投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。各データは2019年9月20日取得。
比較銘柄
ゼンショーホールディングスとその他
株価
2473円(人々は、大きな壁にもめげず力強く進み続けている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 7550 | 9887 | 7616 | 2809 |
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企業名 |
ホールディングス |
ホールディングス |
コロワイド | キユーピー |
市場 | 東証一部 | 東証一部 | 東証一部 | 東証一部 |
業種 | 小売 | 小売 | 小売 | 食料品 |
時価総額(億) | 3758.7 | 749.2 | 1641.2 | 3886.5 |
株価 | 2473 | 3930 | 2180 | 2591 |
決算期 | 2020/03予 | 2020/03予 | 2020/03予 I | 2019/11予 |
予想売上(億) | 6,613.7 | 1,040.5 | 2,579.9 | 5,500.0 |
予想営業利益(億) | 238.5 | 41.5 | 74.4 | 332.0 |
営業利益率 | 3.61% | 3.99% | 2.88% | 6.04% |
予想純利益(億) | 104.6 | 22.0 | 16.2 | 184.0 |
EPS成長率(年複利/期間) | 4.1%/13年 | #NUM! | 16.1%/13年 | 8%/12年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 4.3%/12年 | 3.1%/12年 | 6.9%/12年 | 3.1%/11年 |
PER | 34.38 | 34.04 | 100.74 | 20.14 |
PBR | 5.13 | 1.82 | 6.42 | 1.6 |
ROE | 14.9% | 5.3% | 6.4% | 7.9% |
ROA | 2.8% | 3.4% | 0.7% | 4.4% |
配当利回り | 0.81 | 0.61 | 0.23 | 1.74 |
配当性向 | 27.8% | 20.8% | 23.1% | 35.0% |
総資産(億) | 3777.8 | 650.3 | 2223.0 | 4213.7 |
自己資本(億) | 721.6 | 408.1 | 348.4 | 2263.3 |
自己資本比率(%) | 19.10 | 62.80 | 15.70 | 53.70 |
一言感想 | あげ | あげ | いちおあげ | あげ |
今週は比較。市場統計推移記録表で18/12/28から19/9/19比較でEPS及びROEをあげてるのにPERを下げているものからチョイスして比較します。去年末より価値をあげたのに評価を下げてる出遅れ銘柄を拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。ゼンショーホールディングス。すき家。比較に松屋とコロちゃん。ゲストに牛丼の対義語は?と考えたらサラダだったのでサラダにかけるマヨネーズ。
ゼンショーホールディングス
業績
イケイケな外食。すき家が主力だけど色んなもの買収しまくりで外食産業一位まで。そもそもゼンショーという名前は「全勝」「善商」「禅商」などといろいろ意味というか理想高き感はありますが最初に全部勝つだからね。そんな野望に溢れた会社。「世界から飢餓と貧困を撲滅する」とか言ってますね。そのために「フード業世界一」とか言ってますし日本では一番になっちゃいました。
で、これまでの業績推移は明らかに勝利と言うべき推移と言えて、売上なら前年割れなさそうですね。ただ利益は乱高下入ってますし営業赤字はないも純赤字が2015年に。
「損益につきましては、牛丼チェーン「すき家」における一時的な営業休止の影響に加え、牛肉価格をはじめとする食材価格の上昇等により、前年対比減益~中略~連結子会社でありましたCatalina Restaurant Group Inc.(以下、「CRG」といいます。)の全株式を譲渡し、特別損失126億円」とありますね。ここらがワンオペで叩かれた時期ですね。その後もすき家は伸びてるようですし全体の利益も伸びて最高益の計画となりそうなので立ち直ったということになりそうです。とはいえ、いかにも外食的なノリというか従業員にはよく働いてもらう(言い方を悪くすればこき使うブラック)な面はあろうかと思います。
まあとりあえず買収も散発してます。国内ではなく海外にかなり目がいってるようですし、小売の食品スーパーも抑えに来ており製造も手掛けてそうで食に関するSPA(製造小売)を目指したいような方向性も。
1Qで弾けた決算出てきてますね。増収だし増益は前年比+50%と。ただ計画並みですね。
財務
自己資本比率は低く、端的に財務悪いですね。 借り入れもがっつりですね。成長のために前のめりで投資している感は出てます。
かなり有形固定資産よりの資産構成。建物も自分で持ってそうですし工具などもあり、食品を自分で自社で揃えてる感もでて、掲げるビジョン通りの財産構成してます。
CF
営業CFは安定。まあこのあたりは外食なので。また伸びる傾向。やはり成長企業。で、投資が毎年多いですね。で、2019年に買収してます。米国の寿司屋チェーン。すき家はかなり海外に行ってますが寿司でも本格的に海外に足がかりを作りに来ている感。
FCFは出すときは出してますが、余裕を見ると投資を強める感じで長期にあまり出してないかな感。還元は利益並となりそうですね。
松屋フーズホールディングス
業績
松屋はいろんなお店に手を出したり小売とか多角化もなくだいたい松屋で他のトンカツとかそのた飲食のみですね。
それでも長期に売上は伸ばし売上前年割れは2014年くらいしかなさそうで、地味に堅実に業績を伸ばし続けている感はあります。
ただ利益はちょくちょく前年割れをはさみますね。成長する外食にはよくあることです。容赦する姿勢はあったほうがいいと思います。気づくと利益がぐっと伸びてるとかもままあります。あとはBPSあたりで。BPSならまあ一応伸びてます。
1Qで増収増益ですね。大きな増益ですね。これは牛肉原価でも下がったのかな?とおもいましたがそうでもないようですね。「売上高の上昇により、固定費の割合が低下した」だそうです。とはいえ進捗だと並なのであまり大きな期待はしないほうがいいでしょう。
財務
財務はかなりいいです。かなり有形固定資産よりですね。借り入れはありますがある時してずっと返していってまたある時するみたいな感じで、2019年は増やしてます。そんなに問題なさそうな額ですが。
CF
営業CFは順調。投資はしてますね。投資は時期によってかなりブレるようです。ちょっと詳しく見てもいいかもですがここではしません。FCFはわりと出してます。主に債務返済に向かってそうです。お金は結構持ってて配当優待維持は問題なさそうです。
コロワイド
業績
長期に売上増。これも買収を駆使して事業拡張に向かうゼンショーと近い姿勢ですね。社長などの発言なども生殺与奪の権を握ってるとかブラック臭がするのもゼンショーと近いですが、運が無いのか経営の質が悪いのかビジョンの差か、ゼンショーにかなり水を開けられた形。
利益で伸び悩み感はありますね。とはいえ売上は伸びてるのでこれもいずれ・・という見方は出来ましょう。
1Q来て減収減益です。減益幅もデカイですが減収がなにげに厳しいかもですね。計画も過去に未達も多そうでなかなか以上に岐路感を感じます。
有り体に言えば触らないほうがいいのでは。
財務
財務は悪いですね。借入金がたっぷりありそうで、また資産に占めるのれんが大きそうですね。これは買収のせいとなりそうですけど売上減もあり、調子が崩れると赤字連発で大きな減損も来る可能性も感じます。
CF
外食なので営業CFは出てますね。2015年あたりは強気に投資していた感じですが、2017年に純赤字及び営業CFが少なくなってますね。ここで拡張戦略にかなりケチがついたとなりそうで、2018年には投資をかなり減らしてます。端的には拡張戦略で制御が効かなくなってきてリストラモードに入ってるようにも思えます。
配当はやる気ないと言うか、優待に思いっきり振ってるタイプですね。年間4万円の大盤振る舞い優待。ただし5単元必要で利回り取ると3.7%ないくらいか。
日足週足月足の値動き判断
日足であげ
週足で乱高下感ある。持ち合いかなあ
月足であげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、長期に上げ。週足ではもみ合い感あるね。長期の方向性はが変わらないことを期待しつつ入るのはありかもしれない。2023を割ってくると下落に転じたと見るべきか。よって底は2023がいいだろうね。
ファンダ的には、高い野望を持ってそれに一直線に向かっている感のあるいかにも外食なイケイケ企業。財務は悪いけどこれは目一杯に目標に向かってるためと言えます。ワンオペ騒動などにもくじけず成長続きと外食として極めて優秀となりそうです。減益などは外食にはよくあることなので少しなら容赦することも必要に思います。
なのですが、評価が高いですね。PER30中盤。これは優待も含めても高利回りでもない水準で安いとはみなせないと言うか普通に高いですね。常識はずれに高いまでないかなあとは思いますが。そういう意味では投資妙味はあまりない気がしますが、この会社の大きな野望やビジョンに共感するのなら優待でももらいながら見守るというのは結構ありなんじゃないかと思います。
松屋フーズホールディングス
ゼンショーに比べるとかなり保守的で堅実な経営姿勢が見れます。堅実ながらも長期には売上などを伸ばしていて利益は言うほどついてきてませんがいずれ・・とは期待できそうな推移です。ただこれもバリュエーションは高いですね。高いと考えるべきでしょう。優待はとても使いやすそうでいいものっぽいですので優待もらいながらのんびり成長を待つはあるいは。言うほど投資妙味はなさそうですが。
財務などにリスクを負いながら規模を追う姿勢がうまく行かなくなってる疑いが。投資を抑えリストラを進めてそうな面もあり拡張路線はとまる疑いが。実際に売上前年割れとなってきてます。還元は思いっきり優待に振り切る形で財務悪くまた利益が減ってくるなら優待も維持できるかどうか?
そんな感じですがPBR6.4のPER100越え。これは優待で株価形成されてそうですが明らかに過剰バリュエーションで財務悪い中業績も落ち込んでくるなら相当危険な状態に見えるかなあ。
自分は触らないほうがいいんじゃないかって感じますね。
上の外食らを見てからみるとホッとしますね。
盤石感のある安定した業績推移。赤字なんて。(2000年くらいまで行くと純赤字があるようです)長期にBPS右肩。 近年は売上利益ともに過去最高水準で成長ですね。ただ成長率自体は高くはないですが。CF安定でFCFもだいたい出てと。
PER20超えはお安くはないなあとは思いますが、安定性を踏まえてあとは数年株価も停滞もありありなのではないかとは思います。実際会社は価値を上げてると言えますし。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
特にないですね。
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記事補足してます。
この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。