インデックスファンド推しの人が現れたようです。
まあこの記事の本題ではないので誰とかは言わないですが、インデックスをすすめる誰かが出てきて次々にアクティブ投資家をdisる感じで話題になったのでした。
それを見ながら思ったことの話。
それは聖杯がどこにあるかを見誤ってるよね。・・という話。
※追記:その方はもうアクティブ投資家DISとかやめたようで愚直にインデックスファンドに入金積立投資をされててなんかきっとかなりの結果が残るのではないか・・?みたいな雰囲気を個人的には感じてます。
ちなみに聖杯とは・・・
投資で勝てる秘訣的な意味で聖杯に例えられたりするね。
相場で勝ち続ける秘法「聖杯」の存在と、それに限りなく迫った投資家とは? | ファイナンス理論全史 | ダイヤモンド・オンライン
投資で勝てる方法がもう神秘の力というか超現実的なものに例えられる事自体、それがいかに難しいこととみんなが思ってることの証左と思います。
こんな記事も書いたけど類似というかほぼ繰り返しだね。
なので下の記事覚えてる人はあまり意味が無いかもね。今回は。
まあインデックスファンドすら聖杯足り得ないということだと思う。
で、そんな中で聖杯を見つけたとはしゃいでいるとなるのかな?
インデックスが聖杯に見えたようです。
特に米国のS&P500のインデックスファンドね。
それに集中?してずっと積み立てていけば確実にお金持ちなれる。それをしないやつはみんな馬鹿くらいに言いまくってたので、特に個別株投資で結果を出してる人には玩具かなにかにみえたのでしょうか?いろいろ話題になってるようでした。
きっとそれは聖杯に見えたのでしょう。
だって長期にはずっと伸びてるからね。確かにそれに積み立てていけばこういう結果になるだろうとういう聖杯に見えるのも無理もないかもしれない。
でもこの発想は違うと思うんだ。
自分はそんな違和感と共にその話題をみてました。
なぜなら自分は長期の投資成績投資損益を決めるのは、何に投資したか?というより・・さらにそれが大きく値上がりしたかと言うよりは、それを扱う人がどうであるか?の方がものを大きく言うのだろうと考えているからです。
実際に勝ってる人って一つのスタイルに言語化するのは難しいけど、いろいろあるけどらしいスタイルと言うか思考スタイルがあるように感じるところですしね。 というより負けるスタイルはあるかもしれない。
というか勝ってる人はそれこそ様々なものを使ってますが、あるものを使った人が一様に勝つって実はあまり聞かないな・・という実感ですしね。それはインデックスでも同様ではないかな?と思ってたりします。
極端な例だけど、自分がわりと衝撃を受けた話また自分の好きな逸話でこのブログでも何度か例に挙げてますが、リンチの運用するマゼランファンド(年30%近くの複利で長く回り続けた)を買った人の八割は損して終わってます。
そういうことなんです。
まあこれは決定的なソースをみてなくて間違いかもしれないんだけど。
でもまあおそらくそんなに間違いじゃないでしょう。
長期に伸びてるコカ・コーラを買った人は多くても長く持って大きな値上がりを享受できた人はほとんどいないと同じ理屈だしね。
・・これもどっかでバフェットだと思うけど、コカ・コーラを買ったことある人いますか?と訪ねたら多くの人の手が上がり、でもずっと持ってる人は?と聞いたらこれはほとんどいなかったという話から。これもソースを失念。
多くの人は勝てる選択でも勝てないのです。
だから問題はその選択が勝つ選択であるかどうか?というよりあなたが勝てる人間であるか?ということのほうが遥かにものを言うからだと思うのです。
問題はそれが勝てる手段であるかどうかより、それを使う人が勝てる人であるか、あるいは勝てる人になれるかどうかです。
試されているのはあなたが投資するものではなく、遥かにあなた自身なのです。
それはインデックスほど勝てる選択であっても変わらないと思うのです。
だってCoca-Colaやリンチのマゼランファンドほど勝てる選択であっても十分に勝てる人は少ないんだよ?ならインデックスファンドだってそうでしょう。
聖杯はリンチのファンドの中にもCoca-Colaの中にもインデックスファンドの中にだってありやしません。
それを扱うあなたが聖杯であるか?さらには聖杯であり続けることができるかなのではないか?
というか・・
投資で成果を得るにはあなたが聖杯にならなければならない。
さあ・・?
あなたは勝てる人になれるのでしょうか?そして勝つ人になるために何をするべきなのでしょうか?
そしてそれは個別株投資家をザコと罵ることではないと思うんだ。
・・・と言ったものの
これらは実体験や観察などの実感からくる推論ですね。
そしておそらくそうだろう・・くらい。あるいは間違ってるかもしれない。
仮説ではあるけどインデックスくらいでも聖杯足る人は結構少ないのではないか?と思います。
流石に米国インデックスはより良い成績な気がするけど。たぶんより難易度は低そう。
個別株はもすこし難しいと思うし、FXあたりならめっぽう聖杯になれる人は少なくなるはずだし、先物や仮想通貨あたりはより難しいかもしれない。
そんなわけでインデックスファンドを触った人の勝率とか知りたいんですよね。
結構思ったよりひどい成績なはずだろうと考えてます。
できればリーマンくぐったデータがいい。よりひどい結果になりそうだ。
ただこれらは実際には確認できてないので、今の所リンチやコカ・コーラの話なども聞いて、実際に勝ってる人、負けてる人の話を聞いたり観察してきた中からのマイ結論程度ですね。
そんな推論とは言え・・
値上がりをしたものはなにか?という切り口でなく、それを触った人がどうなのか?という切り口ができるならそこに聖杯がないことが顕になると思うところです。(あ、そうそう日経マネーの個人投資家アンケートあたりではそれっぽい結果にもなってるね。)
きっと値上がりしたものに聖杯があるのではなく、それを触ってる人の中に聖杯はある。
自分はきっとそうだくらいに感じ思うところでありますので、自分は勝てるなにか?を探すよりは自分が勝てる自分になるためにはどうするか?という志向でいこうと考えているわけです。
あなたは勝てる人なのでしょうか?
勝てる人になるために何をするべきなのでしょうか?