大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(3437)特殊電極/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

特殊電極とその他

株価

2168円(人々は、長く登ってきたがそろそろ疲れて休みたくなってきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 3437 6517 6622 6175
企業名 特殊電極 デンヨー ダイヘン ネットマーケティング
市場 JQS 東証一部 東証一部 東証一部
業種 金属製品 電気機器 電気機器 サービス
時価総額(億) 34.7 470.2 1360.6 100.0
株価 2168 2057 5020 676
決算期 2021/03予 2021/03予 2021/03予 2021/06予
予想売上(億) 87.0 520.0 1,400.0 155.0
予想営業利益(億) 4.4 41.0 95.0 5.0
営業利益率 5.01% 7.88% 6.79% 3.23%
予想純利益(億) 3.7 28.0 70.0 3.4
売上成長率(年複利/期間) 0.2%/14年 1.5%/14年 2.8%/14年 16.1%/8年
EPS成長率(年複利/期間) 2.5%/14年 -0.5%/14年 0.9%/14年 27.5%/8年
BPS成長率(年複利/期間) 4.8%/13年 3.6%/13年 4.6%/13年 41.6%/7年
PER 9.37 15.32 17.70 29.42
PBR 0.62 0.75 1.5 3.55
ROE 6.6% 4.9% 8.5% 12.1%
ROA 3.9% 3.7% 4.3% 6.8%
配当利回り 1.64 2.24 1.69 0.89
配当性向 15.3% 34.3% 30.0% 26.1%
総資産(億) 93.6 756.3 1623.3 49.8
自己資本(億) 53.8 560.6 799.6 27.5
自己資本比率(%) 57.5 74.1 49.3 55.3
一言感想 あげから後退 停滞蓄財 停滞蓄財 あげあ

 今週は比較。KABU+データ1/18にROIC変速三年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)をあわせてみて、年初来安値から10%圏内かつROIC10%以上(対象31銘柄)のものから気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年01月22日取得。特殊電極。溶接材料とか施工とか溶接関連。比較に溶接っぽい。ゲストに「Omiai」で金属じゃなく人をつなげてるネットマーケティング

特殊電極

業績

 溶接関連だが材料を売るメーカーというより工事を施工する建設業?サービス業?の色合いが強く。どれも地味に儲かってるね。

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長期にほぼ赤字なし。赤字は2010年くらい。2010年に大きく減収減益してその後地味に回復してかつてのピークを超えたくらいでコロナ来てます。成長企業とも見れるし停滞企業とも見れるくらいの塩梅。一応2011年起点で売上EPSBPSの成長を見ると、1.8%/10年、20.9%/10年、5.5%/9年ってところ。まあ大枠停滞蓄財寄りで目先減速というろころになりです。

目先2Qで減収-19.7%、減益-57%で計画も似たような水準。リーマンの再現に来てるとは見れますが今の所一気に赤字までは避けられてるとなりそうです。

 

財務

 地味に財務改善、自己資本比率も向上傾向。借り入れもないに等しいくらいになりそう。固定資産は割と少なく手形寄りの資産構成は建設業っぽいところはあります。まあ売るための在庫もそこそありますが。まあ状態はいいのではないでしょうか。・・というかリーマン位もあまり状態も悪くなさそうですね。そのへんでリーマンもBPSも減らさず地味に改善し続けるところにつながってそうでもありそうです。

 

CF

 営業CFは乱れもありマイナスもあるけど、長期には普通にプラス。投資はそこそこあり、FCFレベルではあまり余裕はなさそう。2017年以降くらい稼げれば余裕も出そうですね。還元はあまりやる気もなさそうです。利益増えても増配とかもしてないし、配当性向なども弱め。

デンヨー

業績

 発電機やら溶接機やらコンプレッサーとかいかにもな機械ですね。

ざっと業績見て停滞。成長感はなし。もほとんど赤字もなく利益は地味に出続けて特に2012年以降くらいはBPSなら右肩。リーマンくらいは僅かな赤字はありますね。でも-35%くらいの減収で赤字をわずかに抑えてるのは堅実感あります。

そんな感じで停滞蓄財企業。

2Qで減収減益。業績後退で前年からこそ大きく減収-32.3%ですが、計画の営業利益41億は2016~2019年水準で普通に堅調の範囲内かと。

 

財務

地味に資産増。自己資本比率あたりは横ばい感もあるけどすでに高水準でらしい借り入れなどもないですかね。12億の借り入れに対し現金200億ありますって感じ。2Qでも傾向変わらず。

 

CF

CF出てないわけないよね?ってみると出てるし投資してFCFも安定的にでてる。増配も地味にしながら現金も積んでますね。 わりと還元もしてて自社株買いもそこそこしてますね。

 

ダイヘン

業績

 パワーエレクトロニクス&ロボットメーカーだそうです。商品見てると高付加価値っぽいのも多いですね。

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営業利益率高そうってみるとデンヨーより低いんですが、ROEだとちょっと上・・でもないか。でも安定感はそこそこで長期に営業赤字もなさそうです。

長期業績はわりと安定的特に2014年以降は順調に稼いでる感じ。BPSくらいはだいたい右肩。成長感はなし。だいたいやっぱり停滞蓄財企業。

2Qで「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により厳しい状況となりましたが、半導体関連投資が堅調に推移いたしました。その結果、売上高は630億3千1百万円となり対前年同期若干の減少(3.5%減)に留まり、利益面におきましては、コスト削減などにより営業利益は36億8千2百万円(前年同期比6億3千3百万円増)となり」で半導体の貢献で以外に順調。

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とはいえ溶接はしっかりやられてるのでこのあたりはこの会社が強いというよりはうまく伸びる事業もしてたって話になりそうです。

というわけで大枠て停滞蓄財。あとは事業全体に悪環境くるとまずいところはありそうです。

 

財務

財務はいかにもほどほど、長期に資産増。自己資本比率も地味に改善かな。借り入れはしてるし増やしてる感も。今期2Qでも傾向は変わらず。 

資産はだいたい売上にリンクですかな。減収も入ってきてる2019年からは総資産は減ってきてます。いかにも普通。

 

CF

 営業CFは出てますが投資は強めでFCFは弱めかな。2008年以降計算してみると年14億ほど。ていうか平均なら配当がオーバーしてるね。まあ2008年より成長してるので単純計算で断ずるのもよろしくないと思うけど。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でいかにも出来高すくないけどさげ
週足でさげじゃないかな。
月足であげてきて落ちてきてる感
確認。

評価・売買判断

特殊電極

テクニカル的には、長期に上昇をしてたけど、2019年から2020年に勢いも怪しくなり垂れてきているという印象。長期の下落に入ったと疑ってもいい局面かもしれない。そうですねえ。2018年以降の安値1825を底にみてるのがいい気はします。ここを切ると長期も下落感が鮮明になってくるかなあって感じだし。あ、目先なら下落で逆張りです。

 


ファンダ的には、成長感もないわけもないも停滞蓄財感のある会社。その中で目先好調から業績後退が入ってくるもリーマンなどで落ちてた赤字は回避してて財務CFの余力も過去よりあるかな?ってところ。後退は後退なので贔屓目に見る必要はないとは思いますが。

評価次第。

PBR0.6ほどは(業績はまた回復しそこそこ稼げるとした上で)まあそんなもんだよねってくらいに見えます。

過去はもともと評価されるようなものではなくもっとROEが低いときはPBR0.3台も結構ちらつく感じですね。あまり贔屓目に見ないほうが怪我をしない気はするところ。業績回復の加速が見えてたらいいかもしれませんね。

 

デンヨー

シクリカル味はあるし、悪環境のときはもちろん業績後退もするけど、総じて安定停滞蓄財企業。財務やCFに問題もなく安定的に稼ぎ稼いだものは蓄積もしながら還元もしている。ROE水準が低そうで高リターンはないかなあって思うけどわりと堅実な選択にもなりそうな。

ただ安く買おうね?ってところは。

 PBR0.75ほどはいかにも程々に見える。実際に上にも下にもですが現状上よりですかね。PBR0.5以下とかで手出しすると地味に行けそうな気は。

 

ダイヘン

長期に営業赤字もなくBPSくらいは右肩の蓄財企業。成長性はどうか。目先は半導体の貢献により順調は続く。も、これは運が良かった感もあり2010~2013あたりは収益性も低く低ROEで優秀な企業という感じまでは。あとは投資が重たい面もありそうで財務CFは案外弱そう。

BPSくらいは伸ばしてくれてるし安ければ。

PBR1.5ほどは評価過剰ではないか。 BPS成長4.6%/13年 ってのは他と対して変わらなくならもっと低いPBRで狙った方がマシみたいな視点にはなりますね。

まあ商材が高付加価値っぽいのと半導体などで評価されやすいところはありそうでPBR1.5ほどは過去から見ても・・高いですね。だいたいですがPBR0.6~1.4くらいにいることが多そうですね。半導体期待が入ってそう。半導体がすべてを解決してくれるとか思うならいいかもですね。実際伸びてるし。

 

ネットマーケティング

 広告事業(アフィリエイト広告・SNS広告、戦略立案・運用支援を一貫提供)

メディア事業(日本最大級の恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」運営)

ですが、上で停滞っぽいものばかり並べてこれみるとこれは成長企業で売上EPSBPSの伸びがエグいですね。ただ上場からみると12%/4年、3.6%/4年、19.5%/3年とトーンダウンするので注意は必要。EPSは凸凹あるので均すともっとでてそうですが。な、ところですが目先売上で成長鈍化感あるのでそのあたりをどう考えるか。

1Qで減収減益。広告もOmiaiも減収しててなかなか印象悪そう。いや1Qだけど。会社としてはOmiai推しっぽくOmiaiの会員数とマッチング数を月次でだしてます。会員も伸びてるようですね。マッチングが累計なのは罠っぽいですけど月ごと計算したら一応増える傾向なのでまあよしか。まあ1Qは減収減益だけど。

ちなみに広告のほうが大きく前期で70%ほど1Qでよりダメージでかいのは広告でOmiaiが頑張っても厳しそうです。Omiaiも減収ですが。だから1Qね。

とはいえ資産はいかにもネット企業という感じ49億のうち現金32億で借り入れなどもなさそうで負債も買掛金などで財務はきれいとしか。1Qで大幅減益とはいえ利益だし財務も傷ついてる様子でもなく、くさしてもいますが上の3つより状態いいです。

営業CFでて投資も殆どいらずFCFも出るしかないみたいなタイプ。

ただ評価だよね。PERでみると成長する前提をもつとPER20ほどは妙味もありそうだけど目先減益ですしね。減益するならPBRで見なきゃいけなさそうだけどそうなるとPBR2.5とかでくさすしかないという高評価。減益は進まず増益だって思えるならわりといいかもです。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 とくにないっす。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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