付加価値が低く稼げないとなりそうです。2020年はわりと減収ですが以前からアクリなようです。国内は前期は低調で普段はもう少し売上出てそうで利益ももっと上みたいですね。利益自体は海外の方が出てそうです。

な、かんじですが、全体としてはゆるく成長してる感はあります。シクリカル味はありますが目先はリーマン前のピークより業績が出ています。利益にしろ長期に増加傾向ですね。BPSくらいも伸びてる感じです。速度自体は早くないですが地味にのびてるという印象。原価率あたりは最近は低下してますが、長期低下傾向と見るのもどうか。コロナの影響っぽくもありそうでこれはもっと長く見る必要があるかもしれません。

総合してパンチ力とかないけど普通に稼いで地味に伸びてるという印象。

2Qで好調な通過。絶好調かも。計画も過去最高水準のものが出てますね。短信では数字だけ出してるタイプ。で、今期は2Q前ですが上方出してますね。「米国の旺盛な住宅需要を背景に、戸建住宅事業において販売価格の上昇により利益水準が想定を上回ること、加えて米国の不動産開発事業の物件売却に伴う利益の増加などを主たる要因として、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回公表値を上回る見込」

海外が好調って話ですね。

 

財務

資産増。自己資本比率あたりは長期に下落傾向は認められます。有利子負債あたりものびてます。のように財務改善は進まないけど規模は伸びてる感じ。

前期末で、総資産10900億で有形固定は1860億で伸びる傾向、流動が6800億でこれは右肩ですね。仕掛け販売様不動産あたりがめっぽう伸びてる印象。米国でしょうか?

伸びたのはだいたいこの仕掛販売不動産のせいっぽいですね。総資産2014年4500億が2020年6800億で差額2300億。仕掛販売不動産が2014年100億2020年2250億で差額2150億。

海外の伸びが引っ張ってる感は。で、今期2Qでも仕掛販売不動産増えてます。

借り入れは有利子負債がほぼ2300億くらいかな。仕掛販売不動産よりは少なさそうですね。

 

CF

で、これが偉い感ありますが、不動産販売を伸ばしてる場合営業CFが赤字推移場合が多いですがここは営業CF黒字維持ですね。抑制的というか資金繰りや財務規律も見ながら伸ばしてる感はあります。投資もするとFCFはマイナスっぽい推移ですね。足りない分は財務というか有利子負債増えてますし。

ただ投資は有価証券もめっぽう取得してて有形無形固定資産の投資のみだとFCFプラスに出そうですね。

というわけでめっぽう固そうな気は。で配当は長期に減配なさそうですね。2020年は減配ですがこれは短いですし。配当性向自体は低めです。

 

アールプランナー

業績

愛知県中心の分譲住宅。

並べてみてみたもののまだ業績が揃わなく、まだなんともいい難いですね。

とはいえ結構な高成長ペース。

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見た感じ原価率も販管費も下がる感じじゃないので売上だいじ。

で、まだ利益は不安定感あるけど伸びれば利益も安定してくるとは思います。

2Qで上方を伴い通過で好調感あります。

 

財務

財務わるい。自己資本比率は目先16.7%で総資産203億のうち負債170億のうち借り入れが120億近く。資産は流動190億でうち135億が在庫ですね。現金が48億。

バリバリ借り入れして在庫を揃え回転売買して肥大化する不動産販売の鑑。

ちなみに今期2Qで前期末から商品増やしてますね。

 

CF

営業CF黒字なわけがないとみると、2021年はプラスですね。棚卸資産の増加抑えてて上場も踏まえて調整したかも感は。

上場前はたっぷり赤字。FCFでは見えるところはみな赤字。

というわけで借り入れを拡大しながら在庫先行で拡大してるやつですね。無配。

 

ウッドフレンズ

業績

住宅販売が主だけど、施設運営とか仲介とかの総合不動産味は。まあ住宅販売が主です。

長期に地味に成長。営業赤字もないですね。薄利で利益も不安定感ありますね、BPSくらいはおおよそ右肩。

原価率にしろ販管費率にしろあまり下がる傾向がなく合わせて営業利益率4%もないのでどちらかが2%も動けば利益は半分以下なかんじだし今後も薄利のこの傾向は続きそうな?

目先決算というかここ半期は反動も有るのかなかなか以上に好調ですね。ですが計画は強気感。過去みても強気傾向はありそうです。

 

財務

財務はわるめ。自己資本比率などは水準を維持しながら資産増、BPS増は見られますね。

前期末で総資産260億で有利子負債が135億流動が210億とかですが流動はあまり増えてる感ないですね。

固定資産は近年増えてます。土地とかも増えてるので収益物件取得してそうですが。

いずれにせよ各資産、負債、循環性もつよくいまいち伸びてるという感じは・・有形固定は伸びてますね。BPSとか純資産は伸びてるけど今ひとつ価値向上って印象にならないのはマイナスかなあとは。

 

CF

営業CFは赤字混じり。FCFも含めちょっと長期にプラスとも見え難く。

不安定な印象ですね。まあ不動産販売はこのへん安定しにくくは有ると思いますが。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげてもみあい
週足であげて調整ですかね。
月足であげ
確認。

評価・売買判断

住友林業

テクニカル的には、長期には上げ感あります。2017〜2020に調整っぽい動きもコロナ以後は伸びて2021年に2582が最高値。以降は調整気味の推移ですが目先は日足で反転感も出てきてるという。夏の安値1942を底に見て長期上昇狙いでよいのではないか。


ファンダ的には、長期に地味に伸びてる感もある林業&住宅。林業は薄利で住宅で稼いでる感はあります。で、目先好調を引っ張るのは米国っぽく。

財務で仕掛販売不動産の増加が目覚ましい。今期2Qまで。も、営業CF出しながらで好調だけど抑制的感はあります。ただ有価証券など買いながらもFCFはマイナスで財務自体は借り入れなども増やしいい方ではなく、伸びてきて在庫も増えてる米国がコケると厳しそうなところはありそうです。この辺のリスクをどう考えるかですね。

まあ総じて伸びてる不動産にしてはなかなか管理的な趣は感じます。というかまあ高成長ではないですが。

評価。

PER7とかPBR1とか。好調ではあるがシクリカルな不動産販売主業だしあまり高評価にうなるというのも考えにくく、こんなもんかもしれない。

過去から見てもPBR1ほどはよくある水準。好調が続けばBPS増くらいの恩恵はありそうな気はします。あと配当狙いもわりと機能しそうです。あとあまり化けるタイプじゃなさそうね。大きく狙う人は外れそうだね。

 

アールプランナー

上場したての不動産ですが、よくあるバリバリに借りながら在庫を揃えてバリバリに売るスタイル。オープンハウス味。まあオープンハウスよりもっと財務わるいし、営業CFもド赤でより前のめりですが。

回転してる限りは高成長しそうです。回転が悪くなるととたんに資金繰りに詰まるし場合によっては倒産もちらつき評価も地に落ちるタイプですね。今は調子良さげです。

評価。

PER10のPBR2.2とか。これでも不動産販売としては評価高めと思ってたほうが。このへんは好調でもPER5以下とかも平気でつけられます。ただ高成長で高ROEなので好調が続けばみるみる肥大化しBPSEPSも跳ねうるものでもあるので、震えながら成長を待つのも一つの手かと。

他の多くのイケイケ不動産販売と一緒ですね。ハイリスクハイリターン。

 

ウッドフレンズ

長期に増収傾向でもあり、純資産は増だしBPS増ではあるが、薄利でもあり財務もいまいち良くなってるという印象も受け難く、CFも不安定さも感じるところで今ひとつという印象というか、成長とか停滞とか以下の現状維持に一杯感は感じたります。いや、増収もあるし、BPS増だし目先も好調ですが。

好調が続けば状態がぐっと良くなるは考えられなくもないですが過去が過去だけに・・いや、赤字も少なくBPSくらいは伸ばしてるけど。と、端切れのわるい印象を受ける感じ。

評価。

PER6のPBR0.8。これは不動産販売としてはわりとありそうな水準。好調が成長になるのならわりといいかもしれないけどどうでしょうね・・?

ウッドフレンズとしてもわりと高めなPBRつけてるようです。下は0.4近辺など。まあ今は好調なのでわかるはわかるではありますが。

・・な感じでなので好調は織り込んでてて好調が長く続くかもっと弾けたものになると見込めるならいいかもしれませんね。

そうなると状態があまり良くないがゆえに伸びしろがあるという考え方もできるかもしれない。

住友ベークライト

プラスチック製品。

こういうの。かなり多角的ですね。

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とはいえ長期に成長感はなくリーマン前に業績ピークでシクリカル感あります。とはいえ、リーマン後は堅調で赤字もないしゆるく増益もしてそうでBPSなら増えてるかなあって感じでまあこういうのは停滞蓄財と見てれば近いのではなかろうかと。

1Qで絶好調ですね。「昨年10月の川澄化学工業株式会社の連結子会社化に伴う売上増加」という事情もあるので割り引いて見るべきですがそれでも好調ですね。

他にもSBバイオサイエンスの吸収とか上野川澄化学工業も医療系で医療に注力感はありますね。

こんな記事も。「住友ベークライト、医療機器で国内上位へ、25年度に売上高3割増」

https://www.chemicaldaily.co.jp/%E4%BD%8F%E5%8F%8B%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%80%81%E5%8C%BB%E7%99%82%E6%A9%9F%E5%99%A8%E3%81%A7%E5%9B%BD%E5%86%85%E4%B8%8A%E4%BD%8D%E3%81%B8%E3%80%81%EF%BC%92%EF%BC%95/

この目標にむけて目先は結果は出つつあるにはなると思いますがさて。

財務あたりは地味に伸びてるくらい。上記の買収で目先は財務悪化で有利子負債も増えてるね。

CFはかなり安定的でほぼFCFも出てますね。まあ安定性は高いけどやはりBPSとかも 1.3%/15年とか伸びなので今までは低ROEの停滞企業って感が強いですね。上の施策で返信できるか?ってところ。

PBR1.1ほどはあまり返信するとは思われない・・とは思いますがこれでもベークライトとしてはPBRも低くもないので期待も入ってそうです。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転です。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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