投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
スーパーツールとその他
株価
2313円(人々は、波に揺られながら進んでない。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 5990 | 5967 | 6156 | 3094 |
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企業名 | スーパーツール | TONE | エーワン精密 | スーパーバリュー |
市場 | JQS | 東証二部 | JQS | JQS |
業種 | 金属製品 | 金属製品 | 機械 | 小売 |
時価総額(億) | 48.2 | 68.5 | 81.0 | 50.6 |
株価 | 2313 | 2925 | 1350 | 799 |
決算期 | 2021/03予 | 2021/05予 | 2021/06予 | 2021/02予 |
予想売上(億) | 71.0 | 59.5 | 16.5 | 800.0 |
予想営業利益(億) | 5.1 | 9.1 | 3.3 | 9.5 |
営業利益率 | 7.18% | 15.29% | 20.06% | 1.18% |
予想純利益(億) | 2.9 | 6.7 | 2.3 | 6.9 |
売上成長率(年複利/期間) | 2.4%/14年 | 1.8%/14年 | -2.1%/14年 | 6.4%/13年 |
EPS成長率(年複利/期間) | -1.8%/14年 | 3.5%/14年 | -6.3%/14年 | 1.9%/13年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 4.7%/13年 | 9.6%/13年 | 1.9%/13年 | 1.3%/12年 |
PER | 16.27 | 8.53 | 28.66 | 7.33 |
PBR | 0.52 | 0.82 | 0.79 | 1.42 |
ROE | 3.2% | 9.6% | 2.8% | 19.4% |
ROA | 2.4% | 8.3% | 2.5% | 2.6% |
配当利回り | 2.59 | 2.05 | 3.7 | 0.63 |
配当性向 | 42.2% | 17.5% | 106.2% | 4.6% |
総資産(億) | 122.7 | 80.4 | 90.2 | 266.8 |
自己資本(億) | 90.0 | 66.7 | 83.6 | 26.4 |
自己資本比率(%) | 73.4 | 83 | 92.7 | 9.9 |
一言感想 | 停滞蓄財 | 成長も足踏み | 停滞蓄財 | 成長も赤字 |
今週は比較。銘柄スカウタースクリーニングで10年売上利益成長率5%以上かつPBR0.7以下で抽出(該当60銘柄)したものから気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年04月02日取得。スーパーツール。作業工具大手。比較に工具っぽい。ゲストにスーパー仲間の(食品)スーパー。
スーパーツール
業績
一部だけどこういうのでまさに工具。
わりと利益率高かったりするんですけど、成長性は微妙でリーマンあたりやられてるし、売上もわりと大きめな減収も挟んだりで業績はあまり安定性ない印象。とはいえ営業赤字は見当たらなくBPSくらいはずっと右肩感あります。
足踏み蓄財ってところでしょうか。
一応大きめの減収してる期をみてみると
2018で環境関連事業で「制度改正による厳しい事業環境や太陽光発電の事業適地が減少傾向にあるなか、設置コスト、運用面においてメリットの多い水上設置型などのニーズに応じた設計、施工提案に注力するとともに、海外大手パワーコンディショナーメーカーとの取引を開始することにより太陽光関連部材の品揃え充実を図ってまいりました。また、売電部門では、大阪府河南町及び柏原市に設置した3ヵ所の発電所が順調に稼働しており、収益の安定化に寄与しております。これらの結果、当事業の売上高は前連結会計年度比53.8%減」と説明と実績はあってない感じであまり業績のこと説明する気はないかもしれない。
というかセグメントは工具関連の金属製品と環境関連(太陽光パネル、部材、水上設置型メガソーラー、太陽光発電所/発電・売電)があるんですが環境は売上が安定しないですね。
工具はわりと安定ですね。というわけで工具は安定する中環境がブレるという感じですね。環境も利益は出てるのでやめるわけも行かないのは難しいところですが。
今期3Qでさすがにコロナで工具も影響をうけ「売上高は3,385百万円(前年同四半期比533百万円減、13.6%減)」で環境は「売上高は1,807百万円(前年同四半期比1,225百万円減、40.4%減)」工具も落ちてるけど環境のせい。というわけでコロナであってもわりと以前からの延長線上にあるという感じです。足踏み蓄財。
ちなみに原価率とかみてると20182019とかで下がってるので、環境の原価率低そう。・・環境は利益出てるけどあるいはやめたほうが評価されるかも感も。
財務
財務は改善し堅いという部類まで。 総資産固定資産はあまり変わらない感じで負債を返す感じでの推移だね。
固定資産も増えてないので生産力は上がってるかんじでもなくこのへんはいかにも停滞。
CF
営業CF出てると思ったら2019,2020年でマイナスですね。 まあ前受とか棚卸し資産とかの影響が大きめですが、これはあまり印象が良くないですね。2018以前は余裕あったのですがどうでしょうね。以前の水準に戻るなら良いですがちょっとこれはどうですかね。とはいえ2012、2013も営業CF少ないところから復活してますのでまた増えるなら再現ですね。
まあ財務自体はいいほうだし改善してるので現状は大きく問題ではなく回復しないならいずれ問題になるという種のものですが。
TONE
業績
一部だけど例えば以下のような品揃えのメーカー。
長期に地味に増収感。とはいえリーマンあたりはやられてるし常に増収増益とかいうとそうではないですね。あとは2017年以降は足踏み感ある推移で利益も伸び悩んでますね。
ですが、基本利益率が高くROEあたりも比較高い水準で収益性が高いように思えます。そうなんですが業績足踏みでBPSは増えるけどEPSは伸びてないのでROEが下がってますね。ですが目先のROE水準は過去からは平均的なくらいでしょうか。
なところで、いいときよりは状態は落ちてますが過去からするとそれほど悪いことないくらいですね。あとはやはり増収する時に利益が伸びてますので増収がポイントになりそうですね。
今期3Qは減収ですね。通期でよこばい。これはコロナのわりに結構頑張ってる印象。
財務
財務は長期に随分改善してる感じ。自己資本比率なら2009年に30%切るくらいから目先3Qで80%ほどで随分改善です。借り入れも前期末で返しきり財務は完全にきれいになった・・って3Qで借り入れしてますね。とはいえ借り入れ5億で現金13億って感じなので警戒して念の為借りた感はありますが。
有形固定などみるに地味に伸ばしてて投資も進めてそうです。
CF
営業CF安定。投資も含め2015年以降はFCFも出てますね。還元は利益の足踏みもあり進めてませんが財務もきれいになったので強化に来る可能性もありそうです。
2020年には自社株買いもありました・・がこれはマキタとの提携解除によるものなのであまり関係なさそうですね。
「自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果
及び取得終了に関するお知らせ」
https://pdf.kabutan.jp/tdnet/data/20190611/140120190611451804.pdf
まああまり余裕の割には還元は熱心ではないかもですね。いままでは。
エーワン精密
業績
成長性はないですね。しかしながら利益率がかなり高い。セグメントとかは以下。
ちょっとなかなか見れないような利益水準で高い技術力でもありそうな利益率。
それで過去にも赤字はなさそうですね。BPSなら右肩。ただやっぱり成長性はないようにみえるしROEが利益率の割には低そうですね。溜め込み過ぎかもしれない。
今期は不調。3Qで減収減益。計画の売上16億ほどはリーマンなどを除けば低い方ですね。まあ株価はそんな低い水準でもないですけど。
財務
極めて財務いいやつ。目先89億の資産で67億現金ってやつ。それも現金増えてるやつ。あまりそれ以上見る必要を感じない。うん、溜め込んでるね。
CF
営業CFは安定。FCFもだいたい出てますね。投資は時々大きめのが入って赤になったりしてますが長期では普通に黒。営業CFマージンなど見るに堀もちの可能性もあります。まあ成長性は微妙ですけど。
増配に来てますね。配当性向はもう割と高め。これ以上は増益しないとキツめかも。過去には減配もありますね。
日足週足月足の値動き判断
日足であげというかもみあいというか
週足でさげたりもしてるけどもみ合いじゃないでしょうか
月足で長期もみ合ってる感。
確認。
評価・売買判断
スーパーツール
テクニカル的には、2013年に急騰し以後その水準でずっともみ合ってる印象。大きくはレンジとみて下は1700後半上は2600前後くらいでみてるのがいんですかねえ。いつかはどっちかにいきそうですがレンジ内では上に行くと買いづらいですね。1774切るなら買わないほうがいい気はします。
ファンダ的には、工具類は比較安定して利益も安定的だが太陽光などの環境がとかく業績乱高下してて、全体の業績も乱れて伸びないし足踏み感を増してるような感じ。とはいえ業績はブレるけど利益は堅実に出しBPSくらいは右肩。
財務は良化が進んで健全にはなってます。ただここ数年営業CFがでてないのは注意。展開次第では資金繰り悪化から財務や還元に傷がつき倒産とかはないと思うけど株安の理由にはなるかもしれない。
評価。
PBR0.5ほどはBPS成長率や配当などを踏まえて悪くもない水準とは言えるんですけど、業績も乱れるしやりにくそうな印象であまり評価が進むとも。実際PBR0.5ほどはよくある水準。CF回復すれば借り入れも殆どないし還元強化に向かってくる可能性はありそうです。そうなるならわりと妙味かもしれませんね。今期2Qならまだ営業CFマイナスのようですが。
TONE
成長性は高い方でもないし、シクリカルではあるけど地味に長期に伸びかつ結構な収益性の高さも誇る工具メーカー。ただ2017年以降は足踏み感あり売上利益は伸び悩みでROEも低下傾向。とはいえ絶対的には優秀な方と言える水準。
財務CFは余裕のあるところまで。負債はほぼ返しきり今まで返済に向かってたCFがどうなるか?はわりと注目かもしれない。目先は足踏み継続。やはり増収のときが魅力的。
評価。
PBR0.8ほどは高くは見えない。成長が止まならこんなもん感は。目先は止まってますね。 ・・という印象ですがTONEとしては上も下もある水準ですね。どちらかといえば低い寄りにはなりそう。まあ目先は成長足踏みですけど。
高利益率で技術力もあり堀持ちの疑いもある高収益企業。ただ成長性はなさそうで高収益故に蓄積も多くROEも凡庸でそのあたりをどう考えるか。還元はわりとしてて強化傾向ですがCF的にこれ以上は増益しないと。そして減益すると減配も。目先は警戒したほうがいいかもね。
評価。
状態はいいほうだと思うしPBR0.8は高くも見えないのだけれども、まあ成長性ないからね。これでもエーワンとしては高い評価の方の模様。目先業績後退もあり注意はしてたほうがいいかもしれないとは。優秀なところがあるのは疑いなくPBR0.4台とかなら喜んで!とか思うけどコロナでも届いてないね。
スーパーバリュー
食品スーパーとホームセンターを融合した複合型小売店舗「SuperValue」を埼玉県を中心に東京都・千葉県で店舗展開。
長期に成長感。なんですが2018で薄利2019、2020で赤字ですね。
2018「経費面では、継続的に取り組んでいる新卒採用及び人材確保に伴う全体的な賃金の上昇による人件費の増加、また新規出店及び店舗改装に関する経費と新規事業並びにリニューアルに関わる経費等を一時経費として2億74百万円計上したこと、将来を見据えた主要店舗の設備改修への投資等により、販売費及び一般管理費は前年同期比106.3%と増加」もともと薄利なのでちょっとコストかかると大きく減益しますね。
その後も2019,2020年も立て直しに手間取って営業赤字まで。減損なども切ってBPSも結構減りましたね。
それで今期はたてなおった感もある増収で黒字化。・・ですが、4半期では売上出た前期1Qで売上利益出たのが理由でそこからは減収減益傾向で目先3Qは売上で過去からも低い方でギリギリ黒字くらいでこれは安心しづらいなあという目先。
で、財務は近年の特損で総資産は減っておらず純資産減って負債が増える形ですね。自己資本比率も低下。どうかなあってところですが目先は仮入れ替えして自己資本比率上がってきてはますが。
営業CFマイナスもありますね。2016。このへんでその後の特損につながってる感じですかね。
総じて、増収が続き拡大志向っぽくかつ営業CF赤字とか営業赤字特損切って純赤字にしても増収で財務を悪化させながらの資産増にもなり、赤字で特損切るようなことになっても拡大は手放さないみたいな感じで印象良くないですね。
今期の黒字もコロナの追い風で偶然感が強く目先は早くも減収減益で低収益で赤字にもなる体質が根本的に改善してないようにも。
PBR1.4。まあこれはPBRが減ったからというところもありますがちょっとどうでしょうね。PER7ならこんなもん感ありますが、利益維持するかがどうかなあ?って思うところであまりPERで判断したくないやつですね。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないぞ。
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