
投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年7月12日取得。
比較銘柄
エア・ウォーターとその他
株価
1789円(人々は、小さくまとまっていたが冒険に乗り出して二回の大冒険を終えたところ。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 4088 | 4091 | 4093 | 9543 |
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企業名 | エア・ウォーター | 大陽日酸 | 東邦アセチレン | 静岡ガス |
市場 | 東証一部 | 東証一部 | 東証一部 | 東証一部 |
業種 | 化学 | 化学 | 化学 | 電気・ガス |
時価総額(億) | 3554.8 | 9389.5 | 92.1 | 635.5 |
株価 | 1789 | 2168 | 1315 | 834 |
決算期 | 2020/03予 I | 2020/03予 I | 2020/03予 | 2019/12予 |
予想売上(億) | 8,300.0 | 8,900.0 | 360.0 | 1,611.0 |
予想営業利益(億) | 480.0 | 1,020.0 | 16.5 | 88.3 |
営業利益率 | 5.78% | 11.46% | 4.58% | 5.48% |
予想純利益(億) | 300.0 | 570.0 | 10.0 | 58.8 |
EPS成長率(年複利/期間) | 7.4%/13年 | 8.4%/13年 | 4.5%/13年 | 8.9%/12年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 7.8%/12年 | 5.4%/12年 | 5.9%/12年 | 3.8%/11年 |
PER | 11.67 | 16.46 | 9.19 | 10.48 |
PBR | 1.2 | 2.31 | 0.65 | 0.79 |
ROE | 10.3% | 14.0% | 7.1% | 7.5% |
ROA | 3.8% | 3.2% | 3.2% | 5.2% |
配当利回り | 2.24 | 1.2 | 3.42 | 1.92 |
配当性向 | 26.1% | 19.7% | 31.4% | 20.1% |
総資産(億) | 7830.5 | 17710.2 | 316.4 | 1136.7 |
自己資本(億) | 2912.1 | 4066.0 | 141.7 | 756.7 |
自己資本比率(%) | 37.20 | 23.00 | 44.80 | 66.60 |
一言感想 | あげ | 成長加速 | 停滞 | 足踏みも成長 |
今週は比較。湘南投資勉強会で四季報の通読をしました。(主催者さんブログ:http://www.shonan-toushi.com/)そこで拾った銘柄をチョイスして比較します。だいたい株価落ちてるのに業績は好調だよねっていうもの。比較の会社と数字は上記の通り。エア・ウォーター。
エア・ウォーター
業績
産業ガス大手。長期に盤石感のある安定成長。業績の安定感はぱないです。赤字なんて。長期に減収も減益もほぼなくここまで来てますね。
あまりに順調で言うことないくらい。計画が強気で毎年下振れしてることくらい。
短信も見る必要も感じないのだけれども見たら事業カテゴリ7個もってて全部門で増収でした。減益部門は混じってるね。
財務
財務は悪め。も、自己資本比率も安定的に各数値が同じくらい伸びて規模だけが伸びてる印象。借り入れもおおいけどわざとに思えます。
CF
営業CF超安定。設備投資は多め。FCFは余り出さないタイプ。投資の中に子会社取得が毎年入ってるようですね。
大陽日酸
業績
業績はかなり安定。長期に赤字なし。も、利益率で言えばエア・ウォーターを上回ってますね。とはいえ数字の安定性ではエア・ウォーターに劣り減収とかちょくちょく挟んで来てますし増益の年が多いけど時々20~30%の減益も挟んで来てますね。
その中で近年は結構な成長を見せています。・・なところに今季は大きく成長の計画。みると大型買収入ってますね。6400億円規模。
大陽日酸:欧州の産業ガス事業を6400億円で買収-米社から - Bloomberg
これは純資産を大きく上回る規模で端的に勝負案件ですね。
安定性では劣るも総じて優秀で成長してきた中で大勝負かけてきてるという段階かなと。この買収への評価がかなりのポイントかと。
財務
総資産が跳ねて、借り入れをガッツリ増やしあまり良くもなかった自己資本比率はざっくり半分まで。
資産内容は固定資産寄り。工場たくさんありそうですね。
CF
営業CFは安定感。それを多く設備投資に回しあまりFCF出さない感じですね。その中で直近大きく財務CFプラスに投資CFマイナスで勝負に出てる感。
相当な大勝負に思えます。借り入れは3000億円から一兆円規模になり営業利益及びCFの10倍規模です。その前はいいとこ4倍かなあって感じなので買収した欧州も含め何かが崩れると一気にやばくなるかもな水準に思えます。ただ産業ガス自体は安定味ある事業ですので見た目ほどリスキーではないかもですね。
東邦アセチレン
業績
長期安定業績。営業利益で赤字無さそうですね。リーマンあたりに減益はあります。で、成長感はなく長期停滞感。BPSなら右肩です。
財務
自己資本比率は高くはないけど上の二社より高いですし借入金水準も低め。
自己資本比率下げてるのも手形類で問題なしというか借り入れも順次減らしてますね。
堅実に稼ぎながらこつこつ借金返してきてるイメージ。
CF
営業CFは安定。ここは設備投資を絞りFCFをかなり出してますね。それを返済してたけど余裕が出てきたのか還元を強化してきている感じ。還元はまだ余裕がありそうですね。設備投資などが入らなきゃですが。
評価
極めて規律的に安定成長を続ける優良企業。お金は入ってきてるしそれをためたりもせずM&A含めて投資で回転。未来はわからぬけど現状崩れる感はまったく。PERで低い方。業績加速も考えづらいけどそういうことを考えないのならかなりいい選択肢なのではないかと。
エア・ウォーターほど安定感はないけど、長期に成長でかつ利益率なども高く切り取りようによっては優秀。そのなかで大型買収の大勝負に来てます。この姿勢を評価するかしないか。PER16ほどは自身としてはそこそこ期待されてる感はあります。
東邦アセチレン
長期に停滞も安定。その中で財産を整理し還元強化みたいな流れ。
配当狙いは結構機能しそうな業績財務と利回り。
設備投資しなくて競争力維持できるのか?というのが一つの視点。
いずれにせよ業績も株価もあまり伸びるという気はしません。
近年は伸びてるけど長期には足踏みかなあ。利益もなかなか動くけど赤字はリーマン時くらいで長期にはBPS伸ばして蓄財。
借り入れをずっと返していて自己資本比率も高いと言える水準になってきてますね。これ返し切ると還元に向いてきそうで実際還元強化に来てますね。安ければ配当狙いは結構ありかもしれない。今はほどほどもしくは若干安めかなあくらい。
日足週足月足の値動き判断
日足でもみ合いっぽく
週足でさげ
月足でいちおうあげ
確認。
売買判断
テクニカル的には、 週足では下落ですが長期に2315、1398、2543、1496と高値安値の切り上げは途切れてなく長期には上昇トレンドは継続ですね。この継続を見込むなら1398を底に見て入るのはありかもしれない。2543の突破を狙う感じに。底抜けは逃げてね。
ファンダ的には、安定成長企業。評価もPER12程度は絶対的にも高くは見えないし自身としても低い方。選択肢としてはありなんじゃないかと。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
うーん。特に何もないかな。
かぶせんさんと南さんのツイキャス見たいけど公開されてないね。くらいかな。
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記事補足してます。
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