大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(2469)ヒビノ 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

ヒビノ

(JQS/サービス)

株価

1519円(人々は、一度天下をとって以来没落と再興を繰り返し波乱の人生をおくってる。)

業績財務と指標とそれに対する分析

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今日は分析。市場統計推移記録表で2018/9/4及び2020/12/30及び2021/5/28データを比較し、2018年より2021年がROEが高い、2020年でROEが3%以下のものから気になったものをチョイスして比較します。コロナで業績交代したけど目先コロナ以前よりROEが高くなってきてるすなわち過去よりパワーアップしてる形で復活しているものを拾う意図。該当銘柄24銘柄。ヒビノ。音響機器サービス会社、音響設備最大手。。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年05月31日に取得。

業績

セグメント。

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プロい音響機器の会社ですがラインナップ見る限り、メーカーというよりは小売か卸寄りでそしてそれを組み合わせて施工までですかね。と、みると利益率低いのも納得ですがBSに結構で結構固定資産多めで工具とかもあるのでメーカー機能もありそうですね。

長期にゆるく成長感はあるのですが特に2016年で買収か統合とも思わしく増収が。

2016「第1四半期には建築音響(室内音響・防音・防振)工事に強みを持つ日東紡音響エンジニアリング株式会社(平成27年7月1日をもって日本音響エンジニアリング株式会社に商号を変更)を連結子会社化」ですが同時に「特定ラジオマイクの周波数移行に伴う特需がピークとなり、かつてないほどに業績を押し上げました。また、コンサート・イベント市場の活況が続いた」もありそれにかぎらず好調だった模様。

このときセグメントごとの利益開示はなくどれが利益貢献してるかは判断し難いですね。音響機器販売・施工事業で大きな増収なのでここの貢献だとは思いますが。利益率的には販管費率が下がってますね。あとは原価率みると小売とか卸のそれではないのでやはり小売とか卸とか言うよりはメーカーとか建設に近いか。というか業種的にはサービスですね。

・・・と、過去をみても増収時に増益しやすく減収時に大きな減益になりやすいつまり、わりと売上が大事っぽい推移ですね。

そんななかで前期はコロナでやられてたということになりそう。特にコンサート・イベントが大きな減収で赤字。主力の電気音響も赤字ですね。目先通期決算でかつてないくらいの赤字にはなってます。

「電気音響・販売施工事業は、主力のコンサート音響市場やシネマ市場等で冷え込みが目立ちましたが、受注済み案件の進行が中心の建築音響・施工事業及び映像製品の開発・製造・販売事業への影響は、限定的でありました。コンサート・イベントサービス事業は、イベントの開催制限・自粛の影響を直接的に受け、事業の一部休業を継続し
ており、厳しい状況が続き」ってかんじですね。

それで計画ですが大きく回復してというか売上では過去最高のものとしてますが・・

「今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の流行の状況、並びに緊急事態宣言をはじめとする政府・自治体の対応が当社グループの業績に重大な影響を及ぼしますが、これらを予測することは困難であります。従って、次期の連結業績予想は、①東京オリンピックパラリンピック及び関連イベントが予定通り開催されること、②その後、コンサート・イベント市場が緩やかに回復することを前提に試算」

かなりオリンピックに頼った計画のものでこれはかなり楽観的シナリオのものにはなりそうで、ここはかなりオリンピック動静に注目しないといけないかも。

ちゃんと売上でると利益は上振れしそうな気も。中止とかなると前期に近いものもなるかも・・・?って感じですかね?

 

財務

 総資産350億ほどで、流動200億ほどで増える傾向。2016年以降手形が大きいのでこれは子会社化によるところが大きそうですね。有形固定資産も増える傾向。工具も土地も増やしてます。という感じに長期に資産拡張傾向。

同時に負債も増えてますね。負債の方が増えるペースが早く自己資本比率などももともと低いのがさらに下がってますね。ただこれはコロナの影響もありそうです。有利子負債なども増えていてこれ結構重そうですね。

そして前期は特損も伴う赤字でしたので目先BPSが大きく減少。ただ、通常は伸びる傾向ですね。

・・・という感じで財務状態は良くないですね。悪いですね。オリンピック中止とかなると燃えだすかもしれないとは。

 

CF

リーマン前後とか前期とかは営業CF赤字ですね。その他はプラス維持ですが。という感じに業績が厳しくなるとストレートにCFも悪化するようなところは。 

設備投資は必要なようには。そして設備投資以外にも買収とかもちょろちょろしてますね。2020年とかは大きめな出費も。

そんな感じでFCFは長期にマイナスかなあという印象。やる気あるとみるか足元厳しいのに背伸びしすぎだとみるかは人次第か。

財務はプラスも多いというか2019,2021年に大きくプラス。借り入れですね。

還元は利益連動感ある。減益したら減配などもあるようには。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足であげてさげ
月足であげて大きくもみ合い。
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2015年位まで素直な上昇。その後は上昇下落を繰り返してる感は。

一応2019年まで高値をとってるのでここまでは上昇とみれなくも。その後はコロナで一気に956は2015年以降の安値更新で下落。そこからは上昇をみてるけどこれを中期のトレンド転換そして長期の上昇継続までみるかですかね。やはり底は956とかにみたいですかね。1252でもいいかもしれないけど。


ファンダ的には、長期に成長感あるというか設備投資とか拡張には熱心な感もある、複合音楽サービス会社。メーカー機能とか工事会社とか卸とかイベント運営とかみたいな機能がそれぞれ。総合的には高収益とも言い難くあまり競争優位性等があるようにはみえないかな。まあでも環境が厳しくなければ黒字くらいはだしてBPSくらいは増えそうですが。

投資先行感。あまりCF強くないけど投資は行いCFはキツめで財務も悪め。業績が崩れるとこの辺が大問題になる可能性はありそうな。

そしてコロナは悪環境で業績悪化となりCF及び財務まで被害が言っている模様。計画で売上で増収して、これが実現なら一点過去最高売上で増収でより増益する傾向もありかなり楽になるのでは?感は。ただオリンピック頼み感あるのでオリンピック次第。わりとハイリスク・ハイリターン感ある。

評価。

まあ特損きってBPS減った中ではあるけどPBR2とかは低いというよりは高めの水準。PERにしても17は低くもない水準でこれはあまり減益などは織り込んでないようには。もっというとオリンピック中止を織り込んでない気は。

まあ、もっと上の評価帯もあるので開催決定ともなれば成長も続くなんてこともあるっかもでいいのかもしれませんけど。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=2469

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2469

IRBANK:https://irbank.net/2469

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 特に取り立ててないかなあ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)