大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9381)エーアイテイー/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

エーアイテイーとその他

株価

988円(人々は、奇襲で突破を試みるも突き抜ききれずずっと一進一退を続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9381 9068 9384 8293
企業名 エーアイテイー 丸全昭和運輸 内外トランスライン ATグループ
市場 東証一部 東証一部 東証一部 名証二部
業種 倉庫・運輸 陸運 倉庫・運輸 小売
時価総額(億) 236.3 689.5 188.2 536.4
株価 988 3345 1759 1525
決算期 2022/02予 2022/03予 2021/12予 2022/03予
予想売上(億) 487.0 1,350.0 270.0 4,050.0
予想営業利益(億) 24.7 105.0 23.1 86.0
営業利益率 5.07% 7.78% 8.56% 2.12%
予想純利益(億) 17.8 74.0 16.8 76.0
売上成長率(年複利/期間) 12.8%/14年 2.7%/15年 6.3%/14年 0.5%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 13.4%/14年 6.6%/15年 8.4%/14年 3.7%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 18%/13年 4.3%/14年 7.9%/13年 4.2%/14年
PER 13.04 9.17 10.19 6.74
PBR 1.93 0.68 1.74 0.23
ROE 14.8% 7.4% 17.1% 3.4%
ROA 8.2% 4.7% 13.1% 1.8%
配当利回り 4.05 2.24 2.05 2.95
配当性向 52.8% 20.6% 20.8% 19.9%
総資産(億) 216.3 1579.2 127.8 4232.5
自己資本(億) 120.2 990.5 92.0 2231.2
自己資本比率(%) 55.6 62.7 72 52.7
一言感想 あげあ あげ あげ 停滞

 今週は比較。市場統計推移記録表で4/1と5/21比較をしてROEが上昇かつ10%以上(該当525銘柄)のもので増配かつ配当利回り3%より上もの(該当51銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。資産効率が一定以上かつ伸びているもので増配かつ配当利回り高めを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年05月27日取得。エーアイテイー。国際貨物。比較に物流系。ゲストに名前は近い自動車ディーラーAT。

エーアイテイー

業績

国際貨物輸送。2019年日新運輸(海外検品・検針工場、国内物流センターを保有)を完全子会社化だって。2020年に売上はねて利益率減ってるのはそのへんですね。

子会社化を除いても長期に増収で成長企業となりそう。けど利益は2015年以降足踏み感があります。もあって2015年以降は増収するも利益率が下がりROEROAが下がりつつ利益は横ばいという感じでこれをどう考えるかですかね。

その中で2020、2021と増益が続き特に2021年2月決算は大きな増益というか過去のピークを破ってますね。 日新運輸を飼いならしたともみれる感じで計画も増収増益ですね。

 

財務

2020年に子会社化で資産増。もともと各資産伸びてる感じだけどここでいっきですね。良かった財務も悪化。 

資産は意外に流動より。216億のうち流動168億で現金が100億。有形は8億程度で極めて固定資産はもってないですね。自前資産は持たず船とか借りて事業してそうであまり財務にリスク取ってないですね。

それで負債総計94億とかなので手持ち現金で処分できる程度で見た目の自己資本比率よりはるかに財務はいいですね。日進運輸取り込む前は借り入れ無しで取り込んでからも返済進めてます。

 

CF

営業CFは常に出てる感じで資産も持ってないので投資もいらず常にFCF出てる感じですね。現金も積んでましたが日進運輸取り込んで現金(と借り入れ)が増えたのでさすがに返済に回って現金減ってますね。全部変えしたら現金増えてます。子会社化は株式交換でしたみたいでキャッシュアウトなし。

 増配傾向で減配はいまのところないようですね。配当性向目標みたいなので減益はまずいとなりそうというかFCFと配当が割と近いのでそんなに増配余力はないようには。還元性向高いです。

丸全昭和運輸

業績

途中まで書いてて保存しようとしたら消してしまって非常にモチベーションが落ちましたので簡略して。

総合物流。長期に赤字もなく地味に成長感。目先も好調でなにげにROEなども改善傾向ですね。 

 

 

財務

こちらも地味に改善というか蓄財みたいな。ここは固定資産は持っていて目先はかなり増えてて投資期感。もあるのか借り入れはなかなか返せない感は。まあ現金≒借り入れくらいには改善してきてますが。

 

CF

常に営業CFでてるくらいですけど投資はかかりFCFマイナスの年もそこそこ。長期にはプラスくらい。特に近年は余裕もあって増配しながら現金くらい積んでる。 

 

内外トランスライン

業績

国際海上輸送。長期に増収傾向もあり赤字もないけど2015年くらいから足踏み感が強く。BPSくらいは右肩。

前期は減収減益で決着も通期は増収増益で1Q出て大きく増収増益で上方修正入ってますね。計画では過去にないくらいでこれができると足踏みを超えて成長みたいなところ。

「昨年秋以降、コンテナ不足と運 賃高騰が継続している中、アメリカが新たに追加経済政策を打ち出し、消費拡大を喚起したこともあってコンテナ 不足は解消せず、運賃が下方硬直的な状態〜当社は船会社との交渉によりコンテナスペースの確保に全力を挙げ、取引先に対し安定的 なサービスの提供を維持して参りました。これにより数量、売上ともに前年を大きく上回る水準で推移」

コンテナが好環境の中うまくコンテナを確保できているという感じですね。もちろんいいことですが永続というよりは特需よりと見ておいたほうが無難かもしれない。

 

財務

自己資本比率高め。借り入れなどもなし。

固定資産も増えてて投資もしてる感じだけど、それより流動それも現金がふえてて目先1Qで資産136億のうち現金が68億。

という感じで蓄財してますねって感じ。 

 

CF

 営業CFは出てて、時々大きな設備投資とかしてるけど大きくはFCFでて順調に現金詰まれてる感じ。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみあい
週足でもみあい
月足であげてもみあい
確認。

評価・売買判断

エーアイテイー

テクニカル的には、2015年に1330、2017年に1400までくらいはつけるも、2015年あるいは2017年でも以後はもみ合い感が強い推移で。安値もだいたい市場暴落のタイミングで817、814、529とつけて一応コロナ以後は上昇みたいな感じの推移・・だけどもっと大きくはもみ合い中みたいな。コロナ以後の上昇が長期上昇に発展するか?みたいな視点で。底は529といいたいとkろだけど遠いので917とかを見ながら1193とか1400の節目を通過できるか?みたいな視点で。

 

ファンダ的には、長期に好調な海外物流。持たざる経営で財務にリスクはあまりなさそうな。近年は増収も利益足踏みで収益性が落ちてきてるところもあったけど、日進運輸を取り込んで規模もまし、また効率化もすすめられたのか利益がまた伸びてきてるところ。自己資本比率は減ったけど現金>総負債程度で財務はあいかわらず健全となりそう。還元熱心で還元面ではあまり余裕なく増配余力は低そうで増配には増益が必要と見ておくべきか。また減益は厳しいかも。

評価。

PER13とかPBR2は絶対的には高くも見えない。実際AITとしてもわりと低いPER水準。ただこれまで低ROE化傾向はあったのでそのあたりをどう考えるか。これが続くとそもそも物流があまり評価れないところでなかなか今のPERを維持するとみるのもどうだろうね?

まあ目先は統合も済ませ好調感もあるので十分選択肢になりうるようにはみえるんだけど。もちろん手法とか狙い次第だとおもうけど。

 

丸全昭和運輸

順調な物流。長期に赤字もなく地味に成長もありROEも改善傾向。目先業績も特に問題もなさそう。

財務も改善が進んで増配もしながら現金も積んできてる。

も、評価はPER9PBR0.7程度の評価。過去もPERで7きりくらいはちらちらで上も15ならめったにない程度でそもそも物流はあまり評価されないというところには留意。エーアイティーは持たざるところがありわりと特別扱いをされているというか物流が競争が激しいとか参入障壁が低いとか思われてそうで(実際そうだろうと思う)評価が抑えられてるとは憶測するところ。実際ここなら赤字もなく効率性を高めてきてるというところはあるのですが。そのへんもふまえてどう考えるかですかね。

まあ地味組にはなりそう。地味ながらずっともってると地味な成果も出る気はしそうですが。

 

内外トランスライン

長期に赤字などもなく堅調なところだけど、基本足踏みが続き停滞感がある蓄財企業。蓄財だけあって財務やCFは余裕感。その中でコンテナが吹いて目先業績がはねているところですね。これをどう考えるか。

評価。

PER10ほどはなにげによくある水準。ただこれは増益して高ROE化してるからってところもあり、現在PBR1.8ほどのPBRは内外としては高い水準。2018年前後に大きく株高してるからなにげにもっと高いPBR水準もあるけど2014年前はPBR1切も普通なので、現在のコンテナでブースとかかってる利益も維持できないとキツめな展開も想定してた方が。もっとも今は勢いあるのでその勢い続けばまだ上って考えもできますのでだからどう考えるか。 

 

ATグループ

 大きく株安してる自動車ディーラーだけど、コロナでやられてそうなイメージであるけど3月通期出てむしろ増益。も、低ROEな話で計画は-20%ほどの減益・・というかだいたい低ROEで利益率2〜4%の薄利でずっと増収もなくずっと足踏みしてるような。

その代わりリーマンなども含めコロナも赤字無しでずっと地味に稼いでいるようなつまりは停滞蓄財企業。4.2%/14年でBPSは来てるのでその蓄財スピードもそんなに遅いほうじゃないとなるのかなあって感じ。

CFで現金手持ちなくて投資が大きいけど固定資産(これ商品の車かなあ?)と貸与資産の取得(これはローンとかですかね)で営業CF出てる割にはFCFきびしいかなあって印象だけどローンとかならここも堅調となりそう。BSの割賦売掛金とかリース資産は増えてますので。

総じて地味だし足踏みが続いてるけど堅調な蓄財企業という感じ。名証ってことでいかにも尾張商人的な堅実さ味は。

まあ評価は高くなりようもないはわかるけどさすがにPBR0.23とかないのではないか。ってみると今は低い方みたいだね。さすがに。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないんだから。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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