大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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投資家の「Among Us」

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富裕層の図なんてものをよく見ます

この図だね。

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この図をみて自分も富裕層入りだぞ!とかいう人はちらちら見ますが、そんな話から始まる格差とAmong Usと理想の場所の話。

 

この図は野村総研が考えたもんだよ?

1億金融資産持ってたら富裕層。

これは野村総研が設定した富裕層の定義です。

 

まあ別にそれを倣うなとは言いませんが、別にこれ以外の定義でもいいと思うんです。

どんな定義を用いるかは人によって違うし違っていいとも思います。

この野村の区分けを使ってもいいし他の区分けをしてもいいとおもうわけです。

 

その中で自分がそれを定義するなら、違いがある分け方をするのがいいかなあって思うところです。具体的には生活レベルが違うくらいな感じで区分けされるのがいいかなって思ったりします。

そのときに金融資産1億つくって生活レベル変わるか?というと変わらないはずだと思うんです。

 

投資で1億を運用してどのくらいになるか?といえば・・通常がここだというのも難しいのですがあえて言うならせいぜい5%くらいですかね。年間500万円くらいでこれに税金です。

これでは生活レベルはほぼ変わりません。フェラーリなど買えないし仕事をやめたら生活レベルはそのままじゃないですかね。1億あればフェラーリは買えるかもしれませんが買えば速攻下の階層に落ちてしまいます。

というか年間5%はけっこう強気な運用成績だしリタイヤなどすると生活レベル下げる人のほうが多いかもしれない。より慎ましくなって散財など避けるみたいな。

 そんな感じの中似たような生活してるのにマスとか富裕層を分ける意味がどれだけあるのか?とか思ってますので、ちょっと頭を捻って以下のような基準を設けてみました。

 

かもめ的経済格差基準

それは年の可処分所得を基準として・・


300万円以下貧しめ
1000万円までマス
3000万円までアッパーマス
1億円まで準富裕層
10億円まで富裕層
それ以上は超富裕層

 

これぐらいですかね。まあ金額は感覚な部分もかなりあり適当です。
ふたつ離れると共通の話題もなくなり話も通じなくなり居心地も悪いくらいのイメージで設定しました。

もしなんかの拍子に2つ違う階層に入り込めば大体の人は居心地が悪くてすぐ逃げたくなるようなイメージですね。

金融資産1億程度は貯金300万の人と食品スーパーの話も合うはずだし、そんな違いはせいぜい資産1億の人が300万円の人に対して優越感を感じる程度ですって。

でも年間可処分所得保有金融資産じゃありません)が300万と3000万なら行くお店はまるで違うでしょう。300万だと会員制リゾートホテルの話題もできないでしょうし、というかその収入をえるルート(雇ってるか雇われかとか、コンテンツを楽しむ方と提供する方とか)もまるで違うはずだし付き合ってる人とかも全然違う・・くらいの違いがでる基準だとこれくらいかな?というイメージです。

 

そしてこれで階層が違うというのはもう同じことより違うことの方が多いくらいで、埋めがたい溝があるというよりは、溝になってる部分の方が大きいくらいになるのではないでしょうか。

普通に生きてるなら、別の場所で生きててほとんど遭遇しない。遭遇しても基本的に話が通じない。わかりあえない。

それくらいの違い。 

そして社会がこの階層ごとにくっきり分かれるならそれは分断だし格差ですね。

 

本来は交わらない。交じってもわかりあえない。ともにたのしめない。

・・な、はずなものと思うのですが。

 

しかしこれらの・・自分の分けた区分けの人たちが同居するコミュニティがあります。

 

野村の1億円で富裕層とかの生活もなんも変わらないレベルの似非富裕層とかじゃなくて、文字通りの年間可処分所得が300万円以下の方も10億・・はないかもですが・・1億は軽々ありそうな方も同じ場所にいるというコミュニティ。

 

本来交わらないだろう人たちがひとつの場所で楽しんでる場所があります。

株クラ向け「Among Us!」のコミュニティです。

 

説明しよう。Among Usとはネット人狼ゲームである。

www.famitsu.com

人狼がわからないなら、村の中に隠れた人殺しがいて、村人は話し合いでその隠れた人殺しを暴いて追放することを目指す一方、人殺し側はばれないように村人を殺していくのを目指すゲームです。

だからゲームだって。

 

・・と、対人対戦ゲームなんですがよくできた面白いゲームではあるんですけど、それを楽しもうなんてコミュニティがあって自分も参加してたりするわけです。あまりゲームはしてませんが

それでそこにはほんとに文字通りに資産にすれば数百万もない人も、3桁億はあるんじゃないかと思われる人も、Among Usを騙しあいながら和気あいあいと楽しんでるようなコミュニティなんです。

そこではお金の話とか投資の話は殆ど出てませんけどね。

 

でもそこは格差の極地なような場所です

株クラ向けってのはあるので、投資にそもそも向かえないなんて方は居ないとは思いますが、それでも野村の基準ではなく自分が考えたような、2つステージが違えばほとんど共通の話題もなくなるような違いもある中でもっとステージが違う人が一緒にいるような。

世の中見渡してもここまで集まる人達の経済的格差が開いてて、それでも参加者が平等な場所は少ないでしょう。

 

そのような格差の極地のような世界でそれでも話は通じるしそこで楽しくやれたりしたりもする。

 

自分はそこにある意味救いと言うかヒントと言うか。

そんなものを感じたりするのです。

 

これから格差はきっと大きくなる。

昨今では格差に触れるようなニュースが出たり実生活でもそれを実感するようなことが増えてきてるように思えますし、統計などでそれを示すような結果が実際に出てくるのも目にします。

 

それが不可逆な流れであるのなら今後そのようなことはもっと多くなるのでしょう。

格差はきっともっと大きくなる。

そして今は自分とは関係ないこととしていれたとしても、いずれはそれは僕たちに自分の問題として降りかかることにもなるでしょう。

 

ぼくらにはいずれ格差を自らに降りかかる問題として対峙しなければいけなくなるときがきます。

目の前に話も通じなくなるほどの差をもった誰かが現れて、あるいは誰かがそうなって去っていって。

そのときにあなたはその人への態度を決めないといけません。

うん、この流れが不可逆ならばね。

 

そのときどう対峙すればいいのでしょうか?

といってもたぶん2つなんですよね。

それを受け入れるか?あるいは抗うか。

 

抗う・・格差を狭めようとするならば喧嘩にもなるでしょう。

持つものが何も抗せず富を渡すとも思えないですしね。

あるいは大戦争(もしかしたら比喩でもなく本物の戦争)にもなるかもしれません。

 

それぞれの人がどう対峙していくはわかりませんが、いつかは自分の問題として対峙せざるを得ない時が来る。だから格差拡大が不可逆に進んでいくならばね。

自分はその果てを想像するといつも後ろ暗いものを感じていたのですが・・・

 

投資家の「Among Us」

その極地はひどい格差を孕みながらも、そこにいる人はわきあいあいと楽しみ笑って一緒に居られるわけです。

 

格差は拡大しときには絶壁となり意思疎通もままならない。

それでもいがみ合わずに楽しく一緒にやれるような答え・・とするには難しいかもだけど、その答えにも至るヒントがそこにあったような気もするわけです。

 

 僕らは呆れるほど差がついてまるで違うものになったとしても共に居て笑って暮らせる可能性がないわけではない。

 

 

理想の場所ももしかしたらあるかもしれない。

いつか自分がその問題に対峙しなければならなくなったときにこの投資家の「Among Us」を忘れないでいたいものだなと思うわけです。

 

 

 投資家の「Among Us」

それはいずれ格差に対峙するときの

ひとつのヒントになるかもしれませんよね?

 

 

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