大河の一滴

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正しい株価正しい行為

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投資で時々聞く言説ですが

株価が正しいとか間違いとか。

例えばある銘柄の株価が下がってて、企業が好調だから持ってようとする中であまりに下がるならそれは自分が間違いがあるみたいな話を聞いたりします。

 

そんな話とかから思うような・・

正しい株価とか正しい行為って何?って話。

 

自分はこの種の話に話に異論があって。

まあ見てくださいよ。

例えば業務スーパー神戸物産

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例えば神戸物産なら2015年から3467円から790円までと四分の一以下になってます。

この株安の間も神戸物産の業績はといえば絶好調に類するものなんです。

実際2018年にもなると過去の3467円を突破してさらに伸びてます。

 

自分がまず思うのは、例えばこの神戸物産の3467円から790円になって2970円になり、1910円になり、3467を突き破り、6380円になったこれ。

この値動きは正しいの?という疑問です。

もっと言うなら、値動きが正しいとしますよ。

じゃあ自分が正しい行為をしたとして3467で売って、790で買って2970円で売って1910円で買うとかできるの?(別に3000円で売って1000円で買って2700円で売って2100円で買うでもいいですよ?)

 

神戸物産じゃなくてもいいんです。

ゾゾあたりも2011年から3分の一くらいしてるし、楽天も2015年から3分の1以下行ってるね。

マークラインズも2018年から3分の1近く。マークラインズとか会社自体もなんの問題もなく絶好調といえる業績推移続けていたけど。

その他でも半分くらいならざらですよ。

 また同時にそうだねライオンあたり見てみますか。

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ライオンなら2017年から、2488円から1900円とか2541円から1896円とかあるけど、これは正しいの?

 

というか半分ほどドローダウンするのが間違いで、こうなった今までの株価推移が正しいとできる根拠はあるの?

与えられた今が正しくて、他は間違いだとできる根拠はなに?

もしないなら正しい行為は未来を当てられないはずです。根拠がない正しさだからです。故に根拠を持って正しさに辿り着けない。

 

そこに根拠も正しさもないはずです。

もしライオンが半分程度まで行くのなら(そして実際それはあり得たはず)、それはそれでそれが正しいとされたはずだと思うんですよね。

 

 それはそこにあるものを正しいと言ってるだけです。

 

疑問なんです。

これらの値動きは正しいの?いや逆に間違いでもいいですよ?

もっと言うならそれを正しい間違いで区分けすることに意味はあるの? という疑問です。

 

正しいでも間違いでもそれを正しい間違いで区切る発想というのはつまり・・

つまり正しい行為とやらができるなら下がる株は避けられて、上がる株は付き合えるということだよね。正しい行為をしてればそうなっちゃうってことだよね?

 

自分はそんなことなんてないように思える。

正しい行為でそんな都合よく株価推移と付き合えない。

なぜなら神戸物産は4分の1になり(そして結局もっと上がったけど)、ライオンがこれくらいで済んだ事を合理的に説明することなんてできないから。

それは正しい株価推移ではないから。 

 

そこに正しいとか間違いとか存在しない。

故に正しい行為は都合よく株価推移について行けない。 

 

正しい株価推移も間違った株価推移もなく故に自分が正しい行為をしようが間違った行為をしようがそんなの関係なく正しくもない間違いでもない株価推移がやってきうる。

なのではないでしょうか。

 

 

それは自分は正しい間違いで分けられるもんなんかじゃなくてもっと理不尽な何かに思えます。

そこに間違いとか正しいなんてないし、故に例えば神戸物産の値動きならあれは正しいとは言えないし、また間違いでもなくただ単にああいう値動きになったというだけです。

 

言い方を変えるなら正しい行動してもあれくらいは巻き込まれる。

もっというなら正しい行為は別にドローダウンを避けられない。

 

そういうことに巻き込まれる行為を間違いと定義してもいいけどね。 でもそんなの意味ないんじゃない?

正しい行為とやらはしょっちゅう裏切られることになると思うし、もっとストレートに神戸物産で2011年の191円から2019年の6380円の30倍以上は正しい行為とやらで途中に手放すことになる。

 よくあることなんですよ。
 特に成長株だと株価半分とか三分の一とかは。
 株価3分の1程度は大体の人が許容できない範囲だと思うけど、普通に順調な会社の株価推移でもよくあるとまではいわないけど、そんなのわりとある水準です。
順調でもあるというかそれだけの高ボラティリティはむしろ順調な企業で起こりやすい。長期に成長して大きく株高したものでも途中で株価半分くらいやってるのは多数あるとなりそう。
なので大型にも突っ込んでるわりと成熟企業のライオンとまだ成長著しい神戸物産を比べるのは若干卑怯なんですけどね。
 

まあでもまずは株式投資とはそういうものという理解が必要だと思うんだ。

そこに正しく行動すればそういうのは避けられるとか逃げられるとか予想できるとかする発想が間違いという発想になるはずです。

 

正しい行為をしてようが、来るときは半分以下のドローダウンなんて平気で来る。

その株価推移に間違いとか正しいもなくてただそうなるというかそもそも株価推移、株式投資とはそいうもの。

故に自分が正しいとか間違いという発想も意味がない。正しくても高値半分くらいはあり得るもの。間違って倍とかもあり得るもの。

 

その中でできるのは、受け入れる範囲を決めて堪えるか、さっさと逃げるかだけです。

つまりはどうなったらどうするかを決めるだけです。

 

あなたはどうします?

正しいも間違いもない世界の中で。

 

 

株価とか株価推移とかに正しいとか間違いなんてなくて

それはそこにそうあるだけ。

そうあるものとしてそうなるかもしれないものとして

あなたはどうしますか?

 

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え?だからどうしたらいいかの処方箋?

これとか

kamomenotoushi.hatenablog.com

これかなあ。

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