大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6754)アンリツ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

アンリツとその他

株価

2026円(人々は、じっくり登ってきてけど息切れし始めている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6754 6835 6659 7838
企業名 アンリツ

アライドテレシス

ホールディングス

メディアリンクス 共立印刷
市場 東証一部 東証二部 JQS 東証一部
業種 電気機器 電気機器 電気機器 その他製品
時価総額(億) 2801.8 130.6 32.1 67.5
株価 2026 119 566 138
決算期 2022/03予 I 2020/12 2022/03予 2022/03予
予想売上(億) 1,140.0 293.8 34.9 380.0
予想営業利益(億) 205.0 6.2 1.5 10.0
営業利益率 17.98% 2.12% 4.16% 2.63%
予想純利益(億) 162.0 1.9 0.9 4.3
売上成長率(年複利/期間) 0.9%/15年 -4.6%/13年 1.9%/15年 0.7%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 17.9%/15年 11.8%/13年 #NUM! -7.7%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 4.2%/14年 -8.7%/12年 -8%/14年 4.5%/14年
PER 17.19 70.00 35.49 14.57
PBR 2.55 2.28 2.32 0.41
ROE 14.8% 3.3% 6.5% 2.8%
ROA 11.2% 0.7% 2.7% 1.0%
配当利回り 1.97 0 0 2.17
配当性向 33.9% #VALUE! 0.0% 31.7%
総資産(億) 1441.0 257.7 32.8 439.2
自己資本(億) 1092.6 42.5 13.8 153.9
自己資本比率(%) 75.8 16.5 42 35
一言感想 いちおあげ 停滞 低迷脱出? 衰退?

 今週は比較。銘柄スカウターの10年スクリーニングで5年営業利益成長率10%以上かつ実績ROA10%以上のもの(対象163銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2021/6/18と2020/3/17比較をしPER20以下かつPER15%以下の上昇となっているもの(対象22銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。会社としても収益性に優れつつ伸びていてかつコロナで売られた日よりさして株高が進んでおらずかつ絶対的に過剰評価ともいえないものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年06月23日取得。アンリツ。通信用計測機器。比較に通信機器っぽい。ゲストにアンリツは共立と安中からきてるみたいで片割れ共立代表印刷。

 

アンリツ

業績

主に通信系の計測機器とか販売。例えば通信速度を測ったりだね。その他計量機も。

セグメント。

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わりと計測は利益率高いのではないだろうか。実際全体でも利益率でるときは10%台後半でわりと高めで高ROEROAで高収益な部類になりそうです。高付加価値の商品で高利益率ってやつですね。

ただ利益でないときはかなり減益などもでて5%切るとか1%とかもありますね。みるとだいたい大きい減益とか低利益率は減収時なので、売上で利益がより動くタイプで固定費が高めで売れだすとより利益が出るタイプでつまりよくある機械メーカータイプって印象。

目先は好調で高利益率です。総じて売上が大事となりそうでは。
 目先通期減収増益。減収ですが横ばいに近いですし長期水準で規模出てるほうです。そして計画で増収増益。大きくは順調となりそうですね。

 

財務

IFRSきらい。

ざっくりみると財務はいいというか、良化していて自己資本比率増加の有利子負債比率減少で資産増でなにも問題はなさそうな。

なかみても総負債<現金くらいですね。資産は流動よりだけどのれん増えてるね。

 「連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ」これですかね。

https://dl.cdn-anritsu.com/ja-jp/about-anritsu/ir/other-materials/fy2019/200130-3.pdf

100%子会社の吸収みたいでそれでのれん及び無形資産が増えるのかどうかはちょっとわかりませんが、違うならなにか他にやってるとおもいますが検索してもわからなかったので。どのみち規模はそう大きくないので大勢には影響ないかもしれない。

まあ大枠順調な会社という感じです。

 

CF

業績財務が順調ならCFも順調で当たり前と。

基本的に常にFCF出しているような会社。 

還元は利益並み。その中で長期には現金は積む方向にはなるね。

 

アライドテレシスホールディングス

業績

ここはスイッチングハブとかルーターとかみたいな通信機器ですね。

長期減収傾向でかつ薄利で低ROE。以前は赤字も。

HPとかみても小綺麗だけど重めでどこになんの情報があるかもわかりにくく、なんというか側だけしたてて中身はあまりないみたいな印象で印象悪いかんじ。

ただ目先1Qは増収+55%黒字化の利益率が15%ほどでいきなり絶好調感あります。

「日本で引き続き文教市場の売上が大幅に増加したことに加え、海外でロッ クダウンの影響による前期の大幅な落ち込みから持ち直しの兆しが見え始め」〜「文部科学省の「GIGAスクール構想」の予算執行により教育機関向 けの売上が大きく伸長したほか、その他の公共や法人顧客で年度末に向けてこれまで抑制してきた設備投資を実施 する動きが見られ、受注が好調」

前期あたりからその傾向ありますね。前期4Qも好調。

あまり会社の強さは感じませんが、環境がぐっと良くなってきてるところはあるかもしれません。

 

財務

剰余金マイナス。トータルで損してる。自己資本比率も低く財務は悪いですね、というか有利子負債も大きくわりとしんどいというか劣悪な部類かもしれない。ちょっと崩れると倒産の危機くらいもありえそうな。

ですが目先これまで減ってなかった有利子負債も減って1Qもさらに減ってますね。

手形あたりもふえてきて事業拡張感もでてきてます。固定資産も増えてたりして生産力向上感もありで良化に向かい始めてるみたいなところは。

 

CF

 2013-2018は営業CF安定せずも、2019年以降はひとまずプラスですね。これを復調とか変化とみるかどうかですかね。

還元は剰余金マイナスなのでまだできないですね。

 

メディアリンクス

業績

 放送用ネットワーク機器メーカー(ファブレス)。

業績厳しめ。

2016年に売上ピークでそこから落ちてきてるのはいいとして(よくない)2017年から赤字で、コロナまで順当に減収に赤字でBPSが減り続けているという。

通期も赤字で計画は増収に黒字復帰としてますが。近年の計画はみんな願望になってる感じですね。

ただ目先4Qは売上そこそこ回復に黒字復帰ですね。例年4Qは伸びる傾向で、その4Qにしてはまだ物足りない感はしますが。

 

財務

近年資産減で総資産が減る以上に自己資本が減る形で財務も悪化。利益剰余金もマイナスで一度は復帰も(財務政策でしょうか)またマイナスと端的にいいこなし。

ファブレスでもともと固定資産はあまりなく減ってるのは流動資産なんだけど主に減ってるのは現金という。いいところないですね。まあ有利子負債はそんなに絶対額はないしまだ生き延びそうな気がしますが。

 

CF

 2017年以降営業CFマイナス。FCFもマイナス。

だめです。救えません。

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

アンリツ

テクニカル的には、2017年以降上昇が続いている。528からコロナ1550をこえて2021年2837まで。そこからは下落に来てるね。

日足レベル2837から1988の下落が長期トレンドになるか否か?みたいな視点で。1988か、1550あたりが底でしょうか。1550切るなら長期上昇も終わったと引くべきですかね。例えばそんな感じ。


ファンダ的には、順調な高付加価値専門機器メーカー。基本利益率高いけど、売上により左右される感じで減収時はそれ以上に利益が減りそうなところは注意。逆は伸びると大いに増益もありそうです。で、目先順調ですけど、長期に成長はあるともいいがたいやはりシクリカルではないかと。財務CFは非常に状態もよく問題もない。ただ還元は利益並みですね。

そんなわけで状態もいいし優秀さも認められるけどやはりシクリカルで売上動向しだいなのではないか。目先は絶好調と言える部類。

評価。

PBRでみてなにげに高くもないほう。PER17ほどは2016年以降では低めです。同時に2015年以前はもっと評価も低くまたPBRでは2.5ほどはめっぽう高め。

好調が続くかどうかは懸念が入ってるくらいには感じます。でも大きな減益はあまり心配されてないくらい。減益もなく増益でROEくらい加速するなんて根拠がもてるならわりといいかもですね。

 

 

アライドテレシスホールディングス

これまでの業績も悪いし、財務などの劣悪でHPとかみてもいい会社感しなくてあまり評価できない・・ではあるんですけど、環境が向いてきた感があり業績が良化しつつありそれに伴い財務も良化してきてる感は。これがどの程度まで続くか?どこまで続くか?がすなわち判断の分かれるところかなあとは。

評価。

PBR2超えは状態からすると評価高いというかボロ株評価にはなりそう。状態が悪いがゆえに良化に向かうと伸びしろが大きいみたいなところへの期待。実際良化は来てますね。続くなら面白いかもしれません。こけるとひどいことにはなりそうです。

 

メディアリンクス

絵に書いた低迷企業。減収に歯止めはかからず、赤字も泊まらずCFは垂れ流しで資産も流れ続けていて財務も悪化。手持ちと赤字幅ですぐに倒産とかはなさそうだけど・・・でもなくて目先営業CF赤字は現金1年ちょいなので資金調達できないとわりと早晩資金がショートする勢い・・まあ前期は売上債権とかでマイナスなのでもうちょっと大丈夫だと思いますがもう倒産などもちらついてきてる局面かと。

増収とか営業CF黒字化くらいを見れるなら。

そんなでも最近株高みたいですね。コロナ安値からは数倍のようです。チキンレースに自信のある方はまだ間に合うかもしれませんよ?

 

共立印刷

長らくあまり高収益とか成長とかではないけど地味に稼いでBPSなら右肩同時に配当利回りあたりも高くなってて配当もらいながらBPS増も狙うなんてのには向いてた印象ですが、2019年に維持してた利益率がおちて以降は減収減益傾向が鮮明になりしんどくなってますね。

 コロナで順当にやられて、固定資産除却損や事業構造改善費用もだして純損失まで。ただ営業利益は黒字維持ですし、崩れた業績をもとに戻せるか?みたいなところになってますね。計画はそこそこ戻すとしてますね。1Qもでてないのでどうなるかは。

2018年まで資産増、以降は資産減。それまで利益は安定してたので還元しつつちょっと蓄財できてたのが収入源で還元すると足が出て貯金に手をださなきゃいけないみたいなことになってるような印象。有利子負債とかもけっこうあるので収入改善されないとめっぽうしんどいというか、減配にもきてますね。

そんな感じで業績後退でしんどくなってきてるところで改善します!って宣言したくらいのところでしょうか。評価はPBR0.4とかで極めて期待されてないくらい。改善が進むならちょっとおもしろいかもしれない。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 とくにないっす。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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