大河の一滴

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(8425)みずほリース 日記(分)

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注目銘柄(市場/業種)

みずほリース

(東証PR/その他金融)

株価

3320円(人々は、じりじり歩をすすめるが進めてるようでたいして進めてない。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。市場統計推移記録表で2015/1/5と2022/11/15比較し、目先PER12以下かつROEをあげていてBPSが2倍以上になっているもの(対象175銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。みずほリース。総合リース。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年11月25日に取得。

業績

総合リースで元興銀リース。総合で大きめのリースもかなり。船舶航空機とか不動産とかも。

いちおうリースとレンタルの違い置いときますね。

リースとは?レンタルとの違いやそれぞれのメリット・デメリットを紹介【クレジットカードのことならCredictionary】

上の業績表ではずっと伸びてる感じがあるけど、もっと長期では2002-2012で減収傾向があり、2014年くらいから伸びてきて、目先は2001年のピークを破った感じで一応長期成長だけどシクリカル味があり、環境次第ではまた後退もありえると見てたほうが。

とはいえ、赤字は2002年くらいになりそうで、売上がかなり落ち込んだ2012年前後も赤字はないしBPSは右肩となりそうで相当堅実な部類の業績になりそうです。

利益とかEPSとか伸びてないことないけど毎年伸びる感じでもないので停滞蓄財とみてたほうがストレスなそうですが。

ROE自体はわりと安定的で落ちてる感じでもないですが、9%台か6%台くらいを基準に落ちるならその理由が一時か永続かをみるくらいがいいのでしょうか。

あとは財務レバレッジがかかってそうですがこれはリースの特徴にもなりそうでこのへんをどうみるか・・まああまりマイナスに見ないほうがいいかもしれませんが。

(IRBankから)

まあ今回はそのいうの拾ってますがBPS成長率とると9.75%/15年とかになり、これはなかなか目を引く水準です。蓄財力が高いってことですね。そしてROEが落ちてないところをみてもその力が落ちる感じではひとまずないとはなりそうです。

そのような感じですが、今期2Qで減収増益ですね。利益面は今期は「一過性要因の航空機案件未収リース料の回収等」とかいってますしいくらかブーストがかかってそうです。計画では増収増益でまあ総合好調の延長線上とはなりそうです。

計画は下振れもありますが、総じて保守傾向でしょうか。下振れの時は大きくした振れ感ありますが、長期業績みると一年の下振れがなんだ?とはなってきそうなところもありますが。

 

財務

資産増で前期末総資産2.7兆。流動が2.1兆で、賃貸資産0.3兆と有価証券0.2兆でその他みたいな感じで、目立つ資産は流動のリース債権1.2兆営業貸付金0.4兆営業投資有価証券0.4兆にその他で主な資産はリースと貸付とかですね。流動資産は増えている感じ。

一方負債は有利子負債あたりが2.2兆くらいで、だいたい有利子負債≒流動資産

基本的に、リース資産を借りて買って、それを貸して儲けるという感じで大枠はリース資産が増えてれば好調となりそうで、その視点でおおよそ好調ですね。

いいのではないでしょうか。

 

CF

リースは調子いいとき(事業規模が大きくなるとき)はリース収入<リース資産取得費でだいたい営業CFがマイナスになる・・のがマイナスなんで調子いいし、プラスになってる2009-2012は業績低長期にあたります。

だからCF面からは好調。それで足りないお金は借り入れにたよる感じね。

還元は増配傾向。還元余裕かはリースは銀行ほどじゃないけどお金の動きがイレギュラーだし、借り入れも多いのであまりCFや現金残高からは健全性が図りにくいね。配当性向あたりで見るのが妥当そう。あとは過去には無配もあるので注意は注意。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげっぽくあるけど調整ですかね。

週足であげて調整

日足であげてさげというかもみ合い
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、一応長期で目先は高めの水準にきてるけど、2021の高値3845は、2013の高値4050を破れてないし、安値も切り上げ感なくあまり長期トレンドを形成している感じは無いですね。そのように長期にもみ合い感のある中でコロナ以降は高値安値の切り上げも起きており上昇感はあります。その中で日足は一度落ちて上昇ももみ合いしてる感じで、日足レベルで上昇再開が週足の上昇に繋がり、月足の上昇を形成していくか?みたいな視点で。ひとまずは2831が節目となりそうでここを切らずに3845を突破できるか?みたいな視点でみるのがいいのではないでしょうか。


ファンダ的には、堅調なリース会社。業績財務CFでずっと順調な推移で気がつけば15年間でBPS成長を9%を維持。配当優待を踏まえると13%超えでこれはプラスサムとしてみなすと相当は相当。この順調さが続くとするなら妙味は妙味です。

一方、成長傾向ではあるが、過去は後退期もあり本質的な意味ではシクリカルというか停滞蓄財な類で成長企業とみなすと期待過剰だったにもなりそうな。

そうですね。増収傾向やROEの水準や、リース資産推移、CFあたりをみながら順調さを測る感じがいいんじゃないでしょうかね。

評価。

PER6のPBR0.6ほど。PERはみずほリースとしても低い方ではありますけど営業利益と純利益の差も小さいしまた一時的な利益も入ってそうでかなり低くでてるとみるべきか。あえて平均を出すなら2013年以降くらいは9程度です。まあブースト込みでも高くはないのではないか。PBRだともっと低い時もあるけど0.6ほどはわりと低い水準。長期にBPS増してるけどあまり株価水準が下がってないのでPBRが下がる傾向は見られます。根本的には安定的でさがった評価をまた上に向けるカタリストには乏しいようには思えるけど、もっと上の評価でもいいんじゃないか?とは感じたりはします。というかプラスサムを13%程度がPBR0.6だと普通に破格ですので、これは機会がめぐれば上ってのはわかる話です。(数年以上そのようなタイミングが来てないとも言えますが)

というのはだから現在の好調を維持できるならの話なので、好調が剥がれるならまた話が変わってきますけどね。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8425

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8425

IRBANK:https://irbank.net/8425

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

こまい変更だけど今回から日足週足月足の順番を月足→日足にした。

大きな流れの中でだんだん小さく流れをみていくほうが自然だし、実際そのようにみてるので思考に合わせた感じ。

それくらい。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)