大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(1605)INPEX/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

INPEXとその他

株価

754円(人々は、やる気をだしても挫かれ延々落ちぶれてきている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 1605 1662 1514 9708
企業名 INPEX 石油資源開発 住石ホールディングス 帝国ホテル
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証二部
業種 鉱業 鉱業 鉱業 サービス
時価総額(億) 11025.9 1180.3 68.9 1109.0
株価 754 2065 117 1867
決算期 2021/12予 2021/03予 2021/03予 2021/03予
予想売上(億) 8,830.0 2,278.3 98.0 217.0
予想営業利益(億) 3,190.0 51.6 (0.8) (121.5)
営業利益率 36.13% 2.26% -0.82% -55.99%
予想純利益(億) 1,000.0 74.7 (1.2) (148.0)
売上成長率(年複利/期間) -2.2%/14年 2.1%/14年 -10.6%/11年 -6.7%/14年
EPS成長率(年複利/期間) -3.8%/14年 -7.1%/14年 #NUM! #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 6.8%/13年 -0.3%/13年 11.8%/10年 2.8%/13年
PER 11.01 15.79 -57.42 -7.49
PBR 0.4 0.31 0.43 2.15
ROE 3.6% 2.0% -0.7% -28.7%
ROA 2.2% 1.2% -0.7% -18.6%
配当利回り 3.58 2.42 2.56 0.21
配当性向 39.4% 38.2% -135.1% -1.6%
総資産(億) 46345.2 6271.3 166.2 795.7
自己資本(億) 27365.4 4027.1 148.6 606.3
自己資本比率(%) 59 64.2 89.4 76.2
一言感想 停滞 停滞 衰退で赤字? コロナで赤字

 今週は比較。21/4/9時点でトリガーを満たしている(かもめ独自指標)を市場統計推移記録表で2016/2/12比較でPBRでより低くROEでより高くなってるもの(該当23銘柄)からチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年04月09日取得。INPEX国際石油開発帝石が改名。帝石。政府系。比較に同業っぽい石油資源開発と石炭の住石ホールディングス。ゲストに帝仲間のホテル。

INPEX

業績

帝石。以下のことのようなことをしてるようです。

原油(地質調査・物理探査・試掘井・生産テスト、探鉱、開発、生産、輸送、精製、販売)

天然ガス(地質調査・物理探査・試掘井・生産テスト、探鉱、開発、生産、輸送、液化、販売)

 他にもあるけど主に石油と天然ガス

業績見て目を引くのは高い利益率。40%前後で過去は60%近く。同時に成長性はない感じでまた低ROEBPSも増やせてないという感じですね。

原価率などをみてると2016−2018年あたりは高くて、なんとなく原油安になると原価率が高くなりそうな趣。原油価格は気にしてもいいかもね。

・・なところですが高利益率で高利益率で極めていい会社のように見えるかもですが低ROEBPSも増えてないという感じで会社は価値を上げれてないになりますね。

2015年以前くらいの利益水準ならBPSくらいは増えそうです。その頃は原油価格は比較高そうですね。

2020年通期でて大きめの減収減益で純赤字。「販売価格の下落及び原油の販売数量の減少により、売上高は、 前年同一期間比4,001億円、34.2%減の7,710億円〜販売数量の減少により174億円の減収、平均単価 の下落により3,655億円の減収、売上の平均為替レートが円高となったことにより134億円の減収、その 他の売上高が36億円」

って感じで見た感じ単価の動きによる影響が大きそうですね。

色んな意味で原油価格次第ってなりそうですね。

今期はいくらか回復するとしてますね。長い視点ではまだまだ低い水準です。

 

財務

 2015年位から資産増もなく。総資産4.6兆のうち固定資産が4.2兆で極めて固定資産よりです。有形が2兆円。投資その他の資産が1.7兆。

有形で建設仮勘定が2012ー2018年で増えていき、2019に機械装置運搬具が大きく増たかんじなのでここで大きな施設作ってた感じですね。それが2019年から稼働。

というわけで2019年から固定資産が(減価償却で)減りだしてます。

そのためかはしらないけど借り入れが大きめで2019年以降もいまのところ減ってる感じではなく。自己資本比率自体は低くもないし危ないってことはないと思うけど。

 

CF

 営業CFは安定。2000〜3000億は堅そうな推移。しかし設備投資が大きめ。2013年以降上の施設だと思うけど凄く投下してますね。それでそれが一服感あるので今後は安定するかもしれない。といいつつ目先もFCFマイナス。まあこれは債権譲受があったようですね。

投資がそれほどかからないという前提をおけば配当くらいは払えそうですね。増配も行けるかもですが借り入れも返したいと思うところでどうかな?ってところ。

 

石油資源開発

業績

 営業赤字などはないのですが。INPEXにくらべ利益率は低くというか原価率ももともと高く2010年70が2020年85%とこれはかなり厳しい感じ。BPSも伸ばせてなくて現状維持にいっぱいいっぱいという印象。

3Qで減収赤字。まあ修正で黒字計画になったようだけど、既存の延長線上で現状維持でいっぱいいっぱい以上には見えません。

 

 

財務

資産は伸びてる感じでもなく。自己資本比率あたりは低くもなく借り入れあるも、現金もありそうで財務自体はそんなに悪くもなさそう。またINPEXに比べると固定資産は小さめ。薄利なこともあり自己設備による生産よりは商材転売というか卸とか輸送のウェイトが高そう。 

 

CF

営業CFは出てますね。設備投資は常にではないですがするときは大きく、その時は大きくFCFもマイナスで長期のFCFもマイスっぽいですね。投資一服感はあるので今後はでるかもしれません。

配当はCF的にはもすこしいけるかもだけど、BPSも減ってるしあまり期待しないほうが。 

住石ホールディングス

業績

 石炭商社・鉱業会社、(旧)住友石炭鉱業。かつては石炭の採掘もしてたみたいですが今ではか細く石炭の輸入販売とかをか細く。

長期に減収傾向で衰退傾向。とはいえ、仕入れて販売は赤字になりにくくBPSくらいは伸ばしてて企業価値の向上という視点では上の2つよりマシともみれたりします。

今期3Qで大きな減収を伴いさすがに赤字落ち。とはいえ通期計画では薄利ですね。過去四半期レベルでは赤字もあったりで延長線上といえてコロナで大幅減収といえど変わらぬ調子でこのへんの専門商社はしぶといという印象。

 

 

財務

長期に財務改善で目先自己資本比率90%超えたね?ってところ。借り入れも返しちゃいましたね。

今後は返済にまわるものが還元で出てくるかもね?

 

CF

営業CFマイナスの年もあるも長期にはプラス。設備投資とかまるでしてないのでFCFもでてます。

そういう感じに別に状態は悪くないです。自社株買いも入っていてなにげに還元熱心かも。 

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でさげ
月足でさげ
確認。

評価・売買判断

INPEX

テクニカル的には、大きくは下げている。どうやら2020年10月の489が上場来最安値っぽいですね。大きくは下落トレンド。それで489以降の上昇を大トレンド転換とみるかですね。日足レベルでは上昇にはきてますね。そのままいけば週足月足レベルになっていくってところはあります。そのまま行けば。489を基準にするしかない気は。


ファンダ的には、利益率は高いけど、重厚な設備産業で大きな設備もありここ数年以上はBPSも増やせてない低ROE低収益企業。極めて大きな設備投資をしてたようで非常に大きな投資CFを使って大きな設備を動かしてきてる状況。投資一服ならCFに余裕がでて財務改善は進み財務改善は進む気はするところ。あとはやはり原油価格に影響されるところが大きく、このご機嫌で利益がより大きく出たり出なかったりしそうです。目先は悪環境な方にはなりそうです。

評価。

利益は出せるけど重厚なシクリカルで低ROEBPS増も怪しいとなるとPBR0.4とかは残念ながら妥当としか。設備投資のせいもあるが財務悪化させつつBPSも増やせず配当配るだけでせいいっぱいという感じで、利益率だけみていい会社だなんてみなすとトラップになる気が。

とはいえ大きな設備投資は一服で今後はFCFに余裕もでて財務改善が進むかもしれない。場合によっては還元強化も。

まああとは原油なんですが高くなることをお祈りですかね。わかるなら原油先物買えって話ですしね。

 

石油資源開発

現状維持でいっぱいいっぱいというか長期にFCF出てなさそうだし、原価率も上がってきて厳しそうだし目先BPSも減る傾向がでてる感。厳しいというか現状維持にいっぱいいっぱい。なんとか配当を配ってる感。

ただ投資一服でFCFに余裕がでるとなにか手を打てるかもね。

評価。

BPSも増やせず配当をだすだけの現状維持にいっぱいいっぱいとかだとPBR0.3も残当というかフェアバリューに類するもののような気は。これでも低いときはPBR0.2くらいはあって安全か言うとそうでもない。原価率低下とかBPS増加とかFCF黒字維持とかあれば数年後は景色は変わるやもしれません。

 

 

住石ホールディングス

かつて隆盛を誇った石炭産業の成れの果て。今はさらにか細くなりながらも地味な石炭輸入販売で薄利継続でBPSくらいは伸ばしてるというか借り入れも返し、財務はきれいになる程度には蓄財が進む。還元も熱心なほうで儲かった分は還元はしてきそうです。

評価。

PBR0.5ほどは、高いって気もしないけど安くもないかな。財務健全の堅実企業とはいえ衰退業界にいて実際に衰退傾向ですからね。すくなくとも売上反転くらいはみたいところ。

とはいえPBR0.4ほどはわりと住石ホールディングスとしても低評価で増収に転じてくれると結構面白いかもしれない。今は転じてないですね。

 

帝国ホテル

長期に成長感はないも赤字もなく利益は地味に出し続けBPSなら右肩という感じだったのですが、今期でいきなりコロナぶち当たりで3Qで減収6割で営業利益で20年分くらいにもなりそうな赤字 を出しているという。

ただ長年の蓄積が分厚いのでBPS1000から800くらいになるかなあって趨勢。あらゆる意味でコロナ後にどこまで回復するかくらい。

資産は固定資産寄りで意外に借り入れまでいってなく長年溜め込んだ金融資産を吐き出してるくらいで現状倒産とかそういう心配にあるような状況には見えません。

まあ、それにしたって長年溜め込んだ財産がかなりの勢いで散っていってるのはそうなのでだから今後の回復次第です。

PBR2ほどはどう考えても過剰評価な気はします。コロナ後にいままでなかった成長期待されてるくらいには・・って過去もそれくらいなところもありますが。総じてコロナの影響はないよね?くらいの株価推移には。実際回復するとそんなこともあったね?で終わりそうなくらいは状態は悪くなってなさそうですが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 とくにないぞ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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