投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。
注目銘柄(市場/業種)
(東証一部/化学)
株価
3645円(人々は、長めの休憩を終えてまた丘を登りだそうと腰をあげている。)
業績財務と指標とそれに対する分析
今日は分析。1/14に銘柄スカウターの10年スクリーニングで営業利益10年増益企業をスクリーニングしその中(対象70銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。アイカ工業。メラミン化粧板で国内トップ。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年01月14日に取得。
業績
セグメント。
化成品と建装建材。
化粧板とかに強い模様。施工事例などはここ。
理由はわからないけど、建装建材が強く利益率が高いというのは数字からはわかります。建材にこの利益率は高いという印象。化成品とかはまあ普通くらいかな。
長期に成長感も見れられます。さすがにシクリカル色もありリーマン〜震災くらいは伸び悩みも入ってますがその他だいたい増収はいってますね。利益に関しては減収時は若干下がるもその他は非常に安定した推移で赤字もなくBPSなら右肩・・のかなり安定の優秀な企業という印象です。
ただ長期ROEも伸びてる感じでもなく10年BPS成長で6.6%もっと長く見ても6%台なので高成長というならそうでもないとは思ってたほうが。
・・で、その中で2020年に成長鈍化でおよそ横ばいの今期2Qはわりと大きめの減収-15%の減益-39.3%。「国内建設市場においては、住宅着工は、持家や貸家および戸建てが大幅に減少しました。非住宅関連では、景気の先行き不透明感から、店舗、工場、医療・福祉施設、などの着工面積が減少し、全体としても前年を下回り」と、コロナで結構な影響が出てそうですが、黒字通過ですし通期は2Qよりは回復という感じででてますね。この業績後退をどこまで大きく長く見るか?みたいなところはあります。
財務
資産増。成長風味で順調が長かったんだから当たり前なんですけど、自己資本比率が低下傾向がありますね。
借り入れも増えてないこともないんだけど、前期末で借り入れ60億に現金400億って感じなので財務上に問題があるとも。負債も増えてるのは手形類かなあってところで取引規模拡大であるしやっぱりこれを問題とするのも。
ちなみに2Qで自己資本比率は4ポイントほど改善で67.7%まで。減ったのは資産負債とも手形類が中心。つまり取引規模が減って財務改善。あまり喜ばしくないですね。
CF
営業CF出てるだろうなあって見ると出てる。投資してだいたいFCFプラス。FCFマイナスの2013は買収してますねって感じで通常事業では常にFCFでてるくらい。
ただ近年は投資が高水準で利益が足踏みでFCFが減ってきてて還元して現金が減るみたいな感じできてます。配当性向も高くあまり利益が今くらいだと現金をちらしていくことも考えられるのでこの辺をどう思うか。これまでは減配はなさそうですが利益が回復しないとなかなか厳しいことにもなるかも。配当に関しては「株主の皆様への利益還元と会社の持続的な成長を持続するため、連結業績、配当性向および内部留保を総合的に勘案したうえで配当を行っていく」と定型文。
日足週足月足の値動き判断
日足でもみあい
週足でさげか反転
月足であげから下落っぽい
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2018年4750まで長期上昇。そこからドローダウンっぽい推移ですがひとまずコロナ安値2584を反転点とみるか否か?
週足レベルでは4750からは安値高値の切り下げで下落も2584からは3930、3465、4015と切り上げに来てて反転感。
反転から長期上昇をみるとやはり底は3465あるいは、3360、2584あたりを見ることになりそう。なのでここらを基準として4015あたりを突破するかとかですかね。
ファンダ的には、長期にかなり安定の成長企業。も、環境がわるいと業績後退はありうるシクリカルで目先はその業績後退期にきているとみなすほか。業績を支える財務やCF自体も安定的。のようにめっぽう優秀だけど高成長というほどでもないところと目先の業績後退で還元はなかなか目いっぱい感もでてて利益回復しないと還元は維持できないでしょう。
評価。
PER25なら安定で優秀な企業ということも踏まえてもちょっと高いのでは。シクリカル味もありいうほど高成長でもないし。まあでも利益は回復するとしてPBRでみると1.8ほどはアイカとしても比較高い水準です。つまり利益は戻しまた成長に戻れるよね?くらいの期待は織り込んでると見ておくべきかなあとは。となるとあまり妙味もないかなあとはなりますが、同時に還元に熱心で配当利回り3%ほどでバリュエーションは配当で上がってるところもありそうです。その視点で利益回復配当維持なら意外に悪くないかもとは。利益回復せず減配とかなるとまず悪いですが。
リンク
ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4206
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4206
IRBANK:https://irbank.net/4206
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
特に何も無く。
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記事補足してます。