大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(9302)三井倉庫ホールディングス 日記(分)

スポンサーリンク

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

三井倉庫ホールディングス

(東証一部/倉庫・運輸)

株価

2209円(人々は、長年の停滞から壁を破ってかつての頂点をまた目指しつつある。)

業績財務と指標とそれに対する分析 

f:id:kamomenotoushi:20210311214515p:plain今日は分析。市場統計推移記録表で2019/12/30と2021/3/5で業種で予想利益比較して、業種で予想利益が上回ってるのにPBRで下回ってるものである鉱業、食料品、倉庫運輸から気になった銘柄をチョイスして比較・・としたけどROE7%で区切ったら鉱業銘柄はなかったので、食料・倉庫運輸からのチョイス。三井倉庫ホールディングス。-----。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年03月11日に取得。

業績

 三井グループの物流会社、国内3位。倉庫保管・荷役、港湾作業・運送、海外物流サービス・複合一貫輸送、航空貨物輸送、総合物流サービス(3PLサプライチェーン/調達・工場・販売、陸上輸送)を提供。

よするに総合物流。

セグメント。不動産が売上比率は低いものの利益に占める比率は高くて薄利な物流を補ってる感じ。よく見るパターン。

f:id:kamomenotoushi:20210311220052p:plain

というわけ総合物流はインフラ寄りで薄利も底堅く規模は小さいけど利益率は高い不動産の組み合わせで長期に営業赤字もなし。長期に増収傾向というか2013~2018年くらいに成長が見られるね。2013「国際輸送事業はTA Sエクス プレス株式会社を昨年7月1日より旧三井倉庫工アカーゴと統合し連結子会社(現三井倉庫エクスプレス株式 会社)としたことなどから増収増益~ロジスティクスシステム事業は昨年4月より連結子会社と なった三井倉庫ロジスティクス株式会社の寄与などにより増収増益」

という感じで成長というよりは合併統合ですね。

で、2016年に現役を見せて2017年に特損らしき赤字。

2017「買収により取得した子会社の事業計画を慎重に見直したことなどにより特別損失としてのれんや有形固定資産(土地、建物等)の減損損失を254億78百万円計上」ここで見直したことが良かったんでしょうね。その後2019年からは利益の水準が上がってます。特損でBPSも減ったこともあり、ROEの水準が上がってますね。

それで2020は横ばいに近い減収減益だったんですが、今期は売上横ばいで大きく増益ですね。3Q「顧客の生産活動再開または回復に伴う各種原材料の調達物流により取扱が増加したこと、自動車関連航空輸送の増加、航空貨物輸送の運賃高騰、各種販管費が減少したこと等に加え、注力しているソリューション型物流業務の新規取扱開始や、前期に開始した医薬品物流における新規業務の通期寄与等」

近鉄エクスプレスと同様に運賃高騰などで好影響を受けてそうですね。

 

財務

3Qで総資産2460億のうち有形固定資産が1370億のその他無形固定合わせて1820億固定でかなり固定資産より。まあ倉庫寄りの物流なのでそんなもんかと。

そして 総資産は2016年から減っていて純資産は横ばい感ありますね。有形固定は横ばいくらいで、流動資産とか無形資産というかのれん償却の影響が大きそうです。

まあこれもリストラ・・・かどうかはわかりませんが、一応BSはスリム化。

借り入れは大きく自己資本比率は低め。まあこれは設備産業ですからね。2017年以降は有利子負債の返済は順調に進んでるとなりそうです。

問題あるようには見えないですかね。

CF

営業はCFは安定。ここらへんは設備産業の強いところだいたい営業CFは安定します。それで設備投資が嵩んでFCF出ないというのが設備タイプが苦しくなってる理由あるあるですが、2016年以前はFCF出てるか微妙なところですが、以降は営業CFの水準も増え投資も水準が低いのでかなりFCF出てますね。ただだいたい借り入れ返済に向かってそうですが。 

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげではないか
週足でさげてあげ
月足でもみあいかあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、まずは2013に噴火に近い上昇で3490までがあって、2016年までに下落し1210までいってたみたいなところは。

2016年2月起点でみれば上昇・・でもないかコロナで1136で割ってますね。でコロナからは伸びてますが2013年は破ってなく、大枠調整という感じでしょうか。コロナからこの調整を超えて上昇に向かってるか?みたいなのがポイントでしょうか。目先高値2488は、2016年以降の高値なので天井突破とは言えて次は3490が基準にはなりますね。上昇として乗って見るは選択になるかもしれません。まあ底にできる基準がコロナ1136になりそうなので遠いのが難点ですが。


ファンダ的には、インフラよりの事業と不動産で地道にやってきてるから合併をして規模拡張で特損で膿を出したのか近年は好調で成長とも取れる業績推移。目先は環境の助けもありそうだが絶好調となりそう。

設備もあり財務は良くないが目先かなり儲かっていて財務の良化も進んでる印象。

・・と、端的には状態はかなりいいとなりますね。

安ければ。

PBRで0.9ほどは上も下もありやすいとも高いとも。・・ですが目先の絶好調もありROEなどはかつてない水準でそのROE向上を踏まえると評価は低いのでは?とういうふうには見れそうです。

・・目先のROE水準が定着すれば。定着するかは半信半疑みたいな評価ってことでしょうね。状態の割には安いと思うところですがだから今の状態を続けられるか?がポイント。

PERで見たらわりと低い方。だから目先絶好調で高ROEに出てるからね。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9302

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9302

IRBANK:https://irbank.net/9302

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 とくにないですね。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)