大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9776)札幌臨床検査センター/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

札幌臨床検査センターとその他

株価

1433円(人々は、高い山を制覇して満足して下山中。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9776 4556 3341 4657
企業名 札幌臨床検査センター カイノス 日本調剤 環境管理センター
市場 JQS JQS 東証一部 JQS
業種 サービス 医薬品 小売 サービス
時価総額(億) 60.4 48.3 481.4 20.2
株価 1433 1060 1502 431
決算期 2021/03予 2021/03予 2021/03予 2021/06予
予想売上(億) 172.3 45.0 2,757.5 41.8
予想営業利益(億) 6.2 6.5 65.5 1.7
営業利益率 3.60% 14.44% 2.38% 4.07%
予想純利益(億) 4.1 4.5 32.6 1.1
売上成長率(年複利/期間) 2.8%/14年 0.7%/14年 10.8%/14年 -0.7%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 15%/14年 27.5%/14年 17.9%/14年 1.5%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 6.2%/13年 4.5%/13年 10.6%/13年 -1.7%/14年
PER 12.05 9.85 13.82 18.32
PBR 0.57 0.98 0.93 1.17
ROE 4.7% 9.9% 6.7% 6.4%
ROA 3.5% 6.7% 1.8% 2.4%
配当利回り 0.7 1.42 1.66 1.86
配当性向 8.4% 13.9% 23.0% 34.0%
総資産(億) 115.5 67.4 1855.5 45.3
自己資本(億) 84.6 43.8 470.7 17.7
自己資本比率(%) 73.3 65 25.4 39.2
一言感想 停滞蓄財 あげ 増収足踏み あげ

 今週は比較。KABU+データ1/18にROIC変則三年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)をあわせてみて、年初来安値から10%圏内かつROIC10%以上(対象31銘柄)のものから気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年01月22日取得。札幌臨床検査センター。臨床検査と調剤。比較に臨床検査と調剤。ゲストに臨床検査ではなく環境を管理するセンター。

札幌臨床検査センター

業績

 セグメント。

調剤と臨床検査。どちらかといえば調剤よりですね。

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すごい昔はあるけど2002年以降くらいは営業赤字もなさそうですね。以前は薄利で停滞感ありましたが、2010年くらいから利益率ROEがあがってきて、BPSくらいは右肩くらいになってます。BPS13年複利とると6.2%ってところですね。

そのなかで以前は成長感もありましたが2015年位から売上利益は足踏みかな?という推移で停滞蓄財企業くらいに見ておくのが正しそうです。

そんななかで今期2Qで減収減益。減益は-25.2%と大きめで計画でさらに減益ですが、普通に利益出し2QでもBPS伸びてますし既存の延長線上かな?という感じ。

中身見ると臨床検査で、「前期に投資した資産による減価償却費の増加等により、セグメント利益127百万円(同46.7%減)」もあるのでこれは事業環境の後退といえなさそうなものがより影響してそうなところも。

 

財務

 長期に財務改善。自己資本比率も60%前後から74%ほどまでで借り入れも返しきった感で今期2Qもその延長線上で新規借り入れもなく自己資本比率も改善。

現金も増える傾向・・前期に大きく減らして土地など買ってそうですね。このあたりが上の投資ですね。

それ以上あまり見る気もなく。

CF

営業CF安定でFCFも出続ける感じでしたが前期に投資。 有形固定に大きくいってますね。

これですね。

札幌臨床検査センターが新本社ビル建設に着手、投資額28億円 | 北海道リアルエコノミー | 地域経済ニュースサイト

本社移転でこれを良しと見るか否かで結構わかれそうです。効率化でコスト減につながれば力が伸びるかもしれませんし、無駄な支出になってるかもしれません。

還元は非常にやる気のないレベルに見えます。故に維持は容易そうですが。

カイノス

業績

 臨床検査だけどずっと減収も増益が続いてますね。2015年位から原価率低下が続いています。短信などみてもちょっとそのへんの理由は「アレルギー検査試薬の減収」とは言ってますね。もコスト管理がうまいのか減収しつつも増益が続いてますね。今期2Qも減収-8.4%も減益は-0.2%というか通期は上方して増益ですし。

ただ減収はまだ続いているのでそのあたりをどう考えるか?ですかね。

BPSくらいは右肩。

 

財務

 総資産横ばいの純資産増傾向で自己資本比率も改善。借り入れは付き合い程度って感じがします。とはいえ現金もあまりもってないですが。

その傾向は今期2Qで変わらない印象。

 

CF

営業CF堅調。FCFもほぼ出てますね。還元は余裕の水準も近年は時々自社株買入っててます。 

 

日本調剤

業績

増収も薄利で利益は伸び悩み。の、増収停滞会社。まあ赤字はほぼ見当たらなくBPSくらいは右肩感もあります。

増収は買収熱心感あります。

日本調剤、中小薬局3社を買収 首都圏で19店展開: 日本経済新聞

日本調剤<3341>、調剤薬局運営子会社のライムを吸収合併 : M&A速報 : M&A情報データサイト | レコフデータ運営のマールオンライン

それで規模を拡大してるような。も、コストもかかり増益まではなかなか至らないと。

 2Qで増収も減益。減益で-31.8%となかなか大きめ。通期では-13.7%まで回復するとしてます。「営業利益につきましては、処方箋枚数の減少等により減益」といいつつだけど順調とは短信で念押しはしてますね。

そうですね。大枠堅調というか以前からの延長線上にありそうです。増収も増益までにはいかず蓄財にとどまる。

 

 

財務

積極的な拡大派だからと思いますが財務は悪目で自己資本比率も低めの借り入れも多め。

ただ2017年以降は借り入れは増加を控えて自己資本比率も改善傾向にあります。 今期2Qもその傾向は変わらず。

財務も見ながら節度ある拡張に舵を切ってきたところはありますね。

 

CF

営業CFはだいたいでてます。大きくは増加傾向もあります。それで2018年までは投資も熱心だったのですが、2019,2020と投資は抑えてきてます。

なら2015年以前はFCFマイナスの財務CFプラス・・つまり借りて拡張だったのが2016年あたりからFCFプラスの財務CFマイナスに転じてきてますね。

このあたりで拡張は追うも無理なく進める方針になってきてる感は。還元CFや配当性向からは余裕の範囲。まだ借り入れを返したいでしょうね。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足で あげてさげ
確認。

評価・売買判断

札幌臨床検査センター

テクニカル的には、2018年まで上昇ですが、以後はというか週足レベルでは絶賛下落。

も、目先安値の1339は、2016年の958を割ってないので超長期でではまだ上昇は途切れてないとはみれるかも。超長期の上昇反転を狙いどこかで入るのはありかもしれない。週足以下だと超下落トレンドに逆らう逆張りですが。底を見るなら1339か、958も見てたほうがいいかもね。

 

ファンダ的には、蓄財企業。成長感はないも安定感はありBPSも右肩で今期後退も普通に利益の出るレベルで利益も事業環境の後退というよりは別要因も絡んでそうで、蓄財の傾向はかわらなさそう。還元はやる気なし。財務CFは余裕あるけど増配などの兆しも今の所。そのなかで本社移転をどう考えるか。

評価。

あまり高く評価される種の企業ではないという印象ですが・・安ければ。

率直に安定蓄財に事業の安定性も備え財務CFに問題ないと考えればPBR0.6ほどは高くは見えません。ただやはり過去をみてもあまり高くは評価されておらずPBR0.5切りくらいはあるし2012年以前は0.3台くらいは。そのあたりをどう考えるか。やる気のない還元とかやる気出せば一気に評価される気もしますが。さてはて。

 

 

カイノス

衰退蓄財。コスト管理がうまいのか減収傾向の中増益傾向。ただこれを続けることはできないはずで売り上げ反転は見たいいところですが財務やCFにさしたる問題もなさそうで状態はいいように思えます。

安ければ。

なにげにEPS成長など高く出てて高いとも言い難い。安いとみてもいいかもしれない。過去を見るとPER10のPBR1ほどは上も下もある水準でいかにも標準な水準。減収傾向も含め考えるところでしょうね。

 

 

日本調剤

 規模を負い借り入れを増やしながら買収を繰り返すも利益には反映までは至らなかった感じも方針転換か借り入れは返す方向で拡大は自信のCFの範囲内にとどめるようになってきてます。目先は減益ですがCFは大枠で拡大傾向もあり過去に赤字を見せない安定感もあり財務が改善していくだろうなあとは思えるところ。な、ところですが増益はなかなか期待しずらいかもしれない。

安ければ。

 見せてるBPS成長率なども踏まえPBR0.9ほどはわりと低評価に見えます。過去の日本調剤からもPBR1切りはなかなか低いほうとなりそうですね。

目先の減益が長引くとBPS増加スピードも劣化もしそうでその可能性をどう考えるか?みたいなところはありそうです。

 

環境管理センター

長期的に成長感もなく薄利気味で赤字もちょくちょく。EPSはもちろんBPSも伸ばしてない停滞企業。蓄財も進んでいなく現状維持でいっぱいという印象。原価率販管費も低下傾向もなくとりえず目先まで傾向は変わらずではないでしょうか。株価も大枠停滞ですね。

今期1Qも減収の赤字ですね。もっとも前期も1Q赤字ですし通期は黒字の計画。まあ傾向は変わらずとみているのが正しそうです。

財務もよくはないですね。借り入れも手持ち現金などよりははるかに大きくなかなか重そう。負債28億のうち借り入れ16億とかでこれはわるいタイプの低自己資本比率。まあこれでもだんだんとよくなってるところはありますが。

営業CFはプラス安定ですね。FCFもおおよそでてます。それでなんとか借り入れを返してきてるかんじでしょうか。会社は現状維持でいっぱいと。そんな感じで銀行のために働く会社感あります。

PBR1.2とかは高めじゃないですかね。借り入れ返済も道半ば感ありますし取り合ずBPSがぐいぐい伸びだす感じでもないし。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にない日が続くのですね。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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