投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
ライオンとその他
株価
2227円(人々は、侵略地を平定したのちにさらなる進軍を始めようとしている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 4912 | 4452 | 8113 | 4231 |
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企業名 | ライオン | 花王 | ユニ・チャーム | タイガースポリマー |
市場 | 東証一部 | 東証一部 | 東証一部 | 東証一部 |
業種 | 化学 | 化学 | 化学 | 化学 |
時価総額(億) | 6661.3 | 38661.2 | 27950.0 | 83.7 |
株価 | 2227 | 8021 | 4502 | 416 |
決算期 | 2020/12予 I | 2020/12予 I | 2020/12予 I | 2020/03 |
予想売上(億) | 3,550.0 | 14,300.0 | 7,600.0 | 398.7 |
予想営業利益(億) | 395.0 | 1,900.0 | 13.0 | |
営業利益率 | 11.13% | 13.29% | #VALUE! | 3.26% |
予想純利益(億) | 270.0 | 1,340.0 | 630.0 | 2.2 |
売上成長率(年複利/期間) | 0.3%/13年 | 1.1%/14年 | 6.8%/14年 | 1.7%/13年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 13.1%/13年 | 4.7%/14年 | 10.8%/14年 | -9.9%/13年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 5.7%/12年 | 3.1%/13年 | 7.9%/13年 | 3.1%/12年 |
PER | 23.98 | 28.79 | 42.64 | 37.48 |
PBR | 2.95 | 4.45 | 5.72 | 0.29 |
ROE | 12.3% | 15.5% | 13.4% | 0.8% |
ROA | 7.1% | 8.1% | 7.3% | 0.5% |
配当利回り | 0.99 | 1.75 | 0.71 | - |
配当性向 | 23.7% | 50.2% | 30.3% | #VALUE! |
総資産(億) | 3807.0 | 16539.2 | 8640.0 | 427.3 |
自己資本(億) | 2084.2 | 8577.0 | 4730.7 | 296.6 |
自己資本比率(%) | 54.7 | 51.9 | 54.8 | 69.4 |
一言感想 | 増益 | びあげ | あげ | 売上維持も減益 |
今週は比較。市場統計推移記録表で9/10と2016/2/12比較をしてROEは向上しててPERは下がってるものから気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは9年9月10日取得。ライオン。おはようからおやすみまで。比較に一般消費財の優秀さん。ゲストに動物仲間の”タイガー”スポリマー。
ライオン
業績
業績は長期安定。ド安定な部類に思えます。純利益あたり赤字がないわけじゃないですが、売上営業利益などの安定感は半端なくいかにも消費者独占企業っぽさがあります。
ただ2013年位まで成長がない感じでした。も、そこくらいから成長をみせてきてるというか利益率の改善で利益が伸びてきてますね。ROEの向上EPSBPSの増加が見られます。ただあまり売上は伸びてない。このあたりをどう考えるか。
その中で今期はかなり増益してますね。これは「2020年2月28日付で当社本社として利用の土地(東京都墨田区本所一丁目3番7号)を譲渡することを決議いたしました。これに伴い譲渡益が発生することなどから、営業利益および親会社の所有者に帰属する四半期利益において、前回の予想を上回る見込み」とのことで今期だけってところはありますが、この効果を除いても営業利益310億ほどで前期よりは上ですね。2018年より下ですが。
2Qで大幅増益。だからこれは不動産売却益込みですね。ただ「新型コロナウイルス感染症拡大の影響による衛生関連品等の需要増、および宣伝費やその他経費の減少等で、事業利益が前回の予想を上回る見込み」として上方も出してますね。コロナの影響はほとんどないというかちょっといいくらいです。
総合的には不動産売却で上振れしてるけど、それを除いても順調な感じですね。
財務
財務改善が続いていると言うか自己資本でも改善ですね。借り入れはない・・ってIFRSか、はい、ちょっとありますが20億程度で現金109億ある感じで財務的には問題ないですね。
その中で固定生産は一定くらいの水準で流動資産が増える感じで財務改善が進んでます。
CF
営業CF安定で投資して常に近い感じでFCFでてるくらい。素の営業利益率はたかいまでは行かないので営業CFも言うほど高くないですが繰り返し使うなくなるものを永遠に売り続けるというものでシェアを握っておりかなり堀持ちじゃないかと思うしCFの安定感はそれもでてます。
近年は余裕が加速し現金も積んできて投資額も増やしてきてますね。順調と言う他。
花王
業績
これも順調で安定でなんなら利益率なども高く高ROEROAでより良い企業感はありますね。ただ今期2Qは減収減益ですね。これは花王は化粧品それもインバウンドで買われる高級化粧品が足を引っ張ってる感じですね。
それをおいても成長率は微妙かなあってところは。売上EPSBPSの長期成長率はわりと平凡というか。これ配当配りすぎなのではないか?という疑いは。まあ2015年以降はEPSも随分伸びてはいるんですけど。みると販管費を下げてきてるというところはありそうです。
財務
財務は横ばい感はあります。とはいえ借り入れ1000億級で現金2600億持ってる感じなので健全にはなりそうですね。
CF
常にFCFでてるやつ。CFマージンなどももっと上の水準ですね。CF周り見てると配当もこんなもんかみたいなところはあり、事業的にそもそもあまり成長性はないとなりそう。近年は現金も増えてないので還元は増益ないと厳しくなってくるは有り得そうです。ただ自社株買いなどもしてるので実際はもっと還元率上ですね。というわけでやっぱり余裕。
ユニ・チャーム
業績
長期に成長感ある。も、近年は売上の伸びが小さくなってきてるかなあ感は。その中で2Qはコロナなんのそので大幅増益ですね。ただこれは前年が弱い感ありで計画並で急成長とかはみなすべきではないかな。大枠で順調が続いてます程度。
高成長から安定成長に軸足が移って来てるという印象。いや、非常に順調な部類に思えますし、コロナも平気そうでこのあたりはこれも堀持ち感感じる推移です。
財務
財務良いですね。借り入れあるけど現金の方が全然多いくらい。あとは有形固定あたりも増える傾向なのは成長感あるくらいですかね。
CF
営業CF安定でだいたいFCF出る感じ。それで配当自社株買い双方かなりやるというバランスのよい還元施策でいいのではないでしょうか。
日足週足月足の値動き判断
日足で あげてさげ
週足でもみあい急騰から押し返し
月足であげ
確認。
評価・売買判断
ライオン
テクニカル的には、長期であげで2017年くらいからはもみ合い感強かったけどコロナで高値抜いてきて直近またおちたくらいですね。週足くらいでもみ合いから高値抜いてきて上方修正で下げてると言うか利確売りというか出尽くし下げ感みたいな推移です。短期の4月2133あたりとか3月1763とか2035とかは基準にできそうですね。
ファンダ的には、安定だし近年は成長感もみせて順調感もあります。財務の余裕は加速してきてますね。ただ成長は速い方ではなく蓄財に近い方とみなしておくべきか。蓄財しながらじりじり改善良化するくらいではないかと。
目先は利益が大きくなってます。PERも事実上30前後とみてるのが実際に近いような。
となるとライオンとしても並くらいの水準ですかね。高くも安くもなく。まあ状態は良化ですし、総合的に収益性は安定的でそれなりに高く長期には価値向上がかなり見込める種のものでいずれは上とはみれますけどね。
総合的にやはり安定で順調。化粧品の利益影響が大きくコロナで目先悪影響が見られると、長期成長性自体は高くもないところなどをどう考えるか。現金増えてないも盛んな自社株買いも踏まえると現金維持程度に自社株買いを振ってるということにもなり連続増配などもまだ余裕はあるかな感は。
PERで安定して高水準というか常に評価高いくらいになりそう。もっと低いときがないわけではないですね。企業の安定性を重視するならありな局面も出てくるのではないかと思います。
安定性順調性は高く、コロナもマイナスになってなさそうなのはさすが一般消費財大手というところは。加えて見せてる成長性は魅力的ではありますが、いかにも高評価ですね。常に評価高いってところはあると思いますがPER40超えは展開次第では半分以下のPERもありえると考えていた方がいい水準には思えます。もっと上もないわけじゃないし会社自体は順調ですけどね。月足当たりのチャート見ながら持つのもありかもしれないとは思えますけど。
タイガースポリマー
長期にいかにもな停滞企業。低成長ですね。BPSくらいは増やしてますが。まあ赤字はほとんどないようです。1Qで順当に減収減益ですね。一方財務もいいですね。FCFも地味に出て長期に現金も積んでる感じ。というか現金=時価総額くらいになってて事業価値はほぼゼロとか可愛そうな評価受けてる感じ。安定で地味だけど如何にも低成長である意味もっとも評価されないというか変化も少なく面白くないという評価をされる種の会社になりそう。
まあ割安というのは疑いないというか割安がするする評価されるわけではないとなりそうで難しいところですが実際PBRで0.3切りはあまり歴史的に見ない低水準になりそうですよ?地味にこらえて持ってれば報われる局面も来るんじゃないかなとは思うところ。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
動画作りました。
少し前に上げた市場統計推移記録表のやつより手間をかけて少し進歩
https://www.youtube.com/watch?v=I-YTVcYrtPs&t=33s
これで説明不足な部分がすこしくらいは改善すれば・・というか本気で解消しようとしたらすごくへビイになりそうなんだけどね。
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記事補足してます。
この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。