大河の一滴

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(2154)ビーネックスグループ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは1年1月30日取得。

比較銘柄

ビーネックスグループとその他

株価

1145円(人々は、高嶺を制して下山中。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 2154 6028 4641 6702
企業名

ビーネックス

グループ

テクノプロ・

ホールディングス

アルプス技研 富士通
市場 東証一部 東証一部 東証一部 東証一部
業種 サービス サービス サービス 電気機器
時価総額(億) 487.8 2656.3 443.7 21466.1
株価 1145 7350 1793 10370
決算期 2020/06予 2020/06予 I 2019/12予 2020/03予 I
予想売上(億) 870.0 1,600.0 354.7 38,000.0
予想営業利益(億) 65.0 153.0 37.8 1,600.0
営業利益率 7.47% 9.56% 10.66% 4.21%
予想純利益(億) 38.4 101.0 26.8 1,250.0
EPS成長率(年複利/期間) 20.8%/13年 15.4%/7年 8.9%/12年 1.5%/13年
BPS成長率(年複利/期間) 18%/12年 26.2%/6年 3%/11年 -0.2%/12年
PER 12.64 26.35 14.00 16.81
PBR 3.21 6.17 3.36 1.8
ROE 25.4% 23.4% 24.0% 10.7%
ROA 12.3% 10.8% 15.5% 4.0%
配当利回り 3.49 1.9 3.56 1.54
配当性向 44.2% 50.2% 49.8% 25.9%
総資産(億) 312.1 937.7 173.4 31048.4
自己資本(億) 154.4 448.0 105.9 11320.6
自己資本比率(%) 49.5 47.8 61.1 36.5
一言感想 あげあげも成長鈍化? あげあ あげ 停滞

 今週は比較。1/30に取得した株プラスデータで年初来安値から5%以内圏内、ROE10%以上でフィルタリングして気になるものからチョイスして比較します。平均より質がいいと言えるのに売り込まれてるものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。ビーネックスグループ。派遣屋さん。元トラストテック。比較に同業。ゲストにニュース出るとリストラしてるイメージで派遣の顧客になりそうな富士通

ビーネックスグループ

業績

旧名トラスト・テック。派遣系ですがかなりの成長が続いてます。も、過去には赤字・・これは規模が小さいところだから参考外としてもリーマンあたりでは2009年辺りには75%減益とかあります。売上はわりとマイルドで-12%ほど。基本的に急成長を見せる人材系は景気後退時に酷い目にあってますがここは比較的マイルド。あとは、また景気後退の再来はあるか?あったときずっと成長でその慎重なスタイルが継続してるか?などがポイントかと。

今期は計画では増収増益もその幅は控えめですね。現在1Qまでで増収増益で通過ですが増収幅は前年+56%から+9%ほどとマイルドな感じ。増益は9.7%→20.4%ですね。

 近く2Qとなりそうですが、増税影響なども踏まえてどうか?はわりと気になるところ。今の所その他諸々の警戒がありそうでずっと株価下げてきてますね。

 

財務

 2014年位まで自己資本比率は60%程度でしたが2017年までぐっと下げてまた回復してきてる感じです。2016年からは借り入れもしてますね。もっとも現金100億に対し借り入れ20億で無借金みたいなものですが。増えている負債は未払い系ですね。手形なども相当な勢いで増えてます。単純に規模拡張のスピードが早かったので自己資本比率悪化ですかね。

 

CF

営業CFは入ってきてるし右肩感もあります。 投資でFCFがマイナスの年もありますがこれは買収ですね。逆に言えば買収でもなければ設備投資は殆どいらなくFCFはすごく出そうです。増配しながら現金積んでる状態ですね。

 

テクノプロ・ホールディングス

業績

 グッドウィル系の成れの果て・・と言うには大きすぎるか。グッドウィルの流れをくむ派遣屋です。グッドウィルのゴタゴタに巻き込まれいろいろ会社に組み込まれたり投げ出されたりで結局2012年にテクノプロとして独立上場みたいな流れのようですね。

独立上場後はずっと増収増益が続いてますね。極めて順調と言えそうです。

も、リーマンあたりの数字はないし、過信は禁物かと。景気後退などには弱かろうと思います。

1Qで増収増益。増収も増益も幅はビーネックスより上でかつ前年も近い水準で安定高成長感あります。増税も絡んで景気後退感もある中の2Q結果がわりと重要かもしれません。

 

財務

 上場前に財務を悪くして上場からずっと財務が良化しているやつ。自己資本比率はそんなに良くないですが借り入れは現金で一括返済できる程度で事実上無借金は同じですね。みると固定資産が多い・・のれんが固定資産の大半を占めるようですね。たぶん上場前に既存株主の利益の代わりに押し付けられたやつ(偏見)、まあ状態は悪くはなさそうです。のれんの減損は怖いかもしれません。

 

CF

 営業CF余裕ですね。設備投資も少なくFCF安定的に出るやつですね。返済と還元するとちょんちょんかな。2018年に増資してそのお金がそのまま預金になってそうです。どうするつもりでしょうね?

アルプス技研

業績

 派遣の大手で老舗感あったんですがビーネックスに売上利益時価総額で全部追い越されてますね。大枠の傾向としてはリーマンまでは地味に停滞と言うか微増感でのびてリーマンで赤字。その後は2013年位までは停滞感もあったけど、その後は順調で成長してるねって感じ。急成長と言うよりは安定成長感のある推移です。といいつつ、長期のEPS成長スピードは他のふたつがすごいので霞みますがなかなか以上です。BPSくらいなら右肩。

その中で3Qで増収増益ですね。まあこれは増税前の数字のようですが。

 

財務

 借り入れもほぼなく財務は安定。でも自己資本比率は落ちる。それは拡張期の派遣さんは未払金や手形などの拡大も起こるので資産負債が膨らむからだよ。覚えておいてね。

 

CF

 営業CFFCF安定で増配しながら現金増え・・減ってますね。・・自社株買い。

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足であげが崩れ?
確認。

評価・売買判断

ビーネックスグループ

テクニカル的には、直近日足で週足の最安値を更新したくらいで、絶賛下落トレンド。長期でもこれは下落に入ってるとみるべきかな。というわけで入るならいろんな時間軸で逆張りとなり底も定めがたいとみなしながらいくのがいいかもね。といいつつトレンド目線なら売りなんでしょうね。


ファンダ的には、成長鈍化の懸念はありそうですし、景気後退が実際来ればやはり派遣で無事では済まないとは思いますが、状態自体は良いですね。お金もたっぷりあって目先もすごく儲かってます。これが急転直下赤字などはちょっと考えにくく。1Qも増収増益ですしね。ただバリュエーションはPER13ほどは派遣としてみれば成長性を織り込んでそうで成長鈍化などがもっとはっきりするともうちょっと下の評価ってのは考えられます。ただ会社の状態が特に悪くなってもなさそうな中で大きな株安でさすがにどこかで反転・・はもっと考えられそうですけどね。どっちでしょうね。

 

テクノプロ・ホールディングス

おおきなのれんなど、社歴の胡散臭さからくる負債?みたいなものは感じますが、業績は目先絶好調と言うべきものに思えるし、この調子ならその負債も問題ないかな。CFの順調さも結構目を引きます。

も、業績次第で、その業績がいつひっくり返るかわからないような怖さはこの会社に限らず派遣系にはありますね。目先は大丈夫そうです。評価としてはPER26とかは業績が順調というか成長しないと肯定されなさそうですね。業績後退がすごく怖いところだと思います。だから目先は大丈夫そうです。 

 

アルプス技研

この会社も目先は順調。財務CFなども踏まえた状態はすごくいいとしか。お金溜まったら自社株買いで還元なんて姿勢も見せてます。あとこわいのは景気後退だね。来たら無事じゃないと思います。これは派遣全部ですけどね。

評価的にはこの会社としてはほどほどもっと下はありますし上も。ほどほど警戒されてそうです。 

 

富士通

 ニュースを聞けばリストラしてるイメージの富士通さん。売上をずっと減らしながら利益をなんとか維持してる感じ。実際そうなのでしょう。不採算部門や不採算な人って思えば切るを延々続けてなんとか現在の利益を維持・・も、長期的にBPSも増えてない感は。長期的には借り入れも減ってなさそうなのと財務CFも配当よりは債務返済のほうが大きそうで、となると銀行のために働くというかリストラする会社だね。世の中世知辛いですね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにない。

今年はめっぽうどローダウンしてるくらい。ドローダウンの幅記録更新の予感がするくらい。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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