投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
レイズネクストとその他
株価
1184円(人々は、険しい丘をじっくりゆっくり登ってる。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 6379 | 6239 | 6369 | 5020 |
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企業名 | レイズネクスト | ナガオカ | トーヨーカネツ |
ホールディングス |
市場 | 東証一部 | JQS | 東証一部 | 東証一部 |
業種 | 建設 | 機械 | 機械 | 石油・石炭 |
時価総額(億) | 641.4 | 49.0 | 230.7 | 13896.7 |
株価 | 1184 | 692 | 2474 | 430.2 |
決算期 | 2021/03予 | 2021/06予 | 2021/03予 | 2021/03予 I |
予想売上(億) | 1,450.0 | 58.0 | 481.0 | 75,000.0 |
予想営業利益(億) | 104.0 | 7.0 | 21.6 | 2,000.0 |
営業利益率 | 7.17% | 12.07% | 4.49% | 2.67% |
予想純利益(億) | 69.5 | 5.0 | 16.3 | 900.0 |
売上成長率(年複利/期間) | 3.7%/14年 | 2.3%/8年 | 0.4%/14年 | -2.5%/10年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 3.8%/14年 | 13.2%/8年 | -3.9%/14年 | -11.7%/10年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 13.7%/13年 | 12.4%/7年 | 0.6%/13年 | 4%/9年 |
PER | 9.23 | 9.59 | 12.82 | 15.37 |
PBR | 0.95 | 1.49 | 0.58 | 0.61 |
ROE | 10.3% | 15.5% | 4.5% | 4.0% |
ROA | 7.0% | 7.9% | 2.7% | 1.1% |
配当利回り | 3.97 | 1.01 | 4.04 | 5.11 |
配当性向 | 36.6% | 9.7% | 51.8% | 78.6% |
総資産(億) | 993.5 | 63.5 | 609.9 | 80112.9 |
自己資本(億) | 668.2 | 30.3 | 346.0 | 23110.5 |
自己資本比率(%) | 67.3 | 47.8 | 56.7 | 28.8 |
一言感想 | あげ | 低迷から復活? | 停滞 | 減収も停滞 |
今週は比較。2/1のKABU+データにトリガーを満たしてるもの(専門用語)かつ予想ROE10%以上出てると思われるもの(対象49銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年02月04日取得。レイズネクスト。産業設備プラントのメンテナンス&エンジニアリング会社で(旧)新興プランテック。比較にプラントっぽい。ゲストにJXTGあらためENEOS様。
レイズネクスト
業績
プラントとかそっちの重化学系あたりのメンテナンスとか改造改修建設など、メンテナンスが上なのでたぶんメンテナンスが主業。
実際長期業績をみるとシクリカル色はあり売上利益も前年割れなどはあるし利益あたりは結構減るも2002年以降なら赤字もないようだし長期にBPSなら右肩です。とはいえ近年が売上利益は高水準ではあるけど成長企業とみるのは微妙なところかなという印象。ROEや利益率などはかなり安定的に推移してますね。まあ、シクリカルを疑いつつ売上あたりを基準にみていくのが正解な気はします。
あと気になる2020年の売上とかEPSの伸びですが「 2019 年 7 月 1 日の JX エンジニアリング株式会社との合併」がありEPSとかは「合併によって生じた負ののれん発生益を計上したことから、前期比で大幅 に増加」でで一時的なものではありますが、合併で規模はましてますね。
2Qで増収+8.8%増益+15.1%と好調ですが、通期だと微増くらいでトーンダウンはトーンダウンですね。まあ合併後も堅調とはみれますが受注はコロナもありそうですが減少傾向にあるのでここは注意が要るかもです。
財務
元々自己資本比率横ばいで純資産が伸びる傾向ですが 合併で資産が大きく伸びて自己資本比率も改善ですね。これまでの傾向はおいといて一度リセットしてみるほうがいいかもですね。
最新2Qで総資産1000億で資産の多くは手形・完成工事未収入金と未成工事支出金でこれで700億ですね。現金は74億で有形固定は少なめで130億ほど。これは建設や設備系スタイルですね。負債は工事関連が130億ないくらいで借り入れが150億くらいですね。これは非常に財務がいいように思えます。工事関連で貸し倒れが出るならひっくり返りますが現状心配はないかなとは。
CF
営業CFはマイナスの年はあるけど、その前後で取り返したりして長期には普通にプラスで、設備投資もあまり要らないのでFCFも長期に同様ですね。
現金は前期で合併時にいろいろ精算したのか減ってますが最新2Qでは増えてます。
合併して傾向変わるかもだけど還元はこれまでの調子なら大丈夫そうです。
ナガオカ
業績
スクリーン(取水管)メーカー。エネルギー関連(石油精製装置スクリーン・インターナルの製造・販売)、水関連(取水用スクリーン、建設向け排水用スクリーン、水処理装置の製造・販売)の2事業を展開。だそうですが、エネルギーがグイグイ伸びてます。
2016年とかにいきなり大きく減収赤字とかでいかにもシクリカルですが目先はこのエネルギーがぐっと伸びてきてるのでその趨勢は注目すべきかと。
1Qで増収も横ばいに近く減益-19%。まだ1Qですがわからないところはありますが通期も減収減益でやはりシクリカルだなという感想。ただエネルギーは目先まだ伸びてますね。
受注残が見たいところですが開示してないようですね。「世界経済の減速や回復時期の不透明さ から石油精製・石油化学プラントへの設備投資が減速する状況が想定され、その結果、認証メーカー間の競争が激 化し、新規受注の減少や収益の悪化が予想」と前期末に言ってるのでよくはなさそうですね。というかだから計画では減収減益と。
財務
総資産も増えたり減ったりしますね。仕事をやってるときは増えて仕事がなくなると減るのでしょう。とはいえ純資産は伸びる傾向ですね。自己資本比率も伸びてます。
1Qみると総資産減って現金とか純資産が増えてますね。負債も減ってます。
つまり仕事を終えて必要なものは精算しお金が残って純資産が増えたですね。もっというと仕事は減った以上には増えてないでもありそうです。
CF
建設っぽいCF。営業CFはプラスとかマイナスとかで長くはプラス。でも、ここは建設じゃなく機械で設備投資はわりと必要そうですね。上場前に結構しててその後はあまりしてないので近年はFCFはプラスですね。だいたい負債返済に回ってそうです。 還元ははじめましたがゆるめ。
トーヨーカネツ
業績
並べたけどプラントもやってるけど物流より。というかプラントは赤字も多め。タンク工事業界最大手とかいってもそれだけじゃやっていけない世知辛い。
長期業績としては横ばい感。プラントは赤字で売上も結構乱高下する感じはあるけど物流でフォローする感じですかね。全体では赤字もなくずっと堅調な感じ。BPSあたりはずっと伸びてる感じですね。停滞蓄財とみてるのが正しいかも。
2Qで大きく増益。も、通期は減益計画で「空港向け設備案件や流通業向けの「マルチシャトル」を組み込んだ庫内自動化設備案件を中心に売上計上され ました。この結果、当事業の売上高は119億79百万円(前年同四半期比8.0%減)、営業利益はプロジェクト管理 強化による採算改善などにより11億58百万円(同51.5%増)となり」という感じですが、数字をみると進捗としては半々くらいで前期が下半期の追い上げが大きかったとなりそうです。例年下半期が強ければ上振れも意識していいと思いますが、見返すとそうとも言えずにわかりませんね。ちなみにこれは物流でプラントは赤字です。
という感じで、大枠停滞蓄財を続けてると見てるのが妥当そう。
財務
横ばい感のある財務。ずっと横ばい感ありましたが近年は借り入れ増やし自己資本比率悪化に来てますね。資産内容変わらず負債が大きく、それも借り入れを増やしてますね。
今期2Qは資産減だけど手形売掛が減っただけみたいには。長期に普通にプラス。
投資はそんな大きくもなくFCFも近い感じだね。
それで業績のわりに自己資本比率も落ちて借り入れ増えてそのわりに資産内容に変化ないので自社株買いでもしてるのかなあとみたらそのとおり。というか開示にも自社株買い関連が並んでますね。自社株買いはかなり熱心にやってる印象。2016年以降くらいはかなり熱心にやってる感もあります。
CF
営業CFはマイナスもあるけど前後で取り返してる感じで建設っぽいやつ。
2018、2019は借りて還元するムーブしてますね。これで財務悪化と自己資本比率低下になったと。これで2012年前後の自己資本比率に戻りましたし借り入れも増えたのでしばらく無茶はないと思いますが還元熱心は覚えていてもいいかもしれません。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげてもみあいですかね。
週足であげてもみあい感
月足であげっぽい推移。
確認。
評価・売買判断
レイズネクスト
テクニカル的には、長期にゆるくあげ感。調整下落もはさみながら長期にはのんびり水準をあげてる感はあります。とはいえ週足では揉み合い感がつよく調整がわりと長く続いてる感じです。そうですね。コロナ安値986とかその直近高値1489あたりを基準に調整が終わったか測るのがいいのではないかと。
ファンダ的には、 堅調な建設あるいは設備。建設と見ると財務などに相当の余裕がありそうでしたが合併でそれが加速した感。加速するようなところと合併なので傾向はかわらないのではないか。まあシクリカルとはなりそうなので特に売上には注意かな。目先は順調だけど受注は前年割れなので足踏み減速は織り込んで置くべきかもしれない。
評価は建設一般と見ると高めの評価。も、状態いいからなあとみるとレイズネクストちとしてはよくある水準で上も下も。配当利回りあたりで見れますが配当は利益連動感もあります。利益が割と安定してるのであまり減配感ない推移できてますが。
ナガオカ
エネルギー関連は伸びてましたが目先、踊り場あるいは後退感。会社も強気でもなさそうでやはり業績後退を見てたほうが。赤字は脱してるようだし純資産増くらいはありそうだけど、まだ負債返済はしたいのではないかってところと投資期になるならわりと資金繰り大変かも。
まあそんなでも安ければ。PBR1.5ほどはこの手の企業にしては評価も高い気がすることろで成長織り込んでそうな。目先は成長というよりは後退感あるところでもうちょっとというかかなり下がらないと目先の業績に合わないかなあって印象。みるとPBR0.7くらいはつけてた・・もっと言うなら赤字のときはPBR0.5台くらいもあったようだね。
プラントと言うよりは物流システム屋。プラントは祖業も赤字も出たりして言うほどは。物流のせいだと思うけど長期になにげに安定。そして成長感はないけど、還元熱心で稼いで還元する会社。
評価。配当利回り4%のPBR0.6あたりは高くは見えないですね。実際過去はこれ以上の水準も多いようです。化けるとかはないと思いますが考え方次第ではありなのではないか。
ENEOSホールディングス
売上7兆〜10兆とか超デカイですが、薄利だし赤字もわりとあるしで、というかこんな規模がありエネルギーというインフラよりのことしてても兆単位で売上動くしかなり厳しい環境にあるよねえとは業績から。スケールメリットを目指して統廃合が続くのもまた然りという感じで。でもいくら統合して大きくなってもBPSも伸ばせてないくらいでよくて停滞。そうじゃなきゃ現状維持でいっぱいいっぱいか自転車操業くらいの印象。
財務も悪く借り入れも兆単位。まあ規模もあるので兆だから何?ってところはあるけど2.2兆借り入れにたいしてFCFは弱めな気は。まあやれないことはないというか還元熱心でここ二年は今までほとんどしてなかった自社株買いも入ってきてますが。まあ今の株価水準は安いと考えてるのかもしれません。今のペースで還元すると債務返済はほとんどできないようにはみえますね。あまり返す気もない気はする借入金推移はしてますが。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
今日はおやすみでした。特に何もなく。
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