投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
コーユーレンティアとその他
株価
1554円(人々は、スタートで挫折して進む勇気を失っている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 7081 | 9788 | 3479 | 2681 |
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企業名 | コーユーレンティア | ナック | ティーケーピー | ゲオホールディングス |
市場 | 東証ST | 東証PR | 東証GR | 東証PR |
業種 | サービス | サービス | 不動産 | 小売 |
時価総額(億) | 84.1 | 226.1 | 1160.3 | 707.8 |
株価 | 1554 | 930 | 2747 | 1669 |
決算期 | 2022/12予 | 2023/03予 | 2023/02予 | 2023/03予 |
予想売上(億) | 247.0 | 600.0 | 510.0 | 3,500.0 |
予想営業利益(億) | 24.0 | 30.0 | 20.0 | 70.0 |
営業利益率 | 9.72% | 5.00% | 3.92% | 2.00% |
予想純利益(億) | 14.0 | 20.0 | 4.0 | 38.0 |
売上成長率(年複利/期間) | 7.8%/5年 | 2.5%/16年 | 17.4%/8年 | 2.8%/16年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 47.1%/5年 | 3.1%/16年 | 2.1%/8年 | -2.4%/16年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 38%/4年 | 6.5%/15年 | 50.2%/7年 | 4.9%/15年 |
PER | 6.01 | 10.44 | 286.44 | 18.63 |
PBR | 1.09 | 0.99 | 2.99 | 0.89 |
ROE | 18.1% | 9.5% | 1.0% | 4.8% |
ROA | 9.1% | 5.0% | 0.4% | 2.2% |
配当利回り | 2.57 | 4.3 | 0 | 1.44 |
配当性向 | 15.5% | 44.9% | 0.0% | 26.8% |
総資産(億) | 153.5 | 397.2 | 1112.8 | 1743.8 |
自己資本(億) | 72.2 | 220.6 | 378.4 | 768.3 |
自己資本比率(%) | 47 | 55.5 | 34 | 44.1 |
一言感想 | あげあ | いちおあげ | 赤字も復活? | びあげ |
今週は比較。2022/9/7に取得したKABU+データで予想ROE15%以上かつPER10以下のもの(対象182銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年09月14日取得。コーユーレンティア。什器備品のレンタル。比較にレンタルもやってるナックと貸し会議室のTKP。ゲストにメディアレンタルのゲオ。
コーユーレンティア(7081)
業績
以下みたいなもののレンタル。
いろいろと利用シーンはあるみたいで以下みたいなもを一時作るために必要なものを借りるみたいな。
普通に需要はありそうには思えますが、実際に成長傾向にはありますね。
一応、2020は減収「イベント向け市場においては、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の1年延期や年間を通じてスポーツイベントや興行イベントを中心に全国で開催自粛や規模縮小開催となるなど厳しい市場環境」等もありコロナ下にあってわりと健闘したのではないかと思いますが、外部環境に勝てるほどの強さはないというのは一つの視点。
そのた総合的にROEは高めですが、ROAはROEほどではなく利益率も絶対水準としては高いという程でもないですが、年々原価率を下げる形で利益率を伸ばしておりこれはいかにも好調という印象です。あとは高成長ってほどではないですね。
目先2Qは増収増益で上方修正も入ってますね。「レンタル関連事業において、新型コロナワクチンの3回目接種会場に関連する案件や経済復興支援に関連する大型BPО案件を受注したこと、建設及びイベント市場向けの需要が想定以上に回復していること等」
で目先は好調です。
高成長とか抜けた収益性とか事業の強さがすごいみたいな感じではなさそうですが(ここでいうのは例えば神戸物産みたいな傑出したすごさ)順調に良化しながら成長してきてるようです。
あとは買収とかもしてますね。
あとは中期経営計画とかでは利益率はここ二年は高く出てる感じで、売上も伸びるとしてないのでここらは注意点。
財務
前期末、総資産153億で有形固定は67億。増えてる感じではないですが、レンタルしさと思われる賃貸用備品は16億ほどでこれは地味に増えてますね。
流動は68億で手形類35億現金21億とかで流動は横ばいに近い。
負債は81億。借り入れ17億で手形類29億ほどでそんなに質は悪くなさそうというか、借り入れはずっと返してきて、財務は上場もありそうですがかなり良くなってます。
CF
営業CFは出てて、投資もするけどFCF出る形ですね。配当性向自体はそう高くないですがプレミアム優待ですね。
ナック(9788)
業績
事業。
https://www.nacoo.com/business/
セグメント
事業見てもらうとわかると思いますが、レンタル(ダスキンFC等)に水系事業、不動産、美容と、あまり関連性うすそうな事業を複数。なんか儲かりそうだから手を出した感のあるラインナップで総合して利益率も低めで最近はマシだが2020年以前は低ROEであり、だからいかにも儲かりそうだからいろいろ手を出してそしてたいして儲かってない系の(地方にときどきある)会社に見えたりします。
大きく減収で増益の2021「住宅事業では、第1四半期連結会計期間に、当社が保有する株式会社レオハウス(2021年2月1日を効力発生日と
して、株式会社ヤマダホームズに吸収合併)の全株式を株式会社ヤマダ電機(現 株式会社ヤマダホールディングス)へ譲渡したことにより、同社の業績数値(前期売上高35,124百万円、前期営業損失357百万円)を、当社グループの連結業績から除外」ここで不動産の大半を捨ててますね。それで増益と言うかそれ以前は赤字で足を引っ張ってますね。
それで足を引っ張っていた部分を捨てて利益は出せるようになったという感じでしょうか。
その後をみると停滞感はあるので、今後は停滞蓄財になれたらいいよね感は。
目先1Qは減収で赤字。住宅と美容健康が足を引っ張ってますがまだ1Qで通期は黒字の計画ですね。
財務
前期末総資産397億。有形固定は87億で有形固定は減る傾向ですね。
流動は250億で現金122億。その他色々。
負債は175億で負債はかなり減ってますね。借り入れ74億とか財務はよくなってきてますね。
リストラを進めている感じですね。BPSは増えてる感じではありません。
CF
営業CFはだいたい出てますが赤字もありますね。
2020以降は黒字で通してます。
投資は控えめでFCFでてます。
配当性向は高めです。化粧品の優待もありますね。
ティーケーピー(3479)
業績
貸し会議室・・以外にもホテルとかも。
目立つのは2020の増収「は2019年5月31日にレンタルオフィス業界国内最大手の日本リージャス社(注1)を完全子会社化し、当社グループが運営する貸会議室等の既存施設と合わせてオフィススペースの時間貸しから短中期のレンタル、サブスクリプション契約まで、細分化されたビジネス需要に対し、国内全域で高い利便性と最適化されたサー
ビスを提供する体制を構築しました。また、2019年9月30日に台湾リージャス社(注2)を完全子会社化し、海外へとレンタルオフィスのネットワークを拡大」
で。2021「新型コロナウイルス感染症の第3波や二度目の緊急事態宣言の発令により、移動や集会等の物理的な活動自粛が継続し、飲食を伴う懇親会を利用目的とした宴会場の利用は差し控えられ、宿泊・料飲サービスの需要が大幅に減少」
と、2020のコロナ前で買収も使って攻めたがコロナに思いっきり冷水をあびせられた形で、減収の赤字まで。
それで今期は黒字に戻すとして1Qは大幅な増収増益ですね。と、目先は需要が戻している局面です。とはいえ、まだコロナ前のピークを戻してなく、利益率も回復しきれてないのをどうみるか。これをコロナ前に戻るとするか否か。
収益性が戻るとするなら、コロナ以前は高成長と言える成長を見せてますしROEも20%とかもでてて高収益といえる水準ですね。
ひとまずはコロナ前の水準ROE20%の利益率2桁まで戻せるか?みたいな視点でしょうか。
1Qで「• 4月の人事研修需要がコロナ前水準まで回復しTKP貸会議室・宿泊事業が
EBITDAマージン24% 営業利益率20%へ」とかは言ってるのでわりと見えてるのかもしれません。
財務
前期末総資産1112億で有形固定355億。これは2020までは大きく増えてますが、以降は減少に転じてます。コロナで拡大は止めて収益性確保を優先してきてる感はありますね。
のれんが348億。これは上記の買収となりそうです。合わせて固定資産は大きめで884億ほど。基本、投資をして拡大するタイプで目先は足踏みしてるということですね。
流動は228億、現金が139億で増えてないこともないけど基本はだいたい固定資産。
負債は715億。借り入れ533億。財務は良くはないですが2020以降は借り入れも減っており自己資本比率も向上してますね。
総じて大家に近いBS構成とは言えそうで、その中で2020まではアクセル全力だったのがコロナもありリストラで止まって体制を整えてる感は。
BPS等増えてなく足踏みですが財務は良くなってきており、来るべきときがくればまたアクセルを踏めるとはなりそうです。
CF
営業CFはプラスできてたけど2022はマイナス。法人税でプラスになるくらい
減損入ったりする中での純赤字な結果でもあるので赤字は出ましたが今後は改善するのでは?感はありますね。
2020で大規模投資。上の買収。買収のタイミングが悪かったですね。ですが黙ってれば大丈夫というか基本CFは余裕が出そうというか大家に近いですからね。
無配。配当するなら会議場を取得したいって感じだと思います。
日足週足月足の値動き判断
日足であげ
週足でさげてよこばい
月足でさげてよこばい
確認。
評価・売買判断
コーユーレンティア(7081)
テクニカル的には、大きくは2020年に上場(もろコロナ時)にして2510とかから626までさがったあと、驟雨足で1140~2000くらいのレンジを形成でいかにも調整中という株価推移。
基本調整で長期トレンドは出てないとはなりそうです。2000越えしたら上昇に変わったとみなすとか1100台で拾い2000に近づくようなら売るとかはできるかもですが、まああまり値動きの傾向見てどうのこうのって局面ではないような気はしたりします。
ファンダ的には、什器レンタル。目先好調で上方なども入っていて、成長感もあり利益率も伸び財務も良化してきてるとかもあるけど、目先は好環境で上振れもしてそうで、今後の会社の計画も控えめ。資産構成なども投資というよりは負債返済で、総合的には成長というよりは蓄財に向かってる方向性。停滞蓄財に近い感じの方向性は見え隠れと言うか見えてます。まあ好調なので成長しちゃったはあるかもだけど、会社の出してる方向性業績は停滞でその中で投資で資産を増やすというよりは蓄財の方向です。
評価。
PER6のPBRほど。出てる業績としては低PERには思えますが停滞蓄財に向かっていくとするならこんなもんって感じもありますし、市場もそうみなしている感は。
ですが蓄財は目先業績好調もありかなり順調で自己資本比率は改善してきて有利子負債の完済も見えてる中で、負債返したからの還元強化などはあっても不思議はなさそうで、目先は優待を長期適用で額面評価で5.6%ほどで、蓄財順調な中で配当優待もらいながらBPS増とか増配期待でもつのはわりと適正あるんじゃないかとは思ったりします。
ナック(9788)
何屋かわかりませんが、いろいろやってて総合停滞蓄財感。ちょい前は収益性が怪しかったのですが赤字不動産を処分して落ち着いてきてる感じです。
財務自体は改善してますがBPSは伸びてる感じでないので実は蓄財も怪しい。
総合してリストラしながら還元してる感じ。
評価。
PER10のPBR1とか。状態としてはそんなによくないですが、財務改善はしてて良化は良化で、配当利回り高めなので配当ほしい人はあり・・・でもないかなあという感じです。
投資するならいい会社にしたいものですよね。
ティーケーピー(3479)
貸し会議場。自分で会議場持って貸す大家に近い形態。
成長してきて買収もしたりで前のめりでしたが大型買収決めた直後くらいにコロナにぶち当たり足踏み。成長は止まりましたがリストラは進め財務改善等態勢を整えている感はあり、目先回復してきてる中、またアクセルを踏むかふまないかというところ。
コロナを受けながらあまり財務にダメージは受けてなさそうなところはあり強さは感じますし、まだコロナ前の水準に至ってないですが回復してきている感はあります。どこまで回復するかあるいは凌駕するか?ってところでどう考えるかですね。
評価。
PER286のPBR3。超高PERですがこれは目先低ROEに出てるのとある程度以上の復活を織り込んでるとはなりそうですが。仮にROE20%まで回復するとPBR3はPER15ほどです。
でるとTKPとしては過去になかった低PERですね。という感じでつまりコロナ前のように高ROEに戻りそして今足踏みしてる業績がまたアクセル吹かせるようになるかどうかをどうみるかですかね。ちなみに2035年に今の5倍以上の施設数とか言ってるので野望はあるっちゃありますね。
ゲオホールディングス(2681)
メディアレンタルリユースのGEOとかリサイクル店セカンドストリートが主。
GEOは押されてる感あったけど近年はセカンドストリートが伸びてて売上自体は伸びてますね。その一方で利益は足踏み感。利益自体は底堅くい過去に営業赤字はなさそうです。
総合停滞蓄財の部類と見たらあってそうな気はします。
財務は目先悪化感はあるけど現状慌てる時間じゃない・・とは。といいつつ営業CFで2022は赤字ですね。棚卸し資産で大きく増えたところでこれは買い取りが増えたからで慌てる時間じゃない。・・まあ2014とかからみると商品倍になったのに売上倍ではないので効率落ちてるのはそうですね。
総合、状態は劣化感もある停滞蓄財企業。
冴える感じではないですが優待額面評価で配当つけて3.7%とかでBPS 4.9%/15年とかで(落ちるかも)PBR0.9ほどは小売としては低めなところもあるので、ユーザーなら持っておくのも。ユーザーでないともっといいものありそうですが。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないぞ。
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