投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。
注目銘柄(市場/業種)
ベクトル
(東証一部/サービス)
株価
1033円(人々は、登った山から滑り落ちて体勢を立て直せずもがいている。)
業績財務と指標とそれに対する分析
今日は分析。銘柄スカウタースクリーニングで目先最高売上、売上10年10%成長、営業利益10年15%成長で抽出したもの(72銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2021/7/21と2016/2/12で比較、PBRで落ちてないものを抽出。長期に伸びていて目先も好調な中、2016年2月より評価が低いものを拾う意図。対象銘柄16。ベクトル。国内トップのPRマーケティング企業グループ。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2021年07月26日に取得。
業績
いろいろマーケティング。
・戦略PR(PR戦略策定、メッセージ開発、メディアリスト作成、プレスリリース作成・配信、プロモート活動、イベントサービス、IRサービス)
・WebPR(WebPRメニュー、クチコミマーケティング、サンプリング、コミュニケーション戦略プランニング、WebPRイベント)
・配信サービス(ニュースリリース配信「PR TIMES」、ビデオリリース「NewsTV」)
・ダイレクトマーケティング(健康美容関連商品「ビタブリッドC」、デジタル広告代理業)、HR(あしたのチーム)
・メディア(スマートメディア/メディアプラットフォーム、オウンドメディア構築支援サービス、社内サイト構築クラウド)
・デジタルマーケティング(コンテンツ開発、配信)、インベストメントベンチャー(投資、PR・IR支援)
セグメント。ちなみにプレスリリースはPRTIMESです。
それぞれ単語の意味くらいはわかるけど具体的に何してるのかよくわからないし、よって競争優位性とか強みとかも想像しにくい印象。すくなくとも自分にはあまりピンとこない。
ですが、定量的には凄さは測れるわけでよくわからないならそれが故に数字できっちり判断していくのがいいと思うわけですが。
2020年まではぶち抜けた成長性を示しています。それが2021年で頓挫。
2021は主力のPRとビデオリリースが落ちてますね。コロナ影響の広告需要の低迷の影響が大きそうです。それら以外のセグメントは好調で赤字解消とか増益も多く戦えてる印象はあります。
主力のPR広告がどこまで回復し勢いを取り戻すか?ってところかなあとは。その他、多角化が進んでてわかりにくさはあるかなあとはやはりおもいます。
あとは2019年に利益率減ですね。
2019「当社グループが近年積極的に推し進めるM&Aおよび投資活動に関連して、M&A等により取得した子会社の一 部事業の業績が想定を下回る結果となったことから、当該事業に関して特別損失としてのれんの減損損失を計上〜2018年7月に株式会社あしたのチームを子会社化しましたが、当期においては積極的な拡大戦略を行っ たことで運営費用が先行するかたちとなり、同社業績は想定を大きく下回る結果」
とかですね。あしたのチームはまだ赤字で足を引っ張ってますね。まだ手を焼いてそうです。
そんなこともあり買収した企業の不調に主力がコロナで悪影響とかで目先までの利益推移。このあたりが復活するかですね?
1Qで売上はかなり戻してきて最高ペースですね。あしたのチームはまだ苦戦。とはいえ相対ペースでは順調で落ちた成長は戻してきそうなもので目先は通過。
財務
資産増。ペースははやくこのあたりは成長企業。で2020は資産減ですね。も、流動固定も増えてて減ってるのはのれん。のれんが大きく減ってて他が伸びてても資産が減ったと。というか2019年も同様で2019,2020に大きく減損出してますね。
で、2021はひとまず落ち着いた感もあり大きく資産増と。
あとは2018年位から大きく借り入れで、自己資本比率も減ってきてる感じで諸々で財務悪そうに思えますが、目先1Qで総資産300億のうち現金100億で投資有価証券80億に有形固定はほぼもたず、のれんも5億ほどでもう影響ない部類まで来て、資産状況は金めのものばかりで対処に困るようなものはほとんどなく、負債も借り入れは70億ほどで現金以下に手形や必要なものって印象でかなり財務はきれいになりそうです。のれんの大きさも消えて手元に現金もありわりといつでも買収が飛んできても不思議じゃないようには見えます。
過去にはこれだけ買ってるようですね。
CF
営業CFは安定的。2019年以降は業績と同様足踏み感はあります。それは投資にも影響ありそうで、2019年までは投資CFを出して、財務CF黒字でつまりFCFマイナスにして買収などをしてたけど2019年以降は業績の足踏みもあり投資はひとまず止めて財務でマイナス。FCFプラスで立て直しに来てたみたいな。
その間にのれんなどもなくなって財務はきれいになり、現金もまた積んできてる感じでCF面からもまた買収による拡大を狙える状況になった来てるようには。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげ
週足でさげてもみあいかあげ
月足であげてさげて
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2018年まで上昇で2750まで。
そこから急落でコロナ安値517。コロナからは714、804、870と安値切り上げできてるね。上昇になりそう。目先高値が割れてきてるので下落転換を疑いつつ、割れなければ上もみるかんじでしょうか。870あるいは804あたりを基準にしてですかね。
ファンダ的には、なにをしてるのかよくわからなめのスーパーグロースという印象。買収なども使って2018年までは絶好調だったけど、2019年以降は利益で苦戦感はありコロナもあり業績は足踏み感はあったんですが、のれんなどの片付けも終え、目先の業績も成長にまた向かってきてる感。あしたのチームはまだ再建終わってなさそうではありますね。
CFは本来投資はいらず営業CFも出るのでFCFは存分に出るタイプ。過去はその上で投資先行でFCFをマイナスにして買収などで成長加速していたけど、2019年以降の足踏みで態勢を立て直しに来てて、財務はのれんなどの処理も片付き借り入れはあるけど現金の方が大きいくらいで財務に大きな不安もなさそうなところまで。また買収など拡張に向かっていっても大丈夫そうなところはPLBSCFそれぞれからよみとれそうな状況にはなってきてるようには。
その中で目先1Qも順調に通過ですね。
評価。
PER50ほど。十分高評価で高い期待も織り込んでるとみるべきか。大きく株安して復活してないので割安感も見る人もいるかもしれないけど、PER50くらいは2017年以前ならなかった高評価帯です。下はPER20台くらいは普通にあります。
ただ2018年以降なら比較的低めな水準ではありそうです。そして十分高成長と言える成長速度は見せていて計画くらいの成長ペースが数年続くならPER50くらいでも報われそうにも思えます。買収などが飛んできて状況一変も考えられます。とまあ、資格というか可能性はありそうに思えます。こんな高評価でも。なので考え方ですね。
あ。また業績が乱れたり成長が止まったりすると死ぬやつだとおもいます。
リンク
ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=6058
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6058
IRBANK:https://irbank.net/6058
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないですそんなもの。
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記事補足してます。