（2175）エス・エム・エス　日記（分）

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

エス・エム・エス

(東証一部/サービス)

株価

4060円(人々は--）

業績財務と指標とそれに対する分析

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今日は分析。1/14に銘柄スカウターの10年スクリーニングで営業利益10年増益企業をスクリーニングしその中（対象70銘柄）からきになったものをチョイスして分析します。エス・エム・エス。介護・医療情報提供会社。主に求人。数字は上記の通り。業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年01月14日に取得。

業績

介護、医療向けを中心に求人、情報、コミュニティなど様々なサイトを運営みたいな感じ。海外にもでててアジア・オセアニア中心に16の国と地域にも医療情報サービスとかなりグローバル。イメージ的にはエムスリーに近いとなりそう。

売上営業利益など各数字は長期右肩。10年でほとんどの数字に前年割れもなさそうでまた10年各複利成長率も13.4〜22.7％と高水準で高ROE高ROAのかなり優秀な企業となりそう。・・市場で屈指まではいかないかな。総合的にはかなり優秀だけど。

今期2Qで増収増益。増収が6％弱と甘い中増益+42％をどう考えるか。通期だと成長鈍化ですねって計画になってます。2Qは好調ですが近年の計画は強気感はありあまり上振れも期待しないほうがいいのでは。「新規人材採用の抑制等により」増益と言ってるので揺り戻しもありそうです。

財務

2016年に規模増大。「2015年東南アジア・オセアニアで医薬情報サービスを運営する「MIMSグループ」を三井物産と買収（約300億円）・子会社化（2018年完全子会社化）」のせいとなりそう。2016年にのれんがいっきにふえてそれを償却する形で固定資産は横ばいという感じですね。

2Qで有形固定は非常に少なく10億程度に対して流動252億の現金137億という感じで極めてネット企業という感じです。負債は借り入れは大きめ。138億で現金と同じくらい。2016年とか2019年に借り入れしてるけど目先は減らしてきてるね。

と、借り入れは増やしてるけど稼いでもいそうな推移。

CF

予想通り営業CFは安定。増益に従い右肩感もあります。その中で2016年に大きく投資。MIMS買収だね。そこで借り入れ。で、2019年に完全子会社化でさらに借り入れてるけど、ここは子会社化は財務CF内でやってるのでFCFとしては、2017年以降安定という感じ。財務CFに株式取得が入る場合もあると。

営業CFマージン辺見ると堀もちの疑いがある。というか堀持ちを疑えるほど高収益でもあるとなりそう。

配当は配当性向及びFCFからは余裕の水準。近年は買収案件に使ってた感もあるのでそういうことがなければ還元強化もできそうだけど、今の所あまり還元熱心感はないですね。減配はないというか減益がないのである意味当たり前なのですが。

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足であげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期にかなりきれいな右肩。2018年からコロナまで調整感も強いも、2018年から2460、1590、3105、1593で安値は割らず高値は切り上げからの上昇継続なのでどこをとっても上昇という他。

目先まで堅調なので底が遠くなるという。10月2936あるいは7月2273コロナ安値1593が基準になりそう。そこらを見ながら上昇継続を狙う的な。

ファンダ的には、かなり優秀な成長企業。業績財務CFにそれぞれハイレベルで隙もあるような感じでもなく。還元は熱心じゃないところはありそうも買収などの投資で数字にもでてそうでそこも文句を言うのもどうかなとは。ただ目先は成長鈍化感もある数字も出てきてるのでそこをどう考えるか。

評価。

PER70オーバーは過剰ではないか。確かに優秀だし堀持ちも疑えます。も、計画強気傾向の中で今期は成長鈍化感あり計画程度の成長率だと現評価は過剰と判断していいでしょう。成長加速・・EPS20％くらいでるならPER70程度も許容って考え方もできなくもないですけどね。ひとまず順調すぎて行き過ぎてるという疑いを見ておく局面な気がします。PER25くらいなら面白いかなあって見るとコロナ安値で1455円で足りず。PER30なら1746で買えてたねって感じ。