大河の一滴

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(7417)南陽/東証ST/卸売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1853円(人々は、山登りに疲れてしばらく山間の村落に滞在している。)

基本データ
コード 企業名 市場 業種 時価総額(億)
7417 南陽 東証ST 卸売 122.6
決算期 予想売上(億) 予想営業利益(億) 予想営業利益率 予想純利益(億)
2023/03予 390.0 27.0 6.92% 18.5
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 長期平均営業利益率(平均/年) 長期平均ROE(平均/年)
0%/16年 5.6%/16年 5.3%/15年 4.6%/16年 7.2%/16年
PER PBR 予想ROE 実績ROA 配当利回り
6.39 0.6 8.61% 4.83% 4.75%
総資産(億) 自己資本比率 長期営業CF(億) 長期投資CF(億) 長期FCF(億)
373.1 56% 430/15年 -199/15年 230.7/15年

 今日は分析。(https://twitter.com/kabu_care/status/1598059299095384065/photo/1)このツイートみてこの中から気になったものをチョイスして分析します。南陽。機械商社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2022年12月13日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

機械商社でセグメント。

産業機械は以下みたいなもの。

建機は以下みたいなもの。

機械の専門商社だとは思うけど、わりと対応業界多めで会社が言うとおり総合機械商社ですね。

 

業績。長期に成長感はないです。2000年くらいからみても成長感ないです。ということで停滞。ただ赤字はずっとなさそうで、近年は営業利益率も上昇感あり、このへんはあ商品を仕入れて売るだけであまり固定費がかからない卸のしぶとさでてますね。

BPS等の推移。蓄財感ある。長期にROEも落としてないので長期には地味にEPSもあげてます。ということで総合業績停滞しながら蓄財をしている停滞蓄財ですねという印象しかないです。

BPS成長5.3%/15年で蓄財力まあまあ。これは悪環境時に赤字がないのと近年利益率とROEを上昇させてるのが効いてそうですね。

そんな中で上方「建設機械事業において、災害復旧工事が継続して実施されたことで、レンタル機械の稼働率が向上いたしました。さらに、産業機器事業においては、半導体メーカーの積極的な設備投資を受け、市場が好調に推移したこと等により、前回発表予想を上回る見込み」をこなして2Qで増収増益で順調ですね。まあただやっぱり停滞蓄財なので成長だなんてみるのは妥当じゃない気は。まあPBRからみても成長企業とは見られてなさそうですが。

あと決算補足資料が素朴。

 

財務

蓄財。

(IRBankから)

有形固定資産は前期108億で卸のわりに大きめかなあってところはあるけどうち貸与資産は78億で大半レンタル用の建機などだろうと。

レンタル子会社持ってる。

建設機械・道路関連機材レンタルの『南陽レンテック』

流動は地味伸びで現金とか伸びてる。負債は169億でも流動負債154億で長期借り入れなしというか有利子負債10億×8の現金80億って感じで負債の大半手形類で財務としてはド健全な部類には。

 

CF

営業CFプラス安定で投資して還元して現金積んでるの図。

でFCFは財務で消えて現金積む感じだったけど2021、2022で財務CF減。これは借り入れあらかたかえしたのでそのへん緩めたようにも見えます。

配当倍にしても現金増やしながら蓄財続けられるくらいには。

ただ配当性向30%目処と言ってるので還元する気があるかは微妙。

自社株買いは過去にはないようですね。


あとは前期現金80億(今期2Qで現金減ってるが)、これは現状時価総額で123億から引くと事業評価45億とか見れて上記長期FCFの230.7/15年は一年15億ほどなので、自身のFCF3年ほどで自身の事業が買えるとみなせるくらいはバリューっちゃあバリューです。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげてもみあい
週足であげて調整
日足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2018年までに上昇があり2883まで。そこからコロナまで999で落ち名乗りに上昇というか、2000円近辺で調整している感じ。よくある類のものではないか。

週足でも日足でも上昇して調整している感は感じます。いずれも調整をこなし再上昇を期するか否かってかんじでしょうか。日足でも週足でも1755が良い基準になりそうです。ここをみながら1940、2116を破って月足レベルの上昇再開までいけそうかで?測る感じでしょうか。

 

ファンダ的には、堅調で長期安定な機械商社。成長感はなく停滞蓄財って印象だけど長期に地味に蓄財が進み蓄財と財務改善が進む。ROEも落としてる感じでもないですね。財務はわりと有形固定多めでこれはレンタル業もしてるのが一つのポイントにはなりそうです。それで返せる負債はだいたい返してしまった感はあり商社としてはド健全な部類にはいってきてそうです。CFは安定的で増配もしながら現金積んでますね。負債も返して還元にもっと力も入れられそうな感じにはなってますが、現状会社にはそのような気はなさそうで、配当性向で区切って減配も入ってます。

評価。

PER6.4のPBR0.55。地方の地味な卸なので低評価になる理由もありますが、やっぱり低評価とは思います。ただいつもこんなもんで南陽としては上も下もある定位置という感じです。その意味ではやはりBPS成長5%+配当4%で年9%くらいを狙う感じが適性解でしょうか。年9%PBR0.5台とか保有現金やFCFと時価総額みてもバリューとみることはできますし、実際買われる理由があるともみれますがまあ実際買われるかはどうでしょうかというかカタリストがいるというか。まあ年9%程度を地味に狙うがやっぱりメインではないでしょうか。優待もあるし。

・・・といいつつ、まさかの大還元祭りとかMBOとかはあるかも感はありますね。配当性向とか出してる以上まさかではあると思いますがそのまさか待ちも延々待てるなら選ぶのも。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7417

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7417

IRBANK:https://irbank.net/7417

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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