大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(2226)湖池屋/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

湖池屋とその他

株価

5010円(人々は、大きな丘によじ登りしばらくそこに定住している。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 2226 2229 2209 6137
企業名 湖池屋 カルビー 井村屋グループ 小池酸素工業
市場 JQS 東証一部 東証一部 東証二部
業種 食料品 食料品 食料品 機械
時価総額(億) 266.8 3884.0 353.3 104.5
株価 5000 2900 2700 2310
決算期 2021/06予 2021/03予 2021/03予 2021/03予
予想売上(億) 395.0 2,650.0 427.5 380.0
予想営業利益(億) 14.0 265.0 8.1 5.0
営業利益率 3.54% 10.00% 1.89% 1.32%
予想純利益(億) 9.5 162.0 5.6 0.5
売上成長率(年複利/期間) 2.9%/14年 5.5%/11年 2%/14年 -1.1%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 7.5%/14年 13.5%/11年 8.3%/14年 -22%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 3.4%/13年 10.3%/10年 2.1%/13年 3.5%/13年
PER 28.07 23.93 63.08 191.70
PBR 2.02 2.27 2.24 0.33
ROE 7.2% 9.5% 3.6% 0.2%
ROA 4.2% 7.5% 1.9% 0.1%
配当利回り 0.9 1.72 0.89 2.16
配当性向 25.3% 41.3% 56.1% 414.9%
総資産(億) 228.7 2149.7 294.1 551.4
自己資本(億) 125.7 1632.4 153.5 289.4
自己資本比率(%) 54.9 75.9 52.2 52.5
一言感想 増益 停滞蓄財 あしぶみ 業績後退

 今週は比較。市場統計推移記録表で2021/3/13と2018/12/25を比較しROEが10%以上高いのにPBRが10%低いもの(該当50銘柄)からチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年03月17日取得。湖池屋。ポテチ。比較にお菓子。ゲストにこいけ仲間の小池酸素。

湖池屋

業績

 ずっと停滞感のある業績でしたが2019年くらいから増収増益に振れてきてますね。

とはいっても特別なことがあったというよりは様々な拡張戦略がうまく行った感はあります。増益率は大きいですが元が薄利で2018年は営業利益率1%切ってるので1%利益率上がれば倍以上の利益が出る感じでようする増収が利益が伸びるところを通過したみたいな感じですかね。

2020年も引き続き増収で利益率が改善する形で大きな増益。この期で海外セグメントを設定してますね。規模としては国内の十分の一でまだセグメントでは損失ですが増収率自体は高く出てます。+35%ほど。国内も巣ごもりもあり増収。

それで今期は2Qで上方も伴い大幅増益。

国内が引き続き好調、海外もコロナで足を引っ張られつつ増収ですね。まだ赤字。

 

財務

自己資本比率は高くもないけど借り入れなどはないですね。負債の多くは買掛未払い。

それで固定費率は比較高そうですが、有形固定を増やしてますね。特に海外をのばしているのでこの辺でしょう。

目先受取手形や売掛も増やしていて拡張感はありますね。

 

CF

営業CFは安定。もあまり規模は大きくなく営業CFマージンも低め。まあ薄利でしたからね。それで投資もそこそこかかりましたのでFCFはああまり余裕ある感じでもなかったですが、2020年に大きく投資してきてますね。

還元は維持というかあまりFCFでてなかったのでこんなもんかと。あまり借り入れもなかったのはよくやってたねくらいな印象ですし。

 

カルビー

業績

 お手本。利益率で10%程度で安定で業績は盤石感あります。ただ2016年くらいまでは伸びてる感もありましたがそれ以後は停滞って感じですね。蓄財も進んでるのでROEが落ちてきてますね。株価も落ちてきてます。

3Qで増収減益。減益っていいっても横ばいに近いですが。大枠やはり停滞蓄財じゃないですかね。ROEは下がってます。

・・・で、仮に湖池屋が利益率10%とると利益はおよそ3倍だね。取れるならね。

 

財務

 財務よくて資産右肩。

有利子負債はないわけじゃないけど極めて低い。BPSは右肩ROEが下がるくらい。

って感じ。あまり中身も見る気起きないくらい。

CF

はいはい、FCFプラスプラスって感じ。

2019年はマイナスだけど有価証券とか子会社株式取得とかで。

2020年に結構お金増えてどうするんだろう?って思ったけど目先3Qで有価証券買ったようですね。

還元は安定的。配当性向を上げてきてるね。それでもROE下がってるくらいなので甘いといえば甘いですね。自社株買いでもするといいかもとかは思います。

現状の配当を維持するのはCFと溜め込み具合から余裕そう。「連結配当性向40%以上を中期的な目標として、継続的かつ発展的な利益還元を行っていく方針」とか言ってるので減益したら減配は普通に有り得そうだけど。

 

井村屋グループ

業績

 和風な感んのが多い食品メーカー。長期に地味に売上伸びてたりするけど、薄利でBPSも伸びてるのか伸びてないのかって感じでいかにも地味。

ですが、2017年辺りから利益率が改善する形で増益でしたね。利益率1%から3%って感じに。それでも3倍。みると販管費が少し下がってますね。2016年29.7%が2019年28%になった感じ。それが2020年に29.3%に揺り戻しで原価率は下がる感じでもなくうーんこれはどうなのでしょう。

目先3Qでは増益ですね。前年比では倍ほどです。やったね。とはいえ計画の8億ほどは利益率で2%ないしROEにすれば4%ほどで普通に低収益の部類になりそうですが。

自分は利益率1%が3%になって時価総額が3倍になり、3%が1%に戻ったら三分の一になると考えるのはどうかと思ってますね。

 

財務

 自己資本比率はそんなに悪くなく湖池屋程度なんですけど、こちら有利子負債も結構あってなかなか厳し目かも。

有利子負債も減らせてる感じでもなく一進一退感があってわりと現状維持で一杯感は。

その中で近年有形固定を増やす傾向だね。増収もしてるので生産施設増強も必要かもしれない。うまく噛み合えば利益やCFも伸びるかもね。

 

CF

営業CFはもちろん出るんだけど、投資がそこそこかかってFCFでは厳しさがありますね。

 IRバンクで2008~2020のFCFの累計算出すると12年でプラス20億で年平均1.55億とかだね。配当の方が大きいっすね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげというかよくわからない。
週足でコロナで抜けてるけど基本もみ合いか
月足でコロナでぬけてるけどもみ合いですかね。
確認。

評価・売買判断

湖池屋

テクニカル的には、大きくはあげ。2016年末に吹いてその水準を大きく維持してますね。コロナで下がってますね。くらい。

レンジとみるべき。コロナを無視すれば4500円程度をめどに底をみるか、コロナ安値3520を見るか。それでレンジを抜ける5500を見ながら・・なんてできるけど株価トレンドみてどうのこうのって感じではないようには見えますけどね。


ファンダ的には、有名企業だけど、目先まで凡庸な収益性。目先ちょっと売上伸びて大きく増収といえど、目先の利益率で3%でROEが3%から7%にあがったかなくらい。

財務はそんなに悪くないけどCFは案外余裕もなくあまり状態がいいとも言い難い。

今までは。

目先増収を伴い低かった利益率が改善しつつあり投資もしてきてさらなる増収も期待できなくもない海外に進出苦戦もあるも伸びていてまだ赤字。赤字とかまだ薄利は伸びしろがあるともいえて、これをどう考えるかですね。状態が悪いところからいま良い方向に向かいつつあるという感じです。これが続くとするかどうかです。

評価。

PER28のPBR2は、現状の状態からは過剰とする他ないでしょう。半分でそんなもんかなって思うくらいです。まあ有名企業ですのでもうちょっとボーナスもついてそうな推移にはみれますが。まあでも状態良化は織り込んでそうには思えます。なので状態良化しないと許されない気はするところです。目先は良化してるとしか。

 

カルビー

高収益で高安定で盤石感ある。・・食品にしては高収益です。このあたりはさすが知名度とシェアが揃い繰り返し使われる消費財という感じ。堀に類するものもあると思ってもいいかも。財務もCFも盤石感あるし。

ただ成長は止まった感で停滞企業となりそう。そして稼げるがゆえにEPSが伸びない中でBPSがあがるのでROEが下がる傾向。あまり好ましくない傾向にはあります。

 評価。

株価が下がり続けてPER24のPBR2.3ほど。知名度もあり安定性と収益性を兼ね備えるとはなるので高いと断ずるのどうかとは思うけどROE低下傾向も踏まえあまり好んで手を出したくないかなあという水準。まあ根本的には良い企業なのでPER20も近づきどっかで反転はかんがえられますけどね。ROEの下げ止まりは見たいところですね。

 

井村屋グループ

 地味に増収して成長してるともいえないところだけど、財務も悪く資金繰りも苦しそうで現状維持にいっぱいいっぱいなようには見えます。BPSあたりなら伸びてる感じでもなくつまり蓄財もできない程度。

評価。

PBR2.2ほどで盤石感のあるカルビーと同等。状態はよくもないが上り調子感もある湖池屋と同等ですか。

わたしからは以上です。

 

小池酸素工業

 ガス・溶接・切断機械メーカーで、リーマンのときや今わりと減収しているシクリカルなやつだねー。

リーマン以後はROE5%も出せてなくてでも営業赤字は出してなくて地味にBPS積んでる感じで積み方も13年3.5%で早くもなく、今後もスローペースなんだろうなあって思ってしまう感じのやつで変化が想像しにくいものって印象。

ってのが特に市場が冷たい評価をする種のものでPBR0.3ほど。最底辺評価と言っていいと思います。とはいえこの会社としてはPBR0.2台くらいはあるのでこの会社としてはよくある下も上もある水準。上もないわけでもないのであるかないかわからない吹上を辛抱強く待つなんてことはできるとは思いますがね。

てか目先現金87億もってて時価総額104億とかで13年平均FCF+14億とかなので、2年で現金以外の部分が回収できる計算なのでやすいか高いか言ったら安いと言うしかないとは思うんだよね。という感じなので還元大盤振る舞いなどすればたぶん上。そうならないならあまり株高するイメージわかないけど。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 とくにないで。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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