大河の一滴

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日経マネーに載りました。その7。

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日経マネーに載りましたのでお知らせ。

また私の名前が載ることになりました。

よければいろいろ有益な記事もあると思いますので買って自分の名前をついでにみてください。

P82とかその後の銘柄コメントででています。

 

ちなみに過去に載ったときのお知らせは以下です。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 またしても優待です。

日経マネー様には完全に優待投資家と思われたかな?と印象ですがまたしても優待絡みの記事で意見を求められました。 

おすすめ優待ランキング(ランキング好きですね)で個別銘柄挙げるのと廃止しにくい優待の判別方法的なもので意見を求められた形。

 

ちなみに過去に配当優待のチョイス方針を記事にしてます。

よろしければ。

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com(前回もいいましたが自己資本比率はずいぶん優先度がさがってます。)

 

そんな感じですが以下のように答えさせていただきました。

もちろん雑誌記事などなんてものはたくさん聞いても実際に載るのは一部で、その適切なチョイスこそがメディアのお仕事なのかな?と思うところでそのお仕事にケチを付けるわけでないと言うかもちろん記事を確認した上で自分も了解してるのでそういうことです。

ですが、自分が何を答えどういう記事になったのか?というのはわりと面白いコンテンツになるのではないか・・・嘘。

せっかく考えたのでブログ記事にしたいよねって話です。

てなわけで、以下のような事を答えそれが記事になりました。気が向いたら比較して面白がってください。日経マネー買ってね。

 

求められたもの:優待改悪廃止リスク低そうなおすすめ8月9月権利確定優待銘柄ランキング10選とその選定理由

自分は以下のものを出しました。いちおう優待改悪の可能性が低そうなものに比重を重めに置いておすすめと考えた順。優待継続見込みを勝手に感性で格付しました。

 10銘柄以上あるのは最初7月、8月権利銘柄と聞いてチョイスしたけど、やっぱ8月9月権利ねってなり選び直すやり取りがあったため。せっかくチョイスしたので全部並べました。

よろしければいろいろ参考にしてくださいませ。

コード 銘柄 優待続けそうな印象 選定理由
4839 WOWOW S 減益を見せるもストック性のある事業でかつ現在の収益水準及び財務CFも問題なくBPSなら右肩上がり。優待も自社サービスで大きく原価がかかるわけでもなくこれで顧客になれば返って利益になる種のもので廃止リスクは限りなく低そう。クオカードに関しては業績が極端に後退するなら廃止もありえるように思える。
7520 エコス S コロナ禍でも影響をあまり受けてない食品スーパーでかつ、近年増収増益が続き好調な推移。FCFもしっかり出て現金を積み上げて自社株買いにまで回す余裕もありこの中で自社商品優待を廃止するリスクは相当に低そう。優待抜きでも割安成長株としても見れる水準で妙味ありと見れる。WOWOWよりは事業に安定性が欠けるとして2位。
9644 タナベ経営 S 業績に長期に赤字もなくBPSは右肩で自己資本比率も高く、FCFを出しながら増配しつつ現金も積みましているというスキがなく”優待配当を出せなくなると想像し難い”企業。手帳は優待として魅力があるほうではないが故に不公平などという意見から見過ごされる可能性も高く維持すると思われる。
2773 ミューチュアル A 長期に特に大きな赤字などなさそうなくらいでBPSを右肩で伸ばすくらいは堅調で、FCFもだいたい出て、現金も近年伸ばす傾向で基本的に優待を”出せなくなる”心配は皆無と思われる。優待自体も一年以上からで株主安定化狙いと思われ簡単には廃止にならないかと。株価自体も低PBRで配当もそこそこな利回りで廃止されても株安はたかがしれてそうというところと低PBRが故に利回りが高く出ている面からも。
6339 新東工業 A シクリカルで計画で赤字も、今までの蓄積は大きく計画される赤字幅もBPS1770に対しEPS-20ほど。となれな過去にはそもそも赤字も少なく直近現金370億に対し総還元で12億ほどは30年分ほどの還元蓄積があり”配当優待を出せなくなる”とは非常に考えづらい。評価的にもPBR0.4ほどは十分にバリューと言えて仮に優待改悪廃止でも致命的な株安は考えにくい水準。続けそうと言うよりやめられてもさほど困らない枠として。
2652 まんだらけ A 基本安く買い上げた自社商品対象優待なので、極端に業績が落ちなければ優待廃止リスクは相当低いと思われます。CFは乱れもあるも営業利益では赤字もないくらいでBPSも右肩くらいの安定性もあり資産バリュー手法にも狙われる低PBRでもあり長く持ってそんな酷いことにはならないだろうという印象。
9414 日本BS放送 A 増収増益が続くほどではないけど普通に堅調で高収益。増配しながら現金積むくらいは順調だし高自己資本比率で財務CFに不安なし。優待廃止改悪でもさほど株安にはならないだろうと思える程度には適正バリュエーションに見える。ビックカメラグループ自体の方針変更があれば優待改悪廃止リスクは有り得そう。
9831 ヤマダ電機 A 冴えない業績推移だが大手企業で体力自体もあり、FCF自体も近年安定しており、その中で自社商品割引サービスは廃止悪化はなかなか考えにくそう。また優待自体も色んな商品を買え利回り高く扱いやすい。単元が小さいので仮に株安なども被害が大きくならない。
9728 日本管財 A 悪環境時でも業績が安定し、増配をこなしながら現金も積んでいて現状”還元を維持できなくなることが想像し難い”企業。ただ優待は事業と関係なく株価も優待で決まってる部分もありそうで還元方針変更での廃止改悪リスクを踏まえこの順位。
8252 丸井グループ A 業績自体は好調で特に金融が好調。優待も企業側が損しないように設定されてる感もありまたエポスカードの販促みたいな色もあり、合わせて優待は相当廃止しづらいように見える。利回り自体も悪くなく”丸井ユーザーなら”有効活用できるでしょう。
8904 AVANTIA C 優待廃止リスクがある方な銘柄。も、不動産販売としても割安感が強いPBR0.4ほどで配当優待もかなり高利回り。直近大きく不動産を仕入れる行為をしててうまくハマれば利益が伸び、駄目なら転けそうだけど、単元も小さいしコケるならもういいやで、配当優待もらいながら程よく当たるのを期待するハイリスク枠。
7513 コジマ B 状態は良くないが、ビックカメラ参加で財務業績共に上向いてきてる状態で配当も再開したようなところで、もちろん状態自体はよくはないけど単元も小さいしこの調子なら未来は明るいと拾っても良いかもしれない。
4668 明光ネットワークジャパン B 利益は伸び悩んでるも財務CFは良好で還元能力自体はあり今の所、優待廃止などに向かうとはあまり考えにくい。とはいえ、優待利回りが魅力的な故に優待で株価が決まってるところはありそうで優待が廃止されると痛い展開もありそうなのでこの順位。残念がら業績悪化で改悪きました。
2157 コシダカホールディングス A コロナで明らかな逆風だし、環境が改善しないと厳しそうなくらいは財務も悪いのだけど自社サービス優待で継続自体は堅そうです。かなり株安もして状態があまり悪化しないなら株高も期待できその種の一発を狙うような枠。単元も小さいし。
3048 ビックカメラ A 長期業績自体も問題なく、自社サービス優待でもありそして使える優待なので入選。ただ、利回りが低くなってるので高順位までは難しい。あと還元方針変更でBS放送、コジマ一緒に優待などが変わる可能性は考えていたほうが良さそうです。
4809 パラカ A 長期業績良好で、現状還元に無理もない水準。ただコロナの影響は大きくなりえそうで財務自体はリスクも負ってるのでこの順位。より長期視野なら順位はもっと上がりそう。
7545 西松屋チェーン A 自社優待でかつ今までの資本蓄積で現金などは十分(直近通期還元23億に対し、蓄積420億)も、利益は伸び悩み配当性向は100%超えで減配や優待改悪リスクはありそう。ただやはり自社優待だし増収ではあるし株安も進んでるので投資としてはありかも。

 

 

あとは廃止改悪リスクですね 

これも自分が考える基準というか考え方をお話して記事ではああなったわけですが(だから日経マネー買いましょうね)ここでもざっくり書きますと。

 

優待(及び配当)の改悪廃止リスクは端的には以下の理由があると思うんですよ。

・優待配当を出せなくなった。出すのがきつくなった。(能力の不足)

・優待配当を出す気がなくなった。方針を変更した。(意思の不足)

 

それが維持されるのは意思と能力の双方が揃うときだけです。片方でも欠落するとそれは減るあるいはなくなるでしょう。 

このとき正直申しまして意思の不足を予測するのは割と難しいと思います。例えば大株主とか役員が優待は不平等だと言い出して優待廃止の働きかけがあって廃止とか、市場昇格のため株主数増加目当てにやったけどもうその役割は終えた。だからやめるとかわかりませんよお。

意思の不足、意思の変化は予測が難しいのです。

 

でも、能力の不足があるかどうかってわかるんですよ。

財務諸表で。最も端的なものはCF計算書で。

優待も配当もお金がかかります。もし手元のお金に不安が出るならそれはやめたくなりますよね?でも手元のお金が増えてるならどうでしょう?

優待も配当もやめると怒り出す人がいます。総会で文句言われて拍手される中言い訳するのも嫌でしょう。ならば特にお金に不安がない時もっと言えばそれが順調に増えてるときならよほど他に強い理由がなければ怒り出す人を出してまでそれをやめようって考えるでしょうか?

あんまりないと思うんです。

まあ配当に関しては配当性向などで基準を置いているところもあるのでそこらは配当方針や過去の業績と配当実績も踏まえて”意思”の確認はしたほうがいいですけどね。ちなみに自分は配当方針よりは過去実績の方が重い気はしてます。

 

あとは余剰金推移とかBPS推移などで測ってもいいかもですがこれに関しても自分はCFから測るのが一番かなと。理由はお金ないときに不動産売ったり借り入れ増やしてまで優待維持したいかというとそうでもない気がするからですね。同様の理由で借り入れを増やしてお金増えてるからはNGです。

借り入れに頼らず本業からでる営業CFで必要な投資を行いそして配当優待自社株買いなどの還元をしてなお現金が増えるならそれは”十分に能力がある”ことを示すと考えるという話ですね。

実際だいたいの優待配当の廃止改悪の多くは能力の不足あるいは不安から来ているという印象です。たまにエリアクエストなどみたいな例もあるが

 

あとは以下なんかは抑えておくとより廃止などにはあいにくいかも・・・

・優待が自社絡みのもの。使われても会社にダメージはなくむしろ売上や利益につながるもの

・優待がないとしてもバリエーションが過剰と思えないもの。端的には低PBRな故に利回りが魅力的な水準になってるもの。優待で株価水準が上がってると思えるものは基本警戒があるべきです。

・単元が小さいもの。投資資金の1000万円の単元5万円株なら優待廃止されて株安になろうと構わないという話だね。5万が大きいならだめですし、5万を10000株持つとかもだめですよ。

後者2つは優待配当の廃止改悪を避けようという発想ではなくされても大丈夫なものを選ぼうって発想ですね。

以上を気にかけていれば優待の廃止なんて(減配くらいはもうちょっと難しい)そうそうくらわない(もしくは食らっても大丈夫)のではないでしょうか。

もちろん利回りがリターンとなるので高利回りと両立させようと思ったら選択肢は減りますし、キャピタルゲインを狙うという発想ならもっと考えるべきことは多くなりますけどね。

まあそんな感じでございます。

 

以上です。

よければ雑誌を手にとってくださいませ。

日経マネーさんだけでなくなにかをアウトプットするというのは力になると思いますのでできそうだと思うならさせていただきたく思ってます。

なにか用向きの方はツイッターやブログコメあるいサイドバーなどでご連絡くださいませ。

 

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