日々値動きに右往左往
それがTwitterでみる日常だったりします。
自虐なユーモアあふれるTwitterですので、それらにはかなり誇張も交じってるのだろうとおもうのですが、もちろん中には日々の値動きに本当に右往左往するような人もいるかもしれない。
そんなことも思いながらまとめる値動きと意味の話。
右往左往するなら意味あることで右往左往したいものですよね?
そして意味のないことに右往左往するなんてことは避けたくないですか?
以下当たりも見てくれると先の話の通りもよくなりそう。
日々の値動きに意味はあるのでしょうか?
自分はたぶん値動きには意味はあると思うんです。
上では意味のないことに右往左往するなっていいましたけどたぶんすべての値動きには意味がある。
例えば、2000円くらいの銘柄でのほんの一瞬前からの5円の値動きにだってたぶんなんかしらの意味がある。
どんな小さなものだって例えばそれはある人が締め切り迫ったローンの返済のために泣く泣く株式を処分して換金して返済するためにしたとかの意味とかね。これならその市場参加者のローン返済額とかスケジュールとか保有株情報くらいあれば読めるかもね?
でもこのようなことは自分だったら読み取れません。というかあなたがどんな凄腕であっても無理じゃないですね?
原則として値動きの意味をすべてあきらかにすることは難しい。というよりわからないことの方が多い。
たぶんその値動きには意味もあるのでしょう。しかしながらその意味を全部明らかにするのは難しい。その判断材料を手に入れる方法もないしまた値動きのすべての意味を明らかにしようなんてするならそれこそ膨大な・・人の脳の処理能力を超える絶大な量の情報を集め意味づけして行く作業がでるはずで判断材料を手に入れられるとしても扱うのも不可能だと思うんですよね。
故にすべての値動きに意味があるとして、値動きと意味の関係を考えるなら以下のものになると思うんです。
・自分に読み取れない測れないあるいは扱いきれない意味のある値動き
・自分にも読み取れる測れないこともない扱いきれる意味のある値動き
上はめんどくさいのでこれを意味のない値動きとしましょうか。
そうすると・・
・自分に扱いきれない意味のない値動き
・自分にも対処可能な意味のある値動き。
そして自分の提案はこの中の意味のない値動きに惑わされるのは損だしやめようぜです。
この場合その値動きに意味をつけるのは自分でしょうね。
それが意味ある値動きか、意味のない値動きかを決定するのは自分です。
知識がつくならある値動きに意味も読み取れるようになるかもしれない。逆に意味を読み取れないとするようになるかもしれない。
自分がそれを決める以上、それに意味があるかないかは自分の状態や知識や経験に左右されることになります。
・・・・って言ってることがピンとこないかもですね。
ここで自分が思う意味のある値動きとない値動きをいくつか出してみましょうか。
あくまで今ここでこの記事を書いているかもめがそのように意味を読み取るあるいは意味を読み取れないって話で読み手が変われば違う結果もあるはずです。
ファーストリテイリング(9983)4/7の日足
これはかもめにとって意味のない値動きです。1/28に88780から上昇に向かったのも、110500まであがりそれが3/2になったのもそこから落ちだし82570まで落ちてるのもすべて意味を読み取れない・・すなわち意味のない値動きです。
ミズホメディー(4595)4/7日足
2/10のストップ高陽線以前は意味のない値動き。2/10に通期決算発表で4Qが非常に良い結果であり来期計画もそれに準じるものが出たため以後はその計画実現の期待を織り込む形での株高。3/31からは期待が行き過ぎたとしての調整。
3/31から落ちるとかはわかりませんし予測もできないけど、2/10以降の上昇ならこの上はいい決算が出てそれが続くものと期待をされてきているという上昇だという意味付けは自分の知識ではできます。あってるかはわかりませんが自分はそう読み取ることもできるし故にこれは自分にとっては意味ある値動きになります。
だからその意味は読み取り手に左右されます。
ニトリ(9843)4/7月足
全域では企業業績向上企業価値上昇による評価改善。
2018年-2019年は評価の行き過ぎが市場の軟調に合わせて調整。以後上がるもコロナで業績悪化警戒下げも、警戒に反してむしろ恩恵ありになって上昇加速。夏からさすがに行き過ぎで調整中。
読み取り手であるかもめはニトリが増収増益を続ける優良企業と知ってるからね。そう読み取ることになるね。調整がどこまでいつまで続くかとかニトリが今後も優良でいられるかはわかんないよ。でも今なら行き過ぎの調整をしてるとは読み取れるというかそう意味付けはできるって話。
TOPIX4/7月足
2015年まで、日本企業全体の業績向上を受けての期待あるいは評価上昇。
2015年8月から2016年6月まで、チャイナ・ショックや原油価格不安などで結構なシクリカル企業業績悪化への懸念そして実際の悪化をうけての警戒そしてそれに同様に売られることを警戒しての売り
2018年までの上昇。企業業績は好調で最高益になるところも多く日本企業総体としても最高益更新の水準からの期待評価の向上。
2018年以降2019年12月まで最高益から足踏みあるいは後退する企業も多い中での警戒の下落、2019後半に下落にめどをつけ一度反転したくらい
2020年3月まで。コロナ流行に依る経済被害による企業業績悪化への警戒の下落。
以後、コロナの企業業績被害は限定的として警戒し過ぎの訂正から、コロナ後を見据えた企業好調状態良化も折り込みつつもっと上へ。
・・・・だからこれはかもめが読み取る意味です。かもめは日本上場企業の統計もとってて(市場統計推移記録表簡易版 - 大河の一滴)それを踏まえての読み取りになりますね。もちろん違う視点の人もいて違うことを読み取る人、あるいはなにも読み取れないひともいるでしょう。だからその意味は読み取り手に左右されます。と言ったとおりです。
・・・うんだから今ならTOPIXがいつまであがるとかどこまであがるとかはわかりませんよ?でもあってるかはわかりませんが、今がコロナ後の企業状態良化も織り込みつつ株高に向かってるというのは読み取れます。そう読み取る以上その期待どおりに企業業績が良化していくか?というのを見ていくことになると思います。
と、こんなふうに読み取り意味をつけていきましょうよって話をしてるわけです。
意味を読み取れるところで考えようだし、その読み取りレベルも高めるのがいいよね?です。
そしてたぶんですね。
日足だと大半の値動きに意味など見いだせないはずだって思うんです。
これは読み取りてが今のかもめだからそうだというところもありますが、でも多くの人もそうだと思うんです。だいたい日足みたいな短い期間のあまり大きくもない値動きほど市場に開示もされないようなあまり重要でもない理由からだと思うんだよね。
日々の小さな値動きの理由はほとんどの人にとってわからないものだと思うんです。
故に大半の人にとって日足以下は大半意味のない値動きになると思うんです。
そしてかもめの感覚だと、それが週足になると解釈とか意味づけもできるケースもふえてくる。
週足くらいから意味があるというかファンダメンタルズ投資家にとって意味もある意味も読み取れなくもない値動きもでてくる。
それで未来がわかるとかなるわけではないです。
しかし現在は真っ暗ってわけじゃない。
今そうなってることには明かりを当てることができるものもある。
ならば、 明かりもなく真っ暗な中で右往左往して何もわからない中で判断するより、いくらかでも明かりも灯せる中でその明かりの中で考え判断するほうがナンボもマシではないのか?
真っ暗な中で悩んだり慌てるより、いくらかでもわかる意味づけできるところで意味ずけしたものの中から考え判断をするべきだろう。
わからないものはいくら悩んでもわからないって。
そんなので悩むなんて無駄。悩んでも考えても判断の質が上がらないところで悩むのも考えるのも無駄。
そうとは思いませんか?
まあ短いところで勝ち負けする人は
意味なんてもとめず結果の積み重ねからの優位性を求める人もいるとは思うので、この読み取りを試みるべきなのは意味で勝負する人ですね。
それはトレーダーよりは遥かに投資家の領分であろうと思います。
その意味で自分は投資家。
故に自分は意味を見出した上でその意味から値動きを読むことになるし
またそれが出来ないところで無駄に右往左往するよりは遥かに意味も見いだせるところで意味をつけて悩む考えて行こうと思うところです。
そしてよりいろいろ意味を付けられるように。
みずからの読み取り手レベルを上げられるように経験を積んでいきたいとおもったりするわけです。
右往左往するなら意味あることで。
意味のないことで右往左往するなんて避けたくないですか?
そのためになにを見ていけばいいですか?