大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6327)北川精機/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

北川精機とその他

株価

563円(人々は、長く足踏みして今強く足を振り上げるも勢いが続かない。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6327 6118 6131 7887
企業名 北川精機 アイダエンジニアリング 浜井産業 南海プライウッド
市場 JQS 東証一部 東証二部 東証二部
業種 機械 機械 機械 その他製品
時価総額(億) 43.1 681.3 38.5 53.3
株価 563 981 1112 5280
決算期 2021/06予 2022/03予 2022/03予 2022/03予
予想売上(億) 48.0 620.0 58.0 200.0
予想営業利益(億) 5.4 45.0 4.2 18.0
営業利益率 11.25% 7.26% 7.24% 9.00%
予想純利益(億) 4.8 30.0 3.9 12.0
売上成長率(年複利/期間) -3.2%/14年 0%/15年 -5.1%/15年 2%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 4.7%/14年 -0.1%/15年 -3.8%/15年 5.4%/15年
BPS成長率(年複利/期間) -9%/13年 1.3%/14年 -3.5%/14年 1%/14年
PER 8.63 19.52 9.77 4.25
PBR 1.78 0.77 2.07 0.26
ROE 20.6% 3.9% 21.2% 6.1%
ROA 6.5% 2.8% 5.5% 5.0%
配当利回り 0.89 2.55 - 2.84
配当性向 7.7% 49.7% #VALUE! 12.1%
総資産(億) 73.4 1077.9 71.2 240.3
自己資本(億) 20.3 767.3 17.7 195.0
自己資本比率(%) 27.6 71.2 24.8 81.1
一言感想 びあげ 停滞 びあげ びあげ

 今週は比較。市場統計推移記録表で2016/2/12と2021/8/13比較して双方ROE10%以上でROEは20%以上向上してるのにPBRが低下してるもの(対象9銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。安定して収益性が高くかつ上げているのに評価をさげたものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年08月20日取得。北川精機。真空プレス機械メーカー。比較に同業っぽい。ゲストに北に対して南、川に対して海で南海代表プライウッド。

北川精機

業績

こういうの。

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コロナ以後株高してるんだけど、業績をざっと眺めるに成長してるという感じでもないですね。

それで目先決算が出て48億売上の5.4億営業利益は2017年以降の業績水準で成長というよりは足踏みで停滞ですね。とはいえ計画50億の5.6営業利益は2010年以降なら最高で伸びるといば伸びてます。増収3.7%程度ですが。

ただROE水準は高く、2013年以降くらいから結構なBPS成長ペースで飛ばしてきてはいます。でもこれもROAはそこまでではないのでROEの高さは財務レバレッジ故とはなりそうです。とはいえROAでみても今日並べてるものでは上位で悪くない水準です。

あとここは戦犯ですね。リーマンあたりに大きく減収し赤字を連発しおおよそBPSをふっとばして利益剰余金もマイナスまで突っ込んでますね。

あとは決算と同時に中期経営計画がでててこれの数値目標が3年で売上利益増10%とかですね。これはちょっと多くの人には物足りないとされそうな気はするところです。

 

財務

2008年から資産源で2012年に大きく現象。

2012「今後の市場環境が早期に回復する見通しが たたないため、当初想定していた収益を見込めないことから、Pv事業において1,552百万円の減損損失計上に至り」と事業撤退を含む特損切って仕切り直し。ここらで純資産が70億ほどから7億切るまでつまり純資産は10分の一。以後は総資産横ばいのなかで純資産を伸ばしてきてますね。

有形固定のレベルも変わらないと言うか減ってないので投資はあまりせず負債返済に集中してる感じですね。事業規模は伸ばさない中で(停滞)それで負債をこつこつ返済しているような状況かと。

それで有利子負債は一貫して減ってきて自己資本比率もかなり回復ですがまだまだリーマン前の純資産規模には及んでないですね。

 

CF

 営業CFはでますね。投資は控えめでFCF出てます。それは返済に向かってる感じですね。で、利益剰余金がようやく2020年にプラスになったので2021年から配当を復活させてきてますね。配当はまだしょぼいですし言うほど出す余裕もなさそうですが、目先自社株買いしてますね。大きめ。このペースは続けられないようにはみえます。

 

アイダエンジニアリング

業績

こういうの。これだけじゃないけど。

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長期業績とか見ても停滞ですね。って感じ。成長感はなく近年はBPSがわずかに伸びてるくらいで低ROEでPERとPBRみてもいかにも停滞気味の機械メーカーという印象。

あとはリーマン時に大幅減収に赤字でこのあたりもよくある機械メーカーですねって感じであとは赤字もほぼ見当たらない堅実性コロナでも黒字でこらえて偉いですねくらい。

ちなみに目先1Qでよさげな数字出てますがこれも19年6月期よりは低い水準です。去年が低めだっただけ。

 

財務

自己資本比率で溜め込み系。大きくは総資産純資産の増減もゆるく、いかにも低ROE.

あまり好まれないスタイルだとは思うけどこれを財務レバレッジかけたりすると逆境時に凄まじい赤字になってBPSが吹っ飛んだりするので痛し痒し。北川精機はかなり健全な財務から吹っ飛んでます。このへんのメーカーはそのようなリスクもままあるという印象です。なので財務を安全に保ちたいのはわかる。投資でえらぶかは別ですけど。

 

CF

 営業CFは出てる感じで年にもよるけどFCFもだいたい出てますね。堅調ですね。それであまったCFは財務CFに消えて現状維持って感じです。

2020年などは自社株買いとかもはいってますね。そのあたり還元はやる気はやる気。でも減益で減配してたり現金推移などは維持な感じなのであくまで自らを守りつつ余裕がある範囲での還元する気ですね。まあ自分犠牲にして還元続けたら死にますからね。

 

浜井産業

業績

 例えばこういうの。HPがいかにも二部って感じでした。やる気とコストを感じないHP。HPなんぞに力を入れても売れねえって感じしてがいいですね。

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業績はさえないです。貼っとく。

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低迷感あるとこから、利益は出るようになりましたね。という感じ。

ただ低迷時にこれもBPSが1000とから163とかまで行ってますので実際かなりやばいところまで。で、財務ボロボロまでいったけどボロボロが故に普通に稼げるとBPSがハイペースに上がってくる・・というのが続いてますね。それで伸びしろも消費してるのでROEは下がってきてる感じ。

これがどこで落ち着くかって視点でしょうか。

まあですがやはりEPSが伸びないとみたいなところはありますね。上もそうですが。その意味では伸びてないになりますね。計画は横ばいな感じだし、1Qもそんなもんで来てます。

 

財務

 総資産横ばいで、2017年まで純資産へってて以後は増えてます。自己資本比率はハイペースで回復してきてますね。

2021年で利益剰余金がプラスに。配当も再開されるかもね。

一方で有形固定などは横ばいか減ってる感じ。投資は抑えてて現状維持で守りにはいってる感じですね。このあたりはアイダエンジニアリングと同じですね。

こちらはまだまだ有利子負債も大きく財務再建は道半ば感はあります。

 

CF

営業CFは上下あるタイプですね。投資は2018年まで抑えてますが長期のFCFはほぼ出てないレベルですね。低迷期も含むのでそこまで悲観でもないかもしれませんし、2018年以降はFCF出てますので今後はわかりませんが基本CFはあまり余裕ない方と見てたほうが良さそうな。

その中で2019年以降設備投資を増やしてきてますね。財務も落ち着いてきたのでテコ入れかもしれません。一応2020年以降利益はあがってるのでこの投資のおかげかもしれません。あるいは攻めに転じてきてるかもしれませんので注視してもいいかもしれないね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげでちょっとあげるもさげ
週足であげてさげ
月足でいちおあげ
確認。

評価・売買判断

北川精機

テクニカル的には、コロナから伸びて248から1024までいくもそこからずっと落ちてきてる感じでほぼ去年10月からのあげをリセットしたか?というところ。もっと長期だと2014年~2020年までもみ合いっぽい推移でコロナでそれを抜けた感じですね。これを長期トレンドの発生とみるなら狙うのもいいかもね。あるいはまたもみ合いに戻るか。去年末の安値523とか基準にどうでしょうか。あと目先決算だと思うけど跳ねてます。すぐさらに落ちましたが。


ファンダ的には、総じて低迷から復活してきて財務は悪いところから改善してたけど基本停滞企業で成長感はあまりない。投資を抑え総資産横ばいもそうだし中期計画も伸ばすという意思も小さそうで、それよりは債務返して財務再建をしたいようなかんじではないだろうか。ということで停滞蓄財企業。とはいえ財務はまだ良いとも言えず改善余地もあるのでBPSあたりはかなりのペースで増えてるし、このペースには近い感じで行きそうな塩梅だけど財務改善が進むと伸びしろもなくなりROEも落ちるような気は。ちなみにリーマン前のROEとかは5%もいかない感じで典型的な溜め込み企業のようにみえます。

評価。

PER8.6のPBR1.8とか。低PERに属するほうになりそうだけど、あまり成長という見込みもあまりもてなさそうでどうか。北川精機としても下はPER6以下とかもありもっと期待されてないような水準もあります。ROEが下がらないのなら高BPS成長が続いてなかなかおもしろそうではあるんですけどね。なんかBPSが増えるけど低ROE化が進みPERを維持しながらPBR下がる感じでよこよこが進むシナリオが濃厚な気はしたりします。

 

 

アイダエンジニアリング

停滞の機会メーカー。わりと厚めに資産をもって低収益に稼ぎ続けて余裕分は還元しましょうくらいのスタイル。

黒字は続いてCFは出てるし財務も悪くないので現状維持くらいはかなり見込めるのではないでしょうか。

こういうのは安ければ。

 PBR0.8ほどはいかにもな水準。アイダエンジニアリングとしてもよくある水準となりそう。妙味を求めるならだから安くですね。PBR0.4とかでいけるなら面白いかもですね。2020年にあったようです。あと2011年以前。

 

浜井産業

低迷期を抜けてきたやつでこれも資産をすっとばしてわりと危機まで。目先は縦治ってきてる感 あり利益は安定してきてますね。財務は悪いので今の所改善は速いです。投資も増やしてきて攻めようとしてるところも。とはいえ業績は足踏みで現状成長とか見れるような感じでもないかなとは。やはり現状停滞蓄財みたいなかんじでしょうか。

評価。

上らもそうだけどROEがどの程度らに落ち着くかってところですかね。現状ROEは高くBPS増スピードも速いですが、財務が悪いがゆえにレバレッジで財務が良くなるに連れROEは下がりそうで、どこらで下げ止まるかとEPSが伸びるかどうか。まあ自分には判断つかないですね。ただここは投資増など攻め感もでてきてるの可能性はあるような気はしますけど。

 

南海プライウッド

 建築内装材メーカー。長期にじみーに増収かなあってところですが低収益で低ROEで5%もほぼ行かない程度かなあと。ただ赤字も大きなものものなくBPSなら環境問わず減らさず伸ばしてるかんじでしょうか。ただしく停滞蓄財なのではないか。

ただBPS1%/14年とかなので非常に低成長。ほぼ配当もらうマシーンではないか。利益で減配してるけど。

財務は微妙な資産増に高自己資本比率。ためこみですね。といっても現金はそうないし増えてもないけど。

CFは営業はでるけど投資がまあまあありFCF自体は強くはないです。このへんいかにも冴えない。低めな収益性の中で過去に蓄積した資産を守り気味に現状維持に近い感じなってるという。低PBRやむなしって感じ。PBR0.3以下も多いようです。0.2切ることも。やすいと思ったタイミングでどうぞ。いや、いかなくてもいいけど。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 特にないかなあ。

 

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用語解説(日記比較編)

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