大河の一滴

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(2805)ヱスビー食品 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

ヱスビー食品

(東証二部/食料品)

株価

4405円(人々は、高すぎる山に疲れたあと体を慣らしたあとに再度一歩を試し始めている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

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今日は分析。2020/12/2時点でトリガーを満たしている(専門用語)ものを市場統計推移記録表(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2016/02/07/000000)にかけ2016/2/12比較でROEをあげているのにPERを下げているもの(対象43銘柄)からチョイスして分析します。ヱスビー食品。香辛料最大手。スパイスでシェア過半。。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2020年12月4日に取得。

業績

 食品。二部だったんだね。と、でも二部らしくない二部。

長期に増収感はないけど利益は地味に上がってますね。利益が安定するのはシェアを握った食品にはありがち。BPSなら右肩。・・って成長なしの蓄財ですがこれは二部っぽい。

・・ですが近年増益が進んで来てますね。

増益率が高い2017「食料品事業は、売上高の増加に加え、引き続き原価低減や経費削減に努めたことにより利益が増加し、また、調理済食品も、前期に発生した工場新設に伴う初期費用が無くなったことなどにより損失が縮小」

2018「食料品事業の売上高が増加したこと、また食料品事業、調理済食品ともに引き続き原価低減に努め」

2019「食料品事業の売上高が増加したこと、また引き続き原価低減に努め」

2020「販売促進費は増加しましたものの、積極t歴なプロモーション活動により食料品事業の売上高が増加したことに加え、引き続き原価低減に努め」

という感じに通常努力が実ってる感はあと、工場新設効果はありそうです。

で、今期減収ですがこれは会計基準変更によるものですね。「当期に調理済食品の一部工場を譲渡したこと、また、2021年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 平成30年3月30日)等を適用することといたしましたことから、1,120億円(会計基準適用後当期比1.5%減)」

そんな感じの中で今期2Qが利益弾けてますね。上方修正を伴ってます。

「引き続き原価低減に努めたことにより売上原価率が低下したことや、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う事業環境の変化により、広告宣伝費などのプロモーション活動費用や、販売活動費用が減少」ということで、販管費低下が大きな要因になりそうでここは、販管費減に向かうかもしれませんが一時的と見るのが妥当な気は。

ただ総じて順調はそのとおりなんじゃないかと。

その他近年はROEなどはなかなか高い水準になってきてる感ありますね。利益率自体も食品にしては高い印象。今後はわかりませんけどね。

財務

一貫して自己資本比率改善。純資産先行で資産増みたいなところも。

 固定資産も大きめでそのへんはメーカー。目先建物も増やしてきてますね。つまり設備投資。「上田工場の新棟建設などの設備投資があったことに伴う売上原価率の上昇が見込まれる」これっぽいですね。・・なのでしばらく利益率は抑えられると思ってた方が。といいいつつ2Qで大きく上がってきてますが。

その他借り入れも減らす方向でうまく回っているという他。

CF

 営業CFは安定。大手食品ですねって感じ。

投資はわりとしてて、近年は特に高い水準。とはいえだいたいFCFはプラスでここはやはり回ってる会社で、さすがは大手食品という感じです。

あとは目先好調もあり利益だと控えめにみるべきだと思いますが、10年EPS複利17%近くのBPS9%近くは評価を踏まえると優秀な気がしますね。

・・な、ところでPBR1.1ほどは全然高くは見えないんですけど、ヱスビーとしては常にこれくらいみたいなところで通常運転感は。

なかなか評価が突き抜けるとかは考え難いかな。というわけでのんびり長く持っていつの間に・・・なんて視点向けかなあとかは。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげからさげてもみ合い感
月足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2016年から2018年までに躍進。そこからおちるというか調整という感じかな。6650からコロナで3765まで、3765をつけて上に向かって5090まできたけど跳ね返されて目先下落気味という感じ。

1997年くらいから長期上昇感はあるんですけど、2016以降上昇のなかの上昇トレンドとみるとコロナ底で調整を終えてまた伸びるなんて視点も見れます。それにのるなんて視点はできるかもです。目先は下落なのでどこを基準にするかですね。4310は近すぎる気がしますがこことかコロナ底の3765などは基準にできそうです。


ファンダ的には、安定的な大手食品という印象。二部というか安定も長期に成長はなく蓄財って感じでしたが、投資もこなし利益も伸びてきて目先もコロナの後押しもあったのか順調以上には。新設工場がコストになる点は留意するべきだと思うけど総合的に以前より一歩進んでいる感は。

状態にしてはPBR1.1程度は低めに見えます。ですが、この近辺はヱスビーとしては定位置みたいなところはあり評価改善を安易にみるのは安直かなと。とはいえ長く待てるとかなにか根拠があるならわりと悪い選択ではない気はします。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=2805

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2805

IRBANK:https://irbank.net/2805

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになしなし。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)