大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(3542)ベガコーポレーション/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ベガコーポレーションとその他

株価

1197円(人々は、ずっと負け続け敗残してたが一気に奇策で逆転するもやっぱり勝利は維持できない。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 3542 2777 3169 9843
企業名

ベガ

コーポレーション

カッシーナ・

イクスシー

ミサワ

ニトリ

ホールディングス

市場 東証マザ JQS 東証一部 東証一部
業種 小売 卸売 小売 小売
時価総額(億) 127.3 34.3 47.8 25200.5
株価 1197 838 672 22020
決算期 2022/03予 2021/12予 2022/01予 2022/02予
予想売上(億) 190.0 120.0 117.3 8,736.0
予想営業利益(億) 10.0 7.3 7.6 1,439.0
営業利益率 5.26% 6.08% 6.48% 16.47%
予想純利益(億) 6.2 4.2 4.7 986.0
売上成長率(年複利/期間) 12.3%/8年 1.1%/14年 10.8%/11年 10.5%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 2.5%/8年 -0.3%/14年 20.8%/11年 14.2%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 19.7%/7年 -1.1%/13年 39.1%/10年 15.5%/13年
PER 20.41 7.57 10.28 25.20
PBR 2.5 0.66 1.83 3.72
ROE 12.2% 8.7% 17.8% 14.8%
ROA 7.5% 4.3% 10.7% 10.6%
配当利回り 0.84 3.58 1.19 0.64
配当性向 17.0% 27.1% 12.2% 16.0%
総資産(億) 82.2 98.3 43.4 9270.5
自己資本(億) 51.4 48.0 22.7 6421.0
自己資本比率(%) 62.5 48.9 52.3 69.3
一言感想 あげ 停滞蓄財 あげ あげあ

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上及び営業利益成長率15%以上かつPBR相対水準5年20以下のものから気になったものをチョイスして比較します。ここ5年で成長してるのに評価が低いものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年09月29日取得。ベガコーポレーション。家具とかのEC。比較に家具っぽい。ゲストも家具っぽいニトリ様。

ベガコーポレーション

業績

シャレオツな家具や雑貨のネット販売。株価など見るといかにも冴えなくたまたま一発感もあるかもしれないけど一応ずっと増収が続く成長企業です。ただ2019年あたりから成長鈍化に収益性がおちて2019年は赤字で、めっぽう厳し目なところがありましたが、

コロナは恩恵となった感じで一気に売れて大幅増収増益となったのが前期2021ですね。

販管費推移をみると2019、2020は跳ねてますね。

2019「いわゆる物流クライシスに対応するため、全般的な価格の見直しを行った結果、売上高は当初想定していた数値よりも下回る結果となりました。また、上期における商品欠品の影響による売上減少を補填すべく、下期から在庫を補充したものの、想定していた売上に対しては未達となりました。その結果、過剰在庫が発生し倉庫増床による保管コストが上昇いたしました。さらに、一部の配送会社による大型商材からの撤退に伴い、従来の料金表よりも単価が高騰し配送コストが上昇」

2020「物流クライシスに対応するための取り組みが順調に進捗し、保管効率の見直しによる倉庫保管坪数、在庫量の適正化による在庫金額、在庫適正配置による倉庫間輸送費、発注基準の見直しによる入出庫にかかる外注費、これらの物流コスト削減を行いました。加えて、2019年4月からの段階的な配送費の値上げの中でも、商品構成の見直し等により配送費の上昇を抑制」

物流コスト増大を受けた施策でちぐはぐして結果コスト増を招いた感ですね。2020年は数字としては販管費は落ちてませんが対応には手応えを感じてるというところでしょうか。それで2021はコロナ恩恵もあり販管費を落とせて大きな増益につながったと。

あとは、原価率は減少傾向です。ここは規模による効果がありそうです。とはいえやはり小売なんで40%を切りもう限界も来そうですが。

そんな感じで物流回りのトラブルも整理したコロナで噴火したところはありますが、結果として成長は続いてますね。流石に今期は前期が炸裂しすぎたところはありますので割れてますが、このまま来期以降も成長を維持できるか?がポイントにはなりそうです。

その他、2018〜2020はふらついた感はありますが、2016、2017、2020とかは存外にROEROAなどが優秀でこれはニトリの平均的水準を上回ってます。小売としてもかなり優秀な水準でどのへんに落ち着くか?によって見方は大きくかわりそうです。

だから目先は前年割れだよ。前期良すぎたからね。計画の予想EPSの低い方をとるとおよそROE12%くらいでこれは物足りないね。

 

財務

目先総資産74億。流動は60億で現金20の売掛16商品18というところ。有形固定は2.2億で少ないですね。

負債は24億ほどですが、借り入れは5億とかであとは目立つものもなく、普通に健全で財務不安は無きに等しいですね。

総合的には成長している財務に問題のない身軽なECです。ありがとうございます。

 

CF

まあ投資要らないよね。で、営業CFはだいたいでてますね。ただ2019年はマイナス。純損失と税金でマイナスですね。ですが2020年に復活して2021はだから大きく跳ねてますね。雰囲気的には今後はかなりCFでそうな気は。

 

カッシーナ・イクスシー

業績

イタリアの高級家具のカッシーナの輸入販売と自社企画開発のイクスシー。HP見ると高級そうなものが並んでて一人がけソファが87万とかでした。高級家具屋というか卸ですね。

2008〜2011あたりに大きく減収もそのご復調で2018年までなんとなく伸びて、その後足踏みしてる感じ。2021は減収「緊急事態宣言期間中は直営店舗における土曜、日曜の営業を自粛したことなどが響き売上が減少しましたが、減収に見合う経費支出のコントロールを行うことにより、利益面に関しては増益となりました。英国発祥のライフスタイルショップ「ザ・コンランショップ」を展開する㈱コンランショップ・ジャパン(以下、コンランショップ)も、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言期間中に多くの店舗で営業自粛をおこなったほか、京都店と渋谷店を2020年2月末をもって閉店したことなどから売上が大幅に減少しましたが、法人営業部門やEコマースの売上を大幅に伸ばすことができたことや、経費削減を徹底したことにより損益を黒字転換」

・・まあ堅調ではありますが、成長って感じでもなくBPSがちょっと伸びてるかなあって感じでやはり停滞蓄財って感じでしょうか。あとはやはり高級家具で消費者の消費意欲にわりと左右されそうですので留意。実際リーマンあたりはそうなってます。

2Qで下方を伴い減益。も、通期は横ばいくらいでやっぱり大枠停滞蓄財じゃないでしょうか。

 

 

財務

リーマンあたりから資産源も、2012年から資産増傾向。自己資本比率など横ばいに近く有利子負債も一定で停滞って感じ。わずかにBPSは伸びてますかね。

それ以上あまり中身を見たいと思わないやつですね。

 

CF

営業CFは業績後退期を含めずっとでてます。このあたりは卸というか小売というか・・の底堅さというか。

投資は店とかつくるときでしょうか?するとわりとFCFギリギリ。でも作らないと余裕がありますね。2013〜2018は投資してますが2019、2020は抑えめでFCF出て現金積んでますね。

投資はいると還元したら終わり感あります。

その中で投資を抑えてちょっと積んだお金をどうするか?ってところですかね。

 

ミサワ

業績

家具の小売。「unico」というブランですね。カッシーナより随分控えめな値段帯。逆に言うと強いニトリとかとも競合ですね。

とはいえ、長期に右肩感のある売上。売上成長複利ではベガには及ばないけど10.8%/11年はニトリと同等のペースです。

ただ利益はニトリより不安定ですね。2016〜2018で崩れてます。

2016・・・と説明をみても営業利益-87.7%も特に理由を説明してないですね。

赤字の2017はさすがに「異業種からの市場参入による競争の激化(外的要因)、ラグ・カーテンの全店導入による販売体制整備の遅れ(内的要因)等により、予想した業績を達成することができず、厳しい結果となりました。また、一部の店舗に係る減損損失の計上、連結子会社Lamon Bay Furniture Corp.の火災による損失、同社に対する貸付金に係る為替差損も減益の要因」

一時ぽい理由もありますが、競争激化あたりはきつめの理由ですね。

赤字の2018「店舗数の増加によって熟練の販売員が相対的に不足し、その結果店舗ごとの売上高が伸び悩むとともに、その不足を補うための新人販売員の育成にも時間を要し〜繁忙期における欠品につきましては、当期期初の繁忙期に一部の人気新商品に欠品が生じたため、その時期に売上高を伸ばすことができず、通期においてもその出足の遅れを充足させるには至りませんでした。営業利益、経常利益につきましては、店舗の増加に伴って、店舗オペレーションに係るコスト及び店舗をコントロールする本部機能の維持、管理に係るコストが増加したこと、並びに増加したコストを上回る売上高を前述の売上高の伸び悩みによって獲得できなかったことにより、当初想定していた利益を達成することができず厳しい結果」

内的な体制がおいつてない感ありますね。

も、2019は黒字。「客単価と粗利益率の高い家具への販売比率を高めたこと、家具の人気シリーズとなった新商品が台頭したこと、及び既存の人気シリーズの在庫を適時に適正量確保できたことにより、年間を通して安定して売上高及び営業利益を獲得できました。コストにつきましては、全社的に取り組んでおりました諸業務の見直しと削減施策が当期に効果を発揮し始め、売上高の伸長に比してコストを抑制」

と、立て直してきた感もあり2020以降は利益率は以前の水準に。

原価率の低減もありやはり体制がしっかりしてきた感はありあます。

2021年はさすがに減収「新型コロナウイルス感染拡大による実店舗の臨時休業等がありましたが、EC店舗が好調に推移」で微減に押さえてますが。

今期は連結やめて前年比でてませんが普通に順調っぽい2Q。後半弱いところがありそうなので進捗はしてますが上方はどうか。

あとは立ち直ってしまえば普通に高ROEROAも10%に届きこれはニトリ級。

 

財務

2016年まで資産増でしたが以降抑えてますね。目先2Qで総資産44億のう流動32億で流動よりで半分くらい商品。有形固定は2億ほどでこれは減ってて、ほぼ有形固定持ってないですね。

無形行くと敷金保証金あたりは2018年まで増えて減ってる形。店舗借りて増えやしてたけど、もう増やしてないというか、2017ー2019で特損切って収益性悪いの処分したようですね。

これらの結果で、ネット比重が高くなってるとかはありそうですが、資産を増やさず売上を伸ばしてるにはなるので効率化が進んでるになりますね。

BSでも手術もして収益性は回復で、財務も良化が進み自己資本比率も過去の水準を上回りましたね。

借り入れの返済も進んでますね。

 

CF

2017年は営業CFマイナスもその他はプラス。2019年以降は営業CFの水準はあがったようにも。

投資は抑えつつなのでFCFもかなり出て、今まで増えてなかった現金積んでますね。まあ目先商品買ったようですが。

とはいえ余裕ですね。配当は2019年からしてるようですが、目先は余裕で増配余地は大いにあるように見えます。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげて反転?
週足で噴火してほぼ鎮火
月足で上場してさげて噴火するも鎮火。
確認。

評価・売買判断

ベガコーポレーション

テクニカル的には、2016年上場で1000から2017年に2550までいくも以後ずっと下落で上場値を割れてコロナで398まで。も、そこから噴火で一気に4265と一気に10バガーも取るもずっと鎮火してる感じ。目先1200円あたりは上場時くらいの水準で大枠ヨコヨコともとるか、コロナで確変で上昇に向かったと取るか。といっても底定めは難しいところでコロナ安値398は遠いし、目先965はすぐ割れそうだしで。まあでも割れたら切る前提で965しかないですかね。今は。


ファンダ的には、株価などは冴えないなかでコロナで特需の一発屋感もしなくもないですが、一応成長が続き2019、2020の足踏みや赤字も物流対策に手間取ったという理由ありとなりそうで、今期も前期が良すぎただけみたいなところはあり、どこに落ち着くか?の判断は難しいところですがなかなか優秀な家具EC小売に見えます。収益性もなかなかでCFも筋が良さそうで、よって財務も問題ないですね。現金も積んで行きそうな雰囲気は。

評価。

計画の弱い方でみるとPER20ほど、よくてPER16とかでしょうか。意外に一発屋でもなさそうだし、各種状態をみてそんなに高いという気はしません。PBRでみても2.5ほどは低迷期を除くともうどちらかといえば低い方で、会社が順調にいくならどこかでまた見せ場も・・・?とか思ったりはします。

ただ前期が良すぎるとはいえ前年割れだし、絶賛株安してきたとかもありすぐにほいほい上をめざすというと今じゃないかなあとは思うしもうちょっと掘っても全然不思議もないとも。

いつかを目指し会社の状態見ながらのんびり待つならわりと可能性もある気はしますが。

 

カッシーナ・イクスシー

高級家具の輸入販売と自分でも家具の企画販売。コロナでぐらつくも普通に利益だし堅調じゃないでしょうか。ただ成長感もなく停滞蓄財の会社という印象が強い。

特に高級なので消費者の消費意欲で業績は結構動きそうでそこは留意。だから目先は堅調。

評価。

停滞蓄財ということでPER7.5のPBR0.65は残当。カッシーナイクスシーとしてもよくあるPBR水準みたいです。もっと低いときもあります。高いときもあるけど。

配当利回りあたり高いのでそれ目当てもなしではないかもしれません。

あとはなにげに目先2Qで現金31億で時価総額34億ほど事業価値は3億だそうでです。

まあ高い安いと言うなら安いにはなりますね。でもちょっとパンチがたりないかなって感じ。

なんか業績向上とかの強い根拠があるならいいかもしれないけど。

 

ミサワ

家具小売ですが、2016-2018はつまずいた感はありますが、目先立ち直り普通に優秀と言える収益性とCF創出能力を見せるようになっていて、財務ももうほぼきれいですね。普通に状態がいいです。目先の業績も好調の部類。というか売上は結構なペースで伸びてるんですよね。

つまずいたことをどう見るかですかね。

評価。

PER10ほど。過小評価には見えます。つまずいたことで警戒ははいってそうです。PBRでみると1.8ほどはコロナあたりとかもっと低いときもありますがわりと低いほうですね。まあまたつまずきがあるかもしれないですけど、わりと選択肢にはなるんじゃないかなあとは。

 

 

ニトリホールディングス

常に増収増益でニトリ様スゲーって感じですが、利益率ROEROAを高めな水準で維持でここが特にすごいですかね。安定性が極めて高い。なかでも製造からしてるというところはありますが、小売でこの利益率は傑出ですね。

ですが前期で数字が跳ねてるところはありますが、2010〜2020で成長率とると売上8.4%、EPS11.8%、BPS15.6%ってことで増収ペースは二桁はないとなりそうですし、EPSよりBPSの方が速いは低ROE化が進んでるでもありますので、このあたりは高成長というよりはだから安定成長がニトリの本分とは思うところです。

それで、さすがに成長は家具屋だけでは厳しいという判断が入ったのか、ホームセンターを買ったり外食に参入したり、日用品雑貨を強化したりと多角化が進んでるのをどう考えるか。

島忠買収、ニトリに軍配 高いTOB価格決め手に: 日本経済新聞

ニトリが外食産業に参入、ファミリーレストラン「みんなのグリル」を出店

財務とかは買収とかしてますがまだ全然健全だしさすがに島忠は足がでましたが、基本投資は営業CFの範囲で傾向としては現金を積んできてる感じというか、営業CFがほぼ右肩でこれをできる企業はやっぱり傑出した企業が大く、やはり化け物ですね。ニトリ様。

化け物でいられ続けるかの勝負。今期も大きく増収増益で絶好調ですね。まあこれは買収効果がありそうですが。

化け物で居続けるならPER25ほどは問題ないと思います。ですが多角化をすすめるなどわりと転換点にある気はします。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

平常運転でございます。

 

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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