投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2年2月13日取得。
比較銘柄
ファーストコーポレーションとその他
株価
597円(人々は、勝ちに見えた戦局もいつの間にか全軍総崩れで退却中。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 1430 | 1925 | 6192 | 9983 |
---|---|---|---|---|
企業名 |
ファースト コーポレーション |
大和ハウス工業 |
ハイアス・アンド・ カンパニー |
ファースト リテイリング |
市場 | 東証一部 | 東証一部 | 東証マザ | 東証一部 |
業種 | 建設 | 建設 | サービス | 小売 |
時価総額(億) | 79.8 | 23691.4 | 63.5 | 64238.2 |
株価 | 597 | 3556 | 272 | 60560 |
決算期 | 2020/05予 | 2020/03予 | 2020/04予 | 2020/08予 I |
予想売上(億) | 200.1 | 43,500.0 | 84.0 | 23,400.0 |
予想営業利益(億) | 12.8 | 3,830.0 | 4.2 | 2,450.0 |
営業利益率 | 6.41% | 8.80% | 4.98% | 10.47% |
予想純利益(億) | 8.8 | 2,530.0 | 2.1 | 1,650.0 |
EPS成長率(年複利/期間) | 68.9%/7年 | 13.9%/13年 | 8.4%/6年 | 13.5%/13年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 111.7%/6年 | 7.6%/12年 | 40.8%/5年 | 11.9%/12年 |
PER | 8.96 | 9.33 | 30.06 | 37.46 |
PBR | 1.45 | 1.39 | 4.67 | 6.25 |
ROE | 16.2% | 14.9% | 15.5% | 16.7% |
ROA | 7.8% | 5.8% | 5.3% | #N/A |
配当利回り | 3.35 | 3.23 | 1.4 | 0.83 |
配当性向 | 30.0% | 30.2% | 42.0% | 30.9% |
総資産(億) | 112.2 | 43340.4 | 38.8 | #N/A |
自己資本(億) | 58.2 | 15959.9 | 13.3 | #N/A |
自己資本比率(%) | 51.9 | 36.8 | 34.4 | #N/A |
一言感想 | あしぶみ減益 | あげ | あげあげ | あげ |
今週は比較。3期現金抜きCF倍率(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2019/01/27/210000)で10倍以下かつROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で15%以上かつ2/13に年初来安値から10%圏内のものから気になったものをチョイスして比較します。効率性もある程度ありCFでお手頃で株価も低くなっているものから拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。ファーストコーポレーション。首都圏で中・小型のマンション建設。比較に住宅系。ゲストにファースト系の王様ユニクロ様。
ファーストコーポレーション
業績
マンションです。不動産販売です。ということで激しくシクリカルって思ってたほうがいいのでは。この会社は勃興が2013年以降とリーマンあたりは通過してないですけど。
で、2013年から勢いよく成長して来たけど、2018年位から急ブレーキかけて減収減益ですね。今期は増収も大きく減益でこれをどう考えるかですね。
減収減益の2019年「主要事業エリアである東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)における 2018年(暦年)のマンション着工件数は、デベロッパー各社の用地仕入激化や、マンション価格の高止まり、消費 脱増脱に対する警戒感等の影響もあり、当初見込まれた8年連続60.000戸維持から55195戸(前年同期比14.8% 減)と低調な実績~当社は、創業より順調に業容が拡大し、東京圏のマンション建設市場において認知される存在となったものの、 用地確保競争激化の影響から、当事業年度は用地成約4件、うち売却2件と苦戦し、造注案件の受注2件と低調な 結果」みたいに言ってますね。マンション用土地が取得できてないってかんじでしょうか。
今期はどうでしょう?2Qで下方もしながら大きく減収減益でいいとこなしですね。
2Q「2019年I月から11月までのマンション供給件数は価格高騰に上る販売長期化」とかいって苦戦気味ですね。ですが「マンション着工件数は57000戸程度、マンション供給戸数は32000戸程 度、販売在庫は7.000戸台と安定的に推移すると子想されていること、引き合い案件は依然活況であること、東京圏 における当社のシュアは2%程度と伸張の余地は充分にあることから、当社における当面の受注及び施工物件の確 保は可能」とも言ってますが。
全体的に勢いよく来たけどここに来て壁にぶち当たってるはそうなりそうですね。
財務
とはいえ、ずっと黒字です。純資産は積み上がり。中身をみると販売用不動産は減ってきてお金は増える・・つまり在庫を売ってお金にしてきたけど、2019年2Qで現金を大きく減らし。販売用不動産が回復してますね。受取手形・完成工事未収入金も大きく増えてますね。
同時に借り入れは少なかったんですが今期2Qで大きく借りてきてますね。総計25億ほど。手持ち現金は23億ほどですね。
在庫が減ってきたのがここで一気に借りて大きく在庫を仕入れた形となりそうです。
このままずるずる後退は可能性低そうな気もするところですが、不動産在庫の量もまだ控えめで受注の長期化なども言ってるのでするする伸びるもどうだろうか?という局面ですね。足踏み寄りで見てたほうが良いかもしれません。
CF
営業CFは乱高下するタイプ。あるときは不動産を仕入れ営業CFマイナスになり売るときには大きくプラス。2017、2018年で売って営業CFプラスになり仕入れるときはマイナスですね。2019年と今期はマイナスに出そうですね。設備投資はかからないので不動産市況のクラッシュでも来ない限りはひとまず大ダメージとかはなさそうですが・・
大和ハウス工業
業績
住宅大手ですが、長期になにげに安定的に成長してます。リーマン辺りに減益などありますが赤字などもなく相当に底堅くディフェンシブな趣すらあります。どう考えてもシクリカルだと思うんですが・・・相当慎重な経営スタイルと言えるかも。3Qでも増収増益ですね。あまり増税影響感もないですね。
受注残みると
月次受注|IR情報 For Investors|大和ハウスグループ
住宅は振るわない感じですね。商業は調子いいのですが。この辺もあり株価はわりと警戒含みの推移してそうですね。自分もちょっと目先の業績は下より見てたほうが良い気も。いや長期の業績推移すごく安定的なんですけどね。
財務
いろいろ安定的。自己資本比率自体は低いけど、借り入れも少なくはないけどROEや自己資本比率も安定させながら規模を増してる感じなのでこんなもんかと。
CF
営業CF安定ですね。あまりむちゃしてない感はします。ただ設備投資自体は多め。FCFになるとそんなに余裕はなさそうです。増配ずっとしてますがここはそんなに余裕ないかもです。配当狙い向きはあまり向いてないかもです。今までは安定推移ですけどね。
ハイアス・アンド・カンパニー
業績
中小工務店へ住宅特化のコンサルだそうです。中小事業者にいい?住宅づくりをサポート的な感じですかね。
現在調子よく売上を伸ばしてますね。今までは規模に従って売上原価率が下がり一方で販管費率があがるという感じですが今期2Qですと売上原価が伸びる形で利益前年割れみたいなところはあります。ただ利益は下半期に出てる感じですので今のところはなんとも。あとはのびざかりの「R+house」(売上前年比+169%)が赤字でまだ足を引っ張っている感ですね。
とまあ今の所そんなに利益は気にしなくてもいいのでは感は感じたり。
財務
不動産販売じゃないので不動産とかはあまり持ってないですね。固定資産も小さめで預金と手形が資産に占める割合が大きそうです。
借り入れをふやしてますね。今の所そう問題はなさそうですが売上伸びない中で利益減るとかになると厳しくなるかもしれません。
CF
営業CFは出てる感じですね。ぱっとあまりそんなに設備投資必要な気もしますが、今の所多いですね。売上も伸びてますし必要かもしれませんのでそんなに問題視する必要はないかな。もうちょっと投資が落ち着けばFCFもでそうな事業に思えるし今後は楽になる気はするところ。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげ
週足でさげ
月足であげもさげ。
確認。
評価・売買判断
ファーストコーポレーション
テクニカル的には、いちおう上場から1729まであげるもそこから奈落みたいな。過去の底値691も割りもう底なしと見ておくべきか。上場来最安値の425を底とみるかだね。548を見て逆張りもいいかもしれないけど。いずれにせよ下落トレンドに逆らう逆張り。
ファンダ的には、勢いよく成長のステージはひとまず過ぎてると見るべきか。在庫が増やせず苦戦はひとまず折り返した感はあるのでこのままズルズル衰退もまた心配しすぎにもなりそうです。安くなるなら意外に面白いかも。不動産販売としてはPER9ほどはいくらかは期待込みに思えてできればもう二声くらいほしいかなあってところ。
たぶん大丈夫だけど不動産クラッシュくると無事じゃないですね。それはだいたいこの業種全部となりそうだけど。今の所意外に大丈夫そうという気はしてます。
長期の業績推移は優秀。ディフェンシブな趣すら。ただCFはそんなに余裕なさそうでそこはあまり加点もできないかな。評価は受注残などもあるのでしょうか。警戒含みとなりそうです。PERなどではわりと今までつけてきた底辺近くになりそうです。PBRだとまだ下はあります。減益など来るとちょっと怖いですね。いままでリーマンくらいしかないんですけど。
ハイアス・アンド・カンパニー
伸び盛りの不動産事業者向けコンサル。利益出しながら大きく売上成長は期待できそうですが評価的には十分期待を織り込んでそうなPER30ほど、過去は20切るところもあったので下も十分あると見てたほうが。今はもっと吹いたところから落ちてきた感じですね。ですが、今の売上増が続いて後に利益も追いつくなら今ぐらいのPERは全然問題ないという見方はできますね。その筋で考える場合はちょっと今回くらいの情報量は足りないかなって思えるところで軽率楽観がすぎる気はしますが。
いろいろ難しい局面ですね
長期的に大きく成長ですね。今期1Qは減収減益ですが。過去には減収はあまりないけど減益くらいはちょこちょこやってますね。
まああまり四半期とかで右往左往せず、サイコな優秀な経営者とブランドを信じてどっしり持っていくのが今までなら報われましたね。今後は知りませんが。売上辺り伸ばすなら容赦してみておくのが良いんじゃないでしょうか。1Q前年割れですが。
財務はそんなに良くないですがお金はあって借り入れと現金が見合うくらい。
で、CFはさすがですね。営業CF安定で特にここ数年はFCFがどかどか入ってるので現金が一気に積まれてますね。配当も今くらいなら余裕で維持となりそう。減配もしたことがないとなるのかな?(記念配っぽいからの減配はある)、意外に配当狙い向き。評価高すぎて利回り1%切ってるけど。
評価はPER30台後半はどう考えても高いですがいつも高いみたいなところはあります。過去は20切るとかもありますけどね。市況にお祈りしながら持つのもいいかもしれません。自分はしなさそうですが。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
引く気はあまりないけどきな臭い話はたくさんあって、警戒を強めたほうがいいのか?という気はしてるんだよね。
迷うところ。さてさて。
記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
記事補足してます。
この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。