大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(4918)アイビー化粧品/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20180623013045j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

アイビー化粧品とその他

株価

931円(人々は、勃興するもすぐ滅んだ帝国を再興するつもりになってきたようにも見える。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4918 4927 4926 3920
企業名 アイビー化粧品

ポーラ・オルビス

ホールディングス

シーボン アイビーシー
市場 JQS 東証一部 東証一部 東証一部
業種 化学 化学 化学 情報通信
時価総額(億) 47.5 6147.7 82.5 51.8
株価 931 2683 1928 905
決算期 2022/03予 2021/12予 2022/03予 2021/09予
予想売上(億) 42.0 1,900.0 107.3 23.1
予想営業利益(億) 5.0 190.0 1.4 3.2
営業利益率 11.90% 10.00% 1.31% 13.92%
予想純利益(億) 4.0 113.0 0.5 2.0
売上成長率(年複利/期間) -1.7%/15年 1.3%/12年 -2.2%/13年 17.4%/8年
EPS成長率(年複利/期間) 8.7%/15年 8.9%/12年 -16.5%/13年 19.5%/8年
BPS成長率(年複利/期間) -6%/14年 1.7%/11年 -0.2%/12年 30.9%/7年
PER 9.38 52.53 161.88 25.64
PBR 2.86 3.44 1.33 3.11
ROE 30.5% 6.5% 0.8% 12.1%
ROA 8.5% 5.5% 0.5% 6.4%
配当利回り 0 1.9 - -
配当性向 0.0% 99.8% #VALUE! #VALUE!
総資産(億) 47.2 2037.4 95.6 30.5
自己資本(億) 15.4 1694.7 75.9 15.4
自己資本比率(%) 32.7 83.2 79.4 50.5
一言感想 減収し復調? さげて復調? さげて復調 あげあ

 今週は比較。市場統計推移記録表で今年8/20と9/10比較をし、株高したかなあってもので気になったものをチョイスして分析。目先買われてるものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年09月14日取得。アイビー化粧品。訪問販売系化粧品。比較に同業っぽい。ゲストにアイビー仲間のアイビーシー。

アイビー化粧品

業績

訪問販売の化粧品メーカー。

なんかざっとみるにアイビーメイツなるものに登録すると販社から商品が買えてそれをMLM的なアプローチで訪問販売するすたいるのようです。(ざっとみての推測なのであってないかもしれません)、グーグル検索のサジェストで怖いだの宗教だの友達なくすなど結構な言われよう。

業績はずっと横ばいできましたがBPSも伸びてないかなあという感じのなかで、2017年いきなり大きく増収

2017「営業所増設、ビューティマネージャー増員、アイビーメイツ増客、販売力を下支えする理念・販売系の研修動員が前年比増で好調に推移したこと、販促費の効果的な投入や販売組織モチベーション企画が原動力となり」

も、2018年減収減益「販売組織の拡大が計画から大きく乖離したこと、主要販社の在庫が滞留したこと等の要因により、「レッドパワー  セラム」、「ホワイトパワー  セラム」の受注が年間通して低迷〜販社モチベーション向上インセンティブ施策であるハワイ研修やヨーロッパ研修の実施、各種営業施策やキャンペーンの実施等、売上拡大にかかわる経費の先行投資をはじめ、創立40周年記念の式典費用の発生により、販売費及び一般管理費が増加しましたが、販売促進や各種販売組織インセンティブ施策の効果性が著しく低かったこと、売掛金未収の発生により売上が一部計上できなかったこと等」

で、2019は大幅減収の赤字。

2019「「レッドパワー  セラム」、「ホワイトパワー  セラム」は販売組織の在庫調整の影響を大きく受けたことにより、それらの受注が年間通して低迷〜「レッドパワー  セラム」、「ホワイトパワー  セラム」は販売組織の在庫調整の影響を大きく受けたことにより、それらの受注が年間通して低迷」

 

総じて40周年に向けて意気込んでいろいろやって一度は伸びるもあとが続かずその収集がつかず結局大きく後退的な。

あと、短信でも理念的なものあまり実態のない説明がおおい印象でこのあたりあまり印象良くないですね。

で、2019までにBPSかなりBPSも減ったんですがこれ特損かと思ったけど、普通の赤字でかなりやべーですね。

まあでも2020年以降は赤字が減り利益がになってく方向で売上も、伸びてる感じなのでチョンボするも復活傾向にはありそうです。

その中で今期1Qは減収の赤字。とはいえ計画は増収増益で復調傾向ですね。まずはこの計画ができるかどうか。

1Qは赤字が多いのでいいとして計画は強気傾向ですね。あとは四半期売上が歪。買いだめとかありそうな雰囲気。

 

財務

有形固定はずっと漸減。投資してなさそうですね。このあたりは同じ商品がくり返し買われる化粧品の強いところ。

流動は2018に向けて増えてその後減りました。それで負債が残ったですが、とりあえず負債返してきて2016年以前の水準に近くなってきてますね。その意味では回復傾向。自己資本比率などみるにもうちょっと改善しそうですが。

 

CF

2018は営業CF赤字ですが、ほかは黒字安定ですね。設備投資は要らないやつで、この辺は化粧品つよし。
で、なのでFCFはだいたいプラス。チョンボして低迷したあともCFプラス。現状チョンボで増やした負債返済に追われてますがこの調子ならいずれ返済も住み還元などにもふりわけてきそうな。業績自体はよろしくもないんのでもうしばらくあとになりそうですが。

 

ポーラ・オルビスホールディングス

業績

化粧品訪問販売トップのポーラ、通信と店舗販売のオルビスが中核の化粧品会社(業界3位)。

訪問販売がコロナで落ちるのはわかるのですが、2017年まで好調だった業績が2018年で鈍化感、2019で減収減益で、2020大きく減収減益というところ。

2018は「urliqueブランドに係る固定資産の減損損失及び医薬品事業からの撤退決定
に伴う事業整理損を計上」ここらあたりもありそうですが、「国内化粧品市場においては、訪日観光客のインバウンド消費が年間を通じて堅調に推移しましたが、足元の伸長は鈍化傾向にあります。なお、インバウンド消費を除く市場規模は縮小していると推察」でインバウンドに頼る構造はあった感。

2019「基幹ブランドであるPOLAブランドの国内インバウンド売上の減少影響」とインバウンドが後退だし、「国内化粧品市場においては、中国における電子商取引法施行の影響が一部で見られ、足元の伸長は鈍化傾向にあります。また、インバウンド消費を除く市場規模は消費増税前の駆け込み需要により一時的に増加に転じたのち、反動減が継続」中国の法改正?の影響及び消費増税の反動減などが重なって

2020「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴うインバウンド需要の大幅減少、緊急事態宣言の発出に伴う、店舗休業や外出自粛等により、対面型サービスを利用した消費行動は、一時、急速な落ち込みを見せ」と、コロナで止めを刺されたという印象。

なので、コロナで減少した需要が戻るか?なにより中国を中心としたインバウンド需要が戻るか?が大きなポイントですね。

とはいえ、大幅減の2020年も普通に黒字だし売上でも2012年水準・・はさすがに後退か。まあ結構な後退ですが黒字維持で倒産とかそういうレベルではなさそうですね。

2Qまで結果はでてて増収増益で進捗もこんなもん感ありますが、絶対水準だと2013年レベルですね。この辺をどう考えるか。

 

財務

2018年以降資産減。も、自己資本比率は高く有利子負債などもなさそうだね。

資産減は有形固定もちょっと減ってるけど流動がそれ以上。お金、手形、商品。素直に規模縮小ですね。負債も同様で財務的に問題ないというか事業規模縮小が問題だね。

 

CF

営業CFが盤石。コロナ渦中の2020であっても盤石。

それで繰り返し使うような似たような商品をつくのには新規設備投資などかからず、設備投資は限られよってFCFも盤石感あります。

でもお金減っててなぜかと言うと財務CF。配当のせいですね。

自社株買いならよかったんですけどほぼ配当で、それで2018年以降配当性向がかつかつというか、2020は配当性向550%超とかになってますね。それで現金は持ち出しでBPSも減ってますね。つまり目先タコ配。利益が回復しないと続けられなくなりますね。

 

シーボン

業績

2014年位まで現状維持でBPS増の蓄財くらいだったのが、以降は減収傾向で薄利低ROE化が進み現状維持でいっぱいいっぱいでこらえて中でコロナか消費増税で崩れて2020年で赤字突入。2021年はさらにコロナ本格化でダメ押しでBPSも減りだしてるという。

今期は黒字復帰としてますが。1Qでギリ黒字ですね。厳しい戦いだ。まあ復調傾向ではあるので明るい未来もあるかもしれませんね。

 

財務

財務は健全。高自己資本比例。

さすがに2020年以降は資産減に来てますが、2015年以降の低迷入っても財務が全然持ちこたえられるのは、繰り返し使う消費財メーカーってところが大きそうな。

 

CF

CF見るとより鮮明。

2020まで営業CFプラスで投資もしてFCFもプラス。2020年くらいまでの業績戦えるということ(現状維持でいっぱいだけど)、でもさすがに2021はまずくて営業CF赤字だね。これは割ってはならない一線を破ってしまって厳しい戦いだってことでしょうか。配当も無配までいきましたし。

 

日足週足月足の値動き判断

日足で吹いてさげ
週足でさげて一度吹き
月足であげてさげ確認。

評価・売買判断

アイビー化粧品

テクニカル的には、2017年に吹いてるね。それで典型的な大相場終わって前戻り感のあるかんじだけど11570から502(なかなかえげつない)のコロナで底をつけてとりあえず下げ止まり、また年末に502をつけて反転の中で吹いたかんじだが502を長期トレンド反転点とみるかどうかでしょうか。ひとまず以降は安値を切り上げてきてますね。そうですね。底は今は688とかにみるといいのではないか。あるいはやはり502。遠いけど長期上昇まで引くならこれでも。


ファンダ的には、おそらくMLM寄り化粧品メーカー。MLMならではの胡散臭さは決算短信とか歪な四半期業績からも伺える気も。

2018年ころに攻勢をかけるも倒れた印象。現状それからの復活を目指している感は。業績はまだまだ感あり背伸び感はあるも、FCFは安定的で大チョンボでもやらかさないと案外戦える感じには。FCF出てるので財務も改善中。ただもう少し時間も掛かりそうだね。

評価。

PER10のPBR2.6とか、わりと低評価というかあまり信用されてないはたぶんそうだし実際計画もあてにならない。

とはいえ、現状財務悪いとか財務レバレッジかかったりで思わずROEとか跳ねたりもありえそうだし、くり返し使う一般消費財はつよくFCFは出てたりするので利益が安定するならもう少し上な気も。まあ安定するかがわからないのですが。

 

 

ポーラ・オルビスホールディングス

2019年以降主にインバウンド後退でそれまで伸びていたものが後退。

でも黒字は維持でFCFも後退もしっかり出てる感じで、このあたりはさすがに化粧品の強さは感じます。

が、減益に見合減配はしてないので現状配当すると足がでてて手持ち現金を減らしてる状態。財務もCFもしっかりしてるのでかなり耐えられそうではあるが、利益が戻らないといずれ減配はせざるを得ないとはなりそうだし、もう来ても不思議じゃないというか現状は配当配りすぎ。まあ利益がもどればいいですが。かなりインバウンド次第。

評価。

PER50のPBR3.4とか。現状のままだと過剰評価とする他。タコ足ですら配当利回りが2%切ってしまうという高評価。これはポーラの復活は織り込んでると見たほうが。インバウンド復活も織り込んでる。復活しないとやばい。と見るべきだとおもうんだ。まあいい会社だとおもうし復活しないとは言い切れないね。

それくらい。

 

シーボン

復活をお祈りしましょう。

ある程度復活すると財務は健全だし基本的にCFは出るので戦えはします。ただ、もともと現状維持でいっぱい感はあったので復活してもどこまで・・?みたいなところはありますが。

評価。

PBR1.3ほど。低ROEなのでPER160とかは気にしなくても。

過去は下はPBR1なら低いという感じ・・2014年以前はもっと下もあるけど。

BPS増えてないしというか減ったので株価落ちてもPBRが増えたとなりそう。この辺をどう考えるかですね。いや考えてもあまり有利だとはならない気はしますが。

 

アイビーシー

ネットワーク監視システム開発会社。

流行りのセキュリティだけど監視システムを開発する感じでしょうか。

ニーズはあるようで売上は伸びてます。販管費は下がってるけど原価率が下がってますね。販管費は規模がでると下がりそうなので原価率向上が食い止められるなら。

と、希望はありますが現状は伸びてるもROEROAなどは悪くないくらい。堅調な悪くないシステム開発会社くらいか。原価率は低めなので可能性は感じます。

財務は借り入れ入って悪化したけど、売掛とか順調に伸びてるし大丈夫そう。営業CFは弱いも売掛伸びるように伸びてるからってところはありそうだし、事業譲受などの投資もあり借り入れに頼った感。今は収益性は弱めだけど、伸びてコストが抑えられれば・・とは。

でもそういう姿も落りこんでそうで、で3Q伸びが物足りないもありどうでしょうか。株安も進んだけどまだPER25ほどはやっぱり高めな評価で、まあいずれ面白くなるかもだけどいまはまだかなあとは思ったりします。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特に御座いませぬ。

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表