投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
遠州トラックとその他
株価
2650円(人々は、仕事をしては休んでを繰り返して、しばらく休んでいたがまた仕事をやりだしてきてる。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 9057 | 9055 | 9072 | 8358 |
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企業名 | 遠州トラック | アルプス物流 | ニッコンホールディングス | スルガ銀行 |
市場 | 東証ST | 東証PR | 東証PR | 東証PR |
業種 | 陸運 | 陸運 | 陸運 | 銀行 |
時価総額(億) | 200.0 | 411.9 | 1616.5 | 984.3 |
株価 | 2650 | 1161 | 2459 | 424 |
決算期 | 2023/03予 | 2023/03予 | 2023/03予 | 2023/03予 |
予想売上(億) | 450.0 | 1,210.0 | 2,170.0 | 860.0 |
予想営業利益(億) | 33.5 | 69.0 | 202.0 | 110.0 |
営業利益率 | 7.44% | 5.70% | 9.31% | 12.79% |
予想純利益(億) | 23.4 | 42.0 | 154.0 | 100.0 |
売上成長率(年複利/期間) | 6%/16年 | 4.4%/16年 | 2.4%/16年 | -1.3%/16年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 14.2%/16年 | 2.3%/16年 | 4.8%/16年 | -4.3%/16年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 4.3%/15年 | 4.4%/15年 | 4.5%/15年 | 2.7%/15年 |
PER | 8.45 | 9.79 | 10.36 | 7.98 |
PBR | 1.03 | 0.73 | 0.71 | 0.3 |
ROE | 12.2% | 7.5% | 6.9% | 3.8% |
ROA | 7.4% | 4.6% | 4.5% | 0.3% |
配当利回り | 3.55 | 3.36 | 3.9 | 1.42 |
配当性向 | 30.0% | 32.9% | 40.4% | 11.3% |
総資産(億) | 315.9 | 920.2 | 3394.8 | 35899.8 |
自己資本(億) | 186.1 | 531.1 | 2184.8 | 2641.3 |
自己資本比率(%) | 58.9 | 57.7 | 64.4 | 7.3 |
一言感想 | あげ | あげ | びあげ蓄財 | あげるも頓挫 |
今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで10年増収増益回数5回以上かつ5年売上営業利益成長率10%のもの(対象291銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2022/11/15データでみてわりと配当面で気になったものをチョイスして比較します。11/15を使用したのはKABU+トラブルで最新地方市場データがとれないため。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年11月22日取得。遠州トラック。トラック物流としか。比較に同業っぽい。ゲストに遠州のとなりの駿河の銀行。
遠州トラック(9057)
業績
静岡あたりのトラック物流会社。
物流は差別化が難しくまたトラックあって運転手いれば参入できるくらいの参入障壁も小さく過当競争気味で効率化とかコスト管理が上手いところでないと薄利に甘んじがちという印象な一方、社会を支えるインフラ寄りで業績自体は底堅く安定してるのが多いという印象はあるなかで、ここは効率化とかコスト管理が上手いほうとなるのではないか。
近年は増収が続き利益率も高くなってきてます。
2014-2019くらいは足踏み感強いけど、それを除けばおおよそ増収で成長ですね。
利益率も上がってるように見えて、2014-2019あたりが低く出てるとなりそうで(過去は結構高かった)、雰囲気的には売上の伸びが悪いときに
利益率が下がる感じはあるのでやっぱり基本売上でみて売上のびてればヨシ!くらいのスタンスが正解な気はしたりします。またROE伸ばす傾向で2020くらいから二桁乗せてるので、これを維持できるか?も見るのがいいでしょうかね。
そのような中で今期2Qで増収減益。まあ減益だけど通期は増益計画だし売上は伸びてるで、これは大枠順調ではないかなあという印象。
財務
資産増。前期末総資産315億で有形固定資産174億。以外に固定資産伸びてなく、売上に応じて投資はいらなさそうです。このへんがROE伸びる要因になってそうですね。2020からは投資が伸びてきてるのでこの辺が設備稼働率が高止まりするところかもしれません。
流動は112億で2018年位から伸びる傾向ですね。
このへんの流動増や投資加速は業績向上と重なってますので、流動増えて投資をしてるかは参考ポイントになるでしょう。
で、有利子負債あたりを減らしながら自己資本比率向上。
総じて特に近年は回ってるというかPLとBSが上手く回転し価値向上してきてるなという印象を受けます。
CF
営業CF安定的。近年は水準上がった感もあります。
それで投資をしながら基本FCF出してきてますね。その意味で過去から回ってましたが2018年位から、その回転が加速して資産増が加速してきてるところはあります。増配もそれくらいからですね。
アルプス物流(9055)
業績
電子部品に特化した物流会社でアルプスアルパイン(アルプス電気)の子会社。
HPなどみていると、特化だし多くの物流より高付加価値なことをしてる気がしないまでもないが、実際の数字をみてるとROEも利益率も高いことないので高付加価値なことをしてるかどうかはわからないけど、業績的には高付加価値というか運送屋ですねという印象。
そんな感じですが、1999年からみて赤字もないし売上も伸びる方向で安定味は相当です。毎年増収とか増益する感じではないのでグロースと見るより停滞蓄財とみてBPS成長見る感じが良いと思いますけどね。
BPSなら右肩で4.4%/15年とかです。遠州トラックも近いですが遠州トラックは近年加速感はあるのでこの辺の違いをどうみるか。
今期2Qで増収増益で上方もこなし順調・・・ですが半導体が落ち着き今後は減速とはしてるのであまり強気なのもどうですかね・・?とは。
財務
資産増。各数値の推移見てるともう中身見ないでいいやって気持ちにはなりますね。
CF
これも推移見てると中身もうどうでもいいやって気分になりますね。
ニッコンホールディングス(9072)
業績
日本梱包運輸倉庫。
物流だけど、梱包とか倉庫も比率高めで倉庫よりとは言えそうです。
そのへんもあるのでしょうか。わりと利益率高めで純粋陸運より高め安定感はありますね。
10年スクリーニングで10年営業利益率出しても物流系で上位ですね。
日本コンセプトは超特化ですし、その他は倉庫が多め。
77社中上位7位。
まあですがROE自体はそんな高い水準ではなく二桁はいかないくらいでこれは近年の遠州トラックより下ですね。
長期に赤字なんてなく長い視点だと成長もしてます。このあたりは上のふたつとキャラが被りますし、近年好調も同様です。
というわけでこれら3つは正直あまり変わらないというか特に投資対象として大きな選択肢としての性格が変わる感じではないかもしれません。しいて言えば近年より好調といる一方より高PBRな遠州トラックならより攻めた選択肢ではないか?くらいでしょうか。アルプスとニッコンのどちらがいいか?とは悩むのはたぶん無駄。
そんな感じ。目先2Qで増収減益の修正と通過。まあでも大枠堅調でしょって感じですし、このニッコンでも遠州トラックでも一社で落ち込むとか栄えるとは特に大きな理由がないと考えにくいといか、物流全体が好調かどうか?という要因のほうが大きく左右されるというか、他がだいたい好調なら順調とみていいのではないかって感じの印象。
財務
資産増。
BPS成長率とるなら4.5%/15年。
自己資本比率あたりも一定で設備投資も進めながらなので普通に回ってるという印象です。
あとは倉庫よりってところもありそうで有形固定資産多め。土地も増えてるので投資をしながら成長していくって色が強そうです。
CF
同上で回ってる。ただ設備投資が比較多めでFCFは少し渋いというか、投資=成長なのでFCFはより投資に向かうところがありそうです。
同時に増配も進めながらですのでやっぱり回ってる。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげてきて反転?
週足でさげて反転感
月足であげるも調整期間ながし
確認。
評価・売買判断
遠州トラック(9057)
テクニカル的には、長期にはあげ。2017年位から上昇って印象。ただあがるもその後調整が続いて一本調子にはあまりなってない感じでしょうか。
その中で2019-2020くらいの上昇で4090まで行くもその後の下落で2100までだらだら下げてる感じは2100からは反転感あるので、調整を終えて上昇に向かってるとも見れなくもなく。
強い上昇に発展するのを期待してみるのはありかなあと。基準はやはり2100がいいと思いますが、日足安値2324とかも候補になりそうですね。
ファンダ的には、物流会社。以前から成長が続き安定味もありましたが、2018年位から、業績財務CFの回転が加速して来てる感があり、いかにも順調に回ってきてる感はあります。
売上増、流動資産増、固定資産増、投資CF高水準(10億程度以上でしょうか)そしてROE二桁維持あたりをみながら付き合うのはいいのではないかと思います。目先までその延長線上にあるように思えます。
ただインフラ寄りで安定も競合も多く薄利なところはありますので崩れる可能性自体はあろうかと思うので油断は禁物な気というか、優秀だと思いますがその優秀である理由が外部から見にくいところはありそうです。
評価。
PER8のPBR1。絶対的には高いという印象は受けないですが、物流は元来低く評価されるというのはありそうで、これでもPBRでよくある水準で過去は0.5程度はままあります。やはり参入障壁が低そうで薄利なところを警戒は常にされてるところはありするする評価あがるとはみなさないほうが。まあPERでは低い方みたいですが。
でも全然選択肢になるようにはおもえるくらい。もつと地味もわりと悪くない結果が出がちな会社には思えたりします。
アルプス物流(9055)
堅調な物流会社。長期に赤字もなく長くは成長。ただ毎年増収増益するような感じでもなく停滞蓄財とみてたほうがストレスなさそうだし扱いやすそう。
目先も順調で延長線上。財務CFに問題なし。BPS成長ぐらいとると4.4%/15年とか。配当も合わせると7%以上はそうですね。
・・・なところですが、いろいろ安定的なので故に一発が考えにくい類にはなりそうです。いろいろ保守的な選択になるって話ですね。
評価。
PER10のPBR0.7。まあ色んな意味でこんなもん。PERでもよくある水準。PBRでもよくある水準。下もあるけどコロナとか危機時ですね。故に危機のときに狙えるとは言えますが、たぶんそれならそのときはもっといい選択もありそうだとは。そういうのも含めて諦めるものを諦めたらリターンはありそうとは思うたぐいの会社。
ニッコンホールディングス(9072)
堅調な物流。倉庫よりってところもありより固定資産よりの設備産業色が強く、投資をしながら成長だし、利益率高め、投資する関係でFCFは投資に向かいがち。
長期に安定成長感はあるけど、やはり増益は毎年ある感じでもないので停滞蓄財としてみるのが正しい気はします。
目先も堅調の部類。というか物流全体が現在堅調となりそう。
評価。
PBR0.7。アルプス物流と近い水準。総合同様にこんなもんですねとしか。上も下もありそうだけどここ5年くらいでは比較的低PBR。BPS成長及び配当もみてPBR0.7程度はお得感があるというか高くはないと思うけど、ほいほいPERが上がるともしにくく、総合どれも地味めなことには変わらないとなりそう。地味だけど地味に儲かるかもしれないってところ。今回のはいずれもどちらかというとそういう系の性格の投資になりそうな雰囲気には。スルガは別ね。
スルガ銀行(8358)
真面目にやるととても(複雑で)とてもしんどそうな案件ですが、ざっくり、かぼちゃに代表されるようなあまり良くない案件にも営業がイケイケでノルママシマシで2017年辺りまで伸びてたけど、見事破綻して以下の通りという感じでしょうか。
かぼちゃの馬車・スルガ銀行の投資トラブルを徹底解説 – 東京でシェアハウスするなら「シェアらぶ)」
その混乱にノジマが入り大株主に座り役員も送ってましたがそれも解消され、業績も上記でノジマによる経営立て直しは失敗となりそうで、いろいろリセットされてようにも見えますが、残ってるのは地銀として低ROE低利益率で減収傾向で冴えない地銀が残りましたという印象。まあ黒字維持は褒めるところかもしれませんが。
そういうわけで冴えない地銀が冴えない評価を受けている案件。
ただ目先は上方修正も入り、一旦後退もピークアウトであるいは反撃がこれから来る・・・かもしれません。まあ今の所来てる感じではないですけど。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
今年最後の月に入りましたがだいたい特にないです。
長期寄りの投資だとこんなもんだとは思ってます。
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