大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(8410)セブン銀行/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20181104100438j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

セブン銀行とその他

株価

232円(人々は、築いた実績をおしゃかにし続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8410 8570 7182 6862
企業名 セブン銀行

イオンフィナンシャル

サービス

ゆうちょ銀行

ミナト

ホールディングス

市場 東証一部 東証一部 東証一部 JQS
業種 銀行 その他金融 銀行 電気機器
時価総額(億) 2736.0 2767.1 41535.0 37.1
株価 232 1281 923 474
決算期 2021/03予 2021/02予 2020/03 2021/03予
予想売上(億) 1,342.0 4,700.0 17,995.4 150.0
予想営業利益(億)   270.0   1.8
営業利益率 #VALUE! 5.74% #VALUE! 1.20%
予想純利益(億) 230.0 110.0 2,734.4 3.5
売上成長率(年複利/期間) 4.2%/14年 7.6%/13年 -2.4%/6年 12.4%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 4.3%/14年 -3.6%/13年 -4.2%/6年 11.3%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 8.8%/13年 6.6%/12年 -0.2%/5年 5.7%/13年
PER 11.88 25.13 12.82 10.06
PBR 1.2 0.7 0.31 1.11
ROE 10.1% 2.8% 2.4% 11.0%
ROA 2.1% 0.2% 0.1% 4.1%
配当利回り 4.74 1.8 5.42 0.84
配当性向 56.3% 45.1% 69.4% 8.5%
総資産(億) 10858.9 57813.7 2109108.8 84.9
自己資本(億) 2212.1 3934.2 89933.1 29.1
自己資本比率(%) 20.3 6.8 4.2 34.3
一言感想 成長鈍化 増収減益 びさげ 増収も足踏み

 今週は比較。2/1のKABU+データにトリガーを満たしてるもの(専門用語)かつ予想ROE10%以上出てると思われるもの(対象49銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年02月02日取得。セブン銀行。ATM屋。比較にイオンとゆうちょの個人よりっぽい銀行。ゲストにATMタッチパネルを作ってるミナト。

セブン銀行

業績

営業利益とかないですが、銀行のため。ほんとは売上もなくて経常収益。銀行だから。というわけで経常でみていくと、経常収益は長期に右肩感があり、経常利益もまあ伸びてるにはなりますね。ですがEPSは成長鈍化感もでてきてROEなら下がる傾向が認められます。端的には利益成長企業から成長鈍化からの蓄財企業への変化は見られます。

蓄財は順調。BPSなら右肩ですね。今期はATMの利用が減ったせいで減益にでてるようなところは。今期はコロナのせいってところはあるんですが、大きくは収益性が落ちてるところはありそうです。

前期末の資料。ATM台数は増えてるけど伸びは鈍化し台数あたりの利用件数も下がる傾向です。

f:id:kamomenotoushi:20210203144858p:plain

そういう意味で成長は曲がり角とみておくのが正しそうです。

とはいえ、全然黒字ですし経常利益率も高く普通に儲かってるレベルではありますね。 

 

財務

さすがに自己資本比率は低めの20%前後。ですがこれ銀行だからね。 

前期末の負債8600億のうち預金が6800億というところで。預金は伸びる傾向。資産をみると現金が8500億で伸びる傾向。資産は1.1兆でだいたい資産は預金からくる現金で負債≒現金でこれは財務はいいとしか。

銀行なんて5%あれば立派なかんじなので非常に財務がいいとみなしてよいのではないか。

CF

 ものすごく銀行らしくないCF。営業CF。常にプラスで投資もしてFCFも常にプラスで。

まあ営業CFに預金も入ってるのでかさ増しされてるとはなりますけど、預金も考慮してもFCFは普通にでてそうというか利益出てますしね。

還元は熱心まほうで高配当性向ですね。2020年は自社株買いも入ってます。

イオンフィナンシャルサービス

業績

 これはATM屋というよりは総合銀行感というかクレジットカード業務が多そうな印象。

カテゴリもその他金融でクレジット組。

経常収益、経常利益EPSなどは大きくは向上傾向で赤字もなさそうでBPSくらいは右肩でROEも大きくは12%前後を維持。

目先3Qで増収で減益。とはいえ上方は伴ってますね。

「営業利益は、上期における国内外での将来の貸倒の増加に備えた貸倒引当金 の積み増しによる貸倒引当金繰入額の増加等により248億52百万円(前年同期比42.4% 減)」という感じで理由もありそうで見た目は悪いけど延長線上にはありそうです。

総じてゆるい成長で蓄財。

 

財務

 資産増で財務悪化。も、純資産は増えておりそれ以上に総資産が増えてる感じですね。

負債は主に預金ですね。5.3兆の負債に対し預金が3.8兆。資産で割賦売掛とか貸付金とかになっててわりと預金運用できてる感もあります。と、資産ベースでは銀行比率高そうですね。運用できてるので預金解約まつりとか貸し倒れは厳しくなりますがそれを心配するのもってところはありますし、現状おおよそうまく言ってるように思えます。

 

CF

 金融機関のCFは基本分かりづらい。も、ここは比較営業CFもでててFCFもでて現金積んでますね。とはいえ預金引くと営業CFマイナスになりそうなのでやっぱり営業CFで状態測れないところは。

まあ、PLも問題なさそうでBPS増加して現金増えてるのでおそらく堅調の範囲内。

 

ゆうちょ銀行

業績

 経常収益も経常利益も株価も右肩下がりで低ROEで超低PBRがさらに低PBRになるという郵政民営化とは何だったのだろうと思うような感じですが一応赤字でもないし(包括利益でマイナスはあることにはあるが)、EPSもいうほど下がってなく評価も下がったので配当利回りあたりはかなり高く出てます。

ただBPSあたりは増やせてないのでよくて現状維持あるいは衰退でその中で配当を配るマシーンくらいになってる感。

2Qでもだらだら減収減益してる感じ。まあ利益はでてますが。だから郵政民営化とはと思いますが、まあそういう感じです。

財務

 総資産は横ばい感あるんですけど純資産BPSあたりが2020年に大きく減ってますね。

特に大きな赤字などもでてないのでこの辺はよくわからないのですが、包括利益によるところがありそうで、違いもよくわからないので以下の記事でも。

包括利益と当期純利益の違いって何? | GLOBIS 知見録

その他の包括利益」は、

保有株式の含み損益(投資有価証券等評価差額金)
・為替予約、通貨オプション等の金融商品時価差額(繰延ヘッジ損益)
・退職給付に係る調整額
・海外子会社への投資後の為替変動(為替換算調整勘定)
保有土地の含み損益 

等の当期間中の増減が主な内容です。

ってことでどうしようもない部分があるというか今期2Qで戻ってますね。金融資産が多いと上あたりの影響が大きくなるところはありそうです。NPSにも反映するので気にする必要はありそうですが、とりあえず大きく動いたら理由を確認するくらいですかね。

というわけで純資産も戻って延長線上ってことになりそうですね。

あとは貯金くらいは横ばいにちかいけどわずかに伸びてます。

CF

 銀行のCFはよくわらかない。

現金くらいは維持なので現状維持ではないでしょうか。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげてあげ
週足でさげ
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

セブン銀行

テクニカル的には、2015年まであげで661までいくもその後は厳然たる下落トレンド。コロナ安値も割って目先2020年12月の215まで。

この215を長期のトレンド転換点と見るか否か。日足では反転を見せてるけど週足月足では全然反転点と断ずるには足りない。底は現状215にみるしかないでしょうね。切るなら底割れで下落続行。


ファンダ的には、長く続いた成長も鈍化感もあり、ATMの利用数も減るとか収益性の低下はありますし、ROEは下がってきてて目先はコロナもあるが減収減益もちらつくと。とりあえずコロナがくれば業績は落ちる程度の成長性とは言えます。

も、普通に利益は出てますし、ATM屋は強しという感じで財務やCFには強さを感じる推移。稼いで資産を積み増し還元をするという意味で見限るには程遠いとは。

安ければ。

PBR1.2はもう見れる評価には思えます。もちろんセブン銀行としては歴史的に低いPBR水準ではありますが・・ROE低下がもっと続くならトラップにはなりかねないところではありますね。そのあたりを勘案して。

 

イオンフィナンシャルサービス

仔細に調べると問題もあるのかもしれないかもで金融の難しさはあるけど、おおよそ業績は堅調でBPSくらいは右肩傾向の預金も増やし運用もできてるようで現金も積む感じ 順調な金融機関という印象。

安ければ。

PBRで見るといいかも。この会社としてもPBRでわりと低い水準。絶対的にも高いという気もしなくわりと名前聞くだけあって投資妙味もあるような。

なんかの大きなトラブルがなければ。あるいはROEが下がっていく感じでもなければ。

 

ゆうちょ銀行

衰退しながら現状維持感。で、低収益の低ROEでいかにも冴えない銀行。BPSも伸ばせてないので現状維持がいっぱいとみておくべきか。ただ経常収益減も利益自体は大きく減らしてなくEPSも減ってる感もなくだから減所維持。配当くらいは配れるところ気は。利益減らなきゃだけどね。

すごく安ければ。

PBR0.3ほどはすごく安いにあたるかもしれない。 わりと歴史的底辺評価です。まあずっと上場から下げ続けてPBRも同様なのでこれ以上下がらないとみるのもデンジャーとは思うけど。まあさえない会社はたぶん底辺評価とは見れると思うんですけどね。

 

ミナトホールディングス

ながらく厳し目の業績だったんだけど2017年に化けた感があり。 「平成28年4月5日付でサンマックス・テクノロジーズ株式会社を子会社化し、メモリーモジュール関連事業を当社グループに取り込み、事業規模の拡大を進めて」買収のようです。

成長ではないので評価は難しいところ。実際に2020年などは大きく業績後退。今期はまた戻すとしてるけど2Qでさらに減収だね。で2Q赤字。戻すかもしれないけど今のところは厳し目に見てたほうが正解な気は。

とはいえ、赤字なのが黒字になったので進歩は進歩って見方も。いや、今期は微妙だけど。

・・今期2Qで随分自己資本比率も悪化してるなあとみると資産が色々増えてる。「2020年8月、事業基盤の強化や収益力の向上を目的として、プリンストンの株式を取得し、連結子会社化」とかになりそう。このへんの活躍も期待して下半期は取り返すって感じには見えます。実際取り返せるかはわかりません。

とまあかなりイケイケで拡張してるようなところは財務は劣化も進んでるので成果にできないと転びそうな気は。とりあえず営業CFでてるし投資CFもそんな無茶でもないのでとりあえずすぐ倒れるという感じでは。でももう一度言うけど財務にはリスク負ってます。

投資が形になるなら妙味もあるPBRPER付けてる気はします。形になるなら。ならないと厳しくなりそう。と、雑に。いやゲストは流してみるってしきたりなのです。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

ないかなぁ。

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表