大河の一滴

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(7532)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスとその他

株価

2127円(人々は、順調に進んできたが目先ぬかるみに足を取られ始めている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7532 7686 3080 7250
企業名

パン・パシフィック

インターナショナル

ホールディングス

カクヤスグループ ジェーソン 太平洋工業
市場 東証一部 東証二部 JQS 東証一部
業種 小売 卸売 小売 輸送用機器
時価総額(億) 13490.5 157.2 69.6 765.8
株価 2127 1692 543 1249
決算期 2022/06予 2022/03予 2022/02予 2022/03予
予想売上(億) 18,700.0 1,040.8 265.0 1,640.0
予想営業利益(億) 850.0 0.5 8.3 125.0
営業利益率 4.55% 0.05% 3.13% 7.62%
予想純利益(億) 576.0 1.1 5.3 100.0
売上成長率(年複利/期間) 13%/15年 -1.4%/4年 3.6%/14年 4.7%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 11.9%/15年 -29.7%/4年 1.3%/14年 8%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 12.3%/14年 -9.4%/3年 8.4%/13年 6.6%/14年
PER 23.42 133.12 13.13 7.56
PBR 3.22 3.47 1.43 0.65
ROE 13.7% 2.6% 10.9% 8.6%
ROA 4.2% 0.4% 5.6% 4.4%
配当利回り 0.78 2.94 1.66 2.64
配当性向 18.2% 391.8% 21.8% 20.0%
総資産(億) 13702.5 269.9 95.5 2255.3
自己資本(億) 4186.6 32.1 48.5 1117.2
自己資本比率(%) 30.6 11.9 50.8 49.5
一言感想 あげあ 業績崩れ? あげ あげ

 今週は比較。銘柄スカウターの10年スクリーニングで直近計画共に10年最高売上営業利益のもの(対象221銘柄)を市場統計推移記録表にかけ、2021/3/17と2021/8/27比較してROEをさげておらずPBRも110%以下のもの(対象21銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。歴史的好調が続いてる中で評価が抑えめなのを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年08月27日取得。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス。ドンキ。比較に同じくディスカウントショップっぽい。ゲストにパシフィックは太平洋ということで太平洋代表工業。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

業績

 ドン・キホーテ。ぱっと業績をみて小売の雄ではないかな。2000年くらいからみて、減収も減益もなさそうです。

利益率は高くはないですが小売ということもあり営業利益率4%台はめっぽう優秀です。やすいというイメージはありそうですがその中でも別に薄利でもないという感じですね。同じく小売(SPA)で長期安定成長感あるニトリとかより営業利益率は低いですがROEは互角まではいかぬもちょっと下くらいですかね。ROEも現状低下傾向は認められないかな。総じて小売と踏まえれば傑出した方の優秀さは見て取れるところです。

6月決算で増収増益、増収増益継続ですね。計画も増収増益維持ですね。計画は上振れのほうが多そうです。

 

財務

 2019年にユニーを買収。

こことか。

toyokeizai.net

2019年に大きな資産増はこのユニーのせいだね。そこで有利子負債も取り込み自己資本比率なども下がりましたが以後回復傾向です。とはいえ2019年以降も有利子負債は返してる感じではなく、負債増を抑えながら総資産が増える形で財務改善が進んでる感。

有形固定が大きめ。店舗を増やしながら資産増ですね。

現金も増やしてる感じではなく投資優先感ありますね。

 

CF

 営業CF増加。右肩感あります。ユニー買収後もそうですね。

FCFはあまりプラスにせずマイナスも大きい中、2018年に特に大きなFCFマイナス。ここがユニ^買収とか関連っぽい支出が多いです。

さすがにユニーは大きい買い物だったか以後はFCFは以前より出しておとなしくしてる感じですね。財務CFも以後はあまりなかったマイナスに転じてます。

増配してますが、これは増益してるからで配当性向自体は低めで優待とかもなく還元自体はしぶめです。還元より投資をしたい感でてます。現状成功と見るべきでしょうか。

 

カクヤスグループ

業績

 酒類の販売会社。東京23区と周辺地域を商圏に酒類の業務用向け販売(料飲店・居酒屋チェーン等に酒類・飲料や調味料・食品・資材を販売)、個人向け販売(店舗運営、無料宅配、ネットショッピング)を営む。

だそうで。業務用中心。

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最近上場の酒類販売で業務用中心の中でいきなりコロナは厳しいというわけで2021は赤字ですが以前からこのようなかんじのようです。

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「なんでも酒やカクヤス」(1時間枠での無料配達)とかいかにも好まれそうなサービスをしててなんといかシュッピンとか勢いあるディスカウント店の仲間みたいな雰囲気も感じなくもないんですけど、現状成長感はないし卸だから仕方ないけど利益率1.6%程度以下(コロナは赤字)は高収益という感じもなく。

わたしの率直な感想いうとよくある凡庸な専門卸ですね。

「他社に追随を許さない配送サービスを既に構築済み」とか言ってますがとりあえずそれが収益性に貢献してるようにも。まあ宅配は好調なようですが。

1Qでまだ赤字。まあ増収ですが赤拡大はいただけないかなあ。まあ1Qだしコロナで苦戦だからしょうがないところはありますが。

 

財務

自己資本比率低いですね。 

目先1Qで総資産271億で流動140億とか有形固定68億とか敷金とかある感じで卸だけど小売っぽいところもありますね。

負債は226億で買掛96億の借り入れで100億ちかくありますね。コロナで厳しそうな感じで儲かってもないし資産増えてないけど借り入れ増えてBPSが結構吹っ飛びました。

ちょっと状態悪いですね。ボロと言ってもいいかも。流動負債>流動資産くらいは成立しててわりと真面目に資金繰りもしんどいようにも見えます。

 

CF

2021年営業CFマイナス。卸ですけど限りなく小売に近い形態には見えるので営業CFマイナスはかなり不味い事態と見ておくべきか。 

配当してますが配当してる余裕あるかなあって見てたら配当予想さげてますね。無配もちらついてるかも。

ジェーソン

業績

超ディスカウント系ストア。

こことかみると価格の安さに驚く。店舗も足立区とか多めでまあそういう系のディスカウントストアかなとは。激安の薄利多売。

jason.co.jp

長期で増収傾向。利益は1%~4%くらいかなあってところだけど、一応長期に原価率低下は見られますね。販管費は同程度。BPSは右肩。

薄利多売と小売ってことであまり原価率低下に期待するのもどうかとおもうのでやはり増収してなんぼかと。

2021で結構な増収増益。コロナ恩恵で跳ねたっぽいね。で、計画は減収減益。とはいえ2021年が強すぎた感じで絶対水準としては過去最高水準に準じる感じですね。

1Qで減収減益。結構大きめの減収減益ですが1Q事態の成績は過去からしてもいいほうですね。

 

 

財務

長期に資産増。自己資本比率も改善してるし普通に順調。有利子負債自体は減ってもないね。資産が増えてるので自己資本比率及び有利子負債比率とか改善してますが。

 有形固定とか増えてる感じでもないのであまり店舗は自前で持たないかも。

その他流動とかお金も増えてるので順調としか。

 

CF

CF出るタイプ。営業だして投資は控えめですね。店舗はやはり設備投資してなさそう。よってFCFは出てますね。

順調となりますね。 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてもみあいかさげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

テクニカル的には、大きくはずっと上昇。なんですが2021年3月に最高値をとって以降がさげ気味ですね。この下落は目先2020年以降の安値2204を割ってるので、週足レベルでは下落転換も疑ったほうがいいかもしれない。とはいえ月足レベルではまだ順調な上昇感あるのでそこらへんをどう考えるかですかね。今底をみるなら2019年安値1520はみたいところには思えます。これを切るくらいになると月足レベルでも下落感出てくる感じにはなりそうですし。


ファンダ的には、優秀な小売。長期の成長性はピカイチで来てるし、利益率ROER水準などもかなり優秀という他。

ユニー買収まではかなり前のめりで投資に来てたけど、ユニー以後は財務CFなどマイナスでひとまず落ち着いた投資方針では来てますね。このへんをどう考えるか。財務は改善してるのでまたアクセルあげてくる可能性はもちろんありそうですね。還元は渋く。還元より投資したい年頃のようです。

評価。

PER23ほど。小売として特に店舗を増やして成長するタイプではあるし、あまり規模が増えると成長鈍化の懸念はありそうでもあるし、そこらをどう考えるか。

見えてる成長とか収益性を踏まえると評価低いって気はしないけど、評価が高すぎるも感じないところで、ここらがフェアバリューかなあって見るとドンキとしてはよくある水準のようです。2015年以降なら下よりは上はある感じでしょうか。2013年以前はかなりい低い評価もありますね。PER10以下とか。だからどう考えるかですかね。

 

カクヤスグループ

最近上場のお酒のディスカウントショップで、配送に特色がありそうですが、現状数字的な強みは見れず成長もなく薄利でコロナで順当に赤字におちて目先まで沈んでる印象。 財務CFも余裕なく業績悪化がちょくに財務に大きな悪影響も出てると言うかBPSが吹っ飛んでます。

評価。

PBR3.5ほど。過剰評価だろうとは言いたくなる。この種の専門卸は(小売っぽいが)、成長なしの低収益だとPBR0.7くらいあるいはもっと下とかいいたくなりますが、ここは財務が厳しいわけで、これが黒字復帰となるとROEが跳ねそうでそういう視点でボロ株評価の類と見てた方が近いかも。少なくともイケてる成長企業には程遠い様に見えます。

 

ジェーソン

長期に順調なディスカウントストア。目先減収減益だけどこれは去年が良すぎで長期にはまだ全然好調な部類。ただ薄利多売であまり高収益でもなかなあという感じですね。傑出というよりは順調な小売のほうが表現が近いかも。

好調であまり投資もしてない感じでCFは余裕有りで故に長期に財務も改善が続いてます。

評価。

PER13ほど。スーパーなどと数値も近いし、好調といえどあまり高評価にはなりにくい種のようなものには見える。傑出した収益性や成長を見せてるわけでもなく。ただもちろん好調をみながらならPER13ほどは手出しも考えてもいい水準には思えます。

 実際問題PERでもPBRでももうよくある水準くらいですね。上も下もみれます。成長に乗るみたいな視点だとわりと見れる水準な気はします。

 

太平洋工業

 自動車バルブ・樹脂製品メーカー。自動車向けだけじゃないけど主に自動車向けかな。

下請けということにはなりそうですが、長期に増収傾向はあり利益も大枠ではついてきてますね。利益は近年は足踏み傾向はあります。ROEも低下は低下。

まあですが、シクリカルグロースとは見れるかな。リーマンとかコロナとか要所では減収減益も見せてます。そこらをどうかんがえるかでしょうか。

とはいえ1Qで大きく増収増益で計画も最高益となってるしいきなり順調じゃないですかね。財務はさほど良くないですね。借り入れも多め。資産は増えてるのでまずいってほどではないとはおもうけど。営業CFも安定ですね。ただ投資が必要でFCF言うほど楽そうな感じは品いいですね。も、ありそうで配当性向は抑えめだし減配とかも時々ありますね。

評価は正直低めに見えますが、やはり財務CFで減点されるのかこれでもよくあるし順で上も下もって感じです。なので考え方とか狙い次第かなあと。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転です。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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