大河の一滴

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投資教育に関しての一考察(後編)

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投資をするのにあたってどういう教育にどの程度かけるべきなのでしょう?

というテーマで前後編。

ここで言う教育は自己教育ですね。

端的には100万円あるとき、投資に全額かけるのか、そのうちどれくらいを投資教育に当てるのか?というバランスからどんな自己教育を選択しよう?みたいなことを考えるための考えるポイントですね。

 

前編はこちら。前編でもそれなりにまとめてるのでこれを読むならぜひ前編もというか読んでることが前提の後編です。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

そして後編は主に特に否定者も多くデリケートな部分も多い・・

すなわち高額よりな投資セミナーや投資教室または投資教材などについての是非の話。

今回も長いので 目次

 

高額だったり商売性の強いものをどう考えるか?

投資セミナーや投資教室など。他には高額の情報商材など。

これらは自分が感じるによりコストが高額だったり、商売性が強かったり、また質の差が激しく中にはボッタクリなようなものも数多くあるという印象です。

 

まずは証券会社などの企業主催の投資セミナーなど。

これらは低コストなものも多いですね。その代わり商売性も強そうで自社製品に誘導するなど宣伝性も強そうです。

これらに関しては、基本的に主催側はその企画を自社製品の誘導とか宣伝に使いたいというのを把握した上で内容が有益と思うなら利用するとか。商品説明などは話半分に聞いて有益そうなら一度持ち帰り別ルートで調べてみて判断するくらいの姿勢なら、そんなにデメリットもなくメリットが上回ることも多いのではないかと思います。

なので内容が有益そうなら注意もしながらならいいかもです。

 

あとはもっと高額なセミナーや投資教室などです。

これらはなかなか批判も集めがちで好意的に捉えてない方も多いでしょう。

ざっくり主な批判点は下記のようなものがありそうです。

・高くて効率悪い。

・ぼったくり

・投資で儲けられる人がそんなことをするわけがない。故にそれは投資で儲けられない能力やスキルのない人がやってるはずでそもそも無益である。

他には本で十分とか、質が悪いものが多いとかは高いとか能力やスキルのない人がやってるはずだとも関連しそうなのであえて分けないでいきます。

 

投資教育ってかなりのコストをかけることも正当化できます

この視点でまず高いとかぼったくりとかの意見ですが、上でも触れましたが自分は投資にまつわる教育はかなりコストをかけてもいいだろうと考えてます。つまり数十万とかもアリだと。

 

理由は投資がお金を大きく動かすことになり教育効果が高いからです。

 

故に20万30万くらい全然OKです。

だって20万30万は下手しなくても1取引で回収しうる数字じゃないですか?

例えば30万かけて投資教室に通い資金管理を学び50万損するはずだった取引を10万の損で抑えたり、銘柄選択を学び50万の利益が出る・・そのような取引を一回でもすることができるなら教育コストは回収できちゃうんですよ。

逆に30万を投資して30万以上・・つまりそれを倍にすることは簡単なことではないです。だから絶対額が高かろうと本などより相対的にぼったくりであろうと、投資教育というものはそもそも一取引程度でも結果を出せるなら大きなコストがかかろうと知識を得た上で投資成績も改善できるなら極めて良質な投資案件です。

 

このように投資教育における教育効率って凄まじく高いんです。

 

もちろんうまく行けばですし、本などで済ませる部分をわざわざ高コストにする必要もないですが、数十万くらいのコストをかけることも正当化されるというかもっと長いスパンや他の多くの取引でも効果を見込めるならそれこそ数百万かけることも十分正当化できます。自分はそれくらい投資教育にお金をかけるのもいいと考えてます。

 

ただ教育ばっかりして実際にそれを活かす投資の場を無くすのも馬鹿げた話なのでやはりこれはバランスです。

これは自分の意見ですが100万あるときに100万そのまま投資するなら投資や金融教育に50万、投資に50万くらいが最適解になる人は多いだろうと考えてます。

この場合一回倍になる取引選定できちゃえば回収でその後もその経験は投資に役立ちますし。というかその教育で投資がマイナスになるところをプラスに出来るなら・・つまり教育しないでより多くの金額を投資に投じるのが愚かな行為です。だってより減ります。

 

同時に高額なものはボッタクリと言える悪質なものも数多くあります。

以下の・・・・

・投資で儲けられる人がそんなことをするわけがない。故にそれは投資で儲けられない能力やスキルのない人がやってるはずで無益である。ですね。

 

投資で稼げる人が人にそれを教えるわけがないとか理由は知りませんが、投資セミナーや教室が高額だったりするわりに、質の差が激しいというか質の悪いと言うかボッタクリが多い。

 

自分はこれを否定しないです。

たぶん質が悪いボッタクリが多いと思われます。このカテゴリー。

ただ投資で稼げる人が教えるわけないは自分はそうでもないかなあって思います。

そのようなことを言う人が、ブログやSNSや本などを全否定しあらゆる他人からの情報は当てにならない、投資を学びたければ自分で経験を積むしかないというスタンスならそれは一貫性あると思いますし、まあそういう世界観も悪くないと思いますが、そうでもないならそれは矛盾もはらむ主張です。

 

だってブログもSNSも本も儲からないよ?

もちろん勉強会に登壇し解説することだって。

 

その種の人の話もちらちら聞きますが儲からない。ホントに儲からない。

でも案外人はその人が儲からなくても人に儲かることを教えたり伝えたりします。

たぶん何か他のものを求めてるのでしょう。

称賛とか交流とか人脈形成とか経験とか。時々は理想とかな人も居ましょう。

その人が何を求めてるのか知りませんが、人が儲からなきゃ他人に有益なことを教えないは嘘ですね。教える人いるもん。

 

でも同時にその人が儲かるから他人からお金を取り、無益なことを教えることはないというならそれも嘘です。

それが高額なら話も違ってくるからです。

 

儲けるためには嘘を付きいい加減な情報を伝える人もいる事は否定しがたい事実です。

 

それが高額なものなら投資を人に教えるという行為も儲かりだします。なのでそれを人に売りつける目的であまり良質ではないボッタクリと言える低質コンテンツも相当混じってくるというか・・

というより多いでしょう。

そんなところに不用意に入り込むなら高額なコストを負担した挙げ句まったく無益、時には投資で損を広げて終わるような被害に終わる可能性も高くなります。

 

まとめると高額な教室やセミナーも投資教育が教育効率高く高額なことも許容しやすいと同時に、高額商品になるほど低額では儲からなかった投資コンテンツを売るインセンティブが生まれる結果高額なものには劣悪なものも多い。

 

まとめと高額なものの選び方

投資教育で大きなコストをかける事は正当化できるけど、同時に高額なものはその内容を吟味し良し悪しを取捨できるようでないといけないと思うのです。

 

そのなかで動的な教育という意味で良質で自分にあってるものを選択できるならこれは益も多いと思うんです。

 

で、その選び方ですよね。

自分は基本的なことをやってるようなものがいいと思います。

高額な教室やセミナーには高度な内容を求める人が多そうですが、おそらくそれはあまり意味ないでしょう。

これらの役割は高度なことをこなすのではないと思うのです。

言いましたがそれは静的なものでなく動的なところに大きな付加価値があると思うわけです。

本に書いてあるような基本的なそして大切なことを、質問したり人と話したり交流しながらより腑に落とすところこそ求めるべき付加価値です。

例えば資金管理が大切だと本に書いてあっても流すようなことがあったとき、動的なきっかけによって大切なことだと腑に落ちやすいことこそが高額であるものを払うに足る価値となります。

 

「あの本に書いてあったのはこういうことだったのか!」

みたいな感想を得てそれが大事であると痛感することが大切な価値です。

 

それで十二分に高い教育コストを回収できます。だから投資は大きなお金が動くので教育効率がいいからです。ほんとに損が大きくなるはずだったものを一つ止められる。それまで拾えなかった利益になる取引を一つ引けるくらいで十分コストに見合う効果があります。

高度なことをこなす必要はありません。基本的なことをしっかり身に着ければそれには事足ります。

 

で、その内容は吟味できる態勢になってる必要がありそうです。

これはある意味簡単です。

比較対象を持ちましょう。ということです。

本などを数冊以上は読んで、すでに持ってる知識に対してどうか?とかの視点をもちながら選び、また参加するのがいいでしょう。

悪質なものを見抜けないのはそれと比較できる良質なものを知らないからです。

故に初手として高額なこのようなものを選ぶのは愚策でしょう。できればその講師?の本とかも予め読み、他の著者の本も読み比較できる状態になった上で高額なものは選ばれるべきです。

 

その意味で高額なものは初心者が選ぶべきものではありません。

高額なものは初心者を救済するというものではなくある程度見る目を持った知識を備えた人にこそ使いこなせるものです。

 

自分は高額なコストをかけ役に立ったと考えている立場です

自分はこれらの視点を持った上で、選んでいくなら高額な投資教育も有効に使えるのかな?という考えでいます。

と、いうより自分は実際にそのコストを払った人でもあります。

自分は数十万のテクニカル講座を受けています。

そこでチャートの見方とかテクニカル手法のあり方とか、資金管理の考え方などを体系的に整理する機会を得て、それを自分の投資に応用して用いる部分が大きいです。

とくに資金管理に関しては十分避けるべき損失を避けることができたという感触を得ておりこれは非常に大きな投資効果があったと感じてます。

そして実際にそれを選び受けることに関しては上の考えの通り、比較して信用できそうだとしたものを選び基本的なことを腑に落とすという姿勢で講座を受けたわけです。

その意味で前編で言ったとおり自分が役にたったと思うことを自分が考えたとおりに勧めてるだけですね。

 

ちなみにその講座。ここであえて紹介はしませんが個別に聞かれるならそれを教えるかもしれません。

 

あとは補足だけど

数十万などはやはりボッタクリなどと言う人もいるでしょう。

なるほどそれはボッタクリかもしれない。それの主催者は暴利を貪ってるのかもしれない。

しかし、主催者が暴利を貪ろうと関係ない。すべてはそのコストに見合う成果があるかどうかです。

そして数十万などは一回の取引で回収しうる程度だというのは何度も言ったとおりで、主催者が暴利を貪るから十分に投資効果に見合う事であってもすべきでないというならそれは投資家の取るべき態度ではないと思います。

故に、批判すべきなのは根本的にはそれがちゃんと益のある内容であるかどうかの一点のみかと思うところです。

 

あとは教育にどれだけコストをかけるか?

上でも触れましたが、100万あるなら50万教育50万投資くらいが最適解の人が多いだろうと言うくだりですね。

 これはあくまでただの例ですが、基本的には若い人ほど教育にコストをかけるのも正当化できると思います。

同時にあまりかけすぎても投資ができなくバランスが悪くなるのでやはりバランス。

とはいえ高額投資セミナーでも選ばない限りは50万も使うのも難しいと思うので、まずは10万程度を書籍に投じてみるのがいいと思います。

やはり基本は本に置くのがいいと思うんですよね。

10万程度を本や低額のオフ会やセミナーなどにかければ簡単には人から騙されない知識が備わっていると思います。また投資でもそこそこ以上に戦えると思うんですよね。

 

10万程度は投資に投じるお金を思えば本当にはした金です。

そして投資で損して浪費するより遥かにマシな使い方です。

 

教育でめざすものはあなたが自分で考え選ぶ力を養うこと

投資教育の話をしてきました。

投資顧問の話ではないです。

教育です。

 

教育でめざすものはあなたが自分で考え選ぶ力を養うことです。

決して儲かる銘柄などを教えてもらうことではありません。

 

あなたが自ら考え選ぶ力を得ようとしていないなら・・

それが無料から高額なものまですべての投資教育は無駄です。

やめてしまえって思います。投資を。

まあインデックスドルコストをやるくらいななら答えを教えてもらうのはアリかもしれないが。

 

そんな感じでこれで本当に以上です。

あなたは投資教育をどう考えますか?

有効に使えるならこれは強い強い武器となろうと思います。

なら考えてみるのはいいんじゃないかな?

そう思ったりするわけです。

 

あなたは投資教育を・・

高額なものも含めて

どう考えますか?どう活用しますか?

 

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