大河の一滴

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(9375)近鉄エクスプレス 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

近鉄エクスプレス

(東証一部/倉庫・運輸)

株価

2579円(人々は、次々の山を制服するが、より高い山は攻略できていない。)

業績財務と指標とそれに対する分析 f:id:kamomenotoushi:20210310155653p:plain今日は分析。市場統計推移記録表で2019/12/30と2021/3/5で業種で予想利益比較して、業種で予想利益が上回ってるのにPBRで下回ってるものである鉱業、食料品、倉庫運輸から気になった銘柄をチョイスして比較・・としたけどROE7%で区切ったら鉱業銘柄はなかったので、食料・倉庫運輸からのチョイス。近鉄エクスプレス。国内航空貨物混載大手。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年03月09日に取得。

業績

概要は航空っぽいけど、「世界五極経営体制により航空会社・船会社の輸送手段を利用した国際・国内貨物の運送請負(貨物利用運送・輸入混載貨物仕分業務)、航空会社の代理店業務の引受サービスを提供。」って感じで世界で航空と海運用いての輸送ですね。セグメントはありますが地域割で事業性の区別を見るには向いてないかな。

ということで航空も含んだ世界物流。海運は赤字なイメージですが空運も入ると景色が違う感じですね。

 長期に成長という印象。赤字もなく大枠売上に利益はついてきてますね。ただ大きくという感じで売上前年割れしてるときもけっこうあり減益もそこそこありますので毎年増収増益とう感じではないですね。前年割れくらいははさみながら長期には伸びてるという感じです。

 そして。目先は2020年は減収で、今期は増収増益で増益がかなり大きいですね。3Qで+44.6%上方も入り前年比+47%と絶好調の部類。

「航空貨物輸送は輸出重量で 383千トン(前年同期比9.1%減)、輸入件数で840千件(同9.4%減)となり、海上貨物輸送は輸出容積で467千TEU (同6.0%減)、輸入件数で198千件(同6.0%減)となりました。また、ロジスティクスにつきましては、欧州、ア ジア地域及びAPLLの各セグメントで取扱いが減少し、全体として低調に推移〜総じて取扱物量は減少となりましたが、営業収入は、航空・海上輸送ともに需給の逼迫とそれに伴う運賃の上昇 により、ほぼ前年同期並みの水準」

と、件数とか容量で言うと減ってるんですけど、運賃が上がったことにより売上は増で利益は大きく伸びた感じですね。

「需給逼迫による高水準な運賃レベルの継続 (市場での航空・海上輸送スペース不足の常態化)」とか挙げてるのでしばらくかなりいい調子になりそうな気はするところですが。

 

財務

今更ですが2016年に大幅資産増「 平成27年5月、シンガポールに本社を置く世界的な物流企業、APL Logistics Ltdの全株 式を取得し同社及びそのグループ会社(以下「APLL」という。)を連結子会社化」ですね。

そこで大きく伸びてますが、以後は資産は横ばい感ありましたが2020年に使用権資産を大きく計上してますね。457億・・ですがいきなり半分減価償却してますが。

IFRS第16号「リー ス」」とか言ってます。

ここでもみて

5分でわかるIFRS第16号について知っておくべきポイント|リージャス

おそらく船か飛行機をリースで手に入れたって事になりそうですが、全体の資産とか自己資本比率は動いてないのでそれほど重要なポイントでもないかな?という印象。

で、上の買収で財務などは悪化してますが、有利子負債などは順調に減っており、やはり総合的には順調な部類かと。あと買収前は極めて財務いいほうには見えます。いずれはその方向にいくというか現状進みつつあります。

 

CF

営業CF安定。投資もこなしてFCFもだいたい出てるになりそうです。

で、2016年に大きく借りて投資のムーブ。APLLの買収だね。手持ち資金は一貫して深得てますね。買収は手元資金には手を付けずやったってことですね。で、一貫して増配もしてきてますね。CFからは余裕で増配は可能そうですが目先は債務返済を優先したそうな。 

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足であげ
月足であげというかレンジと言うか
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2016年以降としては上昇。1157から2576の1283の2033、1350、2843。

ただ2015年に3215とかあるし、高値切り上げもドローダウン大きいし大きなトレンドがあるか?というとなかなか見にくく大きくはレンジ感のある推移。

とはいえ、目先特にコロナから非常に順調な上昇を見ていてこのまま2015年の高値3215突破にもなる上昇トレンドになるシナリオも見てもいいかもしれない。

基準にできそうなのはもう遠いがコロナ底の1350とか、昨年末の2126、あるいは2388とか2523とかをみて上昇を測りながらついていく感じでしょうか。


ファンダ的には、毎年増収増益するほどでもないけど大きくは成長企業。買収もこなし目先も環境に助けられた感もあるけど、大きく増益で好調としか。

買収もあり財務はよくはない。ただCFから返済を進めると同時に貯金もしてて問題があるかというとそうでもなさそうで順調に借入返済が進んでます。とはいえ借り入れはまだまだ大きいので当面は借り入れ返済を優先しそうな気は。

大枠ではかなり安定的で底堅い企業には見えますね。

評価。

PERで評価は平均的で上も下も。とはいえ目先は環境にも助けられ絶好調という感じなのでそれを踏まえてどうか。PBRでみると、1.5ほどは近鉄エクスプレスとしても高い方の水準。特にコロナ以後は会社は好調でかつ株価もそれを受けて上昇が続いてるかんじです。これだけ上がってもフェアバリューとは見れるところ。ただ減益というか元の水準に戻ると厳しいかも。そこらも含めフェアバリュー。今の利益水準が続けばあまり下もない気はします。利益が下がらないとは全然言ってません。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9375

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9375

IRBANK:https://irbank.net/9375

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないわけです。

 

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)