
投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年7月19日取得。
比較銘柄
昭和電工とその他
株価
2926円(人々は、長い下積みの果てに一発当てたが一発屋と見られて仕事が減ってきてる。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 4004 | 4107 | 4005 | 6334 |
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企業名 | 昭和電工 | 伊勢化学工業 | 住友化学 | 明治機械 |
市場 | 東証一部 | 東証二部 | 東証一部 | 東証二部 |
業種 | 化学 | 化学 | 化学 | 機械 |
時価総額(億) | 4380.6 | 169.5 | 8062.0 | 32.3 |
株価 | 2926 | 3300 | 487 | 283 |
決算期 | 2019/12予 | 2019/12予 | 2020/03予 I | 2020/03予 |
予想売上(億) | 11,000.0 | 165.0 | 24,400.0 | 87.0 |
予想営業利益(億) | 1,900.0 | 18.0 | 1,900.0 | 5.0 |
営業利益率 | 17.27% | 10.91% | 7.79% | 5.75% |
予想純利益(億) | 1,200.0 | 10.0 | 1,000.0 | 4.5 |
EPS成長率(年複利/期間) | 11.3%/12年 | -4.4%/12年 | 0.5%/13年 | #NUM! |
BPS成長率(年複利/期間) | 3.7%/11年 | 3.1%/11年 | -0.3%/12年 | -9.2%/12年 |
PER | 3.56 | 16.83 | 7.96 | 7.24 |
PBR | 0.91 | 0.7 | 0.8 | 1.39 |
ROE | 25.6% | 4.2% | 10.1% | 19.2% |
ROA | 11.2% | 3.4% | 3.2% | 5.0% |
配当利回り | 4.44 | 2.12 | 4.52 | 1.41 |
配当性向 | 15.8% | 35.7% | 36.0% | 10.2% |
総資産(億) | 10757.5 | 291.6 | 31716.2 | 89.5 |
自己資本(億) | 4459.6 | 239.5 | 9987.0 | 23.1 |
自己資本比率(%) | 41.50 | 82.10 | 31.50 | 25.90 |
一言感想 | 急成長もどうか。 | 停滞 | いちおあげ | 低迷脱出? |
今週は比較。監視リスト見て安いかな?というものを拾ってROIC変則3年平均(http://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)にかけ15%以上のものからチョイスして分析します。効率的でありながら安くなっているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。昭和電工。総合化学。比較に同業っぽい。ゲストに昭和に対抗して明治。
昭和電工
業績
近年というか2018年に業績急伸。それ以前はリーマン前にピークでリーマンに赤字でその後停滞も近年伸びてきた感じで一気にリーマン前のピークを抜き去った感じ。
2017年「石油化学セグメントは東アジアでの需給逼迫を背景に製品市況が改善し、無機セグメントは黒鉛電極のコストダウン効果に加え事業統合による数量増と中国市況の改善も寄与したため、それぞれ増益となりました。またエレクトロニクス、化学品、アルミニウムの各セグメントも増益となり、総じて大幅増益」
2018年「大型定期修理の影響があった石油化学セグメントに加え、エレクトロニクス、アルミニウムの2セグメントが減益となりましたが、無機セグメントは黒鉛電極事業の統合効果と市況の上昇等により大幅に増益となり、化学品、その他、の2セグメントも増益となり、総じて大幅増益」
事業統合効果もありそうですが市況の後押しの面も強そうです。つまりは環境由来。環境悪化は素直に業績悪化に繋がりそうです。で、1Qでまだまだ好調で大幅増益ですね。近年は計画は上振れすることが多いようです。ただ勢いがつく前は下振れ多め。潮が引くときは早いかもしれません。
財務
自己資本比率は年々上昇で2018年に加速ですね。自己資本比率自体は低い方となりそうです。
CF
営業CFは安定的。設備投資は必要ですが毎年FCF出る水準ですね。
その中で2018年は業績急伸に見合うお金が入ってきてその中の一部が債務返済に当てられた感。残りが現金としてかなり積み上がってます。これをみてかさすがに還元強化、一気に大幅増配となってますね。とはいえ配当性向からもCFからも余裕ですね。利益CFが減ってくると減配したくなるかもね。
伊勢化学工業
業績
途中で業績トレンドも作りながら長期には停滞という感じですね。
数年増収増益するもまたもとに戻りまたそのうち売れてみたいな。その中で赤字は出さない堅実性はあります。
そんな感じで成長というよりは蓄財の会社ですね。配当もらいつつ財産の積み増しを期待するみたいな。
四半期進捗もあまり見る必要もないかもです。
財務
財務極めて良好。借入金も付き合いかな?ってものを返すわけでもなくしてる程度。
CF
営業CF安定。設備投資も必要もだいたいFCFでるくらいで現金も積み上がる傾向だね。
もっと還元できると思うけど残念ながら利益と連動傾向のようだね。これ以上はというラインはありそう。
住友化学
業績
長期に業績は伸びてるかな?という感じ。ただ時折大きな減益も挟むし純なら赤字も時々。その意味でシクリカルですね。長期に成長とはいえ長く持つのはしんどいかもね。近年は好調というより安定かな。計画は一応増収増益です。計画はあまり当てにならないかな。グローバルで事業を多く抱える大企業の利益予測は難しいとなりそうです。
まあシクリカルだけど今は高所安定って感じ。
財務
財務はあまり良くなく。も、近年は改善傾向。総資産より自己資産の伸びるのが早いという感じですね。まあ順調といえば順調。
CF
営業CFはしっかり出てる感。設備投資はかかるのでFCF出たり出なかったり。近年はFCF出るレベルの順調で返済に多めに回ってるようです。
評価
業績の勢いにおいて傑出。それは現時点まで。業績に見合うお金も入ってきており財務余力も増えている段階。極めて順調といえて還元も余裕。それがPER3.5、配当利回り4.5%ほどと割安といえる水準だとは思います。
ただし、今の勢いを維持できるなら。
環境依存による面も強そうな業績推移で環境悪化は素直に厳しい局面に繋がりそうです。(会社が危ないとかは全然ないが)、現状の評価は今の業績水準は維持できないだろういずれ元の水準へ戻っていくだろうくらいじゃないでしょうか。
そうならなければ妙味ですね。成長なくて維持できる程度でもかなり面白いと思います。今の所絶好調です。さてはて。
伊勢化学工業
業績成長もないけど赤字も出さず儲け続け長期には蓄財くらいはできてる企業。
安ければ。PBR0.7くらいは言うほど安くないように思えます。
シクリカルで成長を狙うという感じでもないし財務もあまり・・って感じですが大手の安心感というか潰れるみたいな話なら程遠く。その中で近年は好調で言うほど状態は悪くなさそうです。
安ければ。実はPBRでどちらかといえば安い方となりそうです。
まあ日経平均あたりと連動しそうですが。
明治機械
過去には赤字を連発。耐えきれなくなったのか2012年に売上資産を減らしてますね。有報見ても詳しく書いてませんでしたが端的にはリストラと言えるものになりそう。で、さらに減収の赤字と苦難が続きましたが、2016年に増収で赤字脱出でその後増収しつつ黒字が定着してますね。長いトンネルを抜けたのかもしれません。
直近では設備投資も少し強化してます。案外いいかもしれません。あとちょっと気になるのが借金して有価証券買ってますね。あ、でもすぐ売ったようですね。みると棚卸し資産の増減とかで在庫増やしてますね。商品売るつもりで借金したけどすぐは買わないからちょっとその間運用したとかですかね。まああってるかはわかりません。
と、投資をしたり在庫増やしたりと長いトンネルを抜けての反撃の匂いはすこし。
うまくいくと面白いかも。市況を踏まえうまくいくことは少しは織り込んでいるように思えます。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげ
週足であげてさげ
月足でまだあげ
確認。
売買判断
テクニカル的には、長期に上昇というか2016年に覚醒大噴火ということになりそう。
そこで902から6470まで。これが狂い咲きでもとの場所に戻るか長期の上昇につながるのか?みたいなところかと。中期的には絶賛下げトレンド。さすがに902は遠いので2837を底に見るしかないでしょうね。ここを切るのは逃げたほうがいいかと。
ファンダ的には、今は絶好調で業績のわりには低評価としか。今の業績程度を維持できるか?が最大の焦点かと。市場評価としては維持できなさそうだという感じですね。ハイリスク・ハイリターン。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
黄金のクオカードという言葉を聞きました。
黄金色に輝くクオカード。まさに株クラ的でいいねと思いましたが、実はあの写真撮ったのわたしです。
と、数度目のカミングアウト。
あれ、サンライズというよりサンセットで昇るより落ちてるで勉強会とか投資とかでちょっと心配してましたが、好評でなによりです。
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記事補足してます。
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