大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(8566)リコーリース/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

リコーリースとその他

株価

2769円(人々は、先に進んでもすぐ押し戻されるを延々繰り返している。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8566 8425 8594 6413
企業名 リコーリース みずほリース 中道リース 理想科学工業
市場 東証一部 東証一部 札証 東証一部
業種 その他金融 その他金融 その他金融 機械
時価総額(億) 865.1 1313.3 39.1 680.8
株価 2769 2680 450 1436
決算期 2021/03予 2021/03予 2020/12予 2021/03予
予想売上(億) 3,304.0 5,000.0 404.0 633.0
予想営業利益(億) 167.0 208.0 6.6 (25.0)
営業利益率 5.05% 4.16% 1.63% -3.95%
予想純利益(億) 113.0 180.0 4.4 (14.0)
売上成長率(年複利/期間) 2.1%/14年 2.6%/14年 0.4%/13年 -2.5%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 2.2%/14年 5.1%/14年 -2%/13年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 6.6%/13年 9.9%/13年 1%/12年 -1.6%/13年
PER 7.55 7.20 7.57 -48.63
PBR 0.47 0.69 0.41 0.87
ROE 6.2% 9.6% 5.4% -1.8%
ROA 1.0% 0.8% 0.3% -1.7%
配当利回り 3.43 3.13 1.33 0
配当性向 25.9% 22.6% 10.1% 0.0%
総資産(億) 11507.3 23484.2 1312.9 802.2
自己資本(億) 1816.8 1851.9 80.1 578.8
自己資本比率(%) 15.8 7.9 6.1 72.1
一言感想 停滞蓄財 まああげ 停滞 業績崩れ

 今週は比較。2020/9/29時点でトリガーを満たしてる(専門用語)もののなかから目についたものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは10年10月2日取得。リコーリース。リース。比較にリース。ゲストにリースされる機器を作ってるし名前も似てるリソー。

リコーリース

業績

リースって金融系なんだけど他の金融系みたいに業績が乱高下することとかなく、相当ド安定な業績推移なところが多い印象でここもそうですね。

BPSなら右肩上がり。売上EPSも伸びてないこともないんだけど成長というよりは蓄財というニュアンスのほうが強いかな?という印象。

そんななかでコロナ下の1Qで増収も減益が-30%ですね。「新型コロナウイルス感染症の影響による貸倒引当金の増加で、営業利益および四半期純利益は減益」とのことでコロナで影響あったにはなりそう。コロナ長引き倒産なども増えてくるとかなると影響も長引くかもしれず、ずっとなかった大きな減益もくるかも?とかは思いますが、計画としても今期計画自体は横ばいに近い推移だし増配の予定でもある感じで通常運転感は強いですね。まだ1Qだしね。

 

財務

リースという借りてものを調達し貸すみたいな形で自己資本比率あたりは低め。

 順調度は割賦債権、リース債権、営業貸付金、賃貸資産とかみればいいのかなって感じですがこの辺いずれも増える傾向で堅調としか。未収賃貸債権は減ってるね。質がわるい債権が減ってるとみなすのがいいのかな。いいのではないか。

 

CF

 営業CFマイナスです。

それはいいことだとリコーは言ってます。

https://www.r-lease.co.jp/ir/ir/pdf/repo/14_2q_10.pdf

貸付資産は借りながら調達してるのでリース資産が増える局面は営業CFが赤字になります。なので不調になるとCFが黒字になるという逆転傾向はありそうです。

このへんでも大枠堅調です。その一方CFから配当の余裕さとかは測り難いところはありますが、まあ配当性向あたりも低いし大丈夫そうには思えますね。

みずほリース

業績

 元興銀リース。2002年まで戻ると赤字もあるようだけどその他業績をざっとみてリコーとの違いがよくわからない程度。ただ出てる成長率はリコーより上だね。このあたりはROE水準の違いが素直にでてるとみなせそう。一方売上はわりと減収多くてそのあたりで成長性はやはり見えにくくやっぱり蓄財企業とみているべきかなと。

1Qで減収増益。通期では減収減益の計画ですね。「売上高は不動産のブリッジ案件満了に伴う物件の売却が減少したことから、前年同期比19.4%減少~営業資産残高の着実な増加もあり前年同期比で差引利益(資金原価控除前の売上総利益)が増加したことに加え、外貨調達金利の低下により資金原価が減少したことから、同6.7%増加」だそうです。計画的に目先ちょっと崩れそう。も、長期的な後退かといえば営業資産の着実な増加とかも言ってるしどうでしょうね。やっぱり蓄財安定くらいじゃないかしら?

 

財務

 リース債権及びリース投資資産あたりは伸びてるね。割賦債権とかは横ばい感もあり伸びてないものも結構ありますが、流動資産合計や賃貸資産ならふえてるのでこのあたりは堅調と言えそうです。自己資本比率はより低いですね。財務レバレッジかかってるとは言える。

CF

 営業CFマイナスはリースとしては堅調はそうなんだけど、リコーよりブレが大きそう。まあ大枠堅調だけど不安定さはあるみたいなところはあるかも。それは業績まで及んでないのでまあいいっちゃあいいという見方もできるけど。

あとここも配当性向低めで連続増配っぽい。過去赤字のときは無配なので大きな減益くると減配無配もあると思ってたほうが。

中道リース

業績

 

 上の2つと違いが・・・より低ROEで上の2つも高い成長性って感じじゃないけどより低成長というか、上の表のBPS成長率は期間が悪いけど堅調な感じが続いている2013年以降みてもBPS成長は5.5%程度でやはり上の2つより下。配当利回りも低めなのでよりリターンは見込めない感じかな。

 2Qで横ばいに近い赤字。計画だとわりと減益の計画だね。

財務

 自己資本比率はより低く、ならROEがより高くあってほしいけどROEは上の2つより更に下で、これは収益性が低いとみなすしかないでしょう。

でもリース資産などの流動資産は伸びる傾向なので堅調は堅調です。

CF

 営業CFマイナスはリースとしては堅調。

ちょっとおもしろいのが、かなり頻繁に自社株買いをしてて配当としては額を減らしてるのに一株ペースでは増配になってるところ。ここはちょっとおもしろいかも。とはいえ、配当利回り1%を配当目当てで買うのも・・ってところだけど、2017年までの自社株買いはかなりの比率で時価総額50億切るくらいのが毎年1億~5億とか自社株買いしてて実質還元利回りはかなり高くなってて5億なら配当利回り10%程度に相当で大盤振る舞いしてたとなりそう。その間かなり株高が進行しています。で、2018年以降自社株買いは止まってますね。また再開するなら・・?とかは思いますね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足であげてるかもみあいか。
確認。

評価・売買判断

リコーリース

テクニカル的には、目先コロナで貸し倒れ引当金増加などもあり減益も通期では減益でもないし長期には相当底堅い事業で長期にはBPSあたりは右肩で減配などもなく・・というより連続増配続いてる感じ。リースの文脈で営業CFマイナスも自己資本比率低いのも順調となりそうでその中でPBR0.5以下とか配当利回り3.3%とかは長期ではあんまり負ける気がしない水準ってのはそう思ったりします。大勝ちはあまり想像できないしTOPIXにかてるかもちょっとわかんないけど。

 


ファンダ的には、週足以下なら安値を更新し続けてる下落トレンドと見てるべきか。3月安値2423を底、トレンド転換点と見込むかいなか。長期だと2020年1月に高値と取りつつ3月で安値をとるとなかなか極端なことに。長期的にはもみ合いでとなるとやはり色んな意味で2423を底に見てるのが良さそうですね。そこから逆張り的にいくかどうかみたいな視点で。

 

みずほリース

目先減益で順風満帆とまではいかないけど大枠堅調ではないか。長期にもかなり安定で赤字はずっとないしBPSなら右肩でROEならリコーリースより高くBPS成長率あたりはリコーより上。その意味でPERも近いけどリコーよりいい選択肢になる可能性は。 

とはいえその違いは財務レバレッジから来てそうで、節々であくまで安定的なリコーとの比較だけど不安定さも垣間見れ。リコーより高PBRなこともあり若干リスキーな選択には思えます。

まあどちらも優待銘柄で利回りも高めだったりするから分散でどちらもなんてのが最適解かも。もちろん両方買わないでもいいですって。

 

中道リース

会社の質ではリコーやみずほリースに1段2段落ちるとしかみなせなくいかにもな低収益で低ROEでPBR0.4ほどは致し方なし妥当ですってかんじだけど、低PBRがぐりぐり還元に向けたらどうなるかを自社株買いで体現してるようなところは。ここ数年自社株買いは休んでるけど、また再開するようなら再現もあるかもしれないとは。株安低PBR化も進んでまた自己資本比率あたりは改善してきてるのでまたそのうちはあるかもしれない。自己資本比率的にはもうちょっと先かな。

 

理想科学工業

 シクリカル。リーマンで赤字でまた今期赤字みたいな。で、成長性はないかなあって感じで売上利益EPSBPSいずれも伸びてる感じじゃないかなあという停滞企業感。コロナはかなり当たってる感じで1Qで大きく減収の赤字で下放して赤字の計画ですね。ひとつはまたリーマン後のように復活すると見込むかどうか。復活するなら上だろうは一つの見方ですが2010ねんあたりは今より低PBRの0.5とかですのでまだ大幅減益赤字まで織り込みきれてないという見方もできそうなのでそこらは注意も必要かな。

一方借り入れはかなり少なく自己資本比率も高く財務はきれい。そのあたりで業績後退もかなり耐えられそうな体力はありそうです。だから株価が大丈夫だなんて言ってない。

CFも出てるしだいたいFCFも出てて今年はさすがにって感じだけど、乗り切って回復に向かうならそんな悪くもない選択肢には思えたりします。でも今はどうでしょうね?とも思えますけどね。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

これでとりあえずエクセルテンプレの字幕解説動画を知ってるか揃えた感じですが、たぶんちゃんと見るとテンプレ群はスゴいとわかると思うけど、まああまり見てくれないので興味を持たせるというハードルがすごく高いんですよね。

まあひと月に1個くらい売れると嬉しいのでのんびり行きます。

たぶん鮮度が落ちない種のものだとも思うので。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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