大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4061)デンカ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

デンカとその他

株価

4205円(人々は、一度制しかけた山に再び挑むもまた挫けそうになっている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4061 4008 4401 4047
企業名 デンカ 住友精化 ADEKA 関東電化工業
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 化学 化学 化学 化学
時価総額(億) 3723.8 497.4 2043.2 541.5
株価 4205 3560 1970 941
決算期 2022/03予 2022/03予 2022/03予 2022/03予
予想売上(億) 3,650.0 1,090.0 3,290.0 569.0
予想営業利益(億) 420.0 70.0 256.0 70.0
営業利益率 11.51% 6.42% 7.78% 12.30%
予想純利益(億) 290.0 50.0 164.0 43.0
売上成長率(年複利/期間) 0.7%/15年 4.7%/15年 4.3%/15年 2.2%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 4.2%/15年 3.4%/15年 3.8%/15年 2%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 3.5%/14年 6.6%/14年 4.7%/14年 8%/14年
PER 12.50 9.82 12.41 12.57
PBR 1.36 0.67 0.89 1.06
ROE 10.9% 6.8% 7.2% 8.4%
ROA 5.5% 4.6% 3.7% 4.7%
配当利回り 3.21 2.81 2.54 1.59
配当性向 40.1% 27.6% 31.5% 20.0%
総資産(億) 5260.4 1078.3 4376.6 923.2
自己資本(億) 2674.5 728.0 2280.8 509.8
自己資本比率(%) 50.8 67.5 52.1 55.2
一言感想 びあげ 増収傾向 いちおあげ 停滞

 今週は比較。市場統計推移記録表で4/1と5/21比較をしてROEが上昇かつ10%以上(該当525銘柄)のもので増配かつ配当利回り3%より上もの(該当51銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。資産効率が一定以上かつ伸びているもので増配かつ配当利回り高めを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年05月26日取得。デンカ。総合化学。比較に同業っぽいの住友ともとはデンカっぽいなまえだったADEKA。ゲストにまちがって買いそうな関東電化。

デンカ

業績

いろんなことをしている総合化学でセグメントは以下。

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2009年とか大きく減収でシクリカル味はあるんだけど、長期に赤字もなく基本業績は安定的で売上は伸びてるか微妙なところだけどゆるやかに利益をふやしてBPSなら右肩でROEも落ちてる感じでもなく堅調な化学メーカーという感じです。
 目先通期出て減収増益、そして計画では強気な増益計画ですね。中期経営計画も出てこれが結構強気な増益計画で投資も熱心にやる感じでそれに習った感じですね。

https://pdf.kabutan.jp/tdnet/data/20210512/140120210511412385.pdf

これができるかできないか?を判断軸にするといいかもしれない。

ちなみに過去の計画は利益は行ったり行かなかったりですけど売上はあまりいってなくて強気色は読み取れますね。ただ原価率あたりはずっと下落傾向で効率化は進んでるとは言えそうですのでこれを加速できるか?ですかね。

 

財務

 順調な財務。有利子負債は据え置きもゆるく自己資本比率はあがり資産増。負債は据え置く感じで流動が増える傾向ですね。現金も伸びてます。

 

CF

営業CF安定でFCFもだいたい常に出てる感じで基本堅調で安定的なそれ。中期経営計画で5年で投資2000億とかいってて、これは一年400億でそれは近年の設備投資より加速で目標数値は強気の恐れもあるけど実際にアクティブに投資してそれに向かってきそうなかんじではあります。そのあたりをどう考えるか。2000億の投資をこなすと営業CFでは還元も含めてまかなえなさそうなので借り入れ等の資金調達はありそうな。増配も抑えたいかもね・・といいつつ配当性向50%の基準は出てますね。減益しないようにお祈りは必要かもしれませんね。

 

住友精化

業績

長期に成長感ある。売上で4.7%複利15年これはなかなかのペース。ただ利益は乱れるというか営業利益で4%ほどだったり10%とかだったりでEPSなども凸凹してますね。とはいえ長期に利益率落ちている感じでもなく目先もEPSは高い水準です。BPSなら右肩ですね。

目先通期出て増収増益。計画は増収も減益ですね。減益は大きめですけど既存の延長線上ではありますね。過去計画は上振れしたり下振れしたり。為替とか原材料費で上下してそうで為替と原材料費を事前想定するのは困難だきらいでしょうか。売上でみるのがいいかもですね。毎年増収する感じでもないのでそれも難しいところはありますけど。

 

財務

 長期に改善感。自己資本比率も10年くらいで40%台から60後半まで。特に2016年以降は有利子負債を返してきて借り入れはみるみる減ってきてますね。

 

CF

 営業CF安定。はいいのですが2017年以降投資を抑える形でFCFが出てますね。それ以前はFCFは出てるか出てないか微妙なところで財務CFも調達が多めですけど、以後はFCFでて財務は返済還元に出てます。現金も増えてますね。還元はCF手持ちからは余裕そうですね。減配もないようです。

 

ADEKA

業績

 住友精化に近そうな業績傾向だけど、こちらのほうは利益も安定傾向がありそうでリーマンあたりはさすがに落ちてるもその他はあまり大きな減益とかはありません。BPSなら右肩くらいですが、ROE水準は一枚落ちそうでそのあたりが長期のBPS推移の違いに出てる気も。

総じて安定性には秀でるも成長性で一枚落ちるくらい。だから住友精化との比較でね。

今期は増収増益、計画は横ばいに近い売上で減益ですね。既存の延長線上。計画は保守傾向ですかね。

財務

資産増ですけど、2019年に大きく資産増の自己資本比率悪化ですね。買収とかっぽいと調べると以下が。

ADEKA<4401>、日本農薬<4997>をTOBなどで子会社化 - M&A Online - M&Aをもっと身近に。

 2019「持分法適用会社であった日本農薬株式 会社の株式を追加取得し、2018年9月28日付で同社及びその子会社9社を連結の範囲に含め、第3 四半期連結会計期間から当社の連結業績に算入」なのでそうですね。

 

CF

 営業CF安定で近年は増加、日本農薬効果な気もしますけど日本農薬みると意外に営業CF出してなく注意がいるかもしれない。とはいえもともとここが投資もしてFCFは常にでて現金積んでるくらいなので日本農薬が多少トラブっても全然平気そうではありますけど。配当も減配もなさそうでいろいろこんなもんって水準でしょうか。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみあい
週足でさげてあげ
月足でいちおあげ
確認。

評価・売買判断

デンカ

テクニカル的には、2017年末までの長期上昇で4700まで、そこからコロナまで1925まで下がるもコロナからは上昇で目先4700に迫る4660まで。4700を突破できるか?だけどとりあえず目先は跳ね返されてるね。年末安値3750くらいをみながら4700突破を狙う感じでしょうか。


ファンダ的には、総じて安定で堅調な総合化学。さすがに環境が悪化すると利益は維持できなさそうだけど、長期に赤字も殆どないし基本は利益もROEも安定的でBPSなら右肩でROEも落ちてなく、そして財務も良化しててCFも安定で高成長ではないにしろめっぽう優秀です。

その中で目先強気な増益計画及び投資を強めるみたいなものが出てきて今期計画もそれに準じたものに。計画は強気感はありますけどこの辺をどう考えるか。

評価。

PER12とかは上も下もって感じですね。PBRも同様ですが1.3ほどはデンカとしては高めな方かな。計画が完遂されるとすると気持ち評価低いかな?という気はします。そういう感じであまり評価完遂までは織り込んでない気は。しかしPBRでは高いとなるのである程度は増益の成果はでるだろうくらいの塩梅ですかね。そのあたりを勘案しながらみるといいかもですね。実際計画できると面白い気はします。できるかはわかりませんが。

 

住友精化

長期に成長感もある総合化学、利益はぶれるところはあるけど、売上はのびてるし長期の収益性は変わらないところはあり赤字もないくらいなのでBPSなら右肩。

2017年以前までは投資先行でCFに余裕ないようなところがあったけど以降は投資が抑えられCFに余裕で財務改善が進む。投資が少なくて済むか?はわりとみてたほうがいいかも。

評価。

見せてる売上成長でBPS成長速度とか長期のROE推移などからPBR0.7切りはわりと評価低い気もします。みると2014年以前はわりとある水準でしたが以降だとないわけじゃないけど低めな水準ですね。あまり化けるとかないと思うけどのんびりいくならなかなかいい選択肢にもなる気は。投資が増えて資金繰りがきつくなるとかだとこんなもんな気はします。そうなる警戒はされてるのかなあくらい。

 

ADEKA

 堅調な化学メーカー。毎年増収増益するほど安定じゃなくシクリカル味もあるけど、かなり安定的な業績推移で利益もあまり乱れなくゆるく成長してるようなところは。BPSくらいは右肩。ただ住友精化との比較でROE水準などは低めで一枚成長性は劣るかも。安定性は上だけど。日本農薬を子会社に子会社以後あまりCFでてない感じもあるので経営方針の変更もありそうであるいはなにかあるかも。気になる人は調べても。

ただADEKA全体では財務CF含めて堅調という他。

評価。

PER12とかPBR0.9とかはそんなもんだよねと思うしかないくらいの評価高い気も安い気も。とみると上も下もある水準ですが2014年以前はもうちょっと低めかな?くらい。

のんびり長く持つとかならそんなに悪くもない選択かなとは感じますがこのあたりは考え方ですね。

 

関東電化工業

 ここはちょっとシクリカル色が強い。リーマン前にピークがありリーマン後に業績後退で2012、2013は赤字で2013年はわりと大きな特損。その後は増収増益で復活して、2016年には前のピークを超える利益出たりするけど売上2020年2021と業績後退傾向。ですが通期計画で最高売上とかきてやっぱり順調じゃないかってことで株高向かってる感じですかね。目先4Qも調子いいの出てきてるし。利益に関しては保守計画傾向はありそうですね。

その他、営業CFはでるも投資が強めでFCFはあまり出てないとか財務程々とかいろいろ好調な企業感でてます。評価は特に安いって気もしないですが、調子いいのが続き上振れとかもするなんて展開になると面白い気はしますね。そうなるかはわかんないけど。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないですね。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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