投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。
注目銘柄(市場/業種)
ビーロット
(東証一部/不動産)
株価
774円(人々は荒波は収まってきてはいるが、まだまだ高波に翻弄されている。)
業績財務と指標とそれに対する分析
今日は分析。銘柄スカウターで5年成長率(売上利益)で15%以上をかけて拾い出したもの(171銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2016/2/12と2020/10/8比較をして、PER以下ROE以上で拾ったもの対象15銘柄のうち気になったものをチョイスして分析します。2016年2月からかなり高い成長率を維持しながらかつより効率的になったのに評価を落としているものを拾うという意図。ビーロット。中古のオフィスビルやマンションなどの収益力を高めて売却。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2020年10月9日に取得。
業績
不動産投資開発が主ですね。コンサルとかもしてますが中心は不動産投資開発なのでやっぱり不動産販売と見てるのが良さそうです。
成長です。かなりの成長速度で増収が続いています。
2018年の増収率などからすると落ちてる印象も受けますが2017年などは控えめなので成長速度が落ちたと断ずるのも早いでしょう。
利益も近いペースで伸びてますね。ROEも高く安定です。
いかにも好調な不動産販売です。
ですが・・・
2Qで大幅減収のもっと減益で通過ですね。減収は−37.6%の減益−84.2%。計画では強気維持で増収増益のものを下ろしてないですが今のところ極めて厳しい進捗というのはそうですね。
「引き合いが増加している仕入は、 賃料収入が発生する物件に厳選しつつ、売却については、賃料収入も考慮し中小型案件を主に進めてまいりまし た。伴いまして、販売用不動産の在庫件数・残高は過去最高となり、新しい取り組みとして、2020年5月に安定収 益源としてのアセットマネジメント事業の拡大を企図し、株式会社LCパートナーズ(現ビーロット・アセットマネ ジメント株式会社)の全株式を取得し、私募ファンドの運用と私募REITの組成に向けた準備を進めて」という感じでよするに買ってくださいが多くきてる(つまり手放す人が多くなってる)のには賃料が取れそうなものを選びつつ、中小案件以外はあまり売れず在庫が多くなってきた。なのでそれを運用するリートを作るね!って話ですね。
・・・いや、要するにあまり売れないのでリートにして凌ぐという話でこれはなかなか厳しいのではないか。
財務
最新2Qで。販売用不動産と仕掛け販売不動産がたくさん増えてますね・・前期末で200億が370億。前期末は不動産は減って仕掛け不動産がすごく増えたのがさらに増えてますね。不動産を売って在庫が少なくなってのでよりたくさん不動産調達したくらいにコロナとなりそうですね。
それに対する負債は借入で前期末200億からおよそ400億で借入増やしながら大量に不動産を積んでますね。
不動産が予定通りに捌けないとかなりまずいことになりそうには見えます。
今のところ捌けてなく予定外のリート新設をしないといけなくなってますね。
CF
だいたい常に営業CF赤字の財務CF黒字。借入も増えてるよ。
というわけでグリグリ借りながら不動産をバンバン仕入れバンバンうるの回転規模を上げることで回しててきた会社。
今まで通期営業CFマイナス40億のところを今期2Qで営業CFマイナス170億でそれはだいたい棚卸し資産増のためですね。だいたい借入で賄ってます。
ここにきてさらにギアをあげてきてるというのはそうですね。
今のところは捌けてなくため込んでる状態。
日足週足月足の値動き判断
日足であげ
週足で下げかなあ
月足で三角持ち合い感。
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、大きくは上場時に最高値圏でその後大きく三角持ち合いみたいな推移。高値1699、1585、1247安値234、513。そこで安値を割って一度下に離れたもまた1247、1082、841、485の安値584、540と再度三角持ち合い形成っぽい推移。
それは上抜けとも取れるしより短くは日足であげ形成と来てるのでわりといい頃合いなのかもしれない。そこは短期だと540、もっと長く見ると484あたりは抜けるとまずいかも。
ファンダ的には、元々借りて不動産を買っての回転で規模を増してきた感じの中でコロナに来てブレーキというよりはアクセルを踏んできてる印象。それもかなり蒸したアクセルで、一気に借入と在庫を積んできてる状況。
積んでる不動産をチャンスと見るか爆弾と見るかですね。
売れるというか価値あるものを積んでるなら一気に規模を増してきてるところでおそらくどかーんと利益増えそうな局面。
売れずに手元で爆発する爆弾ならおそらく木っ端微塵。
そんなハイリスクハイリターンな局面。
会社は選んで買ってるよ?とは言ってるけどね。コロナで安くなった優良不動産をたくさん仕入れましたリートもいい不動産たくさんであっと言う間に売れましたとかになるなら飛躍になりますね。
だからハイリスクハイリターンな局面。評価も警戒含みに見えます。それでも爆弾になって爆発したら評価もろとも木っ端微塵になりそうですが。
リンク
ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3452
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3452
IRBANK:https://irbank.net/3452
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
特にございません。
エクセルなかなか売れませんね。ダウンロードもあまりない。と、現実の厳しさは感じてる。くらい。
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記事補足してます。