投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
IDOMとその他
株価
654円(人々は、頂点から引きずり降ろされ地に堕つも立ち上がりつつある。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 7599 | 3964 | 7602 | 3197 |
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企業名 | IDOM | オークネット |
カーチスホール ディングス |
ホールディングス |
市場 | 東証一部 | 東証一部 | 東証二部 | 東証一部 |
業種 | 卸売 | 情報通信 | 卸売 | 小売 |
時価総額(億) | 699.1 | 361.4 | 64.6 | 3432.6 |
株価 | 654 | 1297 | 268 | 1738 |
決算期 | 2021/02予 | 2020/12予 | 2021/03予 | 2020/12予 I |
予想売上(億) | 3,617.0 | 236.8 | 175.0 | 2,930.0 |
予想営業利益(億) | 101.0 | 34.8 | 1.8 | (200.0) |
営業利益率 | 2.79% | 14.69% | 1.03% | -6.83% |
予想純利益(億) | 55.0 | 17.6 | 1.2 | (150.0) |
売上成長率(年複利/期間) | 5.1%/13年 | 5.9%/6年 | -5.1%/14年 | -1.5%/8年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 1.3%/13年 | 6.1%/6年 | #NUM! | #NUM! |
BPS成長率(年複利/期間) | 6.1%/12年 | 22.1%/5年 | -2.6%/13年 | 5.1%/7年 |
PER | 11.96 | 20.35 | 46.13 | -22.88 |
PBR | 1.39 | 1.89 | 1.03 | 2.95 |
ROE | 11.6% | 9.3% | 2.2% | -12.9% |
ROA | 3.0% | 6.0% | 1.7% | -3.3% |
配当利回り | 1.62 | 1.54 | - | 0 |
配当性向 | 19.4% | 31.4% | #VALUE! | 0.0% |
総資産(億) | 1837.8 | 293.2 | 69.5 | 4539.8 |
自己資本(億) | 421.3 | 180.6 | 54.5 | 1328.2 |
自己資本比率(%) | 22.9 | 61.6 | 78.4 | 29.3 |
一言感想 | あげ | 停滞 | リストラ? | 停滞から打撃 |
今週は比較。2/1のKABU+データにトリガーを満たしてるもの(専門用語)かつ予想ROE10%以上出てると思われるもの(対象49銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年02月03日取得。IDOM。要するにガリバー。比較に車系の仲間。ゲストにガリバー旅行記の著者ジョナサン・スウィフト繋がりからのジョナサンをやってるすかいらーく。
IDOM
業績
中古車買取・販売の国内最大手、(旧)ガリバーインターナショナル。小売というか卸というか。まあ卸と言ってるので卸ですね。
長期に成長はしてます。も毎年増収というかんじでもなく2009〜2012までは後退感もあるし前年割れならわりとあります。営業利益なら2009〜2019年まで足踏み。
利益率が低いので1%の差が大きく出る感じですね。大枠を売上で規定して利益乱高下に振り回されないのが重要かもです。傾向としては売上原価率の増加と販管費の低下はありそうです。
その中で2016年くらいからあきらかに増収にきてます。
「当連結会計年度より、100%出資子会社であるGulliver Australia Holdings Pty Ltd.(以下、GAH)と平成27年9月に 発行済株式の67.0%を取得したBuick Holdings Pty Ltd.及びその子会社を新たに連結子会社として」
海外企業を傘下に収めた感じですね。
ガリバー豪州大手マルチディーラーを傘下に海外事業拡大へ | (株)ガリバーインターナショナル
という感じで主にオセアニアで伸びてるような趨勢。
セグメントでも日本も伸びてますが海外はより伸びてますね。明確に規模拡大に舵をきってるところはありで現状うまくいってる感。
3Qで増収増益。上方も伴ってますね。ただ利益は伸びてますが売上は横ばいの計画でコロナもありますが過信は禁物かなみたいなところは。
財務
2016年から資産が一気に伸び一方自己資本比率がぐっと下がってます。借り入れなどはほとんどなかったのが借り入れを増やしながら来てますね。要するに2016年から財務にリスクを負って拡大を追ってるという変化が起きてます。
自己資本比率は低めだけど現金は比較多めで伸びる傾向目先3Qで422億で有利子負債は800億くらいで流動資産≒総負債程度で危ないレベルかというと事業がこけなければ危ないことはないかな。こければ危なくなると思うけど。
CF
2016年までは営業CFだして投資してFCF出すみたいな形が、2016年からは借り入れして買収してFCFマイナスにして規模を追うスタイルに。卸ということもあり設備投資はあまり必要でもなく投資は買収が中心。買収したあと棚卸資産など増えてCFマイナスとかにはなってますね。配当は利益連動。お金があるなら投資をさせてくれの波動は感じる。
オークネット
業績
法人向けネットオークション会社。
ガリバーは自らが自動車を買って誰かにそれを転売するプレイヤーとするなら、ここはその場所を提供する感じ。ヤフオクならオークネットがヤフオクでガリバーは出品者落札者。という感じで情報通信業でプラットフォーマー。
セグメント。各セグメント利益率とかはダンチ。
でもだからといってガリバーじゃなくここに投資すればいいかと言うならそうとも限らなく、2017年上場みたいだけど以後業績は伸びてる感じでもないですね。横ばい。利益はでてるけど伸びてなく蓄財停滞という印象。
で、今期は伸びるとする計画ですね。上方修正も出ています。
「売上高につきましては、①2020 年7月に子会社化した株式会社東京砧花き園芸市場と9月に子会社 化した株式会社ギャリーレアが連結財務諸表上加算されること、②デジタルプロダクツ事業、その他情 報流通事業のブランド品が引き続き堅調に推移することを見込んで〜利益につきましても、売上が堅調に推移されることや、販売費及び一般管理費の削減や業務効率化の 対応を積極的に行ったことから」
と、増収は買収所以でコスト管理で増益ですね。
まあ好調は好調だし増収は増収ですが。
あとは原価率が上がる傾向で販管費が下がる傾向でトータルでは利益率低下の流れがあり減益のトレンドが続いてます。
だからやはり停滞蓄財感。BPS成長率はなにげに高いです。とはいえBPS伸びてEPS伸びないのでROEが下がってきててこのままでは低成長化は避けがたいところには思えますが。
財務
財務はいいだろうなあとみるとわりと良い感じ。借り入れなどもなく、総資産350億のうち現金160億。自己資本比率は割と低めですが、負債の中心は158億のうち77億がオークション仮勘定で事業に必要そうなもので財務としてはかなり綺麗となりそうです。
CF
CFもでないわけがないとみるとやっぱりでてる。設備投資自体も軽いのでFCFもでそう。
カーチスホールディングス
業績
ガリバーと同じ卸売タイプ。業績は2016年くらいまで薄利も一進一退というかんじでしたが、2017年くらいから減収が大きく赤字も出てるというか過去には赤字をだして規模を減らして落ち着きみたいなのを繰り返している感は。また試練とリストラのターンみたいなところはありますが・・
2017「販売台数は堅調に進捗しているものの、大幅な為替変動に伴う輸出 事業の減退等の影響を受けると同時に、オートオークション相場の下落が継続したため、グループの核であるオ ートオークション販売の収益の確保が想定を大幅に下回ったことにより、売上高・売上総利益が減少し、営業損 失を計上」
2019「海外における輸出販売の売上台数が想定の70%程度となったことにより、当連結会計年度にお ける売上高は前期に比べ3,915百万円減少の20,525百万円(前年同期比16.1%減)となり、売上総利益は前期に 比べ678百万円減少の4,184百万円(前年同期比13.9%減)となりました。さらに、当期より始めた左ハンドル圏 諸外国へ向けた新規プロモーション費用やシステム改修費用などの将来の収益基盤の構築費用を上回る利益を確 保できなかったことなどから、営業損失159百万円(前年同期は営業損失84百万円)、経常損失137百万円(前年 同期は経常損失68百万円)を計上することとなりました。また、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、 収益性の低下が見込まれる一部の店舗およびシステム等の固定資産、2018年9月に発生した台風や豪雨による自 然災害の被害などを特別損失として268百万円計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は370百万 円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失150百万円)となり」
まあ長いですが、リストラ断行というよりただ環境に翻弄されてる感もあって印象良くないですね。
今期2Qで減収で赤字ですね。上方修正?もでたけど減収で赤字幅縮小でこれは上方なのか感もありと。
計画は増収増益ですが、過去見ると計画も当てになる感じでもなく信用しない方がいいのでは。
財務
思いの外財務はいいですね。高めの自己資本比率。前期末70億の資産で現金が34億ほど手形や商品が減る形で資産縮小。 まあ売上減ってるのでこの辺が増えるのも困りものですが、減るのは事業縮小で狙ってるかはわからないけどリストラになってますね。
CF
営業CFは黒字でFCFも黒字ですね。ここは戦えてないこともないとは。ただ稼げてないので無配に落ちてますね。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげてあげあるいはもみあい
週足であげっぽい推移
月足で下げじゃないかな
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2016年からの下落があります。1459から490,888,240と。この240で下げ止まったとするか否かが一つのポイントかと。
240以後は週足レベルでは上昇に変わってる感。240、679、309、698と。そうですね。目先週足安値511あたりを底に週足上昇に乗るなんて視点がいいのではないでしょうか。
ファンダ的には、財務にリスクを負いながら拡大戦略を取る中古車販売。今の所規模もませて利益もついてきてるところでうまくいってるようにはみえます。財務も無茶をしているというレベルでもなさそうで現金も積みましてきてるしすぐ積むかみたいな話にはならなさそうです。ただ利益率は低い卸ではあるしわりと外部要因で利益は乱高下することもありそうで大きくは売上をみるのと赤字などはあまり出ないのが卸の特徴でもあるので赤字は要注意とかぐらいですかね。
評価。
拡大傾向にあると踏まえればPBR1.4とかPER12もさほど高い気もしないけど、2016年以降でも財務のわりにROEはそんなに高くもないしBPS成長率6%くらいかなあってところで還元もあまり熱心でもないのでもっと堅実にBPSあたり伸ばしてるもっと低PBRもありそうで。これはわりと成長期待も入ってる水準で成長しないと許されないくらいの評価水準かなあって思ってたほうが。とみると意外にガリバーとしては低めな水準になりそうで特に2016年以降としては低い方のようです。考え方しだいではいいかもしれません。
オークネット
仕入れ販売じゃなくプラットフォーマーということもあり、利益率は高く。とはいえ現金なども多めでROEなども低めに出ており 収益性という視点ではそんなに高くはでてないかなという印象で成長性も微妙。買収も絡めて伸びてることは伸びてますが、これをどう考えるかですね。現状大枠としては停滞蓄財くらいの雰囲気で見てるのが正しそうです。
評価。
PER20とかPBR2とかは成長期待も入ってる水準とみれるところでとなると、成長がないと過剰かもしれません。まあ利益率が高く財務CFに問題もないので贔屓目に見る必要もあるかもしれないけど。オークネットとしては平均的で上も下もあるという水準です。フェアバリューくらいに見ているのが正解かもです。
業績はいいところなし感ある。減収も意思をもって削ってる感じでもなく、普通に落ちてる感じで内部はかなり状態悪い気がするところ。
とはいえ、財務は意外に健全でCFも出てないこともなくどうしようもないとかではなさそうで、現状のところ衰退の中で現状維持してるという印象。しっかり対策も打ってそれが形になる・・例えば増収とかしだすなら面白いかもしれませんが。
すごく安ければ。
PBR1ほどはすごく安いには見えませんね。状態は悪そうなので良い回転が始まると化けるなんてことはあるかもしれませんが。今の所そんな回転は起きてなさそうにはみえます。
すかいらーくホールディングス
ずっと微増収のなかで減益あるいは足踏みという感じで停滞というか感じでその中で還元大きめで配当優待で還元するとBPSも増えないという日銭を稼いで株主に全部おごるようなスタイルでしたが、さすがにコロナには耐えきれず大幅減収の赤字ではおごりに響き去年に優待を改悪した形ですが、ひとつは業績水準がもとに戻るのか?とコロナのダメージがどこまで響くかですかね?
もとに戻るかはわかりませんが、資産構成としては資産側は変わらない感じで4500億で負債が3211億から3310億に増える形で意外にダメージは軽い印象。赤字は負債にそのまま転嫁されてる感は。長短の有利子負債が1300億から1500億にという感じ。これが続けばしんどいですが、業績とCF戻れば意外に早くもとのような感じに戻るかもとは。
CF戻ると還元もできるし借金も返せるしやりようもあるかなとは。元々はFCFは常に出てるような会社です。そのあたりはさすが日銭を稼げる外食の雄ってところは。もちろん、すぐ還元を戻すと借金は返せないですしそもそも業績CF戻るかはわかりません。今のようなのが長引くと厳しくなります。
あとは優待のせいだと思いますが基本高評価で来てるのでかなり下がってくれないと優待利回り以外の視点ではとてもお高いですになりそうな評価してるように見えますね。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないですう。
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