投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
明治ホールディングスとその他
株価
7030円(人々は、一気に拠点を奪うもその後は防戦一方になっている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 2269 | 2206 | 2201 | 6384 |
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企業名 |
明治 ホールディングス |
江崎グリコ | 森永製菓 | 昭和真空 |
市場 | 東証一部 | 東証一部 | 東証一部 | JQS |
業種 | 食料品 | 食料品 | 食料品 | 機械 |
時価総額(億) | 10733.6 | 2810.6 | 2154.0 | 100.3 |
株価 | 7030 | 4105 | 3975 | 1544 |
決算期 | 2022/03予 | 2021/12予 | 2022/03予 | 2022/03予 |
予想売上(億) | 10,190.0 | 3,440.0 | 1,750.0 | 120.0 |
予想営業利益(億) | 1,060.0 | 190.0 | 170.0 | 13.2 |
営業利益率 | 10.40% | 5.52% | 9.71% | 10.98% |
予想純利益(億) | 950.0 | 120.0 | 117.0 | 9.1 |
売上成長率(年複利/期間) | -0.8%/11年 | 1.6%/15年 | 0.3%/15年 | 0.9%/15年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 23.2%/11年 | 7.4%/15年 | 8.9%/15年 | 10.1%/15年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 8%/10年 | 4%/14年 | 5.4%/14年 | 1.9%/14年 |
PER | 10.74 | 22.18 | 17.09 | 10.41 |
PBR | 1.62 | 1.14 | 1.61 | 0.97 |
ROE | 15.1% | 5.1% | 9.4% | 9.3% |
ROA | 8.9% | 3.5% | 5.8% | 6.0% |
配当利回り | 2.28 | 1.71 | 2.01 | 3.89 |
配当性向 | 24.4% | 37.8% | 34.4% | 40.5% |
総資産(億) | 10670.0 | 3400.8 | 2019.2 | 153.1 |
自己資本(億) | 6214.3 | 2217.6 | 1230.1 | 100.1 |
自己資本比率(%) | 58.2 | 明治に対抗して | 65.4 | |
一言感想 | 停滞蓄財 | 停滞蓄財 | 停滞蓄財 | 蓄財 |
今週は比較。2021/10/24時点でトリガーを満たしている(専門用語)から、比較記事に取り上げたものがないものの中でROEが10%以上ありそうなものから気になったものをチョイスして比較します。トリガーを満たしてる(十分評価が低い)から、それなりに効率的なものを拾うという意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年10月22日取得。明治ホールディングス。お菓子と乳業(と薬品)の明治。比較にお菓子っぽい。ゲストに明治に対抗して昭和代表真空。
明治ホールディングス
業績
セグメントぐらいは。だいたい食品。
食品にしろ医薬品にしろ繰り返し買って食べる飲むという消費財という感じでこの手のものはだいたいシェアを握ると極めて堅い業績推移をしがちでここも該当ですね。
2017年位まで地味に増収ですが、その後は足踏み感の強い推移。営業利益で言えばずっと増益ですね。
2021は減収「新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、食品セグメントでは個人消費動向が不安視され、医薬品セグメントでは医療機関受診患者数が大幅に減少していることに加えて薬価改定の影響を受けるなど、厳しい環境下」
まあでも増益で乗り切ってるし大きく減収ってわけでもないから総合堅調ではないか。
ただ今期は結構な減収の計画ですがこれは「「収益認識に関する会計基準」等を適用するため、計画値は当該会計基準等を適用した後の金額」だそうです。事業がかわったわけでもなさそうえ増益でもあるのでやはり堅調じゃないでしょうか。いや、計画の話ですけど。
1Qで減収減益。さすがに見栄えは悪そうですね。まあ1Qだし。で、修正入ってますね。「DMバイオの株式持分譲渡に伴う上期の特別利益計上による影響、および農薬事業の譲渡」農薬事業から撤退で譲渡益で通期で業績が微減。評価し難いですがほぼニュートラルじゃないですかね。
というわけで、停滞ですね。とはいえ減収もしながら増益で、原価率にしろ販管費にしろ下げてきてますね。停滞ではあるが効率性をあげて来ているという感じですね。
財務
蓄財。資産増で純資産増、自己資本比率改善、有利子負債減少。BPSなら右肩。
事業性もあり詳しく見る必要を感じないですね。
まあ一応1Qで総資産1.1兆、流動4540億有形固定4568億。有形固定ゆるく増加ですね。
堅調ですねという感想。売上伸びてないから固定資産伸ばしてんじゃねえって話はあるけど増益もしてますね。
CF
営業CF盤石感ある。つおい。ここはさすがに繰り返し使う消費財。投資も必要です。ですがほぼ営業CF内でFCF出るやつですね。財務規模にしては現金持ってません。このあたりは自己の資金繰りに自信がありそうです。前期で1240億はいるところ貯金が400億なので。3ヶ月分の収入しか手元においてない。
で、余裕は当面は借入返済で増配傾向。借り入れもへったし増配余地はありそう。
江崎グリコ
業績
グリコ。としか。ぱっと株探開いて明治と同じような月足なので業績も近そうやなあって見ると・・
2018年まで増収で、以後足踏み。利益は2016年以降あまり水準が変わってなく。やはり大きな意味では2017年以降くらいから業績が踊り場感。
原価率は下落傾向ですが、販管費が下がってないし、明治より利益率ROEなどが下に出てますね。
目先2Qで減収増益。増益だけど長期的には足踏みの範囲内にみえます。
あ、2019年の大幅減収は期替えのせい。
財務
蓄財だけど、2018年以降横ばい感が強い。借り入れも返しちゃいましたね。BPSは増。負債を返す形で進んでるっぽいですね。
CF
CFは盤石感ある。投資してFCFも安定的。ただ伸びてる感ないですね。明治比較ででお金貯めすぎ感はあります。
営業CF170億とかで現金924億とか。明治は年収3ヶ月だけどここは年収4年以上お金持ってるという。たださすがに持ち過ぎとみたのか近年は自社株買いがわりと入ってますね。
森永製菓
業績
これも2016年辺りから下落という。2020年まで増収増益。ただ2021年は減収「外出機会の減少により、行楽需要等が落ち込んだことから「ハイチュウ」は苦戦を強いられました。また、「チョコボール」「ダース」「カレ・ド・ショコラ」「森永甘酒」も前年実績を下回り、主力ブランド全体では前年実績を下回り」
計画の減収は会計変更のせいですね。減益理由はちょっと書いてなさそう。計画はだいたい正確なのでこの辺になりそうですね。目先1Qは好調。
で、ここも原価率販管費率下げる形できててROEとかみても本来の地力みたいなのは明治と拮抗してそうな印象。
財務
各数字の印象は明治と一緒です。有形固定は大枠は増えてないね。2018年辺りまでへらしてる。そのような方針の違いはあれど全体では各数値は近い傾向の印象ですね。
順調ってことはわかります。
CF
営業CF安定。投資も入るとFCF赤字もそこそこありますね。まあトータルでは普通にプラスでしょうか。
わりと乱れるので現金はより持つ必要はあるかも。
日足週足月足の値動き判断
日足であげですかね
週足でさげか調整か
月足であげてさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、まず2016年くらいまでの一方的な上昇があり10930まで。その後はずっと調整感のある下落が続いてます。高値安値の切り下げが入りなかなか明確な下落トレンド。で、安値は6170で止まってますので、これで反転を見込むかどうか。やはり底は6170じゃないですかね。日足では反転感もでてますがさて?
ファンダ的には、盤石感のある(主に)食品メーカー。業績は安定感あり効率化も進んでる感はあります。とはいえ成長感は微妙で停滞って感じなのをどう考えるか。CFはより安定感があり財務は蓄財しながら負債返済に向かってる感じ。わりと借り入れ完済に還元強化の未来も視野にいれられそうな。
評価。
良くも悪くも停滞蓄財ですね。PER10は今期は事業譲渡で利益がはねてるところはありますのでこれは低く出てそうで常時ならPER16程度でしょうか。これだと成長感はないも増益も踏まえてこんなもんかなあとは。実際問題明治としては譲渡も勘案して平均的PERより下にでてそうですね。
伸びてない所はありますがのんびり待ってればどこかでもっと上もありそうな気は。とはいえその前にもっと下がるは有り得そうですね。普通に目先下落トレンドだし。
同じく盤石感はあるお菓子や。ただ利益率低いしROEも低いし溜め込み感もあり明治比較だとめっぽう冴えないところは。
評価。
PER20超えと高めだがPBR1.1程度。高PERは低ROEがゆえでこれは明治より低い評価と見るべきでしょう。
ですがさすがに知名度の高い企業もあり今くらいのPBRはわりと低評価な部類のようです。これも安定性あるのでのんびり持ってれば報われそうな。
ただ低ROEなので待ってる間のBPS増ペースなどは明治には劣るでしょうね。その代わり明治が低ROE化すすむと明治はよりひどいことになるという感じでしょうか。もう好みですね。
森永製菓
大きな傾向として明治とかグリコと一緒。収益性では明治森永が並びグリコは一枚落ちそう。CFまで勘案すると明治の方が安定性ありそうも森永でも十分安定してると言うかシェアを握った食品などどのみち安定的なもの。
評価。
PER17のPBR1.6とか。正直ほぼ明治と同じ評価と見ていい気が。企業状態としてもどっちもどっち感あります。
というかそれかが上がるときはぜんぶ上がる気がグリコも含めて。もっというなら株価も業績もリンクしそうな。
昭和真空
電子部品用真空装置メーカー。2014年以前は赤字も多く。以後は利益出てますね。
ざっとみるに売上80億以下になるとあんまり利益でなさそうって感じ。原価率推移見るとやっぱり売上取れてるときに原価率低め。
というわけで売上次第ではないか。その意味でここ数年以上は堅調ですね。BPSくらいは右肩。目先1Qで渋い結果でてますが受注高ははねてますね。とはいえこれは前期がやたら低い水準だった模様。貼りますか。
まあ堅調じゃないですかね?
財務はいいように見えます。現金も増えて。あと減らしてた有形固定資産増える傾向。ずっと絞ってた投資にまた踏み込んできてるかもしれない。
とまあ、総じていろいろ堅調ですね。調子に乗ってきてる(いい意味で)感もすこし。評価もPER10のPBR1とか。ニュートラルって感じはします。好調が続くとそんなにわるいことにもならない気が。ただシクリカルと言うかいつ業績落ちるかわからんところはあって、そのへんはやはり怖いですねって感じ。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
ワクチンをうって週末熱がでててだいたい寝てた。それぐらい。
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記事補足してます。
この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。