投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
Nexus_Bankとその他
株価
144円(人々は、基準もなく台風のように浮いたり沈んだりしてる。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 4764 | 8508 | 8584 | 7893 |
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企業名 | Nexus_Bank | Jトラスト | ジャックス | プロネクサス |
市場 | JQG | 東証二部 | 東証一部 | 東証一部 |
業種 | 情報通信 | その他金融 | その他金融 | その他製品 |
時価総額(億) | 86.0 | 578.5 | 1071.7 | 302.4 |
株価 | 144 | 501 | 3055 | 1091 |
決算期 | 2021/12予 | 2021/12予 I | 2022/03予 | 2022/03予 I |
予想売上(億) | 200.0 | 421.0 | 1,635.0 | 255.0 |
予想営業利益(億) | 35.0 | 55.0 | 235.0 | 22.0 |
営業利益率 | 17.50% | 13.07% | 14.37% | 8.63% |
予想純利益(億) | 31.0 | 20.0 | 160.0 | 15.2 |
売上成長率(年複利/期間) | 39.6%/14年 | 15.3%/15年 | 0.4%/15年 | 1%/15年 |
EPS成長率(年複利/期間) | #NUM! | #NUM! | 12.1%/15年 | -3.6%/15年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 27%/13年 | 19.2%/14年 | 3.5%/14年 | 0.2%/14年 |
PER | 2.10 | 26.52 | 6.61 | 19.05 |
PBR | 2.64 | 0.54 | 0.61 | 1.14 |
ROE | 125.7% | 2.0% | 9.2% | 6.0% |
ROA | 1.5% | 0.4% | 0.4% | 4.2% |
配当利回り | 0 | 0.2 | 4.58 | 2.93 |
配当性向 | 0.0% | 5.3% | 30.3% | 55.9% |
総資産(億) | 2123.7 | 5304.6 | 44849.5 | 363.4 |
自己資本(億) | 241.1 | 916.0 | 1699.0 | 234.2 |
自己資本比率(%) | 11.4 | 17.3 | 3.8 | 64.5 |
一言感想 | 転身 | 衰退 | 復調? | びあげ |
今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上及び営業利益成長率15%以上かつPBR相対水準5年20以下のものから気になったものをチョイスして比較します。ここ5年で成長してるのに評価が低いものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年09月30日取得。Nexus_Bank。クレジットカード会社に転身。比較にネクサスバンクにクレジットを売ったJトラストとクレジットからジャックスカード。ゲストにプロに進化したプロネクサス。
Nexus_Bank
業績
鳴かず飛ばずでずっと。
以前はITサービスとかしてましたが2017年くいらいまで売上2億もなくだいたい常に赤字くらいでしたが2018年に証券会社を買収して金融に参入。2019売上は伸ばすも赤字は続くかんじでした。また過去に何度も社名を変えておりこのあたりいかにもクソ株みたいな経緯をたどってきてのですが・・・
2020年に確変。「2020年9月23日付にてJトラストカード株式会社と株式交換契約を締結し、同年11月1日よりJトラストカード株式会社及びその子会社であるJT親愛貯蓄銀行株式会社を連結子会社及び連結孫会社といたしました。」
これで大きく増収に超久しぶりの黒字決算になった感じです。
主に黒字は全部、買収したJT親愛貯蓄銀行株式会社のおかげ感あります。韓国の銀行のようです。いちおうなFintech技術確保にちからを入れてるとは言ってますね。
あとはなにげにシステムの方が黒字化してますね。規模は小さめ。以下セグメント。
で、今期は強気な計画が出てますと言うか、買収した銀行が通期寄与になりますしね。買収でより大きいところを配下に置き大変身をとげクソ株脱出なるか?という局面になりそうです。
今期2Qで、一気に大幅増集ですね。およそ43倍。利益も普通に出てて計画進捗からもいけそうなペースでは来てます。前期からはすごいですが、今後の成長がどうか?というところですね。とりあえず銀行の貸付残高は横ばい感ありIT事業もよこよこ感あります。まあ過去のだめだめからの転身はうまくいった感はありますね。とりえず。
財務
2020年で総資産が30億から2021年で2123億になってるという。目先2Q総資産2235億で流動が2188億。でうち1897億が営業貸付金でほぼ金貸しになりました。
ほかはほぼ誤差ですね。
負債は1955億でうち銀行預金が1879億というBS的にはほど預金されて金貸してるだけの存在。借り入れなどの案外ないです。
ほぼ銀行といえて自己資本比率も12.5%は銀行としてみればかなり好財務ではないか。
あとは貸し倒れとか怖いですね。貸付の大半は韓国のものと思われ、このあたりのカントリーリスクが表面化するとぜんぶ吹っ飛ぶくらいかもしれません。
利益剰余金はまだマイナス。今期うまくいけばプラスになりそうだけど。
CF
もうほぼ銀行なのでCFはよくわかんない。
Jトラスト
業績
2013年々くらいに一気に拡大し、その後も拡大方向でいたけど2015年からは赤字を連発し、かなりこらえていたけど2019年には大型赤字をだして縮小という印象で、拡大を目指したけど収集つかなくなって挫折感。
めぼしいところ。
2013大幅増収「前連結会計年度に引き続き積極的に債権買取りやM&A及び 組織再編を行い、当社グループの経営資源の有効活用や経営の効率化を通じて、当社グループ全体の経営基盤の強 化を図って」で複数の企業を買収してる感じですね。
ある意味ここで強引に規模拡大に向かったという感じ。
も、2015年は赤字「営業損益につきましては、一時的な要因として、TA資産管理貸付やハイキャピタルの子会社化や、親愛貯蓄銀行においてJTキャピタルの債権譲受けにより残高が大幅に増加したうえ、不良債権処理を進めたことに伴い貸倒引当金繰入額がそれぞれ増加したこと、また親愛貯蓄銀行において、第1四半期連結会計期間において、当社グループ内の資金の効率化や今後の韓国事業におけるグループ内再編等も視野に入れ不良債権を売却したことに伴い債権売却損を計上したこと等により営業費用が増加したことなど、韓国における総合金融サービスを展開する上でのインフラの整備に伴う先行費用が大きく影響し、5,217百万円の営業損失」
拡大の影響かいろいろコストがかかった感じでしょうか。一時で済めばよかったですけど今後も安定しない感じですね。で、親愛貯蓄銀行は後にネクサスバンクになる感じですね。
で。2019年にとうとうかなり大きめの赤字。749億の売上で営業赤字313億の赤字はかなり強烈ですね。「営業損失はPT BankJTrust Indonesia Tbk.(以下、「Jトラスト銀行インドネシア」という。)において、買収前からのレガシーを含む不良債権を一括で処理したことや、現在係争中のJトラストアジアが保有するGLに対する債権の全額について貸倒引当金繰入額を計上したこと等により32,600百万円(前年同期は4,759百万円の営業利益)となりました。
また、親会社の所有者に帰属する当期損失はハイライツ・エンタテインメントの株式及び貸付債権の譲渡に伴う損失を計上したこと等により36,107百万円(前年同期は731百万円の親会社の所有者に帰属する当期損失)となりました。
なお、当社グループは、前第4四半期連結会計期間においてアドアーズ株式会社の全株式を譲渡いたしました。また、当連結会計年度にハイライツ・エンタテインメントの株式及び貸付債権を譲渡いたしました。」
買収前からの負債を処理してそして子会社も処分でここで規模追いはひとまず大赤出して挫折した形でよほど嫌になったのか決算期も変えてまた
2019赤字も大きく減収した上でまだ赤字で続く2020年も赤字とまだ復活が見えない感じですね。
目先計画は黒字できてますが、2Qで・・黒字ですね。ようやく黒字ですが、まだ海外で「当社連結子会社である韓国のJTキャピタル株式会社(以下、「JTキャピタ
ル」という。)の全株式をVI金融投資株式会社(以下、「VI金融投資」という。)に譲渡」とかで撤退戦も続いてる感じ。
そういう感じで、事業が海外にもわたり見えにくいしかつ金融で見通しの測りくさは屈指かもしれません。まあでもここ半期は黒字出てる方なのでようやくトンネルを抜けてきてる可能性は。
財務
2015年から利益剰余金を減らし続けとうとう2020年にマイナスまで。
同様に純資産も2015からはほぼ減り続けてますね。
ですが今期2Qは久々に純資産増えてますね。
で、目先2Qで総資産5847億で、半分くらい2700億くらいは銀行貸付金で他の多くも流動資産ですね。のれんが300億くらい。増えてるね。
負債は4750億で銀行預金が3700億くらいで650億有利子負債でこれは現金以下ですね。
目先は、わりと財務きれいになってるようには。ただ金融業が大きめなので業績悪化とかくるとひどい目にあうというか、過去も基本有利子負債<現金くらいは成立してたみたいです。
ただ目先財務も好転してるのはそうですね。
CF
金融中心だしIFRSだしここはパス。
ジャックス
業績
普通にクレジット。ずっと停滞してる会社というイメージでしたが久しぶりに見ると、売上もじわじわ伸びてて増益傾向のROE上昇傾向でなかなか以上に好調。
販管費も下がる傾向ですね。まあ成長というよりは改善という印象ですがよいのではないでしょうか。
1Qで増収増益。で、上方「クレジット事業が堅調に推移しており、営業収益が前回予想を上回る見込みで推移しております。また、国内・海外ともに貸倒関連費用が抑制されており、利益面においても前回予想を上回る見込み」普通に好調ですね。
財務
目先1Qで総資産4.5兆のうち、4.4兆が流動で4兆ちぃいが割賦売掛金と信用保証割賦売掛金でまあこれが本体でクレジットじゃないですかね。その他の資産はおまけ。で、これらは増えてるかんじでしょうか。基本的に事業規模と言えて増えるのは好ましいとみるしか。あとは2020年に会計の変更か信用保証の割賦と負債の信用保証買掛金が減ってます。
で、これらを借り入れ社債コマーシャル・ペーパーとかもろもろいろんな負債で支えてる感じ。
でも、負債は信用保証買掛金が一番多いですね。4.3兆のうち1.5兆ほど。これは銀行ローンなどの保証人に保証料をもらってなって借り主が銀行に払えくなると銀行に支払い以後は自分が債権者になり回収するみたいなもののようです。
その保証分がかなりを占めているということです。可能性は低いと思いますが借り主が返さなくなるが頻発するとダメージですね。まあでも順調じゃないでしょうか。
CF
営業CFが2013年までプラス以後プラス。これは売上債権の影響でそれが増えるはすなわちだから事業規模拡大になるので基本営業CFマイナスが好調・・というか売上債権のあ拡大が好調です。で、マイナスは財務CFで補う感じですね。
まあ順調じゃないでしょうか。営業CFマイナスで、BPSプラスで増配しながら手持ち現金増える傾向です。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげから下げ止まり?
週足でさげてあげてさげ
月足で吹いたりもしたけどヨコヨコじゃないですかね。
確認。
評価・売買判断
Nexus_Bank
テクニカル的には、長期に傾向性とかなさそうで、それでいて時々噴火して鎮火みたいな値動きでかなりの乱高下でかつ低位株になりそうで典型的クソ株的な値動き。まあもうたぶんそういうものでトレンドをみてどうのこうの見るのも意味あるのか?みたいなところはありますが、コロナ安値53から350まで吹き上げたあと落ちていて日足レベルでは反転感も見せてきてるので120あたりを基準に上昇転換あるいはどっかで吹上の再現をねらうとかは意外に。で、120切るならおとなしく逃げた方がいいと思う。クソ株の部類とみなされてそうだし。
ファンダ的には、クソ会社が韓国の銀行を収めほぼもう韓国の銀行。資産はほぼ預金と貸付で銀行としては素直で、進捗良さそうな純利益でみるROEは銀行としては傑出というか日本の銀行がだめだと思うけど。成長はしてない感じですが成長なしとみてもなかなか以上の収益性を誇る銀行には見えます。
ただ、韓国が本体でこのへんの見通しの悪さとか、またこれまでずっと踏んだり蹴ったりの会社がうまく韓国の企業をコントロールできるのか?とか懸念点をだすならいろいろだせそうで、そのあたりをどう考えるか。
評価。
PER2.7のPBR0.3とか純利益はちょっと上振れしてそうでPERは下振れROEは上振れするところはありそうだけど、PBR0.3は日本の地銀に準じる評価水準で相当警戒されてる評価で低評価になりそうです。
上で言う通り事業主体が韓国であるとか、うまく他国の銀行経営できるか?とか懸念点はもちろんあるのでだからどう考えるかですかね。
正直可能性は感じますす。ただどう転ぶかわからない、もちろん悪いふうにももありえるギャンブル的案件には見えたりします。だからすごく報われる可能性もありそうです。大損も考えられます。そのような類の会社。でも買収前の状態よりは遥かにマシ。いい買い物したね。いまのところは。
Jトラスト
拡大戦略をとってたけど、収集つかず赤字を連発、とうとう大赤だしていろいろ投げ捨ても赤字なままだったのがようやく黒字化に転じたかも?ってところ。
トンネルを抜け出したかもしれないし、まだ抜けてないかもしれないけど、とりあず目先利益出て財務も大きな問題もないような気もします。
ただなにか起こると被害が大きくなる金融でありかつ海外にも事業があり基本的には事業見通しは難しいやつ。とりえあず自分はわからないという立場。
評価。
PBR0.5とか。まあわりと低い感じ。利益が安定するのならもうちょっと上もみれるかもしれないけど、成長がないとまあこんなもんってきがするところ。業績もだけど評価も凄く測りづらいやつで基本あまり予測とかしてどうのこうのできるようなものとして(自分には)扱えないですね。
ジャックス
冴えないカード会社というイメージでしたが、冴えるとか傑出とかはないですけど堅調でそして良化が続いてそうです。
順調に債権拡大でBPS増で増配もしながら現金も積んできてます。借り入れも増えてますが自己資本比率もまあ下がってるともし難いかな。と順調です。
評価。
PBR0.6にPER7ほどと低評価。低評価でもうちょっと上でもいいかもしれないとは思うのですが、ジャックスとしては定位置でよくある評価水準です。
まあこの会社に限らず金融は大型の貸し倒れとかはありえないともできないのでそのへんの警戒が常に入ってるってことだと思います。ということもあり、よほど業績が伸びてるとかでもない限りあまりするする評価が上がるとも思えませんが幸い高配当利回りだしBPS増なども含めてのんびり持ってると悪くもないことになるかもとは思います。
ディスクロージャー・IR実務支援会社。旧名がわかりやすかもですね。「亜細亜証券印刷」つまり証券とかIR関連の各種書類作成。
長期にじみーに成長。減収もないわけじゃないけど、2000〜2021の売上複利とると2.9%ってところ。利益も安定な感じで赤字もないですね。BPSは右肩だけど還元性向高めで留保すると言うよりは還元気味。
財務は健全そうでFCFは常に近いレベルででてそうでお金はかなり溜め込んだ上で、一定以上は増やさず還元してる感じ。
という感じで安定的、でも成長性はさほど高くない事業でしっかり財務安全性を確保した上で日々の稼ぎは還元しているような会社。
こういうのは安ければ。
配当利回りとかでみて気にいればいいんじゃないか。まあ減配もないわけじゃないけど。クオカードもあるし。長く持つとわりとランクアップしそうです。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
平常運転だ。
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