大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9360)鈴与シンワート/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

鈴与シンワートとその他

株価

2082円(人々は、日常を一気に変える大イベントが起こるも日常に戻りつつあったがまた小さくもないイベントが起こり翻弄されてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9360 9629 4489 9051
企業名 鈴与シンワート ピー・シー・エー ペイロール センコン物流
市場 東証二部 東証一部 東証マザ JQS
業種 情報通信 情報通信 情報通信 陸運
時価総額(億) 62.5 456.6 175.0 46.5
株価 2082 5930 976 823
決算期 2022/03予 2022/03予 2022/03予 I 2022/03予
予想売上(億) 150.0 124.5 85.7 171.0
予想営業利益(億) 4.0 18.7 15.0 7.2
営業利益率 2.67% 14.99% 17.53% 4.21%
予想純利益(億) 2.5 11.9 10.9 4.0
売上成長率(年複利/期間) 2.6%/15年 4.6%/15年 8.9%/3年 2%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 1.7%/15年 2.3%/15年 18.8%/3年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 6.8%/14年 3.1%/14年 8%/2年 -0.3%/14年
PER 24.50 33.16 15.72 10.63
PBR 2.49 2.44 1.54 0.94
ROE 10.2% 7.4% 9.8% 8.8%
ROA 2.5% 4.7% #VALUE! 2.2%
配当利回り 1.2 0.61 0 1.82
配当性向 29.4% 20.1% 0.0% 19.4%
総資産(億) 101.7 253.8 #VALUE! 181.7
自己資本(億) 25.9 158.3 #VALUE! 44.7
自己資本比率(%) 25.5 62.4 51.1 24.6
一言感想 停滞蓄財 まああげ あげ びあげ

 今週は比較。市場統計推移記録表で今年8/20と9/10比較をし、株高したかなあってもので気になったものをチョイスして分析。目先買われてるものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年09月14日取得。鈴与シンワート。人事給与系?のIT開発と物流。比較に給与系っぽいソフト屋。ゲスト意物流代表センコン物流。

 

鈴与シンワート

業績

こういうの。

主に情報サービス(SI/ソフトウェア受託開発、BPOパッケージソフト、データセンター、ICTソリューション、ITサービス基盤)と物流でわりと珍しい組み合わせ。情報が主力でその意味ではシステム開発会社とみると近いのかな?システムの中はセグメント内は詳しく開示されてないようで何が主力か?とかはいまひとつ見えません。

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物流も混じってるところもありますが高原価率(92〜82%)で、2020年から原価率が下がる感じですね。

2020「ソフトウエア受託開発における生産性向上や売上単金改善による利益率向上と、パッケージソリューションサービスでの受注時利益率改善といった収益性向上施策を確実に成果に結び付けた」

2021「ソフトウェア受託開発における生産性向上や売上単金改善による利益率向上が着実に進み、また、パッケージソリューションサービスでの受注時利益率改善や事業シフトによる増収効果、テレワーク推進による費用抑制効果も相俟って」

という感じで増益施策がうまく回った感は。セグメント間の比率も変わったわけでもなくというか物流のほうが利益率高そうなのでやはり主力の情報サービスのコストダウンで原価率が下がる形で増益。

とはいってもまだ低営業利益率でだいたい大丈夫ですがときおり3%が2%コストかかって利益が3分の1程度とかになるみたいなときもあるようです。

でも赤字は通してなさそうでBPSくらいは右肩。

そのようなところで近年の増益が一時なものか?永続するか?で判断が分かれそうです。

1Qでひとまず増益です。でも赤字ですね。前期もそうですね。

 

財務

自己資本比率。目先1Q25%とか。ただ長期に資産増してますしおおよそ自己資本比率も改善傾向で来てます。財務は悪いけど改善が進んでるってことだね。

2019年以降は有利子負債も減りだしてますね。

総資産は横ばいか減少傾向。その中で負債を減らす形でBPSが伸びてるという感じです。

貯金というよりは借金返して蓄財という傾向をどう見るかですね。

 

CF

営業CFはでてる。だいたい安定ですね。投資をしてだいたいFCFもでてますね。

それで手持ち現金は増やさず返済に回してる感じです。

還元は余裕のある水準で続けてましたが余裕が増えたとみて増配に来てますね。雰囲気的にはもう減配はなさそうな気も。

 

ピー・シー・エー

業績

ERPパッケージソフト会社。オービックとか弥生の仲間ですね。

原価率低めで一括開発したソフトを売る会社感。原価率だと、2017年までのびて以後低下傾向です。2017年以後は開発一服か増収かで原価率が下がり営業利益率も5%切りから20%近くまでいったね。目先は減収でちょっと下がってます。

長期には増収傾向、その中で目先は原価率下がってきてるのでやはり増収が続けばどんどん高収益になっていく気は。その中で目先は減収ですね。

2021

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コロナもあるだろうけど、パッケージが低調というかもうクラウドと保守が主力なのですが。SaaSっぽいですね。
あと2015は大幅減収と赤字ですが、消費税絡んで前期の反動と反動が大きかったのでCM打ったとかでコストが掛かったようです。

ついでに2018あたり。

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従来ソフトウェアと商品は横ばいで保守とクラウドが伸びてるね。これを見ると開発一服とかではなくて原価率ダウンの営業利益率アップに繋がってるかな。

なのでこのあたりがどうなるかですかね。

1Q増収増益。クラウド絶好調ですね。従来品も売れてる。反動ですかね。

 

財務

2018年あたりから資産増。主に現金増えてるね。

自己資本比率悪化してるね。理由は前受収益の増加だね。有利子負債などはないようです。

 

CF

営業CFはもとより安定ですが、2019年位から増加傾向投資は増えてないので現金たまりだしてるね。

ペイロール

業績

給与計算業務等のアウトソーシング会社。

上場したてでよくわからないが、見える業績は伸びていて比較高営業利益率(17%とか)。でもわりと高原価率(71%とか)。

こういうことも言ってるし労働集約じゃないかなあ。

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自治体対応とかシステム化できないと思うし。

労働集約で上みたいな作業を人を雇ってやるとするとROE7%とかROA3%台とか納得ですが。まああってるかはわかりません。

でもあってるなら成長には人を採らないとね。とりあえず1Qで+8%増収。

現状ちょっと優秀だけど事務作業請負って印象の数字です。

 

財務

資産212億とかでのれん110億とかで流動29億。なんか歪な感じもするし上場前にへんな財政政策された気もしたりでなんかいや。

まあ気分ですが。借り入れも57億とかありますね。のれんのせいっぽくはある。

 

CF

営業CF出てて投資はいらなさそうで借り入れ返せそうだね。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげて吹き上げてさげ
週足でよこよこふきあげさげ
月足でよこよこふきあげてさげ
確認。

評価・売買判断

鈴与シンワート

テクニカル的には、なかなか極端な値動き。ずっとよこよこでくるもコロナあたりからあげて2020年後半に大噴火。それからずっとおちてくるもまた目先小噴火した様な感じ。コロナ以前はやはりヨコヨコなのでやはりコロナ以後で判断するのがいいかと。噴火もまた起こったので1395あたりを軸にして切らなければ上みたいな見方は。まあ形はいかにも歪なので素直に行くかは疑問ですが。


ファンダ的には、システム開発と物流の珍しい組み合わせだが長期に安定でずっとBPSくらいは伸ばしてきてる停滞蓄財風味な会社。一方薄利でどちらかというと低ROEかなあってところで冴えるとか成長企業かと見れるかというと微妙。そしてBPS増も資産横ばいの中で負債返済で進んでる感じでこのへんからも攻めというよりは守りよりに見えます。その中で目先の増益をどう考えるか?維持できるとするか?一時とするか。

評価。

PER24のPBR2.5とか。システムのイケイケで成長している会社がこのくらいというイメージはありますが、そのイメージに照らし合わせ成長というよりは守りで増益というところなどからもこれは過剰評価ではないか。

これくらいの評価だとはっきりとした増収くらい(15%以上とか)がほしいかなあってところ。まあ利益率が低いのでコストダウン進むと見違えるほど利益が出る可能性も否定できませんが。原価率も落ちてきてるはそうですね。

このへんらを踏まえて。自分は優位性自体は物足りない気がしてますが。

 

ピー・シー・エー

企業会計ソフト?パッケージからクラウドの移行が見られる。それによって原価率も下がり収益構造が変わってきてる雰囲気。

もとより財務CFは問題ない方だったけどCFが潤沢に入り始めお金積みだしてるね。

評価。

まずPBR2.4ほどはピー・シー・エーとしては過去最高水準の評価で過去はPBR0.5台なども。まずはこのときのピー・シー・エーとは違うと言えないと高い評価といえるし、その頃のピー・シー・エーに戻るなら大惨事となりそう。

で、PER33ほどは普通に高評価で期待含みでやはり成長が続かないと厳しいとなりそう。そのへんをどう考えるかでしょうか。

 

ペイロール

最近上場だけど、給与計算請負で数字的には労働集約感もあり派遣会社あたりとイメージが重なる感じ。まあ伸びてるし、営業利益も比較高いしわりと優秀な気はします。一方大きなのれんとか借り入れとかでいかにもイグジット感もあるし実際上場株安一直線で以下に持って印象が拭えない。

評価。

PER16とか。好調で利益率高い派遣会社とみると実はそんなに無茶な評価じゃなくあるいはもう妥当で成長が続くならもうこのへんで反転は有り得そうにも思える。傑出までは今の所感じないけど利益率などは優秀で思わぬ高評価も考えられなくもないです。まあ順調以上が前提ですが。でも目先は順調に思えます。

まあでももっと情報揃った別の会社でもいいじゃないか?とは思いますが。

というか数字の材料少なくて今は言うほど判断材料ないので以上はかなり憶測と思ってください。

 

 

センコン物流

 

長期に営業赤字もほぼないがいかにも薄利低収益でBPSも増やせてないといういかにも凡庸で現状維持にいっぱいいっぱいな運送業って感じですね。2018年まで。

2019年に減損切ってますが以後、黒字が増えてますね。減損切って収益があがるはわりとみるので、ここもそうかもしれません。それで目先ずっよ増えなかったBPSも増えて増収も見られるように。今期1Qでも増収増益。これが一時か変化かの見極めですかね。

とはいえ、ROEは10%行かない程度で、PBR1のPER11はもうそんなもんかな?って評価には来てる気はします。とはいえはやはり状態は上向いてるようには見えるのでどう考えるかですね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

休みだけど記事作ったので投下しておきます。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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