大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(9621)建設技術研究所/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20190920195111j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

建設技術研究所とその他

株価

3050円(人々は、ころんでも疲れを知らず登り続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9621 9647 2153 9248
企業名 建設技術研究所 協和コンサルタンツ E・Jホールディングス 人・夢・技術グループ
市場 東証PR 東証ST 東証PR 東証PR
業種 サービス サービス サービス サービス
時価総額(億) 431.9 19.9 209.7 191.3
株価 3050 3390 1304 2032
決算期 2022/12予 2022/11予 2023/05予 2023/09予
予想売上(億) 820.0 76.0 370.0 415.0
予想営業利益(億) 77.0 4.8 46.0 24.0
営業利益率 9.39% 6.32% 12.43% 5.78%
予想純利益(億) 53.0 2.7 32.0 12.0
売上成長率(年複利/期間) 6.8%/15年 1.9%/15年 6%/14年 10.4%/1年
EPS成長率(年複利/期間) 13.9%/15年 8.1%/15年 #NUM! -48.6%/1年
BPS成長率(年複利/期間) 5.4%/14年 2.4%/14年 7.2%/13年 #NUM!
PER 8.14 7.34 6.36 14.91
PBR 0.93 0.69 0.77 0.91
ROE 11.4% 9.4% 12.1% 6.1%
ROA 7.4% 3.8% 8.2% #VALUE!
配当利回り 3.28 0.88 3.83 1.97
配当性向 26.7% 6.5% 24.4% 29.3%
総資産(億) 718.8 71.0 392.4 #VALUE!
自己資本(億) 386.7 24.0 275.4 #VALUE!
自己資本比率(%) 53.8 33.7 70.2 -
一言感想 あげあ びあげ あげ データなし

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで10年増収増益回数5回以上かつ5年売上営業利益成長率10%のもの(対象291銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2022/11/15データでみてわりと配当面で気になったものをチョイスして比較します。11/15を使用したのはKABU+トラブルで最新地方市場データがとれないため。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年11月18日取得。建設技術研究所。建設コンサルタント大手。比較に同業っぽい。ゲストに技術仲間の人夢技術というか近いことしてそうな長大。

建設技術研究所(9621)

業績

建設コンサル。土建とか都市開発方面みたい。

1998年からみて赤字なくて長期に成長傾向。利益率も伸びる傾向ですね。

 

原価率を地味に下がってきてますね。スケールメリットかな?

ROEも低いところからあげてきて、正直理由はわからないけど、長期に相当うまくいってるようにしかみえません。

そうですね。この傾向が続くならずっと持ってればいいのではないか。増収くらいが続けば結構いい感じになるのではないか。まあバリュエーションはありますね。

3Qで会計基準の変更とかあるようですが、上方もはいり増収増益ですね。上方「国土強靭化基本計画の推進などを背景とした好調な受注に加え、業務単価の上昇や業務生産の効率化により、業績は堅調に推移」とかで順調ですねとしか。受注とかも順調なようには。

 

 

財務

資産増。

自己資本比率は下がる傾向をみれえなくもないが(近年は横ばいか)、借り入れとかなきに等しく財務はいいのではないか。

一応中身見ると、前記で総資産719億で有形固定96億は伸びてる感じでもないので増収に固定資産はいらないタイプかと。

流動481億で現金手形あたりが増えてる感じですね。有価証券あたりも増えてます。

負債330億。固定負債少なく(33億)主な負債は未成業務受入金142億とかで総合問題はないとしか。

BPS成長取ると5.4%/14年とか。これは高い方ではないけど近年は上回る水準ですね。

 

CF

常にじゃないけどだいたい営業CFだして投資もいらないのでだいたいFCF出てますね。

2017年に大型投資。以下ですね。

建設技術研究所(9621)、英国の建設コンサルティング会社Waterman Group PlcをTOB|M&Aニュース|日本M&Aセンター

大きなFCFマイナスはこれをした2017くらい。

以後はFCFでるので現金積んでますね。

増配家栄光配当性向で区切ってそう。現状の水準は余裕そう。

 

協和コンサルタンツ(9647)

業績

建設コンサルタント。正直事業的な建設技術との違いはわからない。

けれど、財務諸表的な違いやバリュエーションの違いは読み取れなくもないのでそういうので判断する感じで。

近年好調感はあるけど、最近の水準は2000年くらいの水準で底から落ちて最近また戻ってきたで長期停滞で、その中で赤字は2004年以降くらいは赤字もほとんどなく安定性は割と高め。

その意味で停滞蓄財ですがROE自体も特に20016年以前は低水準でBPS成長で2.4%/14年で低水準ですね。

ってところですが2017年以降はわりと好調でROEも10%に届くときもあったり加速感あります。

このさえない停滞蓄財が加速してきてるのをどうみるか。増収期間と重なるのでやはり増収が続くのを見る感じがいいんじゃないですかね。

今期は上方もしつつ3Qで減益も増収ですね。さえてる感じではないですが好調の範囲かつ延長上にあるようには。受注高も増えてるようだしもうしばらく行ける感じ感はありますね。

 

財務

面倒なのでざっくり。(IRBankから)

総資産の伸びは微妙も有利子負債返して来る形で資産増ですかね。

大きな意味ではリストラしてるになりそうですね。有形固定も全然増えてなくて、本質的には成長に投資はいらなく設備で稼ぐタイプでもない。

まだ自己資本比率も低いし負債で大きめなのは未成業務受入金とかで堅調ならもっと財務改善進むんじゃないかなとは。

 

CF

だいたい営業CFでて、投資少ないのでFCFでて、有利子負債あたり返しながら現金積んでる感じ。

まさに停滞蓄財。一方還元は過去から一本調子で配当性向ひっくってなるので、増配余地とかくっそありますね。

というか前期で現金28億とかで現金更に増やしてきてる企業が配る配当2000万円以下。

配当配れるけど株主にはやらねーってスタイルですが気が変わったら株価の法則がかわるくらいの還元は打ち込んでこれますね。その気になればですけど。

E・Jホールディングス(2153)

業績

建設コンサルタント。同上。

ここは長期に成長が認められます。成長してきてますし近年は利益率ROEも10%越えで好調というか建設業界全体好調といえますね。

1Qで減収減益。というか赤字ですが1Qは毎年赤字みたいですね。毎年4Qに集中となりそうで四半期から好調不調は読み取りづらいところはありそうです。いちおう増収増益の計画ですが上ぶれが多いことは多いとはなりそうですね。

 

財務

蓄財。BPS成長取ると    7.2%/13年とかで結構優秀。

2018年以降地味に有形固定増やしてますね。

でも総資産392億で現金180億とかで借り入れもほぼなく自己資本比率も高くで財務自体はかなり良好。

 

CF

営業CFでてるし、投資もさほどいらないのでFCFは出る方。増配しながら現金積んでるね。借り入れもないので余るのか自社株買いも入ってきてますね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足であげ
月足であげではないか。
確認。

評価・売買判断

建設技術研究所(9621)

テクニカル的には、月足でおおよそ上昇。2010年から上昇が続いてますね。かなり順調に上昇しているっぽいですが、1942から753とか2538から1241とかわりときついドローダウンもあるので、そのへんの対応も考えて上昇が続くのを期待して付き合うのもいいかもしれません。そんなところですが目先は順調なので、崩れると深そうです。

週足だと2106、日足で2544とか2750あたりをみながらでしょうか。

 


ファンダ的には、建設コンサル。順調としか。そして年々利益率とROEもあげてきて加速感もありますね。目先も好調以上とは。

・・・ですが、やはり工事をあってなんぼで公よりでシクリカルにはなるはずです。いや、過去に大きく減収したことはないのですけどね。

そういうこともありますが、目先は好調なので特に売上に気をつけて順調な限りはつきあうみたいなのが総合良さそうな気がします。

財務もCFも問題なし。現金多めなので買収とか飛んでくるかも。

ではありますが、過去のあまり増収が見られないときはわりと低ROEだったので環境悪くなるとなかなか厳しくなるかもしれません。

評価。

PER8.5のPBR1とか。絶対的に十分見れる評価水準ですね。建設技術としてもよくある水準とはいえます。目先は歴史的にも好調なので好調のわりにあまり評価上がってないといえばそうですね。ただ過去のより低ROEなときはPBR0.3台とかもあるので、わりと成長鈍化低ROE化は織り込んでるというか警戒入ってるはそうだろうと思います。そのへん勘案しながら。

まあ好調が続くのなら特に増収ペースが落ちないとそんな悪いことならなさそうとは。

 

 

協和コンサルタンツ(9647)

停滞蓄財の建設コンサル。最近調子がよさげで、停滞蓄財が加速。

好調じゃなければ基本低ROEで冴えない方。投資もいらなくCFは余裕な一方、還元はやる気がないとなりそう。

評価。

PBR0.7。いかにもそれっぽい評価に見える。まあ好調が永続してROE10%近くを続けられるのなら低評価にみえなくもない。けど好調も評価しつつ減速も警戒もはいるところが今くらいなのでないかという感想。

好調な停滞蓄財がそこそことインパクトに欠けるかんじですが一方爆弾はあり、時価総額20億が目先3Qで31億前期で28億お金持ってるので、まさかの還元大盤振る舞いとか飛んでくると大変なことになるのはそうですね。

それ狙いの宝くじとしてみるのはわりとありかもしれません。というか、そんな感じなので、事実上事業評価されてないバリュエーションとみることも可能ですね。現金28億を28億と評価すると、事業+有利子負債20億の評価は-8億って話にはなるので。現金借り入れ精算しての会社の価格が8億でも。そうするとFCFで2年程度で買える値段はそうですね。

 

E・Jホールディングス(2153)

好調な建設コンサルタント。長期に伸びてるし財務やCFも問題なし、返す負債もないのか自社株買いも。

という感じで総合優秀。・・・ですが本質的にはシクリカルとはなりそうで、注意は必要・・・だとは思いますが4Q集中もあり気をつけるの難しいかもしれない。受注くらいはみれますけどそれに反応するものね・・ってところもあり。

まあ好調を見ながら還元とBPS成長を期待するって感じのスタンスはわりといいかもしれません。優待もあるようですし。

評価。

PBR0.8。まあこんなもんという印象。たぶん高くはなく安いより・・・って思いましたがPBR0.とかはわりとEJとしては高PBRなところはありそうです。

まあROE上がってますし還元も入ったりで評価されるべき理由もありそうですし、ここに限らずですが大枠の建設好調が続けばそれぞれそう悪いことにはならないのでは?とは思います。

 

人・夢・技術グループ(9248)

長大というか長大を中心に持株会社化したもの。

まだ新体制になったばかりでほとんど実績がなく、よくわからない。

ということで長大の業績が以下。(株探から)

1997-2012はずっと落ち込み、以後は伸びるという感じ。けんせ悦技術も環境が向かないとこれに近いことはありえるのではないか?まあ建設技術は長大がこれの中減収も抑えてるのでそこに優秀性があるとは言えますが。

それで事実上の長大とみていいのではないか。そうすると長大なら2012年以前は置いといて以降は結構好調ですが、よくある評価はPBR0.6前後のPER10はないことがおおいくらいで、あまり現状お買い得ではないようにも見えますがどうでしょうか。

目先決算通過して好調といえますが来期は増収も減益ですね。好調の範囲内だとは思いますが株価上がりすぎたような気はするところ。というか同じ手を出すなら好調のわりにバリュエーションが上がってない建築技術のほうがいいのではないか?とはおもうところで、これを選ぶならここが建築技術よりいいぞっていえるものを用意したいところだよなあとは。

 

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転ですよ。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表