大河の一滴

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お金の価値に関しての考察

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お金とはなんなのでしょう?

投資家としてまたは現代経済社会に生きる一人の人間としてそれを考えていくことは有益だししていくべきことなのかな?と考えてます。

その中で信用創造というものは知ってたのですが、それが腑に落ちてきた気もする今日このごろ。

それを踏まえて改めてお金とはなんなのか?というテーマを考えてみるというエントリー。

そんな感じなので今回は「投資やお金について考える」カテだよ。

 

お金の価値とはなんなのでしょうか?

 この問に対するその答えはずっと価値などないというか価値という概念から離れるもの・・あるというのもないというのもなんか違うというものでした。

それは単なるエネルギーで手段であるというのがある意味自分の回答だったんでよね。

エネルギーで手段なので、それがどう使われるか?というかで価値の有無が発生する・・みたいな発想。

その過去の答えを否定するものでないけどこの考えの他に別の視点も加わるようなってきてます。

 

お金の価値とはなんなんだろうか?

 

お金で交換できるもの。

それには価値があります。

例えばおにぎりには価値がある。レクサスにだって。

つまらない映画だってあなたには価値がないかもしれないけどそれを面白いと感じる人には価値があるし映画を作れる能力にも価値がある。

 

それを得るのにお金を払ったときに、お金を払った方は何を差し出しているのでしょうか?

お金に価値がないとするなら、そこには価値と無価値の交換が起きているのでしょうか?

 

これはおそらく違うだろうという考えになってきてます。

それは無価値と価値の交換ではなく。価値と価値の交換だろう。

なぜならお金には価値があるといえる。

その背景には担保と言える価値があるだろうからです。

 

その担保にまで踏み込むには

信用創造というものに踏み込まなければなりません。

お金がどうやって生みだされるのか?

そのあり方が信用創造です。

 

信用創造とはなんなのか。

現代社会において銀行は文字通り特別な機関です。

銀行は一般的には預金されたお金を貸してると認知されていそうです。

しかしこれは事実と違います。

 

 自分がここで長々説明するのもなんですので以下辺りで。

世界一わかりやすい!銀行の仕事と信用創造の説明 | コアプラス・アンド・アーキテクチャーズ株式会社

 

まとめると・・

銀行は確かに手持ちの現金による貸し出し制限を受けていますが、制限内であるならその手持ち現金より多く貸し出しをしていいし、またしているし、それは現金の数倍以上とかになっています。

 

銀行が何をしてるかと言うと、貸し出しを希望するものに貸してもいいと判断するなら文字通り、口座の数字を増やしている。まさにお金を創造しているということです。

銀行は相手の信用を見て貸すとう言う行為つまり・・お金(信用)を創造しているわけです。

 

その事を理解するとどうなるか

社会に流通するお金の多くはそうやって信用創造されたもので、誰かの借金だと理解できます。

この視点でお金はなにか?という問いには誰かの借金というふうにも答えられるわけです。

そういうわけなんです。

 

そしてここで振り返ってほしいのは銀行は基本的には返してもらえなさそうなお金を貸さないということです。

当たり前ですよね?そんな事したら儲からないし、下手しなくても社会的に盛大にバッシングされながら潰れたりするわけです。今でもそうなるかはわかりませんがそこの社員なら知人からも冷ややかな目で見られて針のむしろでしょう。

 

時々暴走したりするところは出てきたりはするけど、大部分は基本的には慎重に相手をみて借金を返せるかどうかを確認してお金を貸しているわけです。

例えばや担保があるかどうか?例えばちゃんとお金を稼いで借金を返す力があるかどうか?

これは言いかえると、銀行は借金の借り手が借金を返す力があることを証明してると言えるのです。

 

そしてその借金の返す力・・担保や借金を返す力というのは価値と言えるのではないでしょうか?

もちろんバブル期みたいに銀行がその価値を見誤る事はありますが基本的には銀行は慎重ですしそんなに見誤ってばかりいるなら銀行はあっという間にみんな潰れてしまうでしょう。

 

つまりお金とはなんなのか?

お金とは誰かの借金。

その借金は誰かの担保や借金を返す力≒価値を見定められ銀行が創造している。

つまりはお金≒借金≒誰かの担保や借金を返す力≒価値と言えます。

 

つまりお金には価値がある。

それは誰かがもってる価値の証明です。

 

つまりおにぎりをコンビニでお金で買うという行為は・・

おにぎりという価値とあやふやな価値があるのかないのかよくわからないものを交換するという姿というよりは・・

おにぎりという価値と例えば不動産の担保であったり高性能な自動車を作る生産能力であるとかだれかの給料を稼ぐ力とか・・つまりなんらかの価値との交換なわけです。

 

そこにあるのは、無価値で実態のない虚ろなものに価値を与えて・・つまりは石ころに値段をつけて誰かに押し付けるような行為ではなく、遥かに全うで確かにある価値同士の交換なわけです。

 

 

お金とはなんなのか?

自分はその問い対する答えをそのようにアップデートしたわけです。

 

お金とは誰かが持ってる価値(信用)の証明。

これが自分のお金の新たな定義です。

 

その定義に従うといろいろ考えられることがあります。

お金の価値はその背景に価値(信用)があり、思うよりももっと強固なものである。

背景にある価値こそがお金の本体で、その背景価値がないならお金の価値根拠は危うい。

背景価値が毀損するとお金の価値も揺らぐ。(バブルや日本の戦後やジンバブエでは起きたんじゃないかな)

人は生きていれば社会活動として価値創造を行うのでお金の根拠たる背景価値も基本的には増え続けるであろう。

 

とかとかとか。様々な考察の軸とできるのではないか?

そんなことを思うわけです。

今後考えも改まるかもしれませんが、これが今の自分が信用創造が腑に落ちたことでたどり着いてそのように思えたお金の形なのです。

 

 

お金とはなんですか?

そこにどんな価値がありますか?

あなたもそれを考えてみませんか?

 

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