大河の一滴

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(8439)東京センチュリー 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

東京センチュリー

(東証一部/その他金融)

株価

8590円(人々は、押してきたところ厳しくなったので引いてみて隙をついて一気に押し込んできてる。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20210114210119p:plain今日は分析。1/14に銘柄スカウターの10年スクリーニングで営業利益10年増益企業をスクリーニングしその中(対象70銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。東京センチュリー。伊藤忠系リース大手。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年01月14日に取得。

業績

 長期に堅調というか順調。まあ今回は10年営業利益増益で拾ってるので順調じゃないというのもどうかと思うけど。

で、オリックス、扶養リース、三菱UFJリースなどみましたがいずれも堅調と言える範囲内になりそうです。その中で東京センチュリーはROEなどで一枚上という印象ですね。実際BPS成長率などみると10年12.6%ほど出ておりこれはなかなか以上となりそうです。EPS成長も長期で見せてきてましたがその中でコロナの今期。

2Qで増収増益ですね。ですが通期計画では減益の計画です。「2019年12月に連結子会 社化したAviation Capital Group LLC(以下「ACG」)の業績が反映」とは言ってるのでこれは成長というよりは買収になりそうです。航空機リース会社です。

通期計画ですが期初より数字を動かしてないですね。「新型コロナウイルス感染症の拡大による経済活動の停滞と消費の低迷は、地域差はあるものの下半期あたりか ら徐々に解消するとの仮定に基づいて」という感じですが2Qでむしろ増益なのでこれは保守的な水準を据え置いているのでは?みたいなところは。各部門みると減益のもあるんですけどね。

 

財務

2020年に賃貸資産が大きく増えてます。 ACGの買収によるものでだいたい航空機となりそう。これはちょっと注意もいるかも。

その他リース資産を含む流動固定は普通にのびてて堅調というしか。

借り入れは増えてますが、リースは好調だと負債が増える構造ですのでさほど。自己資本比率も低いですがこれもリースの構造的理由から。というか自己資本比率改善傾向あるのでここらからも堅調。

今期2Qでも傾向が変わるものでもないですね。

まあだからACG関連の航空機は場合によっては爆弾になるかも。会社もアセットリスクを挙げてはいます。そこらは投資をするなら気をつけていたほうが。

CF

 営業CFはマイナス。リースは好調だとマイナスになるところは。トラブルとの見分けは重要かもしれない。たぶんここは今は順調。

買収もちょくちょく。

2013:ニッポンレンタカー

2016:アメリカ大手リース

2018:神鉄不動産、アマダリース

2019:ACS

とわりとちょくちょく買収も。それもあって特に近年は投資CFが大きくFCFは大きなマイナスで財務CFで補う感じ。

その他ビープラッツやNTTとと業務提携などわりとアクティブな印象です。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でさげからあげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期に上昇感。2018年までかなり順調感ある上昇で2018年7500からは調整感ある推移でコロナで2870は2016年安値を抜けるものですが持ち直し9070は上昇継続となった感じです。

目先はかなり好調。がゆえに目先伸びすぎているところがあ底定めが難しいというか遠くなるところは。10月安値の5080あるいは、コロナ安値2870しかないかなとは。上昇に乗るとしてこれから押してつけるだろう安値を底に据えるのがいいかもね。


ファンダ的には、堅調なリース。他の大手と比較してROEなどは一枚上となりそうでBPS成長などにも違いは出てそうです。また買収や業務提携なども熱心でアクティブでいろいろな意味で活動的でそして順調な会社。目先も計画は減益も2Qで増収増益。あとはわりと大きな資産を占めることにもなったACGの航空関連などはコロナもあり要注意かも。

評価。

現状PBR1.8とかPER23とかはかなり高めな評価に思える。リースはあまりここまで評価されるのをみないし東京センチュリーとしてもPERはもとよりPBRでも過去にもあまり見ない水準です。これは通期の上方修正をこなして来期も増収増益をみせるくらいは期待されてるとみてたほうがいいかもです。

そもそも他のリース各社とバリュエーションに差がついてますしね。まあでもこれはわりと一枚上なのでより高いバリュエーションがつくのもわからなくもないってところもあり難しいですが、わざわざ難しいのに当たりに行くこともないと思いところです。というわけで状態はいいけどちょっと高いねくらいにみておくのがよいのではないか。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8439

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8439

IRBANK:https://irbank.net/8439

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

相変わらず特にない。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)