大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4640)アンドール/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

アンドールとその他

株価

624円(人々は、夢やぶれて小さな利益に翻弄されるほど落ちこぼれている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4640 9790 7595 1719
企業名 アンドール

福井コンピュータ

ホールディングス

アルゴグラフィックス 安藤・間
市場 JQS 東証一部 東証一部 東証一部
業種 情報通信 情報通信 情報通信 建設
時価総額(億) 32.4 785.6 706.4 1486.6
株価 624 3795 3160 742
決算期 2021/03予 2021/03予 2021/03予 2021/03予
予想売上(億) 25.6 119.0 475.0 3,650.0
予想営業利益(億) 1.4 43.2 57.5 236.0
営業利益率 5.48% 36.30% 12.11% 6.47%
予想純利益(億) 1.2 29.7 39.0 148.0
売上成長率(年複利/期間) 2.3%/14年 3.5%/14年 3.9%/14年 3.1%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 1.3%/14年 11.3%/14年 10.2%/14年 21.7%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 11%/13年 5.6%/13年 5.5%/13年 11.6%/13年
PER 27.38 26.42 17.30 9.68
PBR 1.5 5.7 2.07 1.01
ROE 5.5% 21.6% 12.0% 10.4%
ROA 4.0% 17.1% 8.1% 4.4%
配当利回り 0 1.11 1.9 4.04
配当性向 0.0% 29.2% 32.9% 39.1%
総資産(億) 29.8 173.3 482.7 3397.7
自己資本(億) 20.7 128.4 305.9 1360.6
自己資本比率(%) 69.4 74.1 63.4 40
一言感想 停滞蓄財 あげ あげ 停滞

 今週は比較。3期現金抜きCF倍率(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2019/01/27/210000)で5倍以下かつROIC変則3年平均(https://kamomenotoushi.hatenablog.com/entry/2015/10/18/000000)で10%以上のもの(対象119銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。端的に時価総額から現金抜いて5年以下のFCFで買える普通に事業も稼いでる会社を拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは1年1月7日取得。アンドール。CAD。比較にCADっぽい。ゲストに語感が近くてCADも使ってそうな安藤・間。

アンドール

業績

セグメント。

 エンジニアリングが規模大きいけど薄利・・でもなくて2020年は利益が低めですね。プロダクツは利益は取れるけど規模はないと。

エンジニアリングが開発案件や図面作成請負とかですかね。プロダクツがCADソフト販売感。なのでソフトと言うよりはシステム開発寄りなのかな。

ちなみに不動産セグメントは前期で廃止になってます。

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長期業績は、売上は成長感もなくて停滞という印象。利益は堅調に出てますね。過去には2010年とか赤字もあり2003年以前は赤字が連発という感じ。2010年以後は堅調でBPSなら右肩感あります。成長というよりは停滞蓄財という感じですね。

その中で2Qは減収増益。通期も減収増益程度で増益ですが最高益って感じでもないし停滞の中にあるという印象。

 

財務

総資産30億のうち現金20億という感じ。 その現金も増える感じか。有形固定も極めて少ない感じで財務にリスクない感じですね。

 

CF

CFは安定的、投資も少なくFCFも常に出てる印象。目先時価総額 32億で現金20億なら事業価格は12億ほどは過去3年のFCFで3年分で買える感じですね。

それをもって安いとするかどうかは判断分かれそうですが。還元はやる気なし。

 

福井コンピュータホールディングス

業績

 長期に成長感があり非常に高収益。利益率35%前後のROE20%超とかは市場でもあまり見ない水準。鈍化感はあるけど販管費は一貫して下落傾向にあり増収があれば利益率もまだ改善しそうなところも?

ただ今期2Qは減収で減益ですね。利益率も後退。

「第1四半期連結会計期間におきましては新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い業績の伸びも限定的となりましたが、当第2四半期連結会計期間におきましては、IT導入補助金の採択による住宅事業の主要製品を中心とした売上の後押しもあり、前年同期比概ね横這いでの推移」コロナの影響となりそうですがまだこれを持って成長は終わりとみるのは早いかなと言う印象は。

 

財務

 財務はかなりいい。目先184億の資産のうち111億が現金。有形固定など極めて少なくいかにもうまくいってるソフトウェア。負債も目立つのが前受金くらいで問題などないとしか。

で、2018年に資産を結構減らしてます。自社株買い。現金をここで放出してますね。で、2020年には放出前の現金水準に戻ってますね。

 

CF

ですよねーの安定営業CF。投資CFも要らないのでFCFも非常に潤沢。2018年に自社株買いで減らしてもまたお金が積まれましたねって感じ。

営業CFマージンあたりも堀もちの疑いがある水準。とまあ非常に強さが目立つ市場でもかなり強い感じのCF。 

 

アルゴグラフィックス

業績

 福井ほどではないが長期に成長感もあり、赤字もない安定感でBPSなら右肩の利益率もなかなか高水準でかなり優秀な企業という印象。

一方2010年辺りには業績後退もありシクリカル味もあります。環境が悪いとなかなか押し込まれ伸び悩むところも。また通期ではいくらか後退するとはしてますね。これは売上規模連動と見たほうが良さそうですが、原価率販管費ともに下がる傾向はありますね。

そんな中で2Qで減収減益-12&の減収減益ってところ。「リモートによる提案活動またウェブ形式のセミナー開催等を積極的に行ってまいりましたが、従来のお客様先への直接訪問による営業活動の代替としては浸透度が十分とは言えない状況が続きました。また、在宅勤務に対応する各種ソリューションへの需要はあったものの、企業業績の見通しが一層不透明感を増す中、お客様のIT関連支出の一時凍結もしくは削減の動きも出た」みたいな感じで情勢見ると長くなるつまり業績後退も警戒してたほうがいい気もするところ。

 

財務

 資産470億のうち現金229億。借り入れなく前期より増えてますね。儲かってる感じには見えますが資産は減なのでどう考えるか。

財務自体は良好です。負債は買掛などが中心で借り入れもない感じ。

 

CF

まあ見なくても順調だよなあと見ると順調。営業CFでてFCF出て現金積んでる。

増配もしてるけど甘めな気は。まあ現金増えてるし。 

 

日足週足月足の値動き判断

日足で横ばいから噴火。
週足でもみ合いから噴火。
月足でふいてもみ合い
確認。

評価・売買判断

アンドール

テクニカル的には、2013年に大きく吹いてその後下落。2016年までさげてその後は上げ下げあるも大枠でもみ合ってる印象。

形はきれいでもないけど、2018年1月791から330、597、254と下落。その後579の391から624と目先579は破ってきた感じ。も、791は破れてないね。なので目先急騰も週足規模ではもみ合いの中。まあ形は悪いけど。

391を底に791突破を見れるか否かとかみたいな視点ででどうでしょうね。


ファンダ的には、成長感はないけど黒字は維持で目先もその傾向の停滞蓄財企業。目先も黒字でその傾向の範囲内。財務CFには問題ないというか溜め込むのが問題なら問題だけど、問題ないというか溜め込み感。それで現金抜いた事業価格は3年ほどのFCFで買える水準。

安ければ。

FCFも普通に出る会社が3年で事業を買える水準ってのは安いとは見れますけど、PBRあたりでみると低くもない水準。PBR1.5ほどですが過去は1以下も普通にあるのでそのあたりをどう考えるか。現金溜まって水準が押し上げられたとかも考えられなくもない。

どのみち地味な種の投資になりそうで目先大きく株高した中で手を出すような局面じゃないかなあという気はいたします。

 

福井コンピュータホールディングス

市場でもあまり見ない高収益優良企業。成長感もあり財務もスキなどないしCFはさらに盤石感は。 その中で目先はコロナもあり業績後退とはいえ全然戦えている水準には思えますが。

評価。

PER27のPBR5.8とかは普通に期待が織り込まれてる水準には。PERなどは過去からみても高い水準です。成長ないとPER27は維持は難しい気もするというかとりあえず今期の減益は取り戻してさらに増えるくらいは見られてる気が。

会社はとてもいいですが評価を踏まえてどう考えるか。もう一声とは言いたくはなりますね。

 

アルゴグラフィックス

 福井ほどではないけど総合的に優秀で長期堅調。弱シクリカル味で目先はシクリカルの悪い面に突入してきてる疑いはなきにしも。

とはいえ財務CFの余力は高そうで長期何もできず衰退というのもどうでしょうかねってところ。還元の余力も高そうです。

評価のPER17のPBR2ほどは目先後退を視野に入れても高くは見えません。 ただ過去からの推移では高い方。PER10切るとかも結構ありますしPBRでも1切ったりも結構してて市場というか他の投資家をどれだけしんじるのですか?みたいな局面かなあと。

 

安藤・間

 2014年に大きく増収だけどここで安藤建設株式会社と合併でここから安藤・間。

利益も利益率も増えて合併してよかったねって感じでBPSも右肩で赤字もなく。

ROEなども見れる水準。まあ成長感はなく停滞だしシクリカルということにもなりそうだけど。

財務も改善傾向。建設で自己資本比率40%くらいは高いようには。実際目先2Qで現金1057億で借り入れ短期長期で270億ってところだから余裕です。固定資産はすくなく資産の大半は受取手形・完成工事未収入金等で建設のBSって感じです。だから状態はいいです。ただ受注高が前期比で減ってるような傾向ありそう警戒したくなりますね。

ただ株価もわりと警戒されてそうで2014年以降では低そうな水準。その辺どう考えるか。

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特になく。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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